今日は前回に引き続き、息子(当時3歳)の
インターナショナルスクール受験当日
(IB=国際バカロレア認定校)
のことについて書いてみようと思います。
結局、いろいろ考えた結果、
プリスクールへは通わせず、
自宅でできる限りの準備をして当日を迎えます。
今までの経緯はこちら
前回は、当日の親子の服装についてお知らせしました。
ご興味のある方はこちら
今日は面接編
面接の実施は1月の下旬。
当時、私立女子校の英語教師だった私は、
有給休暇をとって、いざ面接
面接なんて、就職の面接以来?
ってくらい久しぶりだったので、
とにかく緊張
しかも英語面接を選択してしまった私
もちろん、
試験以外で英語面接なんて初めてなのに
息子の学校は、
日本語面接と英語面接が選択できて…
日本語面接は、日本人の理事長、副理事長との面接。
英語面接は、エレメンタリーの校長、副校長と面接。
なんで、英語面接選んじゃったんだ〜
って後悔しても遅すぎた…
K1(Kinder 1=幼稚園でいう年少さん)の
募集枠が多くて入りやすいとはいえ、
国内にあるインターなので、純日本人の応募も多い。
だから、日本語面接でなく、英語面接の方が
保護者も英語でしっかり意思疎通できるという
アピールになるのでは、なんてアドバイスをいただき
渋々…
そもそも、どこのインターナショナルスクールも
家庭内に必ず一人は
英語でコミュニケーションできる人がいること、
というのは出願の必須条件。
うちみたいにシングルマザーの場合、
それって私のことだから、やるしかない!
というわけで、なんとか当日を迎えるわけなのです
当日の面接の流れ
指定された時間に学校へ行くと、
あるキンダーの教室に通されました。
そこには本やパズル、レゴなど、
子どもが興味を持ちそうなおもちゃがたくさんあり
息子はすぐにおままごとセットのところへ直行。
ご機嫌に遊び始めました
その後、同じ時間帯に面接の親子が続々と来室し、
子どもが雰囲気に慣れてきたところで
先生方が登場
保護者は別室での面接へと、そっと誘導されます
一人で大丈夫だろうか、息子よ…
と心配する私をよそに、遊び続ける息子は
私がそっと教室を出たことに気づかない様子…
「よかった」っとホッとしたのも束の間、
廊下に出たところで、
「マ〜マ〜」と弱々しく私を呼ぶ息子の声
息子の様子を不安に思いながらも、
私は保護者面接へ…
息子はその後もう少し教室で遊んだ後、
プレイグラウンドへと誘導されたようでした。
【子ども編】
息子の場合、
K1(Kinder 1=幼稚園でいう年少さん)への応募なので
面接というよりは、遊んでいる様子を観察されました。
先生方が何人かいて、
子どもの様子を観察しながら、簡単な質問などをして
チェックリストみたいなものを記入していました。
子どもの面接でチェックされていたと思われるのは
以下の5点くらいでしょうか。
母子分離ができていること
お友達と一緒に遊べること
名前や年齢など、自分のことについて話せること
簡単な質問に答えられること(ものの名前や色、形など)
ある程度、先生の指示が理解できて従えること
幸い、息子は弱々しく私を呼ぶ声が聞こえた後、
泣くこともなく、楽しくおままごとを続け、
プレイグラウンドで楽しく遊んでいたそうな
(後で担当された先生が教えてくださいました)
【保護者編】
私の他に、以下の3組のご家族との合同面接。
- インド人のご父母
- イタリア人のお父様と日本人のお母様
- 日本人のお母様のみ
保護者の面接で聞かれたのは主に以下の3点
1. 志望理由、学校に期待すること
=なぜ、その学校を選んだのか。
学校の教育方針や信念だけでなく、
ミッションやビジョンなどにも触れ、
それらに共感していることを伝えるのが大切。
IBの他、国際機関に認定されているような
インターナショナルスクールでは、間違っても
「英語を上達させたいから」のような答えはNG!
じゃあ、その辺の英会話スクールにでも
行ってくださいね、って感じで
即、不合格です
2. 子どもの性格や長所・短所
=どのような子どもであるか。
ありのままを正確に伝えるのが大切。
嘘をついて取り繕っても、子どもは子どもで
別室で観察されているので、
大きな嘘があると、先生方に見破られます。
長所は長所として褒め、
短所克服のために家でどうサポートしているか、
インターでの集団生活に何を期待するか、
などが話せるといいです。
3. 家庭の教育方針
=どのような子どもに育ってほしいか。
これが本当に難しいのですが、
基本的には入学願書にも記入しているはずです。
願書提出の前にしっかり考え、
内容が異ならないようにすることが大切。
もちろん、教育方針や信念、ミッション、ビジョン
などと関連づけられれば、なおよし
ただ、3歳の息子を目の前に、
どんな子どもに育ってほしいって、言われても
元気にすくすくと!以外に考えられなかった私は
本当にここはかなり悩んで準備したところです
別の機会に改めてお話しできるといいな、と思います。
最後に、
学校行事やParent Communityの活動などに
協力できるか、とか
トイレトレーニングは済んでいるか、とか
確認されたくらいだったように記憶しています。
結果
1週間程度でメールで合否が知らされ、
面接で一緒だったご家族は
みんな揃って合格
(もちろん入学してから知るわけです)
面接で、家庭の教育方針について
きちんと答えられるように準備しておくことは
とても重要です
学校の教育方針と
家庭の教育方針が一致しなければ、
合格はありません。
子どもにどんなふうに育ってもらいたいか、を
きちんと自分の言葉で表現してくださいね。
めでたく合格し、
IBインターナショナルスクール
(国際バカロレア認定校)に通い始めた息子も
早いもので、今や高校生
大変な時期に入ってきています
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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インターナショナル教育コンシェルジュ
木本寿美(きもとひさみ)