うちの息子はIBインター生ですが、
公立中学校にも籍を置かせてもらっています。
今日は、
インターナショナルスクールの生徒に対する
公立小学校・中学校の対応について
書いてみます
以下の2つの関連記事の続きになります。
インター小学校受験前に
保護者に知っておいてもらいたい
就学義務のことについて書いた記事
インターナショナルスクールと公立校、
必ずしも同時に籍を置けるわけではない
ことについて書いた記事がこちら
IB(国際バカロレア)教育や
インターナショナルスクールの教育に
ご理解のある教育委員会や先生方に恵まれ
今年で9年目になります
うちの息子の場合、
在籍のみで登校はしなかったので、
入学式や卒業式へは不参加です。
ただ、希望すれば登校もできるようで
インターナショナルスクールは
公立校よりも夏休みが早く始まるため
夏休み期間に登校すれば、1ヶ月くらい
日本の学校生活体験ができます
同じ区に在住、同じインターの2学年上に
夏休みだけ登校しているお友達がいました。
その子は、毎年とても楽しみにしていて
周りのお友達からも
夏休み前に1ヶ月だけ登校する友達
という認識のもと、よい関係を
築けていたそうです
というわけで、その子は卒業式にも
参加した、と言っていました。
うちの息子の場合
私「〇〇くんみたいに、夏休みだけ
日本の学校行ってみたい?」
息子「えっとね、ぼくは大丈夫!」
この場合における「大丈夫」の意味は、
"No, thank you." ってことです
(日本語って難しい…)
そんなわけで、小学校時代は
始業式が終わって少し落ち着いた頃
担任の先生から電話が来て、
息子を連れてご挨拶がてら
教科書をいただきに学校へ行きました。
そのときに、
インターで勉強している内容や
自分が熱中していること、などなど
簡単な面談のような時間がありました。
出席状況や成績表の提出などを
求められたことはありませんでした。
1年生から6年生まで、
毎年ずっとそんな感じでした
ただ、6年生の時の担任の先生が
お忙しかったのか、
なかなか卒業前に連絡をいただけず…
インターは春休みが1週間しかないため
こちらも慌ただしく過ごしている間に
4月から在籍予定の公立中学校の
副校長先生から電話が
まだ卒業証書をもらっていない旨を話すと
「卒業証書なしには中学入学できません」
と言われ、慌てて小学校へ連絡
日程を決めていただき
校長先生と担任の先生、私たち親子のみで
会議室で卒業証書授与式を
していただきました
そして、在籍予定の中学校へ連絡
とりあえず、私だけが訪問し
校長先生、副校長先生と
今後の在籍のことについて面談しました。
こちらの校長先生もまた
小学校の校長先生同様に
インターの教育、特にIB(国際バカロレア)に
大変ご理解のある先生でした
ただし、在籍を認めるからには、
できれば年度はじめと毎学期終わりの年4回
面談のために来校してほしいとのこと
少し小学校時代より厳しめだな
と思いつつ、もちろん了承したわけです
そして、入学式、始業式を終えて
学校が少し落ち着いたころ、
息子と一緒に、初めて中学校を訪問
校長先生に、学年主任、担任の先生と
初めて顔合わせをすることとなりました。
校長先生から、
「しっかりインターで勉学に励むこと、
それを年4回の面談時に報告すること、
を条件に在籍を認めます」というような
お話がありました。
また、校長先生は息子に
「インターで勉強させてもらえている
という、人とは違う特別な環境を
与えてくれているお母さんに感謝すること」
とおっしゃいました。
これ、本当に嬉しかった
涙が出そうになりました
もちろん、校長先生は
うちが母子家庭という状況をご存知です。
こんなふうに
うちの家庭環境や教育方針に
理解を示してくださる先生が
中学校の校長先生であることに
感謝しかありません
こうして入学後の面談が無事終わり、
次は中1の1学期終了後の面談
小学校時代は出席状況や成績提示を
求められることはありませんでしたが、
中学ではこちらから成績表等のコピーを
持参することに決めました。
その他にも、
英語検定や漢字検定の合格証書や
学校からもらった表彰状、
名前の掲載された学校新聞記事などを
持参し、お見せしながら近況報告、
というのが定期面談の流れとなりました。
しかし、その後しばらく経って
コロナ禍へと突入
息子の通うIBインターは
すぐにオンラインへと切り替わりました
在籍の中学校は臨時休校となり
先生方も対応に大忙しで
そこから面談が少々途絶えていきました
やむを得ない状況でした
息子を連れての面談は中止となり
担任の先生とは電話で簡単に近況報告
中2・3の教科書は私が取りに行きました
その後も、緊急事態宣言が発令されたりと
親子で面談に伺える機会に恵まれず
私が節目で成績表などを、担任の先生に
お届けする日々が続いております
いよいよ2022年の3月で卒業予定
小学校のときのように
卒業式には参加せず、別日程で
授与式のみ、となると思います。
無事にこれで義務教育が
修了できることを願って
これはあくまで、東京のある区に住む
インター生である息子と私への
公立小学校・中学校の対応です
どの自治体でもこのように対応してくださる
わけではないことを、どうぞご理解願います
インターナショナルスクールと
公立校の在籍や対応について、
疑問や不安を抱いている方の
参考になれば嬉しいです
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インターナショナル教育コンシェルジュ
木本寿美(きもとひさみ)