インターナショナルスクールの新年度、始まる

インターナショナルスクールの新年度準備についての記事、たくさん読んでいただいたようです

『インターナショナルスクールの新年度準備』インターナショナルスクールは8月中旬から9月上旬にかけて、新年度がスタートしますというわけで、そろそろ新年度準備が始まっています生徒の登校初日の１週間前は…

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インターナショナルスクールの新年度、そろそろ始まっています

昨日から、という学校が多い印象です

息子の学校も昨日から

以前も記事にしましたが、インターには入学式や始業式らしいものがありません

『インターナショナルスクールに入学して驚いたこと！』３歳で、息子がIBインターに入学してから12年になります入学後に驚いたことそれは、入学式がないこと日本の学校だと、幼稚園でも小学校でも、入園式・入学…

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というわけで、登校初日はただのthe first day of schoolです（Assemblyと呼ばれる集会みたいなものが、学年や学校全体であるところもあり、これが始業式に近いかもしれません）

基本的にはクラス名簿が校庭に貼り出され、教室へと進み、1日中ホームルームという感じです

キンダーは、雰囲気に慣れるまでの数時間、保護者が教室にいることを許可される場合もあります

とにかく初日は新しいクラスや先生、お友達に慣れることが大切なので、基本的に授業らしい授業は行われません（特にキンダー、エレメンタリーの場合）

セカンダリーは、１時間だけホームルームで、そのあとは通常授業だったり、早々にクラス分けのプレイスメントテストが行われたりもします

ホームルームでは、自己紹介を兼ねたGet-to-know-you activities/gamesのようなものを楽しんだり、１週間のスケジュールや持ち物、特別教室の確認など、今後の授業をスムーズに行うために必要な、さまざまなことを行います

また、授業におけるExpectations（望ましい学習態度）やRules（きまり）が説明されたり、大きい学年になっていくとシラバスなどが共有されたりもします

IB校では、あまりRules（きまり）という言い方をせず、"Essential Agreement"という言葉を使います。

直訳をするならば、「essential=重要な」「agreement=同意」のようになるのですが、要は全員で決めた約束事のようなもの

生徒の主体性を重視するIB校では、教員が「規則」という形で生徒を縛りつけるのではなく、快適な環境で学ぶために、自分たちに何が重要かを一緒に考え、全員が納得をして約束事を作ることになっています

例えば

Respect others.

Be active listeners to everyone.

Be inclusive.

などなど、どういう約束事が自分たちのクラスに必要かを全員で話し合い、最終的には５つ程度にまとめ、共通確認します

ポスターなどを作って、いつでも確認できるように教室に貼ったり、「Agreement＝同意」の証として、そのポスターに署名させたりもします

こんな感じで、いろいろなアクティビティーを通して、教員側もクラスの生徒を理解していくわけです

保護者に対しては、学校側はオリエンテーションなどを通じて、担任教員や教科担当を紹介したりします

新入生保護者を対象にしたオリエンテーションとは別に、Parent NightやPartnership Conferencesなどと称した保護者会や面談を行うインターが多いです（生徒も参加を求められることがあります）

息子の学校の場合、理事長や校長先生の挨拶の他、担任や教科担当者の紹介、カリキュラムや学校方針等のポイントや変更点など、概要説明が体育館で行われます。その後、キンダーやエレメンタリーは、教室へ移動し、担任からクラス方針やカリキュラムなどの大まかな説明があり、Class Parent決めがあります。（これがなかなか決まらず大変で、だいたいくじ引きになります私も一度、大当たりを引きました）

セカンダリーになると、基本的に担任は出席管理とAdvisory（ホームルーム）のみの関係になってしまうため、全体説明の後は教科担当ブースへ行き、先生からシラバスをいただいたり、個別に心配なことを相談できる機会がありましたしかし、ここ数年はコロナ禍で、全体会はオンラインになったり、ビデオメッセージが送付されてきたり、という状況です

三者面談形式で、担任が生徒、保護者とオンラインで顔合わせをし、重要事項や変更点の確認をしてから初日を迎える、という学校も

学校によって形式や時期は様々ですが、年度初めに毎年きちんと学校やクラスの方針を説明してもらえるのは、保護者としては安心ですし、個人的には、夜に開催してもらえることは仕事の後に行けて、とてもありがたかったです

日本の学校に比べて、インターは教員、保護者、生徒の三者による面談の機会が多いように思います

特にIB校では、成績表という形で保護者や生徒に数字を示すだけではなく、そこに至る学習の過程を大切にしますので、年に２〜４回程度、学んだことを保護者に説明するような機会（面談）があります

Student-led Conferences, 3-way Conferences, Parent-teacher-student Meeting など名称は様々ですが、生徒が主体となり、保護者、教員が見守る形の面談で、クオーターやセメスター終わりに行われることが多いです.

学習内容や過程、成果を、生徒が自分の言葉で説明できることは非常に重要ですし、保護者にもわかりやすく共有されるというのは、学校選びで重要になってくるポイントですね

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