眠っている間に筋肉が分解される?① | 最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

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昨年末、テレビで健康番組の再放送があり、それを偶然観ていました。

その中で、眠っている間に筋肉が分解されるから、

朝にタンパク質をしっかり食べようという紹介がありました。

 

 

今回はこのことについてみていきたいと思います。

 

 

番組内の説明は?

その番組内では、眠っている間に筋肉が分解される理由について、

このように説明がありました。

 

筋肉は合成と分解を繰り返しているため、タンパク質が必要。

そのタンパク質は、分解されてアミノ酸として取り込まれる。

しかし、アミノ酸は、筋肉以外にも、

臓器、免疫機能、酵素、ホルモンの材料として使われる。

そして、時にはエネルギーとしても使われる。

 

 

身体の機能を維持するためにも、眠っている間にもアミノ酸が使われる。

しかし、眠っている間はアミノ酸が補充されないため、

アミノ酸が不足する。

 

 

そうすると足りないアミノ酸を確保するために、

筋肉を分解してアミノ酸にしてそれに割り当てる。

 

 

そうして朝には筋肉が分解されているので、

朝にタンパク質をしっかり食べましょう

 

という説明でした。

 

 

もっともらしく聞こえはしたのですが、

僕としては、いまいちピンと来ませんでした。

 

 

タンパク質分解(プロテオリシス)とは

僕がいまいちピンと来なかったのは、

アミノ酸が時にはエネルギーとしても使われる。

というところです。

 

 

エネルギーとして使われるということは、

代わりのエネルギー源が無くなったことを意味します。

 

 

筋肉が分解されてしまうというのは、

エネルギー源の切り替わりが起こっているということです。

この筋肉が分解されることを、プロテオリシスといいます。

 

 

つまりプロテオリシスが起こる状況とは、

身体に最優先である

糖のエネルギーやグリコーゲンが

枯渇してしまったということになります。

 

 

グリコーゲンは、糖をストックしておく

エネルギー電池のようなもの。

糖質を食べることで、筋肉や肝臓にストックされていきます。

 


 

 

筋肉が分解されるのは危険なサイン

僕たちの身体は、糖やグリコーゲンというエネルギー源が枯渇すると、

低血糖という、ひどくなると死にもいたる

緊急事態になります。

 

 

低血糖に対処するために、

脂肪や筋肉などのタンパク質を分解して、

エネルギーにするというメカニズムが備わっています。

 

 

 

番組では低血糖のことには触れられていませんでした。

糖質を食べると病気になりやすいと、

世間では言われているからではないかと思います。

 

 

では、筋肉を分解させないようにするには、

どうしたらいいのでしょうか。

次につづきます。

 

 

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