呼吸が浅い人の養生法 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

「10月の記事別アクセス ベスト5」、後でアップしますけど、相変わらずの人気記事で埋まってました。そんな中、「足が教えてくれること No.19 呼吸が浅い」が3位に食い込んでたのは、ストレスがらみで呼吸が浅くなってる人が多いってことなのかなぁ…。

「足が教えてくれること No.19 呼吸が浅い」にも書きましたけど、呼吸が浅いと疲れが取れにくく、コリが悪化して、さらに呼吸が浅くなっていくという悪循環。パニック障害やうつ症状がなくたって、ストレス過多で肩コリコリな状態ならば、胸郭は広がりにくくなってるはずで、呼吸が浅くなっている可能性があります。

そんなとき、深呼吸しようとしても、うまくできないかもしれませんね。だって、胸郭を取り巻く筋肉が凝り固まってるんだもの。深呼吸しようとしたって、胸郭が広がらなければ、新鮮な空気が入る余地が小さくて、深呼吸にならないもの。

ってことは、凝り固まった胸郭を、まずは何とかしなくちゃ。精神的ストレスのせいでも、肉体的ストレスのせいでも、胸郭が鎧のように固まったときは、プロにほぐしてもらうのが手っ取り早いです。が、それじゃ『ちょこっと健康術』的解決にならない。ここは、自分でできる養生法をお届けせねば。

  だん中の棒灸

まず試して欲しいのは、「災害時の養生法 その6 棒灸のススメ」でおススメしている棒灸。使うツボは、「呼吸器や精神神経症状を楽にするツボ だん中」です。だん中への棒灸は、つわりの吐き気梅核気にもいいことからわかるように、気の流れをよくしてくれますから。

お灸の香りも煙りも苦手という方は、ドライヤーの温風や温めたティースプーンでもいいんですが、体験者に聞くと、やっぱり棒灸が一番いいみたいです。もぐさの薬効成分というか、もぐさを燃やしたときの湿り気のある輻射熱がいいんじゃないかなぁ…。

 ストレッチ体操

だん中の棒灸で、呼吸が少しラクになったところで、胸郭周りのコリをほぐしましょう。体操を始める前に、「むくみを予防して小顔キープ」でご紹介している鎖骨さすりで、リンパの流れをよくしておいてね。

体操のおススメは、「鎖骨 動かせますか?」の肩すくめ運動、「肩甲骨 寄せられますか?」の肩甲骨寄せ、 「背中をほぐそう!」のネコのポーズ体操と脇伸ばしです。

脇伸ばしは、「脇ストレッチ その2」とか、「わきを伸ばして疲れを取ろう!」にある体操でもOK。さらに、「前屈ブラブラ体操」を加えられたら、なおGOODです。

 呼吸法

上半身がほぐれてきたところで、丹田(腹式)呼吸しましょう。丹田呼吸については、「災害時の養生法 その7 丹田(腹式)呼吸」にまとめてあるので、そちらを見てね。余裕ができたら、「腸の動きをよくする呼吸法」にある腹式呼吸+胸式呼吸で、さらに呼吸を深くしていきましょう。

 リラックス

~  のあとに、仰向けに寝て、手足を少し開き、全身の力を抜いてリラックスすることも忘れずに。お風呂はシャワーで済ませないで、アロマキャンドルでもたきながら、電灯を消して、ゆったり湯船に浸かりましょうね。

一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。


黄花コスモス
東洋医学講座の目次→満月
ツボの目次→やや欠け月
リフレクソロジーの目次→半月
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→三日月
アロマセラピーの目次→新月
『養生訓』の目次→星空
体操とストレッチの目次→夜の街
からだのしくみ・食・栄養の目次→打ち上げ花火
からだの不調と対処法の目次→お月見
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→桜
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次→観覧車
東日本大震災 関連記事の目次→富士山