長いのに読んで下さり、また応援下さった方々に、
心から感謝しております。
ありがとうございます。涙
息子、不登校児になる➀。
息子、不登校児になる②。担任から返却された驚愕の宿題プリント
息子、不登校児になる③。教頭の舌打ち。
息子、不登校児になる④。教育委員会に乗り込む。
息子、不登校児になる⑤。恐怖の別室への呼び出し。
息子、不登校児になる⑥。担任の人権侵害発言。
息子、不登校児になる⑦。コミュニケーション能力がない教頭。
息子、不登校児になる⑧。人の心を持たない教頭。
息子、不登校児になる⑨。突然、教頭現る。
息子、不登校児になる⑩。まさかの教頭の教育理念とは。
息子、不登校児になる⑪。教頭に課題を出す。
息子、不登校児になる⑫。生徒より自分をかばう先生達。
息子、不登校児になる⑬。校長登場。
息子、不登校児になる⑭。校長の欧米化。
息子、不登校児になる⑮。隠蔽された傷害事件。
息子、不登校児になる⑯。息子の手紙。
息子、不登校児になる⑰。お友達が分かってくれた事。
息子、不登校児になる⑱。スパイダー教頭。
息子、不登校児になる⑲。隠蔽を認める校長。
息子、不登校児になる⑳。成績を落とすと脅される。

午後一番に教育委員会へ行くと、
教育委員会長と課長の男性が出迎えてくれた。
名刺を頂いたが、見覚えある名前だった。
というのも、私の兄弟と同じ時期に小中と通っていた人だった。

私は、今までの経緯を説明したい、と説明した。
すると、二人共メモをしっかり取りながら、聞いてくれた。

あまりにも話す事が多かった。
途中で、

「それは、大変でしたね。」

と、言いながら、驚いたり、理解出来ない行動に目をつぶって、
おでこをかかえたりしていた。
私は、当時の辛かった気持ちが思い出されて、
途中で発作が起きそうになった。
呂律が上手く回らない…。
息も過呼吸気味になった。
外で発作の様な症状が出るのは、久しぶりだった。

慌ててはだめ…

自分に言い聞かせながら、
慌てて席を外して、トイレで自分を落ち着かせた。

発作の前兆の時は、焦ってしまい、
その焦りがさらに発作への誘導になってしまう。

私は、「大丈夫、大丈夫」と、
何度も深い深呼吸をしながら言った。

10分ほどすると、落ち着いて来たので、
部屋に戻ると、息子の話声と笑い声が聞こえた。
たった10分の間に、仲良くなっていた。

私は、お詫びをし、また続きを話し始めた。
話し終わった時、
教育長は、校長先生だった事を話してくれた。

「今までの教師生活の中で、
生徒に注意する事は、密室では行った事がない。」


と、言ってくれた。
そして、

「報告を受けて知っていた事、
また知らなかった事も聞かせて頂きました。
学校が改善しなければいけない所は、あります。

お母さんは、これからの事を決めて下さい、と学校から急かされている様ですが、決めれませんよね。
私から、学校へその事については、伝えておきます。
4月になって、教員が決まったら、
また連絡する様に伝えておきます。

教員は、学校の生徒数で決まっています。
はっきり言って、先生不足です。
なので、今の様に〇〇君に先生を一人つける、
という事が出来るかどうかは、分かりません。
まず、〇〇君が安心して通える様、
私達が出来る事を学校と話し合わせて下さい。

 

ただ学校は、〇〇君に来て欲しい、
という気持ちでいっぱいなのを分かって下さい。」


と、おっしゃられた。
分かってくれている部分もあるが、
やはり学校側の気持ちの方が上にある、と感じた。

私は、

「大丈夫です。
こちらも、お話を聞いてから、息子の気持ちを尊重して学校に行くかどうかは決めていきます。」

と、答えた。
密室に連れて行かれた件、暴力をふるっても平然と正当化され、
勤務を続ける担任。
そんな中で、息子の安全がちゃんと確保される様にお願いした。
また、行けないと判断した際は、
越境入学の件、インターネットでの学習認定の件も視野に入れて欲しい、と伝えた。


さて、この日は午前中は終業式だった。
帰宅した後子供達が言った。

「今日ね、学校で退任式があったよ。」

「誰が退任したの?」

すっかり退任の時期だという事を忘れていた。
ちょっと期待しながら聞いた。
この学校の教頭は、かなり色んな事を兼任しており、
退任なんてないだろうし…
校長は、「来年度は体制を変えないといけない。」と、
言っていたから、自分はこの学校にいる
、という事を知っているはず。
せめて、担任だけでも…と、ドキドキしながら思った。

「〇年生の担任の〇〇先生と、〇〇先生と…

あ、それから
教頭先生。」


校長、やりましたね。
実質この小学校は、教頭が全ての責任を持っている。
それを、校長は改革する為に飛ばしてくれたのかな?
と、思った。
今までの事もあるので期待は、半分。

「〇〇君の担任の先生は、退任した?」

さすがに期待した。

「いや、退任してないよ。」

そうか、そうだよね。。。
先生は、最初から問題のある先生だ、
と子供達も噂で聞いていた。
赴任式すら遅刻をしたのに、謝らず何食わぬ顔で席に座ったらしく、子供達ですら違和感を感じたそうだ。
この田舎の学校だからやっていけている部分もあるだろう。

教頭だけでもいなくなってくれただけでも、
次の教頭先生に期待出来る。
ここまで酷い教頭はいないだろうし…
担任の先生が、娘の担任の先生の様な人である様願わずにはいられない。

こうして、息子の転校初年度は幕を閉じた。
コロナ休校から始まり、不登校で終わった。



長編になってしまいました。
ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
応援して下さった方、メッセージを送って寄り添って下さった方、
とても嬉しかったです。

『不登校』というと、悪と思われる風習があります。
私もこの数ヵ月、散々言われて来ました。
しかし、自分達が選んだ事を恥ずかしいと思った事はありません。

息子は、自分で環境を変える為には、
どうすればいいか考えました。
沢山本を読んで、親子で話し合って来ました。
勉強で環境を変えれる、そう思った様で、
塾行きたい!と言い、入塾テストも合格しました。
密室に呼び出されても対抗できる様、
強くなる為に、空手も頑張っています。

そんな息子を、これからも応援していきたいと思います。
また、来年度、どんな事があるか分かりません。
しかし、
そこから学ぼう
といういつものスタンスで新年度を迎えようと思います。

ここまでお付き合い下さって、ありがとうございました。


 

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