前回の続きになります。
息子、不登校児になる➀。
息子、不登校児になる②。担任から返却された驚愕の宿題プリント

話し合いは、金曜日だった。
学校に行かない事を決めて、月曜日を迎えた。

私は、学校へ連絡し、教頭先生に話した。
そして、
「もう荷物も引き上げさせて頂くので、今から学校へ行く。」
と、伝えた。

息子の赤白帽が、先週からなくなっていた。
人数が少ないクラス。
先生にも何度も伝えたが、ないとの事。
先生に不信感しかなかったので、私が行って探そうと思った。

学校へ着くと、教頭先生が待っていた。

「金曜日納得して帰られたのに、どうしてですか?」

と、焦りながら、開口一番聞かれた。

「息子に危険が及ぶと思ったからです。
そして、学校は息子の心を壊す事が何度も行われてきました。
話し合いも、結局は教頭先生もあのプリントや漢字ノートを見て、
『おかしい。』と思わないのが教育者としてどうかと思います。」

そう言っている間に、息子の教室へ着いた。
担任が申し訳なさそうに突っ立っていたが、
ロッカーの場所を教えて貰い、すぐさま荷物を手持ちの袋に詰めた。

他の子供達がびっくりしていたのには、申し訳なかった。

「え、〇〇君、学校やめちゃうの?」

すると、担任は、

「そんな事ないよ。」

と、言っていた。
しかし、私は学校をやめてもいいと思っていた。
息子の机の中にも、ロッカーの中にも赤白帽は結局なかった。

教室では話せないので、廊下へ出て下さい、
と、言われた。
これ以上話し合う事なんてないのだが…
と、思いつつも教頭と担任と話した。

「先生は、木曜日に息子に
『精一杯の綺麗な字で漢字ノートに書いてこい』と、言った様で、
それはそれは時間をかけて、最大の字で書いていました。
他の子供達の様に、花丸に、茎と葉っぱを付けて貰って、
蝶々を三匹飛ばして、雲まで書いて貰うんだ!と、

頑張っていました。
金曜日、話し合いの後ですし、

漢字ノートの返却を楽しみにしていました。
最大の字だから、皆と同じ様に〇をして貰えるだろうと、

私も思っていました。
しかし、結果が親指くらいの小さな〇。
それを見た息子の気持ちが分かりますか?

小学低学年にどこまで求めているのですか?
これは書写ではありませんし、書写でもここまで求められません。
最大の字で書いたのに、皆と同じ花丸じゃなかったら、
もう花丸なんて貰えないと思いました。
絶対評価なのに、今までの字で一番上手く書いているのに、
結局は評価して貰えないのであれば、
そして、そこに成長なんてないと思いました。

学校に行く度に、
『僕は、字が下手くそだから書きたくない。』
『絵が下手くそだから、書けない。』
と、涙を流しながら言う様になったのは、先生がおっしゃる
『出来るから、もっと伸ばしてあげようとする教育』ですか?

息子は、自画像のやり直しを一人で休み時間やらされた、
と言っていました。
やるまで、どこにも行かせて貰えないと。
だから、
『先生が納得したら自由に友達と過ごせるから、嫌でもやる』
って言ってたのですが、それはおかしな事ではありませんか?」



焦った教頭と担任は、必死に言い訳を並べた。
その言葉は、自分の保身でいっぱいの内容。
子供の事など全く考えていなかった。
私は、

「何を言われても、
教頭先生までおかしいと思わないと分かりました。
今から教育委員会へ行って聞いて貰います。」

と、伝えた。
その為に、算数プリントと漢字ノートは持って来ていた。

それに血相をかいた教頭。
さっさと歩いて玄関へ向かう私。
担任は茫然として、またクラスもあるので追って来なかった。

玄関に着いた時、教頭は舌打ちをした。
一瞬、予期できなかった事に教頭の顔を見た。
しかし、そこは人気のない所。
何かされるのも嫌なので、聞いていないふりをした。

教頭たるものが、保護者に舌打ちするなんて…
学校に行かせない選択をした私は正しいと思った。
母校での思い出が全て崩れた瞬間だった。


ここまで読んで下さってありがとうございます。
読んで下さった方が、素敵な週末を過ごされる事を願っております。


以前に紹介した本です。
食事で学力が上がる子供達。
いじめ、不登校、非行、暴力が横行していた中学校。
校長先生は、子供達を見つめ、ある事に気が付きます。
そして、給食を変えた事で、優秀な生徒が育つ様になりました。
先生の素晴らしさ、食の素晴らしさが分かる一冊です。
是非レビューだけでも読んでみて下さい。

 


食の安全は、元気なお野菜から。
無農薬で育てられた野菜。
無添加の食べ物。
私達の身体と気持ちは、食べ物に大きく影響されます。
美味しい野菜を食べて、幸せな心と体を作りましょう。
有機野菜・無添加食品の宅配ネットスーパー【らでぃっしゅぼーや】