前回の続きになります。
☆息子、不登校児になる➀。
☆息子、不登校児になる②。担任から返却された驚愕の宿題プリント
☆息子、不登校児になる③。教頭の舌打ち。
☆息子、不登校児になる④。教育委員会に乗り込む。
☆息子、不登校児になる⑤。恐怖の別室への呼び出し。
☆息子、不登校児になる⑥。担任の人権侵害発言。
☆息子、不登校児になる⑦。コミュニケーション能力がない教頭。
☆息子、不登校児になる⑧。人の心を持たない教頭。
教頭には、私の携帯には金輪際かけて来ないで、と伝えた。
しかしもし緊急な要件がある時だけ、
家の電話にかける様に伝えていた。
ストーカー的着信履歴は、もう見たくなかった。
金曜日の電話という事もあり、土日はゆっくり過ごせた。
月曜日の夕方。
家の電話が鳴った。
まさかの…いや、安定の小学校の電話番号だった…。
しかし、私は二階にいる時は、電話が一階にあるので、
出る事はなく、また母も小学校に呆れかえっていた。
月曜日は、母は兄夫婦家族のご飯も作らなくてはいけない。
夕飯の用意で忙しい時間帯だったので、無視した。
すると、20分程してインターホンが鳴った。
母が応答すると、
暗闇の中、な、なんと、教頭現る。。。。
母は、私がこの不登校騒動で心底疲れているのを知っていたので、私はいない、という事にしてくれていた。
教頭が帰った後、母が教えてくれた。
教頭とのやり取りはこんな感じだったそうだ。
教頭は、先週の電話の件を詫びる事もなく、話し始めた。
「赤白帽が見つかったので、急いでお渡ししなければ、
と思いまして。
それに〇〇君のお顔を見ようと思いまして。
元気でやっているのかな、といつも心配しておりました。
また担任からプリントを預かって来たので、是非お渡ししたいなと思いまして。」
母が呆れて答える。
何故なら、コロナで転校早々休校になり、
実質学校に通ったのは、数ヵ月だった。
その間に、息子は教頭と話したのは、
人気のない部屋に連れて行かれた時と、
話し合いの時だったのだ。
教頭は、教頭先生という役職に就くには若い年齢である。
母は、相当やり手だと推測していた。
「急に来られても困ります。」
「いえいえ、お電話しましたよ。」
こちらが出ていなくても、
それを堂々と言えるなんて…
「夕ご飯を作る一番忙しい時間に電話を掛けて来られても、
出れない事もあります。
出れていないのに、アポなしで訪問するなんて社会人としてありえませんよ。」
「それは、すみません。
しかし、大切なものかと思いまして、早急に届けなければ、
その気持ちでやってまいりました。」
母は、空気が全く読めない教頭と話し合っても時間の無駄な事を再確認し、教頭が渡したものを受け取り、
帰って貰った様だ。
教頭が持ってきたのは、
赤白帽だけを入れるには似合わない、
ちょっと高級な紙袋と封筒。
封筒に入れられたプリントを一応チェックする。
10枚程プリントが入っていた。
しかし、全く重要なプリントは一枚もなかった。
そして、もうここまで来たら流石と言えよう。
息子へのメッセージも、
このプリントをどうしたらいいのかも書かれていなかった…。
何で教師を志したのだろう…と、疑問が湧き上がってきた。
そのまま紙のリサイクルに出してしまおうか、と思うくらいだった。
こんなプリントなら、高学年の娘に渡せばいいだけ。
娘は、幸いとてもいい先生に恵まれているので、
楽しく学校へ通っている。
娘の担任は、娘が弟の事で辛い思いをしてくれてると、
気持ちを汲んでくれるのだ。
先生は、娘が休み時間外で遊んでいると、
「〇〇ちゃん、ちょっと話したい事があるんだけど、
一緒に歩いてもいい？
弟の事、大変だったね。怖い思いしたんだろうね。
〇〇ちゃんは、優しい子だから、
弟の事とても心配しているでしょう？
不安な事とか辛い事があったらいつでも、何でも聞かせてね。
僕は〇〇君の事も心配だけど、〇〇ちゃんの事も心配だからね。無理はしないでね。」
と、言ってくれるのだ。
同じ学校で働いている先生とは思えない人である。
教頭と担任は、子供の事を心配している、というのは嘘で、
自分達の立場を守る為に必死なのだ。
電話、訪問した事を教育員会へ報告していたのだった。
電話を掛けて来るなと言っても、結局週末だけだったし、
一番忙しい時間帯にアポなし訪問をするなんて、
ストーカーとして被害を出してもいいのでないか…
と、思う位怖くなって来た。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
読んで下さった方が、素敵な週末を過ごせる様願っております。
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