こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日は
想像力と
2017年アーカイブ
というテーマで3月にご紹介した
想像力と辛苦の人生
というシリーズで選んだ作品を
総括してみたいと思います。
見てて辛い映画は
一体なぜ作られるのでしょう?
そして、そんな辛い映画を
観客はどんな気持ちで観るべきなのでしょう?
答えは色々だと思いますが、私としては
やがて自分にも訪れるかもしれない
辛苦に備えるために
前もって映画で仮想体験しておく
という感じで受け止めています。
きっと、想像を絶する辛苦に出会った時
何の心の準備もしていなら
耐えられない自信がありますので…
本日は、選ばせて頂いた30作品のうち
前半15作をご紹介させて頂ければと思います。
①ヒメアノ~ル
酷い辛苦が続くと
人はどうなってしまうのでしよう?
怖いサイコキラーの話ですが
彼が壊れていった原因を知る事により
本作はサイコキラーより怖いものを描きます。
それは、他者の辛苦に対する
思いやりのなさなのです…
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②ゴッド・ブレス・アメリカ
心が正しい人が幸福になれるとは
必ずしも限りません。
街で殺戮を繰り返す男にとっては
存在を許せないような
モラルなき人間たちとの共存こそが
辛苦だったのです。
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③トレーダーズ
現代社会においては
資産がないというのは絶望と同義語。
だからこそ絶望を回避するためなら
人間はモラルをアッサリと
踏み越えてしまうかもしれないのです…
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④ネイバーズ2
二つの正しい主張がぶつかり合うと
両者が苦しむ場合もあります。
男性社会を打破するには
女の子たちの行動力が求められ
自分の家庭を幸福にする為には
女の子たちの行動を
阻止しなくてはならなくなる本作は
バカバカしいようで
結構考えさせられる内容なのです。
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⑤ウィンターストーム
雪山の悪夢
人間は時に激高する生き物ですが
激高した結果
あらゆるものを失っていく可能性もあります。
離婚はしてしまったけれど
子供たちとは仲良くやっていきたい。
そんな思いを全て無にしてしまう原因は
父親の激高する性格だったのです…
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⑥蛇男
ヒメアノ~ルは、過去の酷い体験によって
狂気に堕ちてしまった男の話ですが
もし狂えなかったとしたら
一体どんな人生を歩んでいたのでしょう?
本作は、そんな辛苦に満ちた男の復讐劇。
狂えないというのは
ものすごく辛い事なのかもしれません。
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⑦アンフレンデット
友達が死んだ時
ちゃんと死を悼んでくれる人もいれば
表面上だけ悲しんだフリをする人もいます。
スカイプの集団チャットの中に紛れ込んでいる
死んだ女の友達の名前。
彼女の辛苦が明かされていくうちに
欺瞞に満ちた友情は
化けの皮をはがされていくのです。
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⑧廿日鼠と人間
思いやりのある人間にとって
他者を幸せにできなかいのは辛い事。
親友と二人で
農場経営する夢を抱いていた男ですが
親友は、精神的に不安定な男で
トラブルを起こしやすい性格だったのです。
涙なくしては見れない
映画のラストの笑顔は必見なのです。
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⑨LOCKDOWN
ロックダウン
最新型のAI搭載車モノリスは
子供だけを車の中に残しロックしてしまい
開けられなくなってしまいました!
怒り狂う母親ですが
ロックされた原因は彼女のイライラ!
自分に原因がある悲劇が起きた時
人は心から辛苦を味わうのです。
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⑩ハドソン川の奇跡
トラブルを起こした飛行機を
ハドソン川に緊急着水させた機長は
英雄としてではなく
判断ミスをした男ではないかと疑われます。
プロの決断は、カッコいい事ではなく
辛苦に満ちた決断である場合が多いのです!
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⑪アリス・イン・ワンダーランド
時間の旅
映像も美しく、ストーリーも整然としており
登場人物たちの掘り下げもちゃんとされている
アリス・イン・ワンダーランドの続編は
とても素晴らしい完成度ですが、ただ一つだけ
前作から継承できなかったものがあります。
それはティム・バートンならではの
奇妙な感覚の楽しさ!
天才が描く独特の不思議な空気感だけは
当人以外が再現できないというのは
続編を担当した方にとっては
辛い現実なのではないでしょうか…
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⑫グッド・ネイバー
他者の辛苦は
当事者にしか分からないもの。
他者を驚かせて楽しむドッキリ映像を
ネットで配信しよう思った青年は
気難しくてイヤな感じの隣の老人の家に
お化け屋敷のような仕掛けをセットし
驚いた老人の映像を撮ろうとします。
けれどそれは
思わぬ結果となっていくです。
他者の苦しみを知らないからこそ
人は無意識に残酷な行為をするものなのです。
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⑬アクト・オブ・キリング
自分のした事を
客観的に見つめられるようになるまで
人間は無神経でいられるのかもしれません。
大量虐殺をしたにも関わらず、英雄として称えられ
その後ずっと良い暮らしをしていた男は
自分の偉業を映画に残そうとした時
自分のやって来た事が
世にもおぞましい行為だったと気がつき
彼の心は辛苦に苛まれるのです…
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⑭ジャニス
リトル・ガール・ブルー
早逝したジャニス・ジョップリン。
彼女の人生を描いたドキュメンタリーからは
ミュージシャンとしての華やかさよりも
小さい頃からずっと孤独で
認められない苦しさに満ちた孤独な女の子が
自分と一緒にい続けてくれる人を
探し求めていたのだという事が伝わってきます。
人は孤独で寂しいからこそ
表現者になるのかもしれませんね…
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⑮ハイエナ
警察官でありながら麻薬の売人たちと通じ
自分は上手くやれると思っていた男は
自分と同種の人間たちから
辛苦に満ちた決断を迫られる事になるのです!
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と言う訳で次回は
想像力と辛苦の人生でご紹介させて頂いた
後半15作を改めて、ご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑その他の候補としては
「ミッシング・サン」という作品がありましたが
今回はセレクトから外しました。
あまりにも内容がヘビーなので
この作品についてはいずれ
想像力と子供との離別というテーマで
ご紹介させて頂ければと思います。