こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と辛苦の人生
というテーマで
ゴッド・ブレス・アメリカ
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
誠実でまじめな人間は
現実社会において
常に正しく評価されているのでしょうか?
…残念ですが
そうとは言い切れませんね。
誠実な人がバカにされたり
まともな人が孤立する事も少なくないのです
(ノ_-。)
このシリーズで
本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。
推薦理由①
真っ当に生きている人は
現代のような社会を耐えられるのか?
というテーマが描かれているから
主人公のフランクは
生きる事に苦しんでいました。
妻とは離婚し
妻に育てられた幼い娘はワガママ放題で
フランクに会おうともしません。
↑フランクは誠実かつ常識人。
けれど娘は電話にさえ出てくれません。
フランクは
会社の受付の女の子に優しく接しますが
彼女からセクハラだと訴えられ
それが原因で会社をクビになってしまいます。
↑フランクは受付の女性に対して
親身になったでけですが
女性はフランクの上司にハラスメントだと訴え
解雇されてしまいます。
その上、主治医からは
脳腫瘍で長くはないと宣告されてしまいます!
…
公私ともに絶望ですね。
(T_T)
家に帰ったフランクは
TVを見ながらピストルを口にくわえて
自殺しようとしますが
ふと思いなおし、家を飛び出して車に乗り込みます。
↑もう死のうと思ったのですが…
フランクが向かった先は
彼が観ていたTVに出ていた
金持ち女子高生クロエの通う学校。
クロエは
TVで密着取材されているセレブな女の子。
お金持ちの娘ですが
周囲への感謝の気持ちを全く持たない
横暴で乱暴な女の子です。
↑セレブなクロエの生活に密着する番組では
彼女のワガママが
面白おかしく放送されています。
そんな番組を観ているうちに
フランクの心の中で
何かがプチッと切れてしまったのです。
フランクは、クロエを見つけると
銃口を向けて射殺してしまいます!
↑死ね!パンッ!!
大変な事態になりましたね!
( ̄□ ̄;)
けれど…
射殺されたクロエを見て
大喜びする女の子が現れたのです!
↑おじさん!クロエ殺したの!?
やったね!!
さて、大喜びしている女の子は
一体何者なのでしょう?
そしてフランクの運命はいかに?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑人殺しおじさんと謎の女の子。
家族も、仕事も、寿命も失ったフランクは
人生の敗残者。
けれど彼の心は
腐っていた訳ではありませんでした。
彼は家のTVで
テキサスタワー事件の番組を観ています。
この事件は
模範的な好青年と呼ばれた白人の青年が
テキサス大学の展望台から
無差別にライフルを発砲して15名を射殺した事件!
模範的青年が
殺人鬼になった正確な理由は
今なお不明です。
けれどフランクの場合は
ハッキリしています。
彼にとって、クロエ殺しは
自分にできる善行をする
という事だったのです。
常識人であるフランクにとって
現代のアメリカは絶望的な社会でした。
フランクの善意の行為は全て否定され
人々はバカなTV番組を支持し
社会的な理不尽には目もくれません。
けれどフランクは心の中で
そんな人々を殺してやりたいと思っていたのです。
↑フランクは想像の世界で
理不尽な人々を皆殺しにする夢を見ます。
ただし彼は善良なので
実際には実行しなかったのです。
けれど医者に
余命がほとんどないと言われたフランクは
もはや失うものはありません。
彼は自分の人生の締めくくりとして
アメリカの害になるものを
排除しようとかんがえたのです!
↑俺が最後にアメリカのためにできる事は
死ぬことじゃない…
推薦理由②
死ぬ気になった人間は
モラルを超越した決定を
する事がある
では、クロエの死を喜んだ女の子は
一体何者なのでしょう?
↑クロエの死を喜ぶ女の子!
やったね😊
彼女にとって
生きるというのは絶望!
モラルなき現代社会は
善良で理知的な人ほど
周囲の愚かさに絶望してしまうのです。
フランクと女の子は
モラル亡きアメリカを旅しながら
次々と粛清していきます!
二人にとっては
自分の人生を楽しむよりも
モラル亡き人間たちを始末することが
大切な使命となっていくのです。
推薦理由③
モラル亡き人間を排除するシステムが
現代社会にないからこそ
誠実な人間の怒りが爆発する事がある
二人の行動は狂気でしょうか?
それとも
神に祝福されるべき善行なのでしょうか?
その答えは
観客である私たちに委ねられるのです…
↑モラルなき人間を粛清する事は
モラルに反するのか!?
と言う訳で次回は
貧すれば鈍する
というテーマで
トレーダーズ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑本作とよく似た作品に
「フォーリング・ダウン」があります。
ある暑い日に、我慢の限界を超えた男が
LAで殺戮を繰り返しながら
元妻の家へと接近していくという映画ですが
男の暴走の理由が見えてくると
彼は決して悪人ではないことが分かってきます。
現代においては
善良な人ほど壊れやすいのかもしれません…
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