Susato Ah-ha! Yes! That must be the Crystal Tower, being built for the Great Exhibition that's to open in six months' time. スサト 半年後に開かれる『万国博覧会』に 向けて建造中の《水晶塔》でございます。
そういえば第2話の時点で名前が出ていたのに、紹介を忘れていました。 「水晶塔」はそのまま「the Crystal Tower」です。 史実ではロンドンにて1851年に開催された第1回万国博覧会の会場、水晶宮(The Crystal Palace)がモチーフと思われます。 水晶宮 - Wikipedia
Gregson If you ask anyone at the Yard, it's a misadventure to be included in any Herlock Sholmes take at all! グレグソン そう! 我々にとって、むしろそいつは 『シャーロック・ホームズの暴言』だ!
Susato To think that the King of Bohemia came to this very room to ask Mr Sholmes to take on his case... Ryunosuke The, the King of Bo-where-ja? Susato King Wilhelm Gottsreich Sigismond von Ormstein, of course! スサト この部屋に、かのボヘミア国王さまも 事件の依頼に来たのでございますね‥‥ ナルホド ぼ。ぼへみあこくおう‥‥? スサト ヴィルヘルム・ゴッツライヒ・ジギス モント・オルムシュタイン陛下です!
ボヘミア国王の話は、原作ホームズの短編集第1作「The Adventures of Sherlock Holmes (シャーロック・ホームズの冒険)」に収録された短編「A Scandal in Bohemia(ボヘミアの醜聞)」からのネタ。 「ボヘミアの醜聞」に登場するボヘミア国王の名前が、原作では「Wilhelm Gottsreich Sigismond von Ormstein」というのですが、日本語版ではフルネーム「ヴィルヘルム・ゴッツライヒ・ジギスモンド・フォン・オルムシュタイン」だとセリフウィンドウに収まらなかったので、「フォン」をカットしています(電撃Nintendo2017年10月号の開発スタッフインタビューでカットした件について触れています)。 英語版では「von」入りのフルネームですね。 英語版のRyunosukeは「ボヘミア(Bohemia)」がわからず、「Bo-where-ja?(ボ‥‥どこですって?)」みたいなボケをかましてます。
??? Oh! You know Hurley, do you? Ryunosuke (...'Hurley'? Mr Sholmes' to you, surely?) ??? えー! おねえちゃんたち、 知り合いなの? ホームズくんと。 ナルホド (‥‥“ホームズくん”‥‥?)
Iris Ah, that's my blachboard where I note down ideas. Ryunosuke 'Black Peter'...? (What does that mean?) アイリス あー。それはね。あたしの “思いつき”を書く黒板なの。 ナルホド 『ブラック・ピーター』‥‥か。 (なんのことだろう)
「勲章」のために調べまくった人も多いであろう黒板。 黒板に書かれたメモはほぼ、原作ホームズネタで占められています。 英語版も日本語版と同じネタですね。 ブラック・ピーターは短編集第5作「The Return of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの帰還)」に収録された「The Adventure of Black Peter(ブラック・ピーター)」から取られていますが、アイリスが言う「黒猫のピーターが‥‥」という話と、原作ホームズとは全然別モノ。
・アイリスのカード:Iris's Postcard カードの文章が日本語版と英語版で違います。
英語版: Tell the gentleman in black whatever he wants to know. I trust that won't be a problem? Iris Wilson (意訳) 黒服の紳士が知りたいことは、何でも話してあげてね。 問題ないよね? アイリス・ウィルソン
日本語版: So, you'll answer anything the guy in the dark jacket asks, right? Iris Watson (意訳) 黒っぽいジャケットを着た男の人の質問には何でも答えてくれるよね? アイリス・ワトソン
名前が変更になったのは当然として‥‥文章の変更の理由については、私にはわからん。 the guyよりthe gentlemanの方がイギリスっぽいとか、そういうことなのかな‥‥?
書籍「CAPCOM VS. 手塚治虫 CHARACTERS」、ネット予約が色々なところで始まっています。 ‥‥ということは、今度こそ発売延期せず、無事販売となるかな。 今のところ、上の復刊ドットコムが先着特典「ロックマン VS. 鉄腕アトム」(A5・非売品)を発表している以外、店舗特典はないようです。発売はどの店舗もだいたい10月1日発売となっています。
こちらの書籍は、逆転裁判関係ですと、
・塗和也氏描き下ろし「ブラック・ジャック」イラスト ・手塚プロのクリエイター・つのがい氏描き下ろし「逆転裁判」イラスト ・つのがい氏新作オリジナル4コママンガ「ブラック・ジャック VS. 逆転裁判」(ネーム担当は巧舟氏)
・アイリス・ワトソン:Iris Wilson Watsonではなく、Wilsonに変更になった理由は、第2話解説で述べた通りです。 彼女が書いている小説のタイトルは「The Adventures of Herlock Sholmes」に変更。 掲載している雑誌名が「ランドストマガジン/Randst Magazine」になった理由(の推測)も、第2話解説に書いています。
なお、「逆転裁判3」の第5話に登場する「あやめ」は、英語版では「Iris」という名前にローカライズされています。ですので、「おや?」と思った海外プレイヤーも居るかもしれない。 そうでなければ、原作ホームズでホームズをぎゃふんと言わせた女性「Irene Adler(アイリーン・アドラー)」に名前が似ているので、そっちで「おや?」って思うかもしれません。 日本語版の時点でも、元ネタはアイリーン・アドラーか? と思った方は少なくなかったのではないでしょうか。 アイリーン・アドラー - Wikipedia 「アイリス」の作中での意味は、「大逆転裁判2」までクリアした方なら御存知の通り。
・ジョン・ガリデブ:John Garrideb ・ジョーン・ガリデブ:Joan Garrideb ジョン・ガリデブは、ホームズ原作の短編集第5作「The Case-Book of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの事件簿)」に収録された「The Adventure of the Three Garridebs(三人ガリデブ )」の登場人物から。ホームズ原作の綴りそのままですね。 ジョーンはホームズ原作には居ないのですが、ジョーンがそのままJoanになったようです。
・ビリジアン・グリーン:Olive Green 「ビリジアン」が英語の女性名としてはないだろう、ということでの変更かな。 Oliveはオリーブ色のオリーブであり、女性名でもあります。 日本語版・英語版、どちらも緑っぽさが出ています。
Ryunosuke What about the enormous beds? After my time on the SS Burya, I wasn't going to waste a single inch of that space. ナルホド それに‥‥《寝台》なんて、いったい タタミなん畳ぶん、あったのかな。
Ryunosuke Oh! Well, um...I don't know... I mean! It was wow! Susato ...Mr Naruhodo means that the whole experience was steeped in the solemnity of Great Britain's long history. ナルホド えッ! ええと‥‥そのッ! なんだか、スゴかったですッ! スサト ‥‥やはり。大英帝国の長き歴史が かもし出す“威厳”に圧倒されました。
??? Some frippery about the weather doesn't get every English gent eatin' out of your hand, you know? ??? 英国紳士が誰でも、お天気の話題に シッポを振って食いつくと思うなッ!
eat out of a person's hand:人に従順である、人の言いなりになる 第3話ラストのアニメでちらっと登場したグレグソンことGregson、この第4話で初対面です。 そしていきなり怒られる。w Gregsonは「~ing」が「~in'」になるので、ちょっとコックニーな喋り方が入っているようです。といってもGinaほど本格的なコックニーではないので、英語が苦手な私も安心。 他には「madam」が「ma'am」になったりもします。GregsonがSusatoやIrisと会話している時によく出てきます。
??? Am I...? Am I a cat, as yet with no name?! Calling me by a number! It's utterly, unbelievably, unjustly unreasonable! I refuse to answer! ??? ワガハイはッ! ワガハイにだって‥‥ 名前ぐらい、あるのだッ! “番号”で呼ぶなど、言語道断! ヘンジなんて、しないのであるッ!
Soseki Call me Soseki, please. I'm a poet, you see. A writer of haiku. It's something a nom de plume. Ryunosuke A nom de plume? You mean, an alias? ソーセキ まあ、なんというか。 吾輩、俳句をたしなむので‥‥ いわゆる“雅号”というヤツである。 ナルホド がごう‥‥たしか、俳句を詠むヒトの “偽名”のようなものでしたっけ。
「nom de plume」はペンネームのこと。英国で作られたフランス語の表現で、英語だと「name of feather(=羽ペンのこと)」の意味。 「alias」は「別名」の意味。 なお、漱石さんは、
本名:夏目金之助 雅号:夏目漱石 俳号(俳句を作る時の雅号):愚陀仏
だったりしますが、細かいことはあまり気にしなくていいのが大逆転裁判です。
Soseki Brash, Big-Headed Busybody Begone! May you be cursed until the end of your days... Herr Lock Sholmes! ソーセキ 悪 霊 退 散 ッ! アノシャーロック・ホームズッ! ‥‥死ぬまで、呪いつづけてやるッ!
Soseki Mr Naruhodo Esquire! Ryunosuke ...Oh, you can just call me Naruhodo. And when we're speaking English, a simple 'Mister' is more than enough. ソーセキ ミスタ・ナルホドォォォッ! ナルホド ‥‥あの。“成歩堂くん”で 大丈夫です。
「Esquire」は、ここではイギリスの弁護士に付く称号として使われているようです。 詳しい解説は英語版Wikipediaの記事にあります。 Esquire - Wikipedia 英語版の会話は、 Soseki「ミスタ・ナルホドー弁護士殿!」 Ryunosuke「‥‥あの。成歩堂と呼んでください。それと、英語で話す時には、『ミスター』だけで充分です。」 といったところかな。 「ミスター」に加えて称号まで付けなくてもいいですよ、あるいは称号は大げさなので要りません、ってことでしょう。
Soseki I'll be here! All Alone! Waiting for you...Locum Student Mr Naruhodo Esquire! ソーセキ お待ちしておりますぞッ! ‥‥ナルホドー留学生代理!
Gina I know wot you lot are thinkin'! Grown-ups are all the same! 'This dirty little dipper,' you'll say, 'slipped up an' got caught on the job.' 'She got 'erself backed into a corner, so she knifed the gent!' Go on! That's wot's in yer 'eads, ain't it? ジーナ アンタたち、オトナの考えることなんて ゼーンブ、わかってるんだから! 『汚いスリの子がヘマをして、シゴトの “現場”を取り押さえられちゃった』 『つかまったスリの子は逆上して、 その客をナイフで刺しちゃった』 どーせ、そんなトコよね!
McGilded Well, don't forget that yer supposed to be representin' my best interests here, lad. メグンダル アナタ。ワタシの“代理人”として そこに立っているのを、お忘れなく。
「lad」はアイルランド英語で「男の人」や「男子」のこと。 女性には「las」を使うそうです。
Gina Both me 'ands got covered in blood. It made me feel sick as a dog. ジーナ そのとき。アタシの両手に 血がついて‥‥気が遠くなったの。
sick as a dog:「とても気分が悪い」 なぜ「犬みたいに(as a dog)」という語を使うのかは、なんか諸説あるらしいので、気になる方は検索してみてください。 「'ands」は「hands」ですね。コックニーでは「h」を発音しない法則です。 ここまででおわかりかと思いますが、方言を使うキャラのセリフで、意味不明な「'」が付いている時は何かの文字が省略されているなと思えば、なんとなく解読できると思います。
Gina Yeah! Would you Adam an' Eve it, eh?! Wot a mug! ジーナ そう! ヒドいオジサンよねー。
上の「Adam an' Eve」(Adam and Eve)が、コックニーの中でも一番ややこしい、押韻スラング(Cockney Rhyming Slang)です。 コックニーでしか通じない業界用語のようなもので、「Adam an' Eve」の意味は「believe」なんだそうです。 なんでそうなるんだよ! とツッコミたくなりますね。w 検索してみると、単に「発音が似ているから」という理由らしい。なんで!?最後のeveしか合ってなくね!?w というツッコミはさておき、よって上の「Would you Adam an' Eve it, eh?!」は、「Would you believe it, eh?!」です。 これならGinaが「信じられないでしょ!?」って言っているんだな、とわかりますね。 業界用語の割には意味が広まっているので、こうしてゲーム中にも普通に登場するし、欧米の方はいちいち検索せずとも意味がわかるのでしょうけれど‥‥。 その他、押韻スラングについてはググってみてください。
最後の「Wot a mug!」は、コックニーではWhatがWotだから、「What a mug!」だということになります。 このmugはマグカップじゃなくて、イギリス英語のスラングで「馬鹿」とか「間抜け」とか「無知」のことになります。 だから「Wot a mug!」は「なんて馬鹿なヤツなんだろう!」といった意味合いです。 Ginaはここ以外でもそこそこ「mug」を使います。
Juror No. 3 ...This is carnage! It's perfect! 3ゴウ ‥‥オレ好みの地獄絵図よなァ。
Van Zieks Just one thing. ...A warning. This is far from over. バンジークス ‥‥貴公に、ひとつだけ。 忠告しておこう。 これで“終わった”などと 思わないことだ。
終わったどころか始まりだったという話。 私目線では難しい言い回しの多いVan Zieks卿ですが、ここは「This is far from over.(これで終わりではない。)」と、シンプルな言い回しです。
??? Ah! There you are! Naughty, naughty, running off like that! Ryunosuke (Is this some kind of picnic? Who's this little girl now?) ??? あー、こんなトコロにいたよ! あたしから逃げようったって そうはいかないの。 ナルホド (‥‥な。なんだ‥‥この子は)
Juror No. 6 Oh dearie me! I was only knitting a jumper for my other half! 6ゴウ あ。あたしゃ、ジイさまの セーターを編んでるだけなのよ?
「my other half」で自分のパートナー(夫とか妻とか)を指します。 「自分の人生の半分=伴侶」という考え方ですね。
Juror No. 1 Look at him, in his black suit! He's...he's...clearly some devious Eastern sorcerer using magic on us all! (中略) Answer me this, Dark Jinx! 1ゴウ あの黒い弁護士は‥‥そう! 東洋のアヤシイ妖術を使うんだ! (中略) おい、黒いの!
Juror No. 3 ...I'll take this razor-sharp blade...and shave every last hair off his head! Ryunosuke (Please tell me he's a barber...) 3ゴウ このナイフで、アタマを つるっつるにソリあげてやるぜ! ナルホド (‥‥あのヒト。どうやら トコヤさんだったみたいだな‥‥)
Van Zieks Having savoured the rich aroma of the carmine contents of this hallowed chalice... ...it may seem crass to crush it to dust. ...Pray forgive the discourtesy. バンジークス ‥‥裁きの庭にて、“神の聖杯”の 馥郁たる香気を長々と楽しんだのち‥‥ 飲みもせず、木っ端ミジンに砕く無礼。 ‥‥どうかお許しいただきたい。
Sherlock Holmes sat up with a whistle. “By Jove, Peterson!” said he, “this is treasure trove indeed. I suppose you know what you have got?” シャーロック・ホームズは口笛を吹きながら席を立った。「驚いたな、ピーターソン!」と彼は言った。「まさに宝の山だ。何を手に入れたと思う?」
――短編集第1作「The Adventures of Sherlock Holmes (シャーロック・ホームズの冒険)」に収録された短編「The Adventure of the Blue Carbuncle(青いガーネット)」より
Fairplay That's right! And it's a public bus service, for pity's sake! That's not what I call fair play! フェアプレイ そうなのです! みんなの乗り物に、 中からカギですぞ! なんだそれは!
Fairplayさんが「fair playじゃない!」と怒る。英語版ならではですね。
Van Zieks ...You are a fool. That response was a desperate attempt by a man who has no notion of his own limitations. A toast! ...To hard lessons, not yet learnt! バンジークス ‥‥愚かな。 身のほどを知らぬ者の、 その場しのぎの“回答”‥‥ その“代償”の重さを 思い知るがよかろう‥‥!
Van Zieks氏はなんか難しい表現ばかり使うので、常に検索して調べている気がします(私の語彙力がない証拠)。 その難しい表現の中で「A toast!」って言うものだから「えっ、トースト?」と突っ込んでしまいましたが‥‥ toastの2つの意味 | イギリス英語を学ぼう! Chubby's English Cafe わかりやすい解説がありました。 要するにこの「A toast!」は「乾杯!」です。Cheers! 以外にも乾杯の表現があるんですな。
言うまでもなく、Van Zieks氏はお祝いで乾杯している訳ではなく‥‥ 乾杯の対象が「To hard lessons, not yet learnt(Ryunosukeが未だ知らぬ教訓へ)」になっています。
McGilded Well, the little child was just in the wrong place at the wrong time, and not in any way involved, you see. メグンダル 事件とは無関係の、まだ若い者を 巻き込みたくなかったから‥‥ですな。
Ryunosuke We had no idea what was happening. All we know was that, for the time being at least, the trial was suspended. ナルホド なにが起こったのか、わからないまま。 審理は一時、中断されたのだった‥‥
??? ...Top of the mornin' to ya, madam! ...Sir. What are youse doin', followin' me here? Tings are fair desperate, are they? ??? ‥‥おや! そこのあなた。 こんなトコロまで来たというコトは。 かなりお困りなのでしょうな!
メグンダルこと、Magnus McGilded登場。最初なので名前欄はまだ「???」です。 私にとって最大の難関、「英語の方言」が来ちゃったよ。w McGildedは「アイルランド英語」で話します。 アイルランド英語 - Wikipedia 前回触れましたが、Mcが頭に付く名字はアイルランド・スコットランド系なんです。 後でGina(ジーナ)が登場した時に、彼のことを「Irishman(アイルランド人)」と言うシーンもあり、McGildedはアイルランド出身でアイルランド英語を話す、という設定なのだと推測できます。
McGilded That would be the fault of the Reaper. (中略) Aye, the Grim Reaper of the Bailey, Lord Barok van Zieks. He's the prosecutor. メグンダル ‥‥《死神》のせいなのです。 (中略) ‥‥バロック・バンジークス卿。 今日の法廷に立つ、検事です。
Van Zieks Pray don't expect this Nipponese stray to understand the intricacies of a British court's cross-examination rites. バンジークス 日本人ごときに、英国式の 《尋問》など、期待できるはずもない。
Juror No.3 And that little leprechaun of a man is no exception. Well...he can't fool me! 3ゴウ あの、小さなオッサンがハンニンさ。 ‥‥オレの目は、ダマせねえんだぜ!
過激キャラな3ゴウ氏、英語版では「小さなオッサン」の部分が「that little leprechaun of a man」になっています。 leprechaunは、アイルランドの伝承に登場する妖精のこと。leprechaun自体が「小さな体」を意味するそうです。 レプラコーン - Wikipedia アイルランド英語で喋る小柄なMcGildedをleprechaunに例えているわけですね。
Juror No.5 Gee-up, now, Silver Blaze! The finish is in sight! 5ゴウ 走れよ《銀星号》! あのパブをこえてッ!
Silver Blazeは原作ホームズネタ(短編集第2作「The Memoirs of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの思い出)」に収録された短編「Silver Blaze」より)。 英語版でもそのまま使われていますね。 こういう、タイトルのみの借用は、英語版でもほぼそのままです。
Van Zieks Your client is a shylock, sir! And one with the very darkest of souls. バンジークス 彼の本職は、“金貸し”なのだ。 しかも‥‥きわめて悪質な。
シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」中の冷酷な高利貸しの名前が「Shylock」で、そこから転じて、shylockだけで「冷酷な高利貸し」という意味になります。 ヴェニスの商人 - Wikipedia
Van Zieks ...Pray forgive the discourtesy of filling my hallowed chalice in a court of law... Judge Ah-ha, there it is! Lord van Zieks's hallowed chalice! Ryunosuke (How can this be considered acceptable?!) バンジークス ‥‥裁きの庭にて、“神の聖杯”を たしなむ無礼。どうか、お許し願いたい。 サイバンチョ ‥‥出ましたッ! バンジークス卿の“神の聖杯”がッ! ナルホド (“出ました”じゃないだろう‥‥)
バンジークスのお約束「Pray forgive the discourtesy of ~」(無礼をどうかお許し願いたい)。 神の聖杯は「hallowed chalice」 この先、何度も出てきますので覚えておきましょう。 なお、Ryunosukeのツッコミは「これが許されていいのか!?」 気持ちはわかる。
Ryunosuke The defence wishes to assert its right to a summation examination, My Lord! ナルホド 弁護側は‥‥《最終弁論》の “権利”を主張します!
本日より英語版「大逆転裁判1」の第3話解説です。 大英帝国ことBritish Empireに到着、本格的に英国での裁判が始まります。 登場キャラに英国人が増え、英国流のジョークなんだろうなぁ、という発言もちらほら。日本人の私には、これは英国ジョークなのかどうなのかわからんなーということばかりですが、皮肉っぽいのはだいたい英国ジョークなんだろうと思いつつプレイしてます。 ブリティッシュ・ジョーク - Wikipedia
■第3話 疾走する密室の冒險:Episode 3 The Adventure of the The Runaway Room
「The Adventure of the The Runaway Room」は直訳で「逃亡する部屋の冒險」。 runawayは「暴走する」の意味もあります。 この話に登場する馬車(オムニバス)のことを「疾走する密室」や「The Runaway Room」と解釈するのが一般的と思われます。 その馬車が最終的にああなってしまったことを考えると、『失踪』(あるいは逃亡)した密室とも言えるのかな‥‥。
・ベッポ:Beppo 日本語版そのまま。 短編集第3作「The Return of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズの帰還)」に収録された「The Adventure of the Six Napoleons(六つのナポレオン)」に、ベッポ(Beppo)という登場人物がいるのですが、原作と綴りが同一であることからして、ここからの命名かもしれません。ちなみに原作だとイタリア人。
・中央刑事裁判所:The Old Bailey 日本語版に振ってあったルビのまま、Old Bailey(オールドベイリー)ですね。 イギリスに実在する裁判所で、刑事事件を扱う裁判所「刑事法院」のうちのひとつ。もちろん、実在のオールドベイリーには、火を投げ入れるでかい天秤などはありません。w 刑事法院 - Wikipedia Old Bailey - Wikipedia
Ryunosuke (Ugh... And I feel like a little mouse under an elephant's foot...) Susato Come on, Mr Naruhodo! Don't be a mouse! ナルホド (うううう‥‥威圧感が ものすごいな‥‥) スサト 成歩堂さま。 ふんばりどころでございます!
Stronghart There's much excitement about the upcoming Great Exhibitation we will be hosting here in London. (中略) It will be the greatest spectacle of its kind in history. ...And will make Paris's World Fair look like a toy shop! ヴォルテックス 倫敦は今、来る《万國博覧会》の 準備で、大いに盛り上がっているのだ。 (中略) かの巴里万博をはるかに超える、 過去最大の規模になるだろう。
Ryunosuke I think what Miss Susato means... ...is that nomatter how badly I'd like to be recognised as a lawyer and stay here in Great Britain... ...to risk another man's life by treating his one and only chance at a trial so trivially... ...would be utterly unforgivable! And I feel exactly the same way. ナルホド たしかに。ぼくは、なんとしても 《弁護士》になりたいと思っています。 ‥‥でも。だからと言って。 “覚悟”というコトバを振りかざして、 被告人のイノチを危険にさらすなど‥‥ 許されることではない! ぼくは、そう思います。
初対面のヴォルテックスを前にして龍ノ介が頑張ったあのシーン。 このセリフの前に、寿沙都が龍ノ介に返事を促すセリフが入っていたので、英語版だと前置きとして「寿沙都さんはこういうことが言いたいのだと思います‥‥(I think what Miss Susato means...)」と言っています。 で、最後には「ぼくも、寿沙都さんと同じように考えています。(And I feel exactly the same way.)」となっています。 ちゃんと寿沙都さんを立てているんですね。
Pavlova You...you wicked intruder! Dressed all in black! You are the devil! Ryunosuke Sorry? Me? (I've been called a lot of things before, but 'devil' is a first.) ニコミナ あ‥‥アナタ。 黒い《侵入者》‥‥ッ! ナルホド は。‥‥はい! (ハラに響く呼び方だな‥‥)
Strogenov Da! And he is stowaway as well! If vixen promises not to steal chicken, do you believe?! ストロガノフ そのとおり! ついでに “密航者”でもあるがなァ!
Strogenovさんは 「もし狐が鶏肉を盗まないと約束しても、信じられるか!?(If vixen promises not to steal chicken, do you believe)」 と、またよくわからんことを言ってるなぁ‥‥と思ったら、これもロシアのことわざらしいです。 ロシア語だと「Зарека́лася лиса́ кур не ворова́ть」。 「人は持って生まれた性格を変えることはできない」の意味のことわざだそうです。 Ryunosukeのことを、密航して殺人して室内に勝手に侵入した「生まれながらの犯罪者」だと言いたいらしい。 Russian proverbs このウェブサイトがロシア語のことわざを英語で説明してくれていて便利です。
Ryunosuke (Agh, I never know whether to take this man seriously or not!) ナルホド (‥‥ダメだ。ナニを言ってるのか ホンキでわからない!)
Ryunosuke Well, that snake...isn't really 'speckled', is it? It looks more...stripy...wouldn't you say? ナルホド その、ヘビ‥‥なんというか。 “まだら”というより‥‥ ‥‥どう見ても。 “しましま”だと思うのですが‥‥
speckled:まだら stripy:しましま しましまはいわゆる「ストライプ」ですな。
Pavlova Darka is my best friend. ニコミナ クロッポイは‥‥ ニコの“トモダチ”‥‥
Sholmes Indeed. The breaking of the cervical vertebrae is fatal. Only that goliath would be strong enough to survive that! Ryunosuke Seaman Strogenov isn't some immortal freak, you know... ホームズ クビのホネが折れても生きているのは、 あの船員クンぐらいでしょうね! ナルホド ‥‥ストロガノフさんも ニンゲンだと思いますけど‥‥
Ryunosuke (I remember him being annoyed about the pillow. He said it was too thin.) (Didn't he put that big, thick book of Japanese law underneath it, in fact?) ナルホド (たしか、アイツ。マクラが 低すぎるとかボヤいて‥‥) (その下に、大日本帝国の 《法律全書》を押しこんでいたっけ)