今回は高速道路のIC・PAに特化したレビューとして、東京湾アクアラインに関する内容を記述していきます。
アクアラインに関する内容は下記のリンクを参照して下さい。
では、スタートします。なお、順番は起点の川崎浮島jctから始まり、ここではアクア連絡道についても記述します。ちなみに、写真は現地での撮影が間に合わなかったためGoogle Geminiで作成したAI画像を暫定的に掲載しています(撮影次第順次差し替え予定)。
【全体マップ
】
※接続道路は国道409号を除く。
【1】川崎浮島jct(浮島IC併設)
東京湾アクアラインの起点がここにあり。羽田空港発着の飛行機から見るとその構造がよく分かるが、これがまあ実に複雑なこと!!アクアライン自体は川崎線と直結するが、元々は湾岸線だけが通る場所であり、そこから後付けでどんどん分岐を作ったもんだからカオスにならないわけがない。なお、浮島ICも併設されているが、こちらはそのまま国道409号へ入るので割と分かりやすい……のだが、今後は国道357号が南北から繋がって新たに出入口が設けられるのでさらに複雑になる。これに加えて新たに浮島SAを建設する構想があり、南側に事業用地が確保されている。
繁忙期はアクアラインに入る前からすでに渋滞が始まっており、湾岸線の南行きでは最悪の場合羽田空港まで繋がる事もある。
【近接駅】
※首都高経由と国道409号利用で比べてみた。
【IC周辺施設】
- 多摩川河口
- 浮島町公園(川崎区市民健康の森)
- 浮島バスターミナル
- 東京電力浮島太陽光発電所
- かわさきエコ暮らし未来館
- ENEOS川崎製油所
- 東芝エネルギーシステムズ浜川崎工場
- 川崎キングスカイフロント
- 多摩川スカイブリッジ
- 東京国際空港(羽田空港) ほか
東京湾アクアトンネル
川崎浮島jctからすぐ東に見えるのが全長9.6kmに渡るこのトンネル。開通当時は関越トンネル(全長11km)の次に長かった。この長さが故に危険物搭載車は通行が出来ない。なお、トンネルの深さは最大で60mに達し、日本の国道で最も標高が低い場所を通る事となる。ここで事故または渋滞にハマったら地獄を見る事間違いなし(ただし、将来的にもう1本トンネルを掘って往復6車線に出来るように設計されている)。
中間地点には川崎人工島(風の塔)が設けられ、アクアラインの換気はここで実施する。なお、ここは神奈川県における最東端となっている。
海ほたるPA
東京湾アクアトンネルの出口にあるのがこのパーキングエリア。「海ほたる」という施設名は「海上に浮かぶ光」から名付けられ、上下線一体型の施設となっている。東京湾のど真ん中にあり、その絶景を見るべく展望デッキが多数設けられている(日本夜景遺産に指定)。ガソリンスタンドがないためサービスエリアには指定されていないが、陸側でもその施設を一望できるその存在感は圧巻であり、パイロットが羽田空港へ着陸する際にも当PAを目印にしているという。繫忙期には駐車場待ちで渋滞が起きる事もあるが、これは近隣に休憩施設がない(最短でも大黒PAまで行く必要がある)事も背景にあると思われる。
パーキングエリアでは珍しく、両方向共にUターン出来る構造になっている(川崎方面に料金所あり)。これは満車になった時の救済措置千葉・神奈川の両県における警察の管轄がここで切り替わる事と、危険物搭載車が万が一千葉側から入って来た際に折り返すように促す意味合いがある。
【ホームページ
】
東京湾アクアブリッジ
木更津金田ICのすぐ西から始まるのが全長5.4kmに渡る海上橋である。ただ、横浜ベイブリッジのような上のアーチがないため風が直接当たり、強風の時は車が揺れる事もある(基準値を超えると通行止めとなる)。この構造にしたのは将来的に外側にもう1車線増やせるように設計されているからである(休日の渋滞を考えればすでに拡幅すべき段階にあると思うが)。さらに船舶往来の関係で橋桁が全体的に高くなっており、高所恐怖症の人が運転すると怖いと感じるらしい。
なお、海ほたるPAまでは秋に開催される「ちばアクアラインマラソン」のコースに指定されており、毎年1万人以上のランナーが自走でこの橋を渡る(この日に限り、8:30~13:30に通行止めの措置が成される)。
【2】木更津金田IC
千葉方面の玄関口となるのがこのインターチェンジ。料金がこのICで変わるため本線料金所が併設されている。元々潮干狩りの名所だったため開通時より利用客が多かったが、最近はアウトレットを始めとした多くの大規模商業施設が作られていった。そのため、朝夕を中心に交通集中が起こるようになり、2012年以降になって当IC周辺で殺人的な渋滞が恒常化していく事になる(下道の国道409号がここで分断されるのも背景にある)。
案内は当ICより西が東京湾アクアライン、東がアクア連絡道とされている。
【近接駅】
【IC周辺施設】
- 木更津金田バスターミナル
- 三井アウトレットパーク木更津
- 木更津かんらんしゃパークキサラビア
- ドウシシャ関東物流センター
- 金田さざなみ公園
- コストコ木更津倉庫店
- カインズモール木更津
- 龍宮城スパホテル三日月
- オーエンススポーツフィールド
- 陸上自衛隊木更津駐屯地 ほか
【3】袖ヶ浦IC
国道16号と直結するインターチェンジ。住所が袖ヶ浦市にあるためこのIC名となったが、位置的には木更津市との境目であり、双方の市街地を連絡する役割を果たす。ただ、木更津金田ICとは異なり特に周辺が開発された形跡はなく、アクアラインの中でも比較的田舎っぽさを感じられるはず。
下道の国道409号は当ICを境に西が国直轄区間、東が千葉県管理となる。
【近接駅】
【IC周辺施設】
- 袖ヶ浦バスターミナル
- 袖ヶ浦市総合運動場
- 袖ヶ浦公園
- 上池
- 袖ヶ浦市郷土博物館
- アクアラインなるほど館
- 小櫃堰公園
- 大田山公園
- きみさらづタワー
- 木更津市郷土博物館
- 木更津東邦病院 ほか
木更津西jct
ここは道路法における高速自動車国道と一般有料道路との境目として便宜上設けられているジャンクション。当然接続する道路はないのだが、ここにスマートICがあれば……と思うドライバーは少なくないはず(少なくともアクアラインの渋滞にハマった事がある人ならばその気持ちは分かると思う)。
真下では国道409号が旧道(案内は国道410号)と合流する(上のAI画像は多少の誤りがあるもののイメージ的にこんな感じ)。
【16】木更津jct
館山道との接続地点。アクア連絡道はここで終点となり、館山道の上でキロポストが圏央道のものに切り替わる。時間帯によっては上り線で当jct手前から渋滞が始まっている事も。
アクア連絡道のIC番号は本来なら【4】となるはずだが、館山道に合わせて【16】とされている。
以上です。前述のように木更津jctから先は圏央道となり、全線開通すると最終的に横浜市へ至ります。そして、釜利谷jctから横浜横須賀道路で並木方面に行くとしばらくして湾岸線へ入り、川崎浮島jctで東京湾アクアラインの起点に戻って来ます。
今日はここまでです。それこそ圏央道の全線開通後は、東北道の青森ICみたく「 C4 圏央道 全長300km 安全運転をお願いします」のような看板が設置されないのだろうか。























































































































































を……とその前に足助の街並みをご紹介します。




























































