(N117)駅レビュー(東急田園都市線)~後編~ | BLUEのブログ

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前編にもどる

 

今日は「駅」レビューの東急編、田園都市線の続きです。

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

 

  【DT-15】たまプラーザ駅急行停車駅)

 

 

 

「たまプラ」の愛称で知られる。田園都市線の象徴と言える駅で、「金妻」で知名度を上げたのは有名な話。「たまプラーザテラス」と一体となり、駅の構造がバスターミナルを含めてまるで要塞である。これでも実は乗り換えがない駅であり、地方の人が見たらまず信じられないだろう。駅周辺は高級住宅街で有名で芸能人の在住情報が多く、住民は「たまプランヌ」と呼ばれるとか。なお、当初は「元石川駅」となる予定だったが、東急のシンボルにする意味合いを込めて現在の駅名となったという(駅名の「プラーザ」はスペイン語で「広場」を指す)。高輪ゲートウェイ駅みたく批判があったかどうかは置いといて。

 

大井町線の鷺沼延伸後は急行退避駅となる予定で、2面4線化出来るように準備スペースがすでに確保されている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • たまプラーザテラス
  • 美しが丘公園
  • 国学院大学たまプラーザキャンパス
  • 菅生緑地
  • 川崎市中央卸売市場北部市場
  •  E1  東名高速道路【3】東名川崎IC ほか

 

  【DT-16】あざみ野駅急行停車駅)

 

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溝の口~長津田の一斉開業区間で唯一後から設置された駅。駅の東口と西口で風景が異なり、東口は横浜市の図書館がある以外は目立った施設はないが、対照的に西口は広い商店街が続いていく。たまプラと比べると地味ではあるが、東急の乗り換え駅ではかなりマシな街並みである(菊名や中央林間がしょぼいだけかもしれないが)。駅から離れると高級住宅街が広がり、現在は「アザミネーゼ」としてブランド化している。

 

現在はブルーラインの終点とされているが、2030年までにはすすき野を経由して新百合ヶ丘まで延伸する予定となっている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 西勝寺
  • 劇団四季あざみ野四季芸術センター
  • 横浜市山内図書館
  • 横浜市民ギャラリーあざみ野
  • あざみ野ローンテニスクラブ
  • 東名江田バス停 ほか

 

  【DT-17】江田駅

 

 

 

東名高速道路と国道246号が交差する位置にある駅。おそらく田園都市線では最も駅前に何もない駅だと思われる(その割には交通量が多いので静かではない)。一応、東名江田バス停を移転して当駅直結とする話があるが真偽は定かではない。荏田城跡が整備されればまだ可能性が出てくるのに…。

 

急行が通過するホームには柵が設けられている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 荏田城跡
  • 青葉スポーツプラザ
  • 慶應義塾横浜初等部
  • 横浜新都市脳神経外科病院
  • 東京電力荏田変電所 ほか

 

  【DT-18】市が尾駅

 

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青葉区総合庁舎下車駅。青葉区の行政施設のほぼ全てがこの駅周辺に集まっている。東名高速道路の横浜青葉ICが近い。バスロータリーから横浜上麻生道路までの下り坂にほぼ全ての商店が揃っている。

 

最近になって首都高の横浜北線が開通したため、羽田空港へのリムジンバスが当駅に停車するようになった。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 鶴見川
  • 横浜市青葉公会堂
  • 横浜市青葉スポーツセンター
  • 谷本公園
  • 桐蔭学園
    • 桐蔭横浜大学
  •  E1  東名高速道路【3-1】横浜青葉IC ほか

 

  【DT-19】藤が丘駅

 

 

 

意外にも田園都市線で「●が丘」駅は当駅のみ。間違ってもリニモや地下鉄東山線に乗り換えられる駅だと思ってはいけない。当初は「谷本駅」となる予定だったが、富士塚が近くにあってそこに野生の藤が茂っていた事から現在の駅名となったらしい。ただし、現在は住宅街の中にあり、病院以外で特に目立つものはない。

 

ホームは3番線まであるが、なぜか2番線がない。なお、中央にある線路は上りの急行準急が通過する。

 

【駅周辺施設】

  • 昭和大学藤が丘病院
  • 北八朔公園
  • 港北PA(東名高速道路) ほか

 

  【DT-20】青葉台駅急行停車駅)

 

 

 

青葉区の商業の中心となっているのがこの駅。あの日体大(日本体育大学)は当駅が最寄駅となっている。環状4号沿いに永遠と商店街が続いており、駅周辺は時間を問わず渋滞を引き起こす。当初は「成合駅」となる予定だったが、成合町が当駅より北に離れている事から現在の駅名となったらしい。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 青葉台東急スクエア
    • 青葉台フォーラム
    • フィリアホール(青葉区民文化センター)
  • 日本体育大学横浜健志台キャンパス
  • 横浜美術大学
  • 寺家ふるさと村 ほか

 

  【DT-21】田奈駅

 

 

 

「こどもの国通り」の上にある駅。周辺に目立つものはなく、上の写真のような開業時の風景が強く残っている文字通りの「田園都市」である。田園都市線の中で最も利用客が少なく、周辺のアパート・マンションは「青葉台」と付くほどの不遇の駅。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 恩田川
  • 青葉区民交流センター(田奈ステーション) ほか

 

  【DT-22】長津田駅急行停車駅)

 

 

 

車両基地のある駅で、この駅を発着とする列車も多く、朝のラッシュ時は準急を中心に席取り合戦が毎日のように行われている。そのためホームが2面4線で、真ん中の線路は車庫まで繋がっている。駅の周辺は乗り換え駅にも関わらずほとんど何もないが、北口では再開発が進んでいる。

 

かつて走っていた快速は原則として当駅発着だった。停車駅は現在の準急とほぼ同じである。

 

【駅周辺施設】

  • 長津田検車区
  • 横浜市緑区民文化センター(みどりアートパーク)
  • マークワンタワー長津田
  • 玄海田公園 ほか

 

  【DT-23】つくし野駅準急停車駅)

 

 

 

つくし野アスレチックがある駅。当初は「小川駅」となる予定だったが、同じ首都圏にある西武拝島線の駅と被るため現在の駅名に決まった。駅前は東急ストアがある以外はただの住宅街であるが、これは協定によりマンション建設が禁止されているのが関係する。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 森村学園
  • 横浜みどりの里
  • フィールドアスレチック横浜つくし野コース ほか

 

  【DT-24】すずかけ台駅準急停車駅)

 

 

 

東京工業大学最寄駅。国道246号の「長津田町田境」は当駅を指す。当初は「南つくし野駅」となる予定だったが、東工大教授の「強い要望」により現在の駅名に決まった。駅の西側にしか出入口がない。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東京工業大学すずかけ台キャンパス
  • つくし野セントラルパーク
  • 玄海田公園 ほか

 

  【DT-25】南町田グランベリーパーク駅急行停車駅)

 

 

 

東急で最も標高が高い駅(海抜75m)。駅直結のグランベリーパークが象徴的な存在で、とりあえずこの駅に出れば欲しいものは何でも揃う。元々のグランベリーモールは2000年に暫定開業した後、2018年に一時閉鎖し、2019年に改めて「南町田グランベリーパーク」として正式開業する形を取っている。この駅は車の便が非常に良く、国道16号・国道246号・東名高速道路(横浜町田ICが近い)・保土ヶ谷バイパス・環状4号など主要幹線道路が全て集まっている(ただし、高確率で渋滞に遭遇するが)。

 

2000年から土休日に限り急行も停車していたが、グランベリーパーク開業と共に平日も停車するようになる。これにより、駅名も「南町田グランベリーパーク駅」へ改称される。地名がついこないだ「南町田」に変えたばかりなのに、その根本となった駅名をこんなキラキラネームみたいなのに変えるなんて…。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 南町田グランベリーパーク
    • 鶴間公園
    • スヌーピーミュージアム 
  • 境川
  • 横浜総合卸センター
  •  E1  東名高速道路【4】横浜町田IC ほか

 

  【DT-26】つきみ野駅準急停車駅)

 

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八王子街道(旧16号)の下にある駅。近くには大和市なのに「横浜」うかい亭がある。元々「月見野遺跡群」があり、そこからこの駅名が付けられた。駅前は団地と公園になっており、商店は少し離れてから見えてくる。

 

東急の単独駅では唯一「区」に位置しない。当駅から旧相模国へ入り、東武スカイツリーラインから続いてきた旧武蔵国からもいよいよお別れとなる。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 大和市つる舞の里歴史資料館
  • 横浜花博会場 ほか

 

  【DT-27】中央林間駅急行停車駅)

 

 

 

東急では最後に開業した終着駅。当初は「公所駅」となる予定だったが、「林間都市」計画の中心部なので現在の駅名となった。ただし、駅周辺は住宅街で特に高い建物はなく、どちらかと言えば中間駅という雰囲気が強い。小田急線との乗換駅であるが両線のホームとの距離がそれなりにあるので、特にラッシュ時や優等種別到着時は双方からの障害物競走状態となる。アンサイクロペディアの記事を見るとかなり面白い内容が書いてあるので一度は見て欲しい。

 

当駅は終着駅とあって、朝ラッシュ時に必ず座れるという利便性から人気が高い。東武線民はこの「中央林間」という地名に「どこの山に連れていかれるんだ!?」とビクビクしながら電車に乗っているとか。

 

【駅周辺施設】

  • 中央林間東急スクエア
  • りんかんモール
  • 相模カンツリー倶楽部
  • 三菱重工大和事業所
  • 三機大和ビル
  • 大和市民交流拠点ポラリス ほか

 


 

以上です。東急では中央林間駅が田園都市線の終点としていますが、さらに西の相武台を経由して愛川町付近まで延伸する噂が絶えません。しかし、田園都市線の混雑を考えたらこれ以上延伸すると困る事は事実ですが、小田急小田原線との連絡駅がないのでせめてここまでは…とも思ったりもしています。

 

しかし、この沿線は県庁所在地のある横浜方面よりもアクセスのいい渋谷方面へ出る人が多いので、特に「神奈川県」横浜市青葉区・緑区の住民は「東京都民」扱いにされているらしい……せめて町田市が神奈川県だったらまた違ってたかもしれないのに…。

 

つづく