BLUEのブログ

BLUEのブログ

スケールのでかいオレの投稿

(Since 2017.8.15 from Yahoo!JAPAN)

 

今回は首都圏における「L/Cカー」有料サービスについての内容を投稿します。

 

「L/Cカー」とは座席がロングクロス転換シートになっている車両の事で、ライナー運用時に限りクロスシートにする仕組みとなっています。なお、ロングシート時は各駅停車の運用にも入ります。

 

一部は座席下にコンセントが装備されております。また、長距離運用を考慮してトイレが設置されている場合もあります。

 

  京浜急行電鉄

 

 

(ウィング号)

 

1992年に夕方の下りに限り導入された。当時は私鉄の特急専用車でないライナーは画期的であり、「湘南ライナー」用で作られた215系のデビューに合わせてサービスを開始した事から東海道線への対抗意識もあったと思われる。

 

休日は快特の一部で「ウィングシート」が2号車に設定される。

 

(停車駅)

 

  東急電鉄

 

 

S-TRAINは西武鉄道で扱うためここでは割愛する。

 

(Qシート)

 

2018年に大井町線で導入を開始。全国屈指の混雑路線である田園都市線の着席保証ができるとあって、前日には満席になる事もあるという。当初はたまプラーザ以西でフリー乗降となっていたが、現在は二子玉川を除いて田園都市線内での乗車が不可となっている。

 

2023年には東横線でもサービスを開始した。当初は4・5号車の2両とされていたが、現在は4号車を「休シート」状態としている。

 

現時点で大井町線は3号車、東横線は5号車に設定される。種別はいずれも急行で、平日の下りのみの設定となっている。

 

(停車駅)

大井町線

 

東横線

 

  京王電鉄

 

 

(京王ライナー)

 

2018年に新宿~橋本・京王八王子にて導入された。導入に合わせて新形式の5000系を用意し、2022年増備分からはリクライニング機能まで兼ね備えたハイテク仕様となっている。

 

新宿からの所要時間は京王多摩センターまで最速26分、京王八王子まで36分とかなりの速達性を誇る。特に相模原線方面は小田急の「ホームウェイ」が多摩線直通を廃止したため、完全に京王が優位に立ったと言えるはず。

 

また、高尾線直通の「Mt.TAKAO号」も休日限定で走り、下りは何と明大前からノンストップで高尾山口まで向かう。

 

(停車駅)

  • 「Mt.TAKAO号」の運転は休日のみ。
  • 下りは府中または京王永山からライナー券なしで乗降可能。

 

  西武鉄道

 

 

(S-TRAIN)

 

2017年に導入され、西武の有料列車で「初」の地下鉄直通運転を実現させた。土休日のお出かけや、平日の通勤・通学などの様々なシーンに対応するため、ダイヤ別で直通先が異なるのが特徴的。

 

現行では40000系が使われるが、2019年登場のLaview」は地下鉄対応で作られており、将来的に車両変更する可能性がある。

 

◆平日(有楽町線直通)

 

現行ダイヤではいずれも所沢⇔豊洲で運転。朝は上り、夕方以降は下りのみの設定。下りは18時以降に毎時ちょうどに豊洲を出るように設定されている。

 

所要時間は豊洲~所沢が最速55分、飯田橋~石神井公園が25分ぐらいであり、実は快速とそんなに変わらない。やはり有楽町線内に待避線がないのが影響している模様。

 

イベント開催時は豊洲止まりになっている運用を新木場まで延ばす事があり、その場合は豊洲~新木場を各駅停車で運転した上でフリー乗降区間として扱われる。

 

◆休日(副都心線直通)

 

いずれも元町・中華街発着となる。ただし、西武秩父へ行く運用は1往復のみで、それ以外は南行き1本が飯能始発、北行きが飯能行・所沢行がそれぞれ1本ずつある。

 

所要時間は飯能~西武秩父で下りが38分、上りが45分となっている。飯能以東は運転停車をしたり乗降時間が長かったりするためか、【Fライナー】とあまり変わらない。

 

とりあえず、東急線内での有料列車はもちろん「初」の設定で、【Fライナー】とは異なり全区間同じ種別で運転する。

 

(停車駅)

  • 池袋は方向関係なく降車のみの扱いとなる。
  • 地下鉄線内(みなとみらい線含む)のみの乗車はできない。

(料金)

  • 「○」は乗降共に可能、「●」は方向によって乗車または降車のみ、「△」は降車のみ、「×」は利用不可とする。

 

(拝島ライナー)

 

2018年に拝島線へ向かうライナーとして登場。停車駅は新宿線内がノンストップ、拝島線内が各駅に停車し、かつての相鉄の急行に近い性格を持つ。所要時間は西武新宿~拝島が最速44分、高田馬場~小平で20分ぐらいであり、かなりの速達性を誇る。拝島以西のアクセスで考えれば、高田馬場からだと中央線よりもアドバンテージがある。

 

将来的には特急小江戸を置き換えて【小江戸ライナー】を走らせる可能性もある。S-TRAINとは雲泥の差マークが jっぽく見えて日本道路公団を連想する人もいるかも。

 

(停車駅)

  • 下りは小平からの拝島線区間がライナー券なしで乗降可能。

 

  東武鉄道

 

image

 

(TJライナー)

 

2008年の副都心線開業に合わせ、関東では京急に次ぐ通勤車使用のライナーとして導入された。L/Cカー」を使用するライナーの先駆け的な存在であり、このTJライナーの成功で同様のサービスが他社へ波及していった(特に特急導入のハードルが高い路線は刺激を与えたはず)。

 

現行ダイヤでは全て池袋発着で、上りは森林公園始発、下りは小川町行きとなる。所要時間は池袋~川越が最速25分で、埼京線や西武新宿線よりもアドバンテージがある。

 

当初は下りのみだったが、年を追うごとに徐々に本数を増やしていき、2016年には上りでも運行を開始した。現在は曜日関係なく運転しており、上りは朝、下りは夕方以降に設定される(逆方向には無料の川越特急が運転され、こちらも50090型が使われる)。

 

(停車駅)

  • 下りはふじみ野からライナー券なしで乗降可能。

(料金)

 

(THライナー)

 

2020年の虎ノ門ヒルズ駅開業に合わせて導入された。日比谷線の完全7両化と同時に設定され、北千住が通過扱いとなるのが特徴的。日比谷線直通は基本的に緩行線を走るが、このTHライナーに限り梅島~西新井で急行線に転線する。

 

所要時間は上野~久喜が54分であり、上野東京ラインと大差はなく、西新井で普通急行に乗り換えた場合でも数分程度の差である。将来的には南栗橋発着が設定される可能性もあるが…。

 

(停車駅)

  • 上りは霞ヶ関から各駅停車として扱われ、ライナー券なしで乗降可能。

(料金)

※上り方面を基準とする。

 


 

以上です。どの車両も乗り心地は静かで非常に良く、ライナー用として使う分にはE231系グリーン車にも劣らないハイスペックな車両です。観光用として使う分ではやはり「スペーシアX」とかより落ちると思いますが、EXEには間違いなく勝っています

 

「L/Cカー」で特に成功しているのはTJライナー拝島ライナーで、現状ではほぼ満席で「+200円で立ってでもいいから乗せてくれ」みたいな状況になっています。新宿・池袋から見ると所要時間がJRの競合路線よりも短く、京王ライナーを含めても現時点で中央線にグリーン車がない(2025年導入予定)のが追い風となっているように感じます。

 

一方のS-TRAINTHライナーがガラガラになっている原因はこんな感じでしょうか。

  • ターミナル駅まで行けば始発の特急に乗れる(逆も同様)。
  • 座席のリクライニングができない(京王ライナーの一部は可能)。
  • 観光視点で考えた時、座席にハズレが多い(窓側なのに戸袋があったり足が伸ばしづらい箇所があったり、あるいはロングシート席があったりする)。
  • やはり通勤車の延長なので旅情がなく特急に乗っている感が全く伝わらない(近い感じとしてE231系クロスシート車で熱海や前橋に向かうような状況が挙げられる)。
  • こんな感じで、設備が特急より劣るのに無駄に特急券が高い。
  • さらに座席指定券の買い方にも沿線以外では色々と不便な点が多い。
  • 他の無料種別と所要時間に差がなく、停車駅での乗り継ぎも不便な場合がある。
  • そもそも特急自体が中編成で回せてるのに、他の通勤車と同じ直通編成を導入したところで供給過多になる事は目に見えていた。

……といった感じでしょうか。また、東急の「Qシート」も東横線大井町線で利用客の差が出ているとの話もあります。ただ、「L/Cカー」として作られた車両はいずれもまだ更新の時期ではないため、何とかして利用促進の方向へ持っていきたいところでしょう。

 

今日はここまでです。なお、座席指定券を使う目安と言える東京から50km離れたエリアの一覧は以下のリンクを参照して下さい。

 

 

(Since 2020.4.23 from Ameba No.313)

 

前編にもどる

 

今日の内容は、「駅」レビューの銀座線の後編です。

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

  【G-10】京橋駅

 

image

 

 

主要駅に挟まれた地域かつ単独駅なので地味な駅だが、やはり銀座線の駅なので東京メトロの中でも決して利用客が少ない訳ではない。当駅付近は完全なオフィス街であり、銀座・日本橋エリアを含めて数多くの本社ビルが集中している。

 

【駅周辺施設】

  • 京橋エドグラン
    • 明治屋
  • 京橋トラストタワー
  • 東京スクエアガーデン
  • 国立映画アーカイブ
  • 宝くじドリーム館
  • ミュージアムタワー京橋
  • 東京ミッドタウン八重洲 ほか

 

  【G-11】日本橋駅

 

 

 

日本国道路元標がある「日本橋」があり、日本の道路網の始点として古くから知られている。道路標識における「東京」は基本的にこの日本橋の事を表している。日本橋の上には都心環状線が通っているが、2030年までに老朽化と日本橋の空を取り戻す事を目的に地下化される予定。駅周辺には数多くの歴史的建造物が点在し、東京の中心を強く印象付ける界隈となっている。

 

【駅周辺施設】

  • 日本橋川
  • 江戸橋ビル
  • コレド日本橋
  • 東京日本橋タワー
  • 日本橋高島屋
  • 日本橋ダイヤビル
  • 東京証券取引所 ほか

 

  【G-12】三越前駅

 

 

 

名前の通り日本橋三越が目の前にある駅。「日本国道路元標」の位置は実は日本橋駅よりも当駅の方が近い(写真のすぐ近くにB5出入口がある)。日本橋北詰とあって駅周辺の雰囲気が異質でありビルの高さもそれほどでもなく全体的に高級感が漂っている。

 

総武線(快速)の新日本橋駅は当駅から連絡通路で繋がっており、正式な乗り換え駅として扱われている。

 

【駅周辺施設】

  • 日本橋
    • 日本国道路元標
  • 日本銀行
    • 金融研究所 貨幣博物館
  • 日本橋三越本店
  • 日本ビルヂング
  • お江戸日本橋亭
  • 日本橋三井タワー
    • 三井記念美術館
    • コレド室町
    • 日本橋三井ホール
  • 福徳神社(芽吹稲荷) ほか

 

  【G-13】神田駅

 

 

 

JRにおいて東京駅から1駅行ったらこの駅になる。「神田」の街自体は幅広く、周辺にある地名のほとんどが神田から始まる「神田○○町」みたいな感じとなっている(西は何と水道橋や神保町まで広がる)。神田という街のイメージから連想する庶民的な感じは当駅付近も同様で、比較的低層な建物が立ち並ぶビジネス商店街がここにあり。

 

銀座線のホームはJRよりも北にあり、秋葉原の入口となる「万世橋」が近くに見える。

 

【駅周辺施設】

  • アース製薬本社
  • 千代田区立スポーツセンター ほか

 

  【G-14】末広町駅

 

 

 

秋葉原の北端に位置するのがこの駅。駅の南北で雰囲気が異なり、北側は住宅も見える静かな感じなのに対して、南側は極めて秋葉原でしかないオタクの聖地っぷりを発揮する。てか、むしろ秋葉原の駅前よりも当駅の方がアキバ系のイメージに近く、平時における可愛いメイドさんの数の多さは特に必見だ。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • AKB劇場
  • 神田明神
    • 神田神社
    • 明神会館
    • 神田明神ホール
  • 秋葉原電気街
  • アニメイト秋葉原本館
  • 秋葉原UDX
  • アーツ千代田3331
    • ちよだアートスクエア
    • 千代田区立練成公園
  • 東京タイムズタワー ほか

 

  【G-15】上野広小路駅

 

 

 

駅を降りれば上野松坂屋が目の前にある。おそらく隣の上野駅よりも栄えていると思われ、駅周辺の商店の密集度は銀座線で一番かもしれない。とにかく松坂屋が目立つのは間違いないが、それ以外にもJRの線路沿いにあるアメ横商店街や上野公園にある不忍池などもあり、さらに駅南側には湯島天神への「学問のみち」もあったりととにかく見どころ満載である。

 

日比谷線の仲御徒町駅は同一駅扱いで、これ以外にも都営大江戸線の上野御徒町駅及び山手線の御徒町駅も乗り換え駅として指定されている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 大丸松坂屋上野店
  • 上野パルコヤ
  • 上野アメ横商店街
  • 御徒町吉池
  • 御徒町南口駅前広場(おかちまちパンダ広場)
  • 鈴本ビルディング
    • 鈴本演芸場
  • 上野恩賜公園
    • 不忍池
    • 水上音楽堂
  • 上野イーストタワー ほか

 

  【G-16】上野駅

 

 

 

台東区総合庁舎下車駅。当駅は東京の北の玄関口として古くから知られており、銀座線においても日本で最初の地下鉄として開業する事から分かるようにその重要さが分かる。JRの線路の東西で雰囲気が異なり、西は上野公園に直結しているので緑が多く見えるが、東は様々な要素の入った建物密集地であり、特にラブホテルの並ぶエリアはアングラな雰囲気が強く感じられる。

 

なお、当駅の東側には上野検車区があり、日本で唯一となる地下鉄の踏切が見られる。ただ、銀座線は第三軌条なので生足で触れると命に係わる。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • アトレ上野
  • 上野恩賜公園
    • 上野の森美術館
    • 上野動物園
    • 東京文化会館
    • 国立西洋美術館
    • 上野東照宮
    • 東京都美術館
  • 上野学園大学
  • 東京地下鉄上野検車区 ほか

 

  【G-17】稲荷町駅

 

 

 

上野から1つ行った最初の地下鉄開業駅。うーん、これだけ説明すればいいかな…。

 

【駅周辺施設】

  • 下谷神社
  • 永寿総合病院 ほか

 

  【G-18】田原町駅

 

 

浅草から1つ戻った最初の地下鉄開業駅。国際通りより東が浅草エリアとなり、商店の数と共に人の往来が多くなる。また、浅草寺へ行く際は人混みを避ける意味で当駅を使う手も。

 

ちなみに、つくばエクスプレス(TX)の浅草駅には当駅から徒歩5分程度で到達する。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東本願寺
  • 合羽橋(かっぱ橋道具街)
  • 浅草公園六区 ほか

 

  【G-19】浅草駅

 

image

 

 

「雷門」で有名な東京有数の下町繁華街。古くから浅草寺を中心に発展していき、江戸時代の時点で知名度が全国区になっていたこの街を今さら語る必要はないだろう。雷門から仲見世商店街を経て浅草寺へ至る道はもはや東京の象徴であるが、途中で十字に交差する新仲見世通り(東武浅草駅を起点とする)もアーケード街として有名である。ちなみに、駅東側の隅田川からは数多くの水上バスが発着し、ここから東京の名所を多く回るため、国籍問わず人気が高い。また、この発着地点は隅田川花火大会の打ち上げ場所としても知られている。

 

乗り換えの便はそれほど悪くはないが、TXに限り徒歩10分ほど要し、公式にも別駅扱いとなっている(同様の例として、京急と横浜市営地下鉄の弘明寺駅がある)。

 

【バスで行ける駅】

※バス停はいくつかに分かれており、高速バスは省略した。

 

【駅周辺施設】

  • 浅草寺
    • 雷門
    • 仲見世商店街
  • 浅草地下商店街
  • 台東区立隅田公園
  • 台東リバーサイドスポーツセンター
  • 東武浅草駅ビル
    • 松屋浅草
    • 浅草エキミセ
  • 浅草東武ホテル
  • 浅草公会堂
  • 産業貿易センター台東館
  • 世界のカバン博物館(新川柳作記念館)
  • 隅田川花火大会第1会場 ほか

 


 

以上です。かつては銀座線にも延伸計画があり、北は三ノ輪へ、西は二子玉川まで行くはずでした。しかし、銀座線は最大6両編成で現在でも日中4分間隔で走っている事からも分かる通り、ただでさえ利用客が多い路線をさらに延伸したら大変な状態になるとの声もあり中止になったそうです。

 

まあ、自分としてはそのおかげで半蔵門線が出来て、地元の東急田園都市線から直通で都心に行きやすくなったからいいけどね…。

 

つづく

(Since 2020.4.22 from Ameba No.312)

 

今日の「駅」レビューは日本最古の地下鉄である銀座線です。

 

銀座線自体の内容は以下のリンクを参照して下さい。

 

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

  【G-01】渋谷駅

 

image

 

 

渋谷区総合庁舎下車駅。もはやこの駅の説明を必要とする日本人はいないと思われる問答無用の「若者の街」。東急が建設した「渋谷ヒカリエ」にはDeNAやLINEなどの本社が入っておりもはや日本の中枢。また、若者ファッションの発信源となっている「109」も外す事ができない。そして、渋谷の象徴と言えばやはりハチ公前広場とスクランブル交差点で、観光客はほぼ確実にここで写真撮影を行う。ただ、地形の関係からか出入口の数が異常に多く、初めて来た人はおろかヘビーユーザーでも目的の場所に行く途中で迷う事がある。さらに現在は再開発中なのでカオスな状態となっており、少なくとも2027年までは難易度の高いダンジョンが続く事となる。

 

銀座線のホームは2020年になって再開発事業に伴って移設されたもので、これにより営業キロが0.1km短くなった。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • ハチ公前広場
    • 忠犬ハチ公像
    • 渋谷スクランブル(渋谷駅前)交差点
  • 渋谷ヒカリエ
  • 109
  • モヤイ像
  • 渋谷スクランブルスクエア
    • SHIBUYA SKY
  • 渋谷ストリーム
  • 渋谷サクラステージ
  • 渋谷マークシティ
  • Bunkamura
  • 渋谷センター街
  • MIYASHITA PARK
  • 青山学院大学
  • NHK放送センター ほか

 

  【G-02】表参道駅

 

image

 

 

青山学院大学最寄駅。駅を降りて西に歩くと明治神宮の表参道となり、クリスマスのイルミネーションで有名。駅名は「青山六丁目駅」⇒「神宮前駅」と変遷していき千代田線開業と同時に現在の駅名となり、今や「表参道ヒルズ」という商業施設まで誕生している。駅周辺は明るい雰囲気のお店が多く、芸能人の目撃情報も多く寄せられるオシャレな街だ。

 

半蔵門線とは同一ホームで乗り換える事ができる。そのため、半蔵門線は渋谷駅を起点としているが、乗り換えはこの表参道駅を優先して案内される。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 表参道ヒルズ
  • 青山学院大学
  • 国際連合大学
  • 善光寺北青山分祠
  • 根津美術館
  • Avex本社
  • パソナスクエア
  • 都民の城(こどもの城跡地) ほか

 

  【G-03】外苑前駅

 

 

 

表参道と青山一丁目に挟まれ、半蔵門線が「通過」する不遇の駅。ただし、当駅自体は決して地味な駅ではなく、神宮球場や国立競技場など神宮外苑にあるスポーツ施設の最寄り駅として重宝されている。また、秋になるといちょう並木が色映えて多くの観光客が訪れる。

 

【駅周辺施設】

  • 青山霊園
  • 伊藤忠ビル
  • 都立青山公園
  • 明治神宮外苑
    • 明治神宮野球場
    • 秩父宮ラグビー場
    • 国立競技場
  • 日本青年館
  • 日本オリンピックミュージアム ほか

 

  【G-04】青山一丁目駅

 

 

 

もはや「青山」という名前がブランドとなり、その目印になるのが当駅。「赤坂御用地」が駅の東側にあり、外苑東通りの東西で風景が全く異なる。神宮外苑も当駅が近く、いちょう並木が見頃になると大勢の観光客で賑わう。ただ、「青山」の中心地は当駅から西寄りで、どちらかと言えば表参道駅の方が思い浮かべるイメージに近い。ちなみに、当駅付近はビジネス街で商業施設も比較的小規模なものとなっている。

 

なお、「青山一丁目」という地名は実在しない。正式には北青山一丁目と南青山一丁目に分かれている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 東宮御所(赤坂御用地)
  • 青山ツインビル
  • 本田技研工業本社
  • 帝国データバンク本社
  • 青山霊園
  • 都立青山公園
  • 明治神宮外苑 ほか

 

  【G-05】赤坂見附駅

 

image

 

 

赤坂の北に位置し、かつては江戸城の「赤坂見附」が存在した経緯から古くから商業地域として栄えた。ここから新橋駅までは概ね皇居外濠に沿って行く。外堀通りを境に街のつくりが全く異なり、東側は一部のホテルを除けば公的な建物がズラリと並び、西側は赤坂の街並みが見られ多くの商店が立ち並ぶ。

 

丸ノ内線とは同一ホームで乗り換える事ができる。また、永田町駅は駅北側で直接繋がっているので乗り換え駅として指定されている。

 

【駅周辺施設】

  • 赤坂御所
  • 豊川稲荷東京別院
  • 議長公邸
  • 東急プラザ赤坂
  • 東京ガーデンテラス紀尾井町
  • ホテルニューオータニ
  • 国際医療福祉大学東京赤坂キャンパス ほか

 

  【G-06】溜池山王駅

 

 

 

銀座線では最も新しく開業した駅。当駅付近には首相官邸・公邸及び内閣府があり、日本の中枢が全てここに集まっている。ちなみに、日本一の公立高校である都立日比谷高校は当駅を最寄りとする。隣の赤坂見附駅と同様に外堀通りを境に感じが変わり、北側は国会的な要素が、南側はビジネス街的な要素が強くなる。

 

国会議事堂前駅は別駅名であるが、駅北側で直接繋がっているので乗り換え駅として指定されている。

 

【駅周辺施設】

  • 国会議事堂
  • 首相官邸
  • 公邸
  • 内閣府
  • 特許庁
  • 日枝神社
  • 山王パークタワー
  • 東急キャピトルタワー
  • 赤坂インターシティAIR
  • 赤坂トラストタワー
  • ANAインターコンチネンタルホテル ほか

 

  【G-07】虎ノ門駅

 

 

 

この地域は中原街道から江戸城へ入るための「虎ノ門」から名付けられ、そのまま地名として定着した。霞が関地区の南端にあるため公的な施設が多い。ただ、街自体は比較的小規模なビルが多く、銀座線の単独駅だけあって地味な印象を受ける。

 

ただ、最近になって駅南側に「虎ノ門ヒルズ」が建設されたためブランドが向上した。そのため、2020年には日比谷線の駅が建設され、開業後は当駅との連絡運輸が実施されている。

 

【バスで行ける駅】

  • JR→東京・目黒
  • 東急→都立大学等々力
  • メトロ→二重橋前東京白金高輪白金台目黒
  • 都営→御成門赤羽橋白金高輪

【駅周辺施設】

  • 財務省
  • 特許庁
  • 虎ノ門ヒルズ
  • 霞が関コモンゲート
  • 霞が関ビルディング
  • JTビル
  • 虎の門病院 ほか

 

  【G-08】新橋駅

 

image

 

 

誰もが知ってる「サラリーマンの聖地」。当駅は日本初の鉄道が開通した際の起点駅として設定され、日本鉄道の原点として長年「聖地」とされてきた。…と言いたいのだが、現在では完全に「新橋=サラリーマン」みたいな扱いとなり、これ以外は全く知られていないと言っていいぐらいのイメージとなってしまっている。事実、サラリーマンへの街頭インタビューは必ず新橋で行われており、夜に至ってはもはや飲んだくれのサラリーマンしか歩いていない。北へ行けば銀座、東に行けば汐留、西へ行けば霞ヶ関と、「池袋=埼玉」のような感じで人々が集まりやすい地域なのだろうか。

 

なお、現在の新橋駅は2代目で、元々は烏森駅だった。初代の新橋駅は現在の汐留駅で、汐留駅自体は貨物専用とされたのちに1986年に廃止されたが、2002年にゆりかもめと都営大江戸線の駅として復活した。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 新橋駅西口広場(SL広場)
  • ウィング新橋
  • 汐留シオサイト
    • 日本テレビタワー
    • 汐留シティセンター
    • 旧新橋停車場鉄道歴史展示室
  • ヤクルト本社
  • ニュー新橋ビル
  • 第一ホテル東京
  • 東京電力本社 ほか

 

  【G-09】銀座駅

 

 

 

中央通りの下にある駅で、これは上野駅まで続く。日本人でまずこの「銀座」を知らない者はいないと思われ、単に「銀座」と言われたら迷わずこの東京の高級かつ独特な雰囲気を持つレトロ繁華街を連想するはず。当駅はその銀座エリアの中心部に位置し、有楽町・日比谷エリアも近い。そして「銀座」というネームから連想する通り高級ブランド店が数多く点在し、おそらく日本で一番セレブが買い物をする人の多いエリアといえるだろう。

 

なお、ホームを上がると地下通路があり、東は東銀座駅、西は日比谷駅まで繋がっている。通路自体はさらに北へ続いて大手町駅で完結する。やろうと思えば東京駅まで地上に出ないまま歩いて行く事も不可能ではない。さらに銀座一丁目駅も200m足らずであり、近いうちに乗り換えが可能となる。

 

【駅周辺施設】

  • エチカ・フィット銀座
  • 銀座三越
  • 和光本館
  • 松屋銀座
  • 銀座三和ビル
  • セイコーハウス銀座
  • GINZA PLACE
  • 銀座コア
  • GINZA SIX
  • 王子ホール
  • 東急プラザ銀座 ほか

 


 

京橋駅以北は次回投稿します。やはり銀座線は主要地ばかり通るので書く内容が多い…。

 

後編へつづく

さて、パリ2024が昨日終わりました。パリ五輪は冬季大会を含めても6年ぶりの通常開催となり、ようやく本来のオリンピックを見られたと思う人も多いと思われます。

 

image

 

とりあえず、日本日本人選手のメダルの総数は以下の通りです。

 

 

【詳細記事下矢印

東京大会では自国開催もあってオリ・パラ共に史上最多のメダル数を獲得しましたが、今回は流石に総数では下回りました。それでも、オリンピックでは国外開催では最多のメダル獲得となり、パラリンピックに至っては金メダルに限れば東京大会を上回る結果となりました。これはやはり東京大会を開催した事で相対的にスポーツをやる環境が充実していったのを示しているのかもしれません。

 


 

とりあえず、今大会における日本日本人選手の代表的なハイライトを羅列してみました。

 

(オリンピック)

  • メダル第1号は柔道女子48kg級の角田夏実で、ヤワラちゃん谷亮子以来となる20年ぶりの金メダルを獲得。
  • 柔道の阿部兄妹のうち、兄の一二三は連覇を果たした一方で妹のはまさかの2回戦敗退となった……いや、妹が負けたのを見て燃えたお兄ちゃんといった方が正しいか。
  • 水泳が前回の東京五輪以上の惨敗となり、手ぶらで帰らせるわけにはいかず400m個人メドレーで松下知之が、飛び込みで玉井陸斗が何とか銀メダルを手に入れた。
  • さらにメダル候補だったバレー・バスケも共に早い段階で姿を消し、球技が団体でメダルとなったのは女子の卓球のみ。
  • スケボーは今回も金メダルを獲得し、男子の堀米雄斗は東京大会に続く連覇となる。さらに、女子では吉沢恋の名前にあやかって「金メダルに恋した14歳」の名実況が生まれた。
  • 体操団体は男子が残り1種目の時点で3点差開いていた中国を最後に逆転して金メダルを掴み取った。女子は不祥事で1人辞退して4人となったものの8位入賞を果たした。
  • その体操で一躍有名となったのが男子の岡慎之助で、何と52年ぶりとなる三冠を達成した。
  • 馬術の男子団体で銅メダルを獲得したが、その愛称がなぜか「初老ジャパン」。ちなみに、馬術でのメダル獲得自体が何と92年ぶりだという。
  • フェンシングが大躍進を果たし、共に団体でメダルを獲得。個人でも男子の加納虹輝がエペで金メダルを勝ち取った。
  • レスリングはもはや柔道よりもお家芸で今回も多くのメダルを獲得した(女子は全階級)が、今回は男子の活躍も目立ち文田健一郎が40年ぶりにグレゴローマンスタイルでの金メダルを日本に持ち帰った。女子鏡優翔が1回戦で右目を骨折しながらも最重量級で初の頂点に。
  • 新種目のブレイキンではAmi湯浅亜実)が金メダルを獲得する一方で、メダル確実と言われたShigekix半井重幸)が4位入賞に終わりで明暗が分かれる。
  • 陸上ではサニブラウンが100m準決勝で日本歴代2位の9秒96を出しながら敗退。10秒切っても決勝に行けないって一体…。
  • ただし、短距離勢自体は男子が4×100mリレー・4×400mリレーで共に決勝進出を果たす。4継とマイルが共に決勝に行ったのはアテネ大会以来20年ぶり(惜しくもメダルは取れなかったが十分だろう)。
  • マラソンでは箱根駅伝以上の過酷コースで赤崎暁鈴木優花が自己ベストで6位入賞を果たしたが、揃っての入賞は国外開催ではバルセロナ大会以来32年ぶりである。

(パラリンピック)

  • メダル第1号は男子50m平泳ぎの鈴木孝幸で、前回の東京大会は100m自由形で金メダルを獲得したが、50m平泳ぎでは北京大会以来16年ぶりの金メダル奪還となった。
  • 車いすラグビーでは6大会目の出場で金メダルを勝ち取る。なお、健常者の大会では共にメダルすら取れていないのでこれは快挙と言ってもよい。
  • 自転車競技に出場した大学の先輩・藤田征樹は39歳になりながらもロードレースで7位入賞を果たす。
  • ただ、同じく自転車競技に出場した杉浦佳子は53歳にして2大会連続の金メダルを獲得し、自らの持つ最高齢記録を更新する。
  • 車いすテニスでは18歳の小田凱人が男子シングルスで史上最年少となる金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した国枝慎吾の完全なる後継者となった。優勝時のコメントは故・山本KID徳郁が天から憑依して「ヤバい、かっこよすぎるオレ」。
  • 一方で、陸上競技では何と61歳の伊藤智也が車いす400mで銅メダルを獲得する。このようにパラリンピックは老若男女問わず誰でも活躍の場を与えられるのが特徴的。
  • マラソンでは男女共に銅メダルを手に入れた。男子は車いすの部で鈴木朋樹が、女子は視覚障害の部で道下美里当初4着でゴールするも3着が失格となったため繰り上がりでのメダル獲得となった。

こんな感じで、ここには書ききれない内容も多くあります。とりあえず、各競技で色々な事が起こり、良い面でも悪い面でも予想外の結果が多く出たなと思いました。

 

今回のパリ大会は前回の東京大会に続いてかなりの賛否が出る大会となりましたが、その中でも射撃混合団体10mエアピストルで銀メダルを獲得した51歳のユスフ・ディケチ(トルコ)がバズり注目の人となりました。ディケチ選手のそのあまりのラフな姿に無課金おじさんと呼ばれ、やがて世界の各選手がその射撃ポーズをマネするなど一気にスターに駆け上がっていきました。

 


 

さて、パリパラリンピック閉幕をもって五輪関連は一区切りが付き、今後は11月にプレミア12が名古屋で、来年9月には世界陸上が東京で開催されます。特に世界陸上は大阪・関西万博と期間が重なるので、世陸+万博の相乗効果で2019年のラグビーW杯を上回るレベルの経済効果となるかもしれません。

 

さらに月末付けで岸田文雄首相が自民党総裁の任期満了に伴い退陣し、今後はカオスな総裁選⇒衆院選(⇒参院選)を経てどのような日本になるのかが注目されます。

 

今日はこれで終わります。なお、パリ2024の結果をもっと知りたい方は以下の大会公式HPを参照して下さい。

 

【オリンピック下矢印
【パラリンピック下矢印
(Since 2015.6.6 from Yahoo!JAPAN)
 
今日はブログ246回目を記念して、国道246に関する内容を投稿します。
 
 
国道246号は基本的に矢倉沢往還のルートを踏襲しています。全線に渡って東名高速道路(東京IC以東は首都高速3号線)と並行しており、一般的に「ニーヨンロク」と呼ばれる事が多いです。当初は「二級国道246号東京沼津線」として指定されておりました。路線データは次の通りです。
 
【路線データ】
 

 

【愛称】

※基本的には厚木(大山)街道と呼ばれるが、ここでは正式名称のみ掲載する。

 

(現道)

  • 青山通り(起点~渋谷署前交差点)
  • 玉川通り(渋谷署前交差点~二子橋交差点)
  • 東京・横浜バイパス(玉川高架橋~長津田町田境
  • 大和厚木バイパス(長津田町田境~森の里入口交差点)
  • 厚木バイパス(国道129号重複区間)
  • 山北バイパス(新籠場交差点~新鮎沢橋)
  • 裾野バイパス(新鮎沢橋~江原公園交差点)
  • 沼津ぐるめ街道(沼津IC南交差点~終点)

(旧道)

  • 多摩沿線道路(二子橋交差点~新二子橋)

(バイパス)

  • 永田町バイパス(特許庁前交差点~平河町交差点)
  • 厚木秦野道路(圏央厚木IC~新秦野IC)

【主な沿線】

 

【全体マップ下矢印

 

  • 距離表示の「東京」は都庁や日本橋ではなく、起点の三宅坂交差点を指す。
  • 町田市は正式には東京都だが、ここでは神奈川県として扱う。
  • 現在の終点は暫定であり、今後は江原公園交差点へ移動する予定。なお、当初は沼津駅に近い三園橋交差点だった。
  • 厚木市内に国道129号との重複区間が4kmほどあるが、この区間も国道246号として案内される。
  • 横浜市内及び秦野~御殿場の一部区間には歩道が設置されていない。
  • 厚木秦野道路は全線未開通で、暫定2車線(80km/h制限)で建設されている。
なお、旧道が未だに国道指定されているのは二子橋大和市上草柳~相模大塚の間だけで、その他の区間は全て国道指定が解除されています。また、旧道(横浜市内を除く)は1980年代まで国直轄管理であったためか、今でも国道時代の名残を感じる区間です(東山北駅の旧道に至ってはつい最近まで国道指定されていた)。
 
それにしても、ほぼ全線が国の管理なので立体交差も多く、下手したら国道1号よりも整備状態はいいかもしれません。全体的に勾配は大きいのですが、松田~沼津は天下の険・箱根峠を避けるルートとなっているため、箱根新道を避けてこの道を通る車も結構あります。
 
この道をテーマにした楽曲も数多く、古くはLINDBERGがデビュー曲として発表したほか、最近では何と乃木坂46が小室哲哉プロデュースで配信後に紅白歌合戦で歌唱しています。
 

 
現時点で判明している各区間の開通年は以下の通りです。ただし、既存区間の拡幅工事については省略しています。
 
  • 水引~厚木警察署前は1981年まで国道129号の単独区間だった。
  • 厚木バイパス自体は厚木ICからやや南にある第二交通機動隊前交差点まで続く。
  • 東京・横浜バイパスと大和厚木バイパス、山北バイパスと裾野バイパスは連続した道なりとなっている。
国道246号の大まかな特徴は次の通りです。なお、これは自転車ロードにおける状況と中心とし、全て下り方面へ向かう事を考えて記載する事をご了承下さい。
 

  東京都区間

 

(青山通り)

※上の写真は青山一丁目駅付近の様子。

まず、三宅坂交差点をスタートして、赤坂見附交差点まで下り坂となります。そこからは青山一丁目駅まで緩やかな上りを走り、上り切ると渋谷駅まで下り気味になります。交通量はかなり多く、道幅の割には渋滞がかなり頻発しますので走りづらいです。
 
(玉川通り)
※上の写真は青山通りと玉川通りの境目の様子。

渋谷を越えると「玉川通り」となって小刻みなアップダウンが続き、首都高速3号線の下を走るため視界が暗くなりますので周囲に注意して下さい。
 
なお、二子玉川駅付近は旧道を走らなくてはならず、この区間のみ国土交通省の指定区間から外れています。
 

  神奈川県区間

 

(東京・横浜バイパス)
※上の写真は都県境となっている二子橋の様子。

おそらく勾配10%近くあるであろうアップダウンのオンパレードで、平坦な区間はつかの間の休みだと思って走った方がいいかもしれません。
 
溝の口から先は立体交差が多くなりますが、高架は自転車侵入不可なので側道を走らなければなりません。しかしこの区間に限って箱根並みの勾配が待っており、信号に引っ掛かったりすると負荷が数倍に上がります。
 
ただ、横浜市を抜けてしまえば善波峠まできつい上り坂がなくなるので一気に楽になります。全体的に信号が少ないのが幸いでしょうか。
 
(大和厚木バイパス)
※上の写真は横浜市と大和市の境目にある大和橋の様子。

長津田からしばらく下った後、大和市・座間市は平坦になります。大和市以西は立体交差でも自転車が入れるのでここはペースを大事にした方がいいです。
 
海老名市に入ると相模川まで一気に坂を下ります。この先は国道129号と合流してしばらく重複する区間となります。
 
厚木市内は再び平坦な区間になります。交通量が多く渋滞は少なくありませんが、自転車の場合は特に車のスピードから「逃げる」事を考え、目的地次第ではここでスパートを掛ける事も頭に入れていいでしょう。
 
なお、国道129号との重複区間は都市計画上では「厚木バイパス」とされています。
 
(厚木~松田)
※上の写真はバス車内で撮影した伊勢原交差点の様子。
 
これまでの道なりとは異なり2車線の狭い区間となります。全体的に細かなアップダウンが続きますので、特に渋滞が起きている場合は歩道側をすり抜けるように走らなければならないので注意が必要です。
 
伊勢原~秦野で待っているのが善波峠であり、東名から3km弱上り坂が続くのでここまで体力を残しておかなければなりません。また、善波峠は見通しのよい真っすぐな線形なので、峠のトンネルを越えた後の下り坂ではスピードの出し過ぎに気を付けましょう。
 
渋沢駅を越えると山道となり、下り気味ではありますがカーブが多いのもポイントです。
 
(山北バイパス)

※上の写真は松田町にある西平畑公園付近の様子。

 

酒匂川沿いを通る線形の良い区間ですが、一部歩道がない箇所があります。道も2車線のままなので、ここはとにかく車にひかれないように注意が必要です。
 
下り線では富士山が見える事もありますが、これに見とれてしまうと事故の可能性が高くなります。どうしても事故を防ぎたい場合は、カーブは多いですが旧道(県道76号)を走りましょう。
 

  静岡県区間

 

(裾野バイパス)

※上の写真は国道138号と交わる萩原北交差点の様子。

 

御殿場市を峠として東が上り坂、西が下り坂がひたすら続きます。特に駿河小山~御殿場は坂がきつく、横浜市内に匹敵する上り勾配が長く続くため足が持たないかもしれません。
 
ただ、御殿場を越えてしまえば上り坂がなくなり線形が良くなるのでここでペースを回復しましょう。
 
なお、伊豆縦貫道の高架は「終点が近い」というサインになりますのでここで1段ギアを上げる感覚を持って下さい。
 
ちなみに、沼津IC南交差点の少し先から江原公園交差点はまだ開通しておらず建設中となっております。
 
(沼津ぐるめ街道)
沼津IC南交差点を左へ曲がると、終点までひたすら真っすぐ直線で下ります。「グルメ街道」の名前が付いている通り大多数の飲食店が立ち並びます。なので、「やっと終点に着いた」って感じで食事をする事をオススメします。
 
なお、道は4車線あるので余裕を持てると思います。

 

  バイパス

 
(永田町バイパス)
日本政府の中枢を通る区間で、ひたすら上り坂となっております。このバイパスは元々「都道」として指定されていた道路を2006年に国へ移管した区間です。
 
厚木秦野道路※全線未開通
image
※上の写真は伊勢原市内の側道となる県道603号の様子。
 
この道路は無料の自動車専用道路で建設されているので、自転車の走行はできません。
 
端点となる圏央厚木ICは2013年、新秦野ICは2022年に開通しており、現時点では伊勢原市内でかなり工事が進んでおります。
 

 
今日はこれで終わります。写真は増える度に追加していく予定です。そういえば学生の頃は厚木から小田原厚木道路の側道に入って、そこから大学までスパートを掛けてたな…。
 
つづく

さて、今回は北アルプスの長野県側にある「上高地」の写真をアップしてみます。

 

上高地は日本を代表する秘境の1つとして世界的に有名であり、エリア全体が国の文化財に指定されている関係で1996年以降通年に渡ってマイカー規制を実施しております(冬季期間は封鎖)。それでも世界中から来る観光客に対応するためバスターミナルには常に無数のバスが止まっており、まるで高速道路のSAのような様相を呈しています。

 

かつては国道158号の実質的な長野側端点でまさに「秘境」といった感じでしたが、長野五輪直前に安房峠道路が開通したため岐阜県側からも容易にアクセスできるようになりました。現在は松本~高山の中間点として、山を挟んでちょうど反対側にある「新穂高ロープウェイ」とセットで行く人も少なくないと思われます。

 


 

順番は以下の案内図を基に、南から北へ行くようにしております。したがって、シンボルとなる河童橋は少し後に出てきます。

 

  上高地案内図

 

 

 

  大正池~田代橋

 

 

 

 

 

 

 

  田代橋~河童橋

 

 

 

 

 

 

  河童橋付近

 

image

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  河童橋~明神

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  バスターミナル

 

◆上高地総合案内所

 

◆新島々(長野県側)

 

◆平湯(岐阜県側)

 

  おまけ

 

image

 

image

 


 

こんな感じでしょうか。ちなみに、上高地自体は長野県松本市にあります。もう一度言いますが、上高地の住所は町でも村でもなく第2新東京市長野県第二の都市である松本市です。とりあえず、中央線の新宿駅に次ぐ大ターミナルからマイカーすら入れない日本屈指の秘境までカバーする松本市の幅広さに驚く事は間違いないでしょう。

 

今日はここまでです。なお、近隣の観光地は以下のリンクを参照して下さい。

 

(ビーナスライン下矢印

 

(飛騨高山下矢印

 

(長岡花火下矢印

※梓川の水は最終的に信濃川へ流れて新潟に至る。

 

(Since 2020.12.1 from Ameba No.399)

 

今日の投稿は「お台場電車」こと東京臨海高速鉄道りんかい線に関する内容です。

 

 

東京臨海高速鉄道(TWR)は1991年に京葉線(新木場以西)の貨物線区間を旅客化して営業運転を行うために設立された第三セクター鉄道事業者です。1996年の開業当初は「臨海副都心線」として営業をしていましたが、2000年になって現在の「りんかい線」の愛称を使うようになりました。路線データは次の通りです。

 

【路線データ】

 

【他社乗り入れ路線】

  •  JA  埼京線
  • 川越線(大宮~川越)

【全体マップ下矢印

 

りんかい線の車庫は東京貨物ターミナルの東側に東臨運輸区として設置されております。ただし、一部の車両はJR東日本の川越車両センターで停泊する事があります。

 

他社路線の乗り入れは大崎以北は埼京線に入り、川越線の川越まで直通します。埼京線内では快速運転を行いますが、りんかい線では各駅停車であるため、上り線は赤羽駅で種別が切り替わります。

 


 

各区間の開通年は次の通りです。

 

  • 埼京線とは2002年から直通運転を開始している。
  • 新木場~東臨運輸区は国鉄時代に完成していた区間で、東京テレポート~天王洲アイルの間で分岐する。その分岐より西はTWRが新たに建設した区間となっている。
  • 新木場以東は京葉線と線路が繋がっているが、これは当初計画で「東京外環状線」として作られた名残である。ただし、運賃計算の関係で臨時電車のみの乗り入れとなっている。

【参考:東京外環状線】

鶴見~(武蔵野線)~西船橋~(京葉線)~新木場~(りんかい線)~東京貨物ターミナル~(東海道貨物線)~鶴見

 

2014年にはJR東日本りんかい線を買収する話が出ましたが、現時点では進展が見られない状況です。JR東日本曰く「期限を決めないで交渉を続ける」としています。

 

ちなみに、TWRは今後都心部・臨海地域地下鉄構想」の営業主体となる予定です。ただし、地下鉄新線がりんかい線へ直通する可能性は低いと思われます(国際展示場駅が直交する形となるため構造的に厳しい)。

 

【参考ブログ下矢印

 

  羽田空港アクセス線

 

今後は羽田空港アクセス線を建設する予定となっており、そのうち「臨海部ルート」は東臨運輸区までの車庫引込線を活用し、開通後はりんかい線との直通を実施します。開通は2031年を予定しており、「東山手ルート」との同時開業になる見通しです。

 

この羽田空港アクセス線の予定では京葉線との直通も盛り込まれていますが、現段階では新木場までの乗り入れとなるニュアンスとなっています。

 

それもそのはず、羽田空港駅はJR東日本管理駅となる予定なので、成田スカイアクセスの【京成⇔北総⇔京成】のように【JR⇔りんかい線⇔JR】の運用が発生する可能性が高くなります。さらに成田空港駅とは異なり専用改札が設けられる話がないため、特に葛西臨海公園以東でりんかい線の運賃が発生しない「キセル乗車」が出る恐れがあります。

 

いずれにしても、現行では天王洲アイル駅での乗り換え(東京モノレール空港快速が停車せず、その上で結構な距離を歩かされる)が強いられる状況なので、東京テレポート駅からそのまま直通するというのは湾岸線沿いで働く人にとってはかなり助かるはずです。

 

ちなみに、もう1つの「西山手ルート」はまだ事業化の目途が立っていませんが、現段階では大井町駅の東側まで新規で建設した上で接続する計画となっています。大井町から先は埼京線直通として運行し、一部は中央線湘南新宿ラインにも入線する可能性も考えられます。

 

【参考ブログ下矢印

 

  車両

 

現有車両は次の通りです(乗り入れ車両を含む)。随時更新予定。

 

【10両編成】

(TWR)

70-000形:8本

(JR東日本)

E233系:38本

  • 開業当初は4両編成だったが、利用客の増加と共に6両→10両といった感じで増えていった。
  • 2025年から71-000形が登場する予定で、おそらくE235系ベースの車両になると思われる。
  • 2016年には205系の撤退により完全VVVF化が実現した。
  • りんかい線はトンネルが広いので、拡張車体や先頭非貫通車の入線が可能。このため、E233系はストレート車体の2000番台ではなく拡張車体の7000番台が乗り入れる事となった。
  • 臨時電車では485系やE257系といった特急車が乗り入れた事がある。
  • 余談だが、相鉄12000系にもりんかい線の行先表示が用意されている。

現時点で70-000形は相鉄線に入れず、逆に相鉄12000系はりんかい線へ入線可能なようですが定期運用がありません。これは有楽町線副都心線の東武車・西武車の扱いに似ており、又貸しを防ぐ意味合いでこのような形を取っております。

 

最近では70-000形が209系に準じた機器更新を実施して、2018年に完了しました。ただし、2025年以降には71-000形への置き換えが予定され、一部は伊豆急行への譲渡が噂されています。

 

  ダイヤ

 

基本的には新木場発着ですが、一部に東京テレポート発着が設定されています。

 

【日中時間帯】

 

新木場~大崎が7本/時で、基本的には快速埼京線直通(川越発着)、各駅停車が線内折り返しです。

 

【朝ラッシュ時】

最大12本/時で、平日に限り通勤快速が走る事もあります。また、上りの一部は東京テレポート始発です。

 

【夕方~夜】

平均8~10本/時で、平日は快速の運転がなくなります。

 

  所要時間

 

新木場~大崎の所要時間は18分(運賃400円)です。ちなみに、京葉線山手線で行くと40分(運賃320円)となります。所要時間と運賃は次の通りです。

 

【新木場からの所要時間】

 

【各路線と比較】

 

【運賃】

 

今日はここまでとします。なお、りんかい線の駅レビューは以下のリンクを参照して下さい。

(Since 2021.7.7 from Ameba No.477)

 

京王線にもどる

 

今日は京王の「駅」レビューとして、高尾線に関する内容を投稿します。なお、この区間は全駅が特急停車駅です。ただし、特急より下位種別である急行は通過運転を実施します。

 

その前に高尾線の路線データについて記述します。

 

【路線データ】

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

※上りの「Mt.TAKAO号」停車駅は有料で示す。

 

  有料【KO-33】北野駅

 

 

 

京王線高尾線の分岐点。京王の中では重要な駅であるが、開発が進んだのは高架化後の1990年代になってからで、それ故に周辺は比較的新しい建物が多い。なお、駅南側は北野街道と野猿街道が合流して、すぐ先の打越交差点で八王子バイパスが交差するため混雑する。

 

ちなみに、近くにある野猿峠は1990年代後半に活動していたグループ「野猿」の由来となっている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 京王リトナード北野
  • きたのタウンビル
    • コピオ北野
    • 八王子市北野市民センター
  • ニッスイ八王子総合工場
  • 野猿峠
  • 石橋入緑地
  • 北野公園
  • 八王子卸売市場
  • 東京都水道局北野給水所 ほか

 

  【KO-48】京王片倉駅

 

 

 

一言で言えば「京王」の片倉駅。国道16号が下を通っている。最近では近くで国道20号のバイパス工事が進んでいるので周辺が揺れるように感じる(?)かもしれない。

 

【駅周辺施設】

  • 片倉城跡公園
  • 片倉つどいの森公園 ほか

 

  【KO-49】山田駅

 

 

 

当駅の読みは「やまだ」だが、周辺の地名は「やまた」である。高尾線の中では当駅付近が最も空き地が多い。

 

なお、高尾線開業前は「御稜線」を名乗り、当駅から北西へ線路が伸びて多摩御陵(武蔵稜墓地)まで到達していた。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 萬福寺
  • 広園(禅)寺
  • 富士森公園
  • 多摩少年院 ほか

 

  有料【KO-50】めじろ台駅

 

 

 

京王が造成した住宅地の中に作られた駅。高尾線の中では当駅が最も駅前が整理されている印象。ただ、大型商業施設などはなく「ザ・住宅街」って感じの街である。一応、法政大学や東京家政学院などへバスが出ているので学生の利用も少なくない。

 

【バスで行ける駅】

  • 西八王子駅には急行バスが出る時間帯がある。

【駅周辺施設】

  • 万葉公園
  • 椚田運動場
  • 椚田遺跡公園 ほか

 

  【KO-51】狭間駅

 

 

 

急行停車駅のめじろ台と高尾の間にあるまさに「狭間」の駅。基本的に住宅街の中にある駅だが、駅の南北で印象が異なっており、明らかに出入口のある南側の方が開発されているように見える。

 

【駅周辺施設】

  • 狭間公園
  • 興福寺
  • エスフォルタアリーナ八王子 ほか

 

  有料【KO-52】高尾駅

 

 

 

JRにおける中央線のターミナル駅で、中央線は当駅を境に運行系統が分断される。駅の雰囲気からしても東京の西の果てといった印象で、これからいよいよ山へ入っていく感覚が誰の目でも感じられる。駅前はJR側の北口が趣のある駅舎でまるで末端駅のようだが、京王側の南口が商業施設やマンションに囲まれ東京らしさを感じられる。まあ、他の乗換駅と比べると何もないなと思ってしまうが…。

 

京王のホームはいかにも途中って感じの高架駅だが、やはり当駅は区切りであり東側が複線で西側が単線となっている。

 

【駅周辺施設】

  • イーアス高尾
  • 武蔵陵墓地
  • 東京霊園
  • 都立八王子霊園
  • 東京医科大学八王子医療センター
  • 拓殖大学八王子キャンパス ほか

 

  有料【KO-53】高尾山口駅

 

 

 

京王の終着駅で、駅名からしてもはや言うまでもない高尾山の入口。一応甲州街道に沿っているので周囲には多く建物が立っているが、周りは完全に山の中でありもはや高尾山以外の目的地が見当たらない。なお、高尾山の山頂までは完全に舗装されており、普通に神社とかに行く感覚でてっぺんに着いてしまう。それが故に季節問わず登山客の数が絶えず、登山らしからぬラフな格好で来る人も少なくない。

 

なお、高尾山の中腹まで行く手段は徒歩以外には2つあり、ケーブルカーとエコーリフトがそれぞれ同額で使える(ただし、上の写真の通り「のりば」の位置は同じ建物にある)。

 

【駅周辺施設】

  • 高尾山
  • 京王高尾山温泉
  • TAKAO 599 MUSEUM
  • 高尾トリックアート美術館
  • うかい本社
  •  C4  圏央道【35】高尾山IC ほか

 


 

以上です。なお、高尾線京王ライナーが設定されていませんが休日ダイヤに限り「Mt.TAKAO号」が運転され、下りは明大前からノンストップで上りは高尾線内において急行と同じ停車駅(北野以東は京王ライナーと同じ)となっています。

 

ただ、高尾線の「Mt.TAKAO号」は平日も需要がありそうなので、5000系がさらに増備される過程で設定されないだろうか…。

 

つづく

(Since 2022.6.30 from Ameba No.552)

 

今日の内容は高速道路IC・PAレビューの東富士五湖道路についてです。

 

その前に東富士五湖道路 E68 )の路線データについて記述します。

 

【路線データ】

 

では、スタートします。なお、順番は中央道(富士吉田支線)の大月ICから始まり、最後におまけとして新東名の新御殿場ICの内容を付けておきます。

 


 

【全体マップ下矢印

 

※ETC専用出入口はETCで示す。

 

  【10】大月IC

 

 

 

山梨県東部の拠点であり、東側からの富士五湖方面への玄関口として機能する。また、国道139号の松姫バイパスが完成した事で、奥多摩湖や丹波山エリアにもアクセスしやすくなった。なお、後述の大月jctは元々別の施設だったが、2003年の拡張工事から設備が一体化されており、本線から出口に行くには上下線共に一旦河口湖方面へ進む必要がある。最寄りの大月駅は中央快速線の西端であり、笹子越え前の最後のICである事から首都圏の果てのような様相を呈している。

 

ちなみに、「中央高速道路」の時代はIC番号が【7】だったという噂があるが、真偽は確かではない。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 花咲カントリー俱楽部
  • 大月市立中央病院
  • 岩殿城跡
  • 深城ダム ほか

 

  【11】大月jct

 

 

 

本線富士吉田支線の分岐点。前述の大月ICとは設備が一体化しており、特に下り線では大月ICの3km手前で分岐するため、IC番号の逆転現象が発生している。これは東名の海老名jctと厚木ICなどで同様の例が見られ、近距離でIC・jctが連続するケースにおける安全確保のためこのような形にしたらしい。

 

元々の計画では河口湖方面が本線で、そこから下部温泉早川ICを通って南アルプスを貫いた後に三遠南信自動車道のルートへ入り、飯田山本ICから再び現行ルートに合流して名古屋へ行く予定だった。しかし、jctの形状を見る限りどー考えても初めから現在の形になる感じだったようにしか思えない。

 

  【1】都留IC

 

 

 

富士吉田支線の最初の出入口。開通当時は大月方面のみのハーフインターチェンジだった(入口だけだったという説もある)が、2011年になって河口湖方面も供用開始となり完全体になった。都留市民しか使い道がないように見えるが、初狩方面や上野原方面への抜け道があるほか、道志村へ向かう県道もある。

 

ちなみに、「中央高速道路」の時代はバス停しかなかったらしい。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 都留市立病院
  • 都留文科大学
  • 勝山城跡
  • 富士リゾートカントリークラブ
  • 中央都留カントリー倶楽部
  • 道の駅つる
  • ミュージアム都留
  • 山梨県立リニア見学センター ほか

 

  谷村PA

 

 

 

富士吉田支線では唯一のパーキングエリア。東富士五湖道路まで使う人にとっては貴重な休憩所であるが、所詮は支線のPAなので最小限の施設しか用意されていない。

 

  ETC【1-1】富士吉田西桂SIC

 

 

 

西桂町と富士吉田市の境目付近にあるスマートインターチェンジ。このSICの完成によって、富士吉田市街を通らずに色々とショートカットができるようになった。東京方面から忍野八海や河口湖北岸へ急いで行きたい人はここで降りた方がいいかもしれない。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 山梨県富士北麓浄化センター
  • 新倉山浅間公園
  • 明見湖
  • 小室浅間神社
  • ふじさんホール(富士吉田市民会館)
  • 忍野八海
  • 河口湖 ほか

 

  【2】河口湖IC

 

 

 

大月方面のみのハーフインターチェンジ。中央道の当初の終点であり、出口には「中央高速終点」の看板が今でも残っている。富士急ハイランドが目の前にあり、富士山登山客も含めて「いよいよ来たか」と思わせる雰囲気を感じさせる。富士五湖は山中湖を除けば当ICが最寄りであり、これ以外にも富士山にまつわる観光施設が集まるため、休日を中心に1年を通して往来が多くなっている。

 

ちなみに、「中央高速道路」の時代はIC番号が高井戸ICからの通しで【8】だったという噂があるが、真偽は確かではない。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 富士五湖
    • 河口湖
    • 西湖
    • 精進湖
    • 本栖湖
  • 富士急ハイランド
    • ふじやま温泉
    • ハイランドリゾートホテル&スパ
  • 富士山世界遺産センター
  • 北口本宮冨士浅間神社
  • 河口湖ショッピングセンターBELL
  • 道の駅なるさわ
  • 青木ヶ原樹海 ほか

 

  【3】富士吉田IC

 

 

 

御殿場方面のみのハーフインターチェンジ。隣の河口湖ICとは実質的に一体となっており、富士山五合目まで行く富士スバルラインはここで降りる事となる(ICからすぐ南にある富士山パーキングを利用してシャトルバスに乗り換える)。ただ、ICの位置がやや裏手にあるため、初めて行く人は見つけるのに少々時間が掛かるかもしれない。

 

中央道東富士五湖道路との境界線で、キロポストもここでリセットされる。ちなみに、東富士五湖道路の0kmポストは上下線共に料金所の一番左のレーンにある。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 富士急ハイランド
  • 富士山パーキング
  • 山梨赤十字病院
  • 山梨県富士ふれあいセンター
  • 河口湖総合公園
    • 河口湖ステラシアター
    • 富士河口湖町民体育館
  • 富士すばるランド
  • 富士山吉田口登山道 ほか

 

  ETC【3-1】富士吉田忍野IC

 

 

 

富士吉田市と山中湖村の境目付近にあるスマートインターチェンジ。道の駅富士吉田に近接しているが、一時退出実験などは実施されていない。このSIC開通によって、ETC搭載車に限り忍野八海など忍野村の主要な施設はここが最も近くなった。

 

実は富士スバルラインは当ICが最寄りだが、夏はマイカー規制期間に入る上に周辺に駐車場がないため推奨しない。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 恩賜林庭園
  • 道の駅富士吉田
    • 富士山アリーナ
    • 富士山レーダードーム館
    • ふじさんミュージアム
  • 鐘山の滝
  • 富士散策公園
  • 四季の杜おしの公園
    • 忍野しのびの里
    • 岡田紅陽写真美術館
    • 小池邦夫絵手紙美術館
  • さかな公園
    • 富士湧水の里水族館
  • 陸上自衛隊北富士駐屯地
  • 富士北麓公園
  • 富士スバルライン(富士山有料道路)
  • 忍野八海 ほか

 

  【4】山中湖IC

 

 

 

文字通り山中湖の西側にあり、正直に言って山中湖以外の主要スポットが思い浮かばない。ただ、周辺道路は狭いものの意外と道路網が広く、道志村や足柄エリアもカバーするため、特に東名中央道渋滞時において重要度が増す。かつては忍野八海へのアクセス拠点だったが、現在は富士吉田市内にあるSICに役割を譲っている(非ETC車は現在でも当ICが最寄りである)。

 

山中湖は相模川の源流であると共に標高1000m近いため避暑地として重宝され、IC周辺は別荘やセミナーハウスなど様々な施設が点在する。

 

【IC周辺施設】

  • 山中湖
  • 山中諏訪神社
  • 陸上自衛隊北富士演習場
  • AIMファナック
  • 花の都公園
  • 富士ゴルフコース
  • 森の駅旭日丘 ほか

 

  【5】須走IC

 

 

 

東富士五湖道路で唯一静岡県側に位置する出入口。有料区間はここまでで、ICに入る1km手前に料金所がある。道の駅すばしりに近接しており、晴れていれば山梨県側とはまた違った富士山を見る事ができる。また、ICを降りてしばらく進むと富士スピードウェイが見えてくる。

 

ICを降りずにそのまま進むと須走道路へ入る。詳細は後述。

 

【IC周辺施設】

  • 道の駅すばしり
  • 富士山須走口登山道
  • 陸上自衛隊富士駐屯地
  • 富士篭坂36ゴルフクラブ
  • 東口本宮冨士浅間神社
  • 富士の杜ゴルフクラブ
  • 富士霊園
  • 富士スピードウェイ ほか

 

  須走道路

 

 

1991年に須走ICから御殿場方面に向かって1kmだけ暫定開通。しかし、バブル崩壊もあって長らくその先が開通しなかった。ただ、中央道東名を連絡する道路として長年重要視されており、2021年になって新東名が新御殿場ICまで開通する際にぐみ沢北交差点までの延伸が実現した。

 

この「須走道路」は自動車専用道路であり、新東名との接続点を除くと小山町と御殿場市の境目付近に水土野ICを設けてある。なお、扱いとしては国道138号の現道であり、旧道は県道418号へ降格した。

 

ぐみ沢北交差点から先は「御殿場バイパス」として暫定2車線で供用されている。ただ、渋滞が頻発するため国道246号との交差点まで高架化する計画があり、すでに橋脚が立っている場所がある。

 

【詳細マップ下矢印

 

  【5】新御殿場IC(新東名高速道路)

 

 

 

東名の御殿場ICから約5km西に新たに設けられた。市街地からはやや外れにあり、東名が箱根に近いためこちらは富士山方面のゲートウェイとしての役割を果たす。なお、国道138号は連絡路を介した接続で、合流地点は「仁杉jct」という別の施設とされている。

 

ただ、現時点では名古屋方面しか開通しておらず、ICがフル稼働するには全線開通を待つ必要がある。

 

【近接駅】

 

【IC周辺施設】

  • 仁杉神社
  • 高根西ふれあい広場
  • 御殿場市体育館
  • 御殿場市民文化交流センターふじざくら
  • 御殿場市中央公園
  • 太平洋クラブ御殿場コース
  • 陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地
  • スノーパークYeti(イエティ) ほか

 


 

こんな感じでしょうか。なお、国道138号自体は御殿場ICから先で国直轄指定区間から外れ、最終的に第三新東京市箱根・小田原方面へ抜けていきます。

 

今日はここまでです。なお、富士急ハイランドが途中で出てきたので最後に富士急の最高速度一覧を挙げておきます。

 

【富士急絶叫マシン最高速度一覧下矢印

  • ド・ドドンパは2021年に営業終了したが、2秒未満で180km/hに達するというインパクトは凄まじいものであったため、あえて載せている。
  • 念のため、富士山麓電気鉄道の営業車両と比較したが、これを見るといかに富士急ハイランドの絶叫マシンが凄まじいかが分かるだろう。

【参考ブログ下矢印

 

(Since 2017.6.2 from Yahoo!JAPAN)

 

さて、今日は羽田空港のアクセスに関する内容を記述します。

 

羽田空港に乗り入れる現行路線及び予定路線は次の通りです。

 

  現行路線

 

◆東京モノレール羽田空港線

 

 

2002年からJR東日本の子会社となった。運行形態は次の通り。

 

(現行)

  • 羽田空港から浜松町までの最短所要時間は、第3ターミナルから13分、第1ターミナルから16分、第2ターミナルから18分となっている。
  • 空港快速は羽田空港第3ターミナル~浜松町までノンストップ、英語名は何とHANEDA EXPRESS!!
  • 詳細は単独ブログで投稿済みなので、以下のリンクを参照して欲しい。

 

(将来)

  • 浜松町駅は上野東京ラインが通過するため、新橋駅まで延伸する話がある。やろうと思えば数年で完成するとの事。
  • ならば東京駅までと言いたいところだが、こちらが実現する可能性はまずない。

【詳細マップ下矢印

 

◆京急空港線

 

 

1998年に現行の第1ターミナルへの乗り入れを開始し、2012年には高架化により完全複線化が実現した。運行形態は次の通り。

 

(現行)

  • 上り方面は都営浅草線を経由して、成田空港駅・芝山千代田駅まで直通運転。なお、エアポート快特(士快特)は羽田空港第3ターミナル~品川がノンストップとなる。
  • 下り方面は逗子・葉山駅及び京急久里浜駅までそれぞれ直通運転。基本的に急行の運用が多い。
  • 特急以下は空港線内各駅停車。快速特急は京急蒲田駅に止まるのが快特、止まらないのが士快特

(将来)

  • 都営浅草線の泉岳寺~押上にバイパス線を建設する計画がある。途中駅は東京駅のみとし、これにより羽田と成田の両空港間を結ぶスカイライナーが運行できるとしている。

【詳細マップ下矢印

 

  予定路線

 

◆蒲蒲線(東急多摩川線の延伸)

 

 

矢口渡~大鳥居に地下新線を建設し、そのまま京急空港線と東急多摩川線を直通する通称「蒲蒲線」計画がある。東横線副都心線が直通するようになった要因の1つがこの計画であり、現行の多摩川線は18m車だが東横線目黒線との直通を考慮して20m車が乗り入れる予定となっている。

 

なお、蒲田~京急蒲田は先行区間で、2035年の開通を目指している。ただし、池上線は現行の蒲田駅を継続使用する予定で、現行の多摩川線の線路は連絡線として残す模様。

 

ただ、東急⇔京急間では課題が大きく2つあるので下記に示す。

  • 京急が標準軌(1435mm)で東急が狭軌(1067mm)なので、もし大鳥居以東で相互直通運転をするのならばフリーゲージトレインの導入が必要となる(蒲蒲線自体は狭軌で建設する)。
  • 車両の長さの問題もクリアする必要がある。東急は20m車なのに対し、京急は18m車でありホームも東横線より短い。さらに、京急の羽田空港第3ターミナル駅はホームドア設置済み。
  • 詳細は単独ブログで投稿済みなので、以下のリンクを参照して欲しい。

【詳細マップ下矢印

 

 

◆羽田空港アクセス線

 

 

上野東京ライン開通によって、羽田アクセスに関しては逆に京急に塩を送る結果となってしまったため、JR独自で新線を建設するとの事。羽田空港新駅は1面2線のホームとなり、東京貨物ターミナルまではトンネルで建設し、2031年の開通を目指す。

 

東京貨物ターミナル以北は下記の3ルートに分岐する。

 

1. 東山手ルート

  • 東京貨物ターミナル~(東海道貨物線)~新橋~東京(⇒上野東京ライン直通)

2023年6月に着工した。東海道貨物線の一つである大汐線を改良して東海道線と合流する。ただ、東海道線との接続地点で単線になるのがネックとなる。その先は上野東京ラインを介して宇都宮線高崎線常磐線へ分かれる。特に常磐線は現行ダイヤで最長でも品川までとなっているので、これを羽田空港発着に変更する事が予想される。

 

2031年の開業時における本数は8本/時で調整している。

 

2. 臨海部ルート

  • 東京貨物ターミナル~(東臨運輸区回送線)~東京テレポート~新木場(⇒京葉線直通)

りんかい線の東臨運輸区へ行く回送線を活用するルート。こちらは新規工事を必要とせず、線路を繋げるだけで直通出来る。そのため、東山手ルートとの同時開業も物理的には可能で、JR東日本も実際にその方向で進めている。また、将来的には「臨海地下鉄」を介して銀座・秋葉原方面への接続も考えられている。

 

ただ、これが出来ると埼京線京葉線の「りんかい線の改札を通らない」利用が可能になるので、りんかい線の運賃計算がどうなるかが焦点となる。また、武蔵野線にも直通するのかが気になるところ。

 

3. 西山手ルート

  • 東京貨物ターミナル~(新線建設)~大井町~大崎~新宿(⇒埼京線直通)

東京貨物ターミナル以北では唯一新線を建設するルート。大井町駅からりんかい線へ直通し、最終的には埼京線へ入線する構想となっている。ただ、現時点では構想段階であり、完成は早くてもリニア中央新幹線の開通より後になるだろう。

 

開通後は埼京線南行きの新宿発着が大幅に減少する事は間違いないはず。また、特急を中心に中央線湘南新宿ラインへの乗り入れの可能性もある。

 

【詳細マップ下矢印

 


 

こんな感じです。バス路線に関してはかなり膨大な量になるため、以下のリンクにて現時点における各方面への運行の案内を確認して下さい。

 

 

今日はここまでです。なお、成田空港アクセス線の一覧については以下のブログを参照して下さい。