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今日は「駅」レビューとして、りんかい線について記述します。
りんかい線自体の内容は以下のリンクを参照して下さい。
では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。
【全体マップ】
【R-01】新木場駅
りんかい線の始発駅。線路自体は京葉線(蘇我方面)と繋がっているが、運賃の関係から不正乗車が多発し兼ねないとの事で直通運転が実施されておらず、改札もJRとは別々とされている。そのため、当駅は乗り継ぎの関係(特に東京駅)からか、都心・臨海部方面⇔京葉線(蘇我方面)の相互利用客が非常に多くなっている。ただ、駅周辺は「夢の島」があり、ゴミの最終処分場がある場所といったマイナスイメージが強い。
東西線の木場駅からは4kmほど離れており、地名も連続したものではない。また、東京ゲートブリッジは「一応」当駅が最寄りである事にも触れておく。
【バスで行ける駅】
- 錦18は平日のみ、急行05は休日のみ運行する。
【駅周辺施設】
- 夢の島公園
- BumB東京スポーツ文化館
- 夢の島熱帯植物館
- 第五福竜丸展示館
- 東京夢の島マリーナ
- 新江東清掃工場
- 木材合板博物館
- 東京辰巳国際水泳場
- 東京メトロ和光検車区新木場分室(新木場CR)
- 東京ヘリポート
- 若洲海浜公園
- 若洲ゴルフリンクス
- 東京ゲートブリッジ ほか
【R-02】東雲駅
駅の呼び方は「しののめ」が正しい。りんかい線単独駅では唯一地上に位置する。いかにもな湾岸エリアの街であり、主に北側がマンション街、南側が鉄鋼団地となっている。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 東雲駅前公園
- ラモスフィールド
- 東雲キャナルコート
- 辰巳の森緑道公園 ほか
【R-03】国際展示場駅
駅名の「国際展示場」は東京ビッグサイトの正式名称。有明エリアの中心として機能し、ビッグサイト以外でも有明ガーデンや有明コロシアムなど著名な大型施設が立ち並ぶ。また、お台場まで続くシンボルプロムナード公園の東ゲートとしても位置付けられ、台場エリアに架かる「夢の大橋」は日本一広い歩道橋とされている。ただ、この駅はやはり東京ビッグサイトが主役で、特にコミケ開催時には始発からものすごい人が駆け足で押し寄せ、時間帯によっては特別ダイヤが設定される事も。
ちなみに、当駅は将来的に「都心部・臨海地域地下鉄構想」における終着駅となる事を想定している。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 東京ビッグサイト
- 東京臨海広域防災公園(そなエリア東京)
- 有明テニスの森公園
- 有明コロシアム
- 有明ガーデン
- 東京ガーデンシアター
- 有明四季劇場
- パナソニックセンター東京
- TOC有明
- 有明水再生センター
- 有明清掃工場
- 有明スポーツセンター
- 東京都虹の下水道館
- 有明あおぞら広場
- シンボルプロムナード公園
- 東京都水の科学館
- 共同溝展示館
- 武蔵野大学有明キャンパス ほか
【R-04】東京テレポート駅
駅名の由来は当初の開発計画の名称である「東京テレポートタウン」。ただ、駅を降りれば分かる通りどこからどう見ても「お台場」しか連想せず、その駅名に戸惑う外国人(おそらく首都圏以外の日本人も該当)も珍しくないという。当駅付近は臨海副都心の中心地だが、行政区域は港区・品川区・江東区の3つの区が乱立している。それでも「お台場エリア」としてもはや説明がいらない東京を代表する街となり、建設当初から数多くのイベント開催を想定していたため広々としたホームとなっている。
到着時には「フジテレビにおいでの方は当駅が下車駅です」との案内がされる。また、発車メロディはフジテレビとの協力で「踊る大捜査線」のテーマ曲が使われている。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- ダイバーシティ東京プラザ
- 実物大ユニコーンガンダム立像
- フジテレビ本社ビル
- パレットタウン(2025年まで休業)
- 台場フロンティアビル
- トレードピアお台場
- 東京ジョイポリス
- アクアシティお台場
- シンボルプロムナード公園
- 夢の大橋
- 夢の広場
- セントラル広場
- 東京ビッグサイト青海展示棟 ほか
【R-05】天王洲アイル駅
駅名の由来は京浜運河などに囲まれた「アイル(島)」に位置する事から。元々は品川ふ頭から近い倉庫街だったが、現在は再開発されて「シーフォートスクエア」などのオフィスビルが立ち並ぶ街へ発展した。当駅付近は水辺景観に優れ、ロケーション撮影の被写体として使われる事も多い。ちなみに、あの有名な目黒川の桜並木は当駅の南が起点となり、そこから西へ8km進んだ池尻大橋駅の手前で完結する。
東京モノレールとは乗り換え可能だが、一旦駅の外に出て北へ歩く必要がある。また、当駅の東側には東臨運輸区への分岐線があり、2031年には羽田空港アクセス線の「臨海部ルート」として活用される予定。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 目黒川河口
- 京浜運河
- 品川ふ頭
- 天王洲シーフォートスクエア
- 天王洲銀河劇場
- 天王洲アイル水辺広場
- 天王洲ファーストタワー
- 野村不動産天王洲ビル
- 天王洲公園
- 天王洲パークサイドビル
- ハーバーワンビル
- 天王洲ビュータワー
- 東品川海上公園
- テレビ東京天王洲スタジオ
- 東京海洋大学 ほか
【R-06】品川シーサイド駅
地上に出るとそこは文字通りの品川区にある「シーサイド」。ただ、元々は青物横丁から程近い住宅街に過ぎず、当駅の位置にはJTの工場があった。しかし、開業に合わせて「品川シーサイドフォレスト」として再開発された結果、ホテルやショッピングセンターなどが集まる複合施設として生まれ変わり、一時は楽天の本社もここに構えていた。また、大井ふ頭が京浜運河の対岸にあり、そこで働く人も当駅を利用する。
品川駅にはバスで行く事が可能だが、決して場所を間違えてはいけない。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 大井ふ頭
- 品川シーサイドフォレスト
- オーバルガーデン
- ジュネーブフォレスト
- 城南職業能力開発センター
- 産業技術大学院大学
- 鮫洲運転免許試験場 ほか
【R-07】大井町駅
品川区総合庁舎下車駅。JR側からしたら品川駅のすぐ南なので比較的地味な印象を受けるが、駅自体は立派であり、大小の建物が隙間なく配置されている。また、劇団四季のお膝元でも知られており、駅北側に2つの劇場があるなどミュージカルファンにとっては「聖地」と言えるだろう。さらに、山手線の車庫がすぐ近くにあるので鉄道ファンも喜ばせる。他にも居酒屋が多く点在し、買い物もデパートからスーパーまで何でもある。このように、品川区の中心駅としてバラエティに富んだ街となっている。
りんかい線のホームは上下2層式となっており、当然JRとはホームも改札も別々とされている。なお、発車メロディは四季劇場でのミュージカル上演期間に限り、そのミュージカルのテーマ曲に変更される。
【バスで行ける駅】
- 井50は平日のみ、井51は休日のみ運行する。
【駅周辺施設】
- キャッツシアター
- 四季劇場【夏】
- きゅりあん(品川区立総合区民会館)
- 東京品川病院
- 阪急大井町ガーデン
- 三菱鉛筆本社ビル
- JR東日本東京総合車両センター ほか
【R-08】大崎駅
山手通りの南にある駅。かつては山手線の単独駅で、周辺は工場が多く並んでいたものの街としては小さかった。しかし、湘南新宿ラインのホームが出来てからは再開発が急速に進んでいった。現在は「大崎副都心」として数多くのビルが建設され、東京の一大拠点として遜色のない景観となっている。ただ、再開発地域を離れると古くからの住宅街に入っていく。
当駅はJR東日本が管理する駅で、ホームも湘南新宿ラインと共有している。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 大崎副都心
- 大崎センタービル
- 大崎フロントタワー
- アートヴィレッジ大崎
- 大崎ニューシティ
- ゲートシティ大崎
- ソニーシティ大崎
- 大崎ウエストシティタワーズ
- 大崎ブライトタワー
- 住友不動産大崎ガーデンタワー
- 第一三共品川研究開発センター ほか
まあ、こんな感じです。 今後思い付いた内容が増えるたびに修正していく予定。ただ、「お台場電車」と言う割には「台場」の名前を使う駅がないので、都民以外の人は目的地へ行くのに少々迷うかもしれません。……東京テレポート駅に副駅名があるのが救いだろうか。
埼京線へつづく…かも(笑)