(N209)京王電鉄の車両 | BLUEのブログ

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今日は京王で走る車両について詳細に記載する事とします。

 

京王は「リフレッシング京王」の前後でカラーリングが変化しており、以前はでしたが、現在はピンクインディゴブルーの2色が使用されております。ただし、井の頭線に限り車両ごとに色が異なる仕様で、「第n編成の車体色はnを7で割った余りに対応する」という規則があります。分かりやすく書くと、

 

京王線

 

井の頭線

  • 1729Fに限り「レインボーカラー」が用いられ、正面カラーは白色となっている。

このほか、京王線は基本的にストレート車体でありますが、井の頭線だけは拡張車体を採用しているなどの違いもあります。

 

なお、以下に示す車両は現行形式のみで、すでに引退した車両は記載しない事を頭に入れておいて下さい。

 

※2024年6月24日更新

 

  京王線系統

 

【7000系】

 

 

6000系のマイナーチェンジ車として登場。登場時は車体をステンレスにしただけで、それ以外は6000系に仕様を合わせられていた。ただし、都営新宿線への乗り入れは現在に至るまで実施されていない。当初はチョッパ車だったが、現在は全車両がVVVF化されており、室内も9000系に準拠した内容でリニューアルされている。当形式は製造が10年以上続いたため、編成によってコルゲートになっているのもあればビードプレス加工が施されているものもある。なお、落成時は赤帯だったため、東武10000系に似ていると言われる事も少なくなかったという。

 

2両・4両・6両・10両とバラエティ豊かである(以前は5両・8両も存在した)。現在でこそ特急運用にも入るのだが、元々は各駅停車用として作られた車両だった。当形式は何度も編成を組み換えているため改番のオンパレードとなっており、中には番号が3回変わったものも存在する。現在は廃車が始まっているが、引退の話になるのはまだまだ先になるだろう。

 

【8000系】

 

 

京王初のVVVF制御車として登場した。京王としては20年ぶりのフルモデルチェンジで、「リフレッシング京王」をアピールするために落成時より現行の京王カラーの帯が巻かれている。VVVF装置はGTOサイリスタを使ったもので、音は東急2000系や西武6000系に近いものとなっている。当形式は先頭部のみ普通鋼で作られているが、これは「名車」と呼ばれる初代5000系を意識したものである。側面はビードプレス加工となっており、一見すると7000系と見分けが付かない。なお、2008年に高尾山で土砂崩れがあった影響で1両が廃車になっており、その際に代替車が製造されている(仕様はそのまま)。

 

10両編成は元々6+4両に分割できるようになっていたが、リニューアルの際に固定編成化している。しかし、中間車化された車両は運転台を切断して新たに鋼体を新製したため見た目がカオスなものとなっている。また、リニューアル車の一部はVVVFも更新され、8両編成はPMSM化されている。

 

【9000系】

 

 

6000系に代わる都営新宿線への乗り入れ用として製造された。デビューこそ2001年であるが製造は2000年12月なので、20世紀最後の形式である。当初は乗り入れの際に6000系との連結を考えていたそうで、8両編成で落成された。ただし、実際には8両の都営対応をせず、新たに10両編成を製造して乗り入れている。当形式は8000系と同様に先頭部のみ普通鋼で作られたが、ステンレスがビードレス加工となったため、従来とは見た目が大きく異なる。下回りは8000系と比較して都営新宿線対応のためモータが強化されているほか、VVVF装置が同じ日立製ながらもGTOからIGBTへ進化を遂げている。

 

8両と10両で大きな仕様の違いはない。ただし10両編成は「30番台」として別区分されており、ドアがE231系っぽい感じに変化している。案内装置が製造時期で異なり、2006年以前は1段LED+小型幕だったのが2007年以降はLCD2枚+やや大型の幕となっている。

 

5000系】

(画像:京王電鉄株式会社)

 

 

京王ライナー」用として製造された21世紀初の新形式。Sustina車体で見た目は東急2020系や都営5500形に近いのだが、下回りは全く異なる。また、伝送指令システムはINTEROSではなくTIMSを使用しており、ドアやLCDの表示がE233系7000番台仕様、ギア比もE233系と0.01しか変わらないため、E233系ベースと考えてもよい。なお、E233系と比べてモータの出力を若干強化しているが、これは将来の130km/h運転への対応とされている。また「名車」と呼ばれる初代5000系を意識してか、車両番号のフォントが再現されており、車号も重複しないようになっている。このため、5030系と呼ばれる事も…。

 

本形式は「L/Cカー」と呼ばれるデュアルシート仕様で、座席下にはコンセントまで設置されているスグレモノ。さらに、2022年製造分以降ではリクライニング機能まで追加された。京王ライナー以外の運用ではロングシートに転換して、特急から各駅停車までの全種別をカバーする。将来的には都営新宿線直通の「メトロ京王ライナー」が登場するかもしれない。

 

【2000系】

(画像:京王電鉄株式会社)

 

 

「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」をコンセプトにして2026年から導入される車両。5000系が京王ライナー用であるため、純粋な通勤車としては9000系以来25年ぶりの新形式となる。京王は2012年にVVVF化100%を達成しているが、より環境性能を高めるべく最古の7000系からさらに20%の省エネとなるフルSiC素子を用いたVVVF制御を導入する。また、5号車には西武40000系の「パートナーゾーン」に準ずる大型フリースペースが設けられる。10両固定編成で製造はJ-TRECが担当する事からE235系に近いスペックになると思われる。

 

京王で2000系を名乗る形式はこれで3代目。ちなみに、最古の7000系はリニューアルからもかなりの年数が経過しており、当形式導入により特にコルゲート車の置き換えを進める事が予想される。なお、先頭デザインはAIも用いて分析したそうだが、プレスを見る限りではかなり個性的な感じで古代魚の「サカバンバスピス」に似ているとの噂が…。

 

  井の頭線系統

 

【1000系】

 

 

井の頭線としては34年ぶりに導入された現在に至るまでの最新形式。従来の3000系は18m車であったが、当形式は20m車で作られたため輸送力の増強に成功した。前述の通り編成ごとにカラーリングが異なっており、さらに年ごとにマイナーチェンジを繰り返したためどの編成かを容易に判別する事が可能。当初はVVVF装置が奇数編成=東洋GTOで偶数編成=日立IGBTという法則のもと2M3Tで製造されていた。また、同じステンレス製であっても後期編成はビードレスといった特徴もある。

 

当形式は製造時期の関係で、1716~20Fが欠番となっている。現在は徐々に更新工事が実施されており、LCD設置あるいはVVVF装置が東洋IGBTに統一(同時に3M2Tへ強化)されるなど編成ごとの違いが小さくなっている。ただ、更新車はドアがE233系仕様であり、車内だけならE233系8000番台に見えなくもない。

 


 

こんな感じでしょうか。なお、写真は徐々に投稿していく予定で、車両の本数は置き換え等によって変化する事があります。

 

今日はこれで終わります。そういえば確か相模原線って160km/h出せる設計になっていたような…。

 

つづく