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今日は相鉄の「駅」レビューの続きで、二俣川以西の本線に関する内容を投稿します。なお、この区間は全駅が快速停車駅です。
では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。
【全体マップ】
※特急停車駅は特急で示す。
特急【SO-10】二俣川駅
神奈川県民における自動車免許取得の登竜門として知られる駅で、少なくとも神奈川県在住の成人でこの「二俣川」の名を知らぬ者はいない。北口からは試験場まで徒歩15分ぐらいだがバスも多く出ている。なお北口には厚木街道があり、4車線化が完了している。南口は再開発が行われ「JOINUS TERRACE 二俣川」がオープンした。上り坂を進むと動物園やゴルフ場が見えてくる。
当駅を境に急行(現在は運行休止中)は東側が横浜までノンストップ、西側が各駅停車となる。また、グリーンラインが延伸する際は当駅を通る事になり、横浜市の南北方向へのアクセスが大幅に向上するが、事業化の可能性は不明。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- COPRE二俣川
- コプレ二俣川オフィス
- JOINUS TERRACE 二俣川
- 旭区民文化センター(サンハート)
- アルコット二俣川
- 神奈川県運転免許センター
- 神奈川県立がんセンター
- 神奈川県立産業技術短期大学校
- こども自然公園(大池公園)
- 横浜カントリークラブ
- 戸塚カントリー倶楽部 ほか
【SO-11】希望ヶ丘駅
なお、駅名は「希望ヶ丘」だが、地名は「希望が丘」となっている。東京メトロの「霞ヶ関」と地名の「霞が関」みたいな感じか。
【駅周辺施設】
- 春の木神明社
- ポリテクセンター関東
- 横浜市今宿地区センター ほか
【SO-12】三ツ境駅
瀬谷区総合庁舎下車駅。旧相武国境で、相鉄線建設時に3村の境目があった事からこの地名が付いた。厚木街道と中原街道が交わる地域として古くから栄えてきたが、駅ビルを含めて特に大きな店舗はなく街の雰囲気もやや古臭い感じがあり全体的に遅れている感が強い。なお、北口からしばらく行くと聖マリアンナ医科大学病院があり、周辺住民の「生命線」として機能している。
【SO-13】瀬谷駅
駅名こそ「瀬谷」だが、区役所は隣の三ツ境駅にある。旧鎌倉街道沿いにある駅で、ちょっと西に歩くと海軍道路(横浜環状4号線)が見え、ここから東急田園都市線・青葉台駅南側までの約10kmに渡る桜並木(ソメイヨシノ)がスタートする。なお、元々は2面3線のホームだったが、特急運転を行うため下りホームを拡張して2面4線となった。ただし、住宅街の中にある駅なので将来的には駅自体を地下化する予定となっている。
2027年には横浜花博(GREEN×EXPO2027)が開催され、当駅が会場の最寄り駅となる。2030年代には「KAMISEYA PARK」となり、地下にバスターミナルを建設した上で自動運転バスを走らせる計画がある。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 海軍道路(横浜環状4号線)
- 徳善寺
- 横浜市瀬谷図書館
- 瀬谷本郷公園
- 南台こどものもり公園
- 横浜市瀬谷スポーツセンター
- 在日米軍上瀬谷通信施設跡地
- 国際園芸博覧会(2027横浜花博)会場
- KAMISEYA PARK(2031年開業)
- 横浜総合卸センター ほか
特急【SO-14】大和駅
大和市の中心となる駅だが、大和市役所は小田急線に乗り換えて鶴間駅まで行く方が近い。十字型で街が分かれており、商店は主に北口の東側に集まっている。米軍の厚木基地が近いが横田基地とは異なり、あまり横文字が並んでいる印象はない。当駅は元々地上駅だったが、当駅周辺の踏切(特に国道467号)が大混雑したため1993年に地下化された(跡地は遊歩道になっている)。その際に海老名側に引上線が設けられ、当駅折り返しの運用のために使用している。
かつては小田急線とは改札を通らずに乗り換えができた。そのため、新横浜線開通後は運賃計算が複雑になる事が懸念されていた。これを解消するため、2018年に中間改札が増設された。
かつては小田急線とは改札を通らずに乗り換えができた。そのため、新横浜線開通後は運賃計算が複雑になる事が懸念されていた。これを解消するため、2018年に中間改札が増設された。
【駅周辺施設】
- 米軍厚木基地
- 大和スポーツセンター
- 大和なでしこスタジアム
- やまと芸術文化ホール
- ふれあいの森 ほか
【SO-15】相模大塚駅
東名を越えると当駅が見えてくる。大和駅と並ぶ厚木基地の最寄駅で、当駅の西側から厚木基地へ向かう引込線が存在している(現在は使われていない)。西横浜駅と同様に留置線があり、日中には何本か電車が止まっている(上の写真が証拠で、後ろの建物はライオンズマンション)。駅の規模としてはそれほど大きくないが、旧246と厚木街道が交わるので交通的には重要な場所となっている。北口をしばらく進むと「泉の森公園」があり、大和市民の憩いの場として知られている。
【SO-16】さがみ野駅
かつては「大塚本町駅」を名乗っており隣のかしわ台駅に近い場所にホームがあったが、1975年に現在地へ移転して駅名も変更している。北口の駅ビルを降りるとそこからコストコ座間店までの1.5kmは桜並木となっており、春には桜祭りが開催される。また、共同住宅や大きな工場も並んでおり、これは国道246号を越えて座間街道まで続いている。南口は厚木街道沿いでそこだけ商店がある以外は普通の住宅街の中である。なお、「さがみ野」という地名は駅から少し北側にあり、海老名市と座間市の境目となっている(南側は綾瀬市が近く、最寄駅とする市民も多い)。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- 相鉄さがみ野ショッピングプラザ
- 東柏ヶ谷近隣公園
- 中村屋神奈川工場 ほか
【SO-17】かしわ台駅
本線では最も新しい1975年に開業した駅。相鉄の車庫がある駅で、全ての車両がここで検査を受ける(そのためか当駅発着が数本ある)。東口はホームから350mほど離れており長い通路で連絡しているが、これは大塚本町駅があった頃の名残である(似たような例として横浜線の町田駅がある)。綾瀬市には鉄道が通っていないが、当駅が綾瀬市に最も近い場所にある。駅前自体は特に何かあるわけではなく、近隣住民と車庫のための駅と考えた方が良さそうだ。
綾瀬市役所の最寄駅なので当駅からバスが多く出ている。さらに座間市役所まで行くバスもある。
【駅周辺施設】
- かしわ台スクエア
- 北部公園
- 相模鉄道かしわ台車両センター ほか
特急【SO-18】海老名駅
海老名市総合庁舎下車駅。駅前の再開発と圏央道開通もあってか、おそらくここ25年の間に神奈川県内では港北ニュータウンの次に発展した地域といってもよい。数多くの商業施設があり、人通りは非常に多い。なお、従来はホーム南端にしか出入口がなかったため、2023年に北口改札が新たに設けられた。
当駅東側からJR厚木駅へ向かう単線の貨物線(通称:厚木線)が分岐し、主に新型車両の搬入に使われる(ただし、今後は羽沢横浜国大からの搬入になる可能性がある)。
【バスで行ける駅】
【駅周辺施設】
- ららぽーと海老名
- ビナガーデンズ
- VINA☆WALK
- 海老名中央公園
- 小田急電鉄海老名検車区
- ロマンスカーミュージアム
- 海老名市文化会館
- BUSTLE海老名
- 相模国分寺跡
- レンブラントホテル海老名
- 神奈川県立相模三川公園
- E1 東名高速道路海老名SA(EXPASA海老名) ほか
本線に関してはここまでです。なお、海老名駅から先は1970年代まで実施していた小田急線の本厚木駅までの直通を復活させる計画がありますが、車両やダイヤの関係上、現状では厳しいものとなっています。本厚木駅乗り入れを実現させるとしたらJR側にある厚木線を使うか現行ホームを地下化して延伸するしか方法がありません。
今日はこれで終わります。なお、いずみ野線に関する内容は後日投稿予定。