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今日の内容はほとんど地下鉄のような路線、東急目黒線に関する投稿です。
目黒線は2000年に目蒲線(目黒~蒲田)を分離した際に北側のルートが指定されてできた路線です。ただし、当時は武蔵小杉止まりで全て各駅停車とされました。2006年に急行運転を開始した後、2008年に日吉へ延伸して現在の路線になっています。路線データは次の通りです。
【路線データ】
【他社乗り入れ区間】
【全体マップ】
車庫は元住吉駅の南側にあり、東横線と共通とされています。なお、目蒲線時代は4両編成(18m車)で走っておりました。
他社路線の乗り入れは目黒から南北線に入り、埼玉高速線の浦和美園まで直通します。ただし、白金高輪から都営三田線へ分かれて西高島平まで行く運用もあります。また、日吉からは新横浜線に入って相鉄線の海老名まで入線します。
各区間の開通年は次の通りです。
- 南北線・都営三田線とは2000年、埼玉高速線とは2001年、相鉄線とは2023年から直通運転を開始している。
- 多摩川~蒲田は、現在は東急多摩川線として運転している。
目黒線は目黒~大岡山はほとんど地下鉄みたいなものです。目蒲線の分離工事と同時に地下化したそうです。
車両
現有車両は次の通り(乗り入れ車両を含む)。随時更新予定。
【8両編成】
(東急)
3000系:13本、3020系:3本、5080系:10本
(東京メトロ)
9000系:1本
(都営)
6500形:13本
(相鉄)
21000系:9本
【6両編成】
(東京メトロ)
9000系:22本
(埼玉高速鉄道)
2000系:10本
(都営)
6300形:24本
- 本数は2024/3/16(土)現在。
- 運用は東急が「K」、東京メトロが「S」、埼玉高速鉄道が「M」、都営が「T」、相鉄が「G」となっている。
- 現在は6両編成だが、ホーム自体は乗り入れ先を含めて全駅で8両対応であり、2030年までに全車両を8両化する。
- 東京メトロ9000系は中間増結車2両×13本を発注したとの事。
- 乗り入れ協定の関係上、全車両がATO自動運転対応によるVVVF制御車である。ただし、目黒線では踏切があるためATC-Pを使用している。
現時点で都営の車両は南北線に入れず、逆に東京メトロの車両は都営三田線に入れません。これは有楽町線・副都心線の東武車・西武車の扱いに似ており、又貸しを防ぐ意味合いでこのような形を取っております。
ダイヤ
ダイヤは急行と各駅停車だけのシンプルなもので、ラッシュ時を含めた全時間帯で三田線系統と南北線系統が交互に来るような感じです。駅の案内板では上り線に限り種別関係なく、三田線系統がオレンジ、南北線系統が緑で案内されます。
【日中時間帯】
- 目黒~日吉で12本/時(15分サイクル)。
- 急行の前の各駅停車は必ず武蔵小山で待ち合わせを行う。
【朝ラッシュ時】
上り:最大24本/時(急行が10本)
- 相鉄線からの急行が7本/時設定される。
- 日吉または武蔵小杉始発が半数ほど見られる。
下り:最大24本/時(急行が7本)
- 相鉄線直通が2~5本/時設定される。
- 7~9時台に新横浜線まで行かない急行が設定されている。
【夕方~夜】
平均10~16本/時(急行が2~5本)ぐらいで、両方向で本数の差はほとんどありません。なお、相鉄線直通は多くても4本/時程度です。
急行運転は2006年から実施しており、地下鉄線内は各駅停車とされています。また、相鉄線内で特急になる運用が存在します。
所要時間
目黒~新横浜の所要時間は急行で23分、各駅停車で29分です(運賃360円)。なお、目蒲線時代は目黒~蒲田が25分(運賃250円)でした。所要時間は次の通りです。
※2023年10月1日更新
(全体図)
【もし間違えたらマズいだろうシリーズ】
※所要時間が短い順に並べ替えてある。
なお、目黒~白金高輪は東京メトロと都営地下鉄の共用区間で、特別運賃区間となっております。そのため、目黒線から都営三田線の三田以北まで利用しても東京メトロの運賃は加算されません。
ちなみに、目黒線への特急導入の可能性は、下りの待避駅が武蔵小山しかないので難しいでしょう(上りだけなら奥沢退避が可能)。
今日はこれで終わります。目蒲線時代は3両だったのがやがて4両・6両と増えて、現在は8両編成で地下鉄2本に相鉄線とも直通する……目蒲線物語が作られた頃の「あってもなくてもどうでもいい」路線からはもう返上出来たのかな!?
つづく