FACTのメンバーがESPギタークラフト・アカデミーの学生と一緒に実習教室で作業し、自身のモデルを自分で製作するというビックリ企画です。
詳しいいきさつは第1回目のブログにあります。過去記事はコチラから↓↓
FACT Kazukiさんのギター製作1(製図編)
FACT Kazukiさんのギター製作2(製図・材選定編)
FACT Kazukiさんのギター製作3(ネック編1)
FACT Kazukiさんのギター製作4(ネック編2)
FACT Kazukiさんのギター製作5(ネック編3)
FACT Kazukiさんのギター製作6(ネック編4)
FACT Kazukiさんのギター製作7(ボディ編1)
FACT Kazukiさんのギター製作8(ボディ編2)
FACT Kazukiさんのギター製作9(塗装編)
FACT Kazukiさんのギター製作10(ボディ組込編)
FACT Kazukiさんのギター製作11(ピックアップ配線編)
FACT Kazukiさんのギター製作12(ネック組込編1)
というわけで今回はネックの組み込みの続きのレポートです。
前回はボディにネックを取り付けるところまでいきましたので、今回はいよいよ仕上げ段階にきました!
まずはペグを取り付けます!
と、その前に。
ヘッドの正面の画を紹介し忘れてましたね。
こんな感じになっています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151024/11/gcatokyo/91/18/j/o0640042713463315326.jpg?caw=800)
シェクターとESPギタークラフト・アカデミーのダブルネームです。
シェクターのロゴは数タイプあるのですが、ヘッドデザインと合わせながらKazukiさんと相談してこのロゴになりました。
「GCA」とは、ESP GuitarCraftAcademyの頭文字をとったスペルです。
実はスタッフ・業界内・学生や卒業生などESPに関係する人たちの間では、ESPギタークラフト・アカデミーという名前が長いのでほとんどがこのGCAという略称で呼ばれています。
さて、そのヘッドにペグをつけましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151024/11/gcatokyo/99/d3/j/o0640064013463310337.jpg?caw=800)
ずれないように正確に穴を開けていきます。写真は目打ちという作業で、穴を開けるための目印をつけている最中ですね。
ハンドドリルでビス穴をあけ、ペグを取り付けます。
そしてペグがついたということはそう、
弦を張れるということです!
ただし、まだ弦の支点となるナットの部分の加工が終わっていません。
というわけでナットの溝を切っていきます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151012/15/gcatokyo/81/28/j/o0640064013451695673.jpg?caw=800)
ナット溝は専用のヤスリで切ります。この作業だけは適切な道具がないと、どんなに技術があってもできません。
弦に合わせて溝幅と深さを調整していきます。
FACTのKazukiさんが使っているのはアーニーボールのBEEFY SLINKY(.011-.054)です。
ダウンチューニングに合わせてかなり太目の弦を張っていますので、弦溝もその太さに合わせて削ります。
そして削っては確認するということを繰り返します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151024/12/gcatokyo/b5/07/j/o0640064013463354008.jpg?caw=800)
ナット溝の深さを確認しているところです。この作業は0.1mm単位の精度で行う繊細な作業です。
そのわずかな深さの違いでも如実にプレイアビリティーが変わる部分なので、慎重に高さを調整していくとともに、ミュージシャンの好みや弾き方・ナットが磨耗する早さも考慮して切ります。
深さだけでなく、溝の形状や角度も適切になるように調整したら
弦を張ってネック反り・弦高の調整をして、いよいよ音出し確認です!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151012/15/gcatokyo/36/81/j/o0640064013451695674.jpg?caw=800)
上がるテンションを抑えつつ、まずは全体をチェックします。
ネックの状態や弦高、ナット加工は問題ないか。
ピックアップの高さはどのくらいが適切か。
あらゆる部分を煮詰めていきます。
ちなみに組みあがったばかりのギターはまだパーツや接合部分がなじんでいないので、数十分弾くだけで劇的に音が変わっていきます。
このギターも調整後の試奏を繰り返すうちにギターの鳴りが変わってきたので、Kazukiさんもその変化に驚いていました。
調整中に改めて自分のギターを眺めるKazukiさん。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151026/17/gcatokyo/43/46/j/o0640064013465605631.jpg?caw=800)
じつはまだ完璧に完成ではないのですが、この時点でFACTラストツアーの直前です。
実用上は完成といってもよい状態になりました!
ここまでくれば弾けるということで、後日早速リハーサルに持って行ってしまいました(笑)
ということで今回はここまでです!早くギターの完全な姿をお見せしたいです。
次回が最終回です!お楽しみにー。
ESPギタークラフト・アカデミー東京校のSNSリンクはこちらです↓
youtube
今後の体験入学と学校説明会の予定はこちら↓
今後のイベント情報一覧