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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150825/11/gcatokyo/3d/f4/j/o0640048013406078557.jpg?caw=800)
フレットはただ打つだけでは役に立ちません。まずはフィンガーボード上を適正な状態するために、フレットを打つ前の指板調整をします。
大事なのは直線性と曲面の正確性です。
ということで、まずは擦り合わせ用の道具を使って、削って調整していきます。
指板上面は緩やかな曲面になっていますが、今回のKazukiさんの指板の曲面は300R(アール:半径300mmの円周と同じまるさ)に仕上げます。
指板調整が終わったらいよいよフレット打ちです。
一口にフレットといっても、太さや形がいろいろあります。フレットの太さ・形・硬さなどで弾き心地や音質が変わります。
ちなみに切る前のフレットは最初はこんな状態。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150825/12/gcatokyo/bc/02/j/o0640048013406081378.jpg?caw=800)
ぐるぐる巻です。これを切って使います。打ち込むフレットにはミディアムサイズのスタンダードなものを使うことにしました。
フレットの入れ方は色々あります。機械で入れることもありますし、技術さえあれば金づちだけでもしっかり打ち込むことが出来ます。今回はフレット打ち用のあて木を使って、叩いて入れていきます。
叩いて入れるだけなので一見単純そうに見えますが、均一にキッチリと入れていかなければトラブルの元になる上に音にも影響がでる重要な部分です。
ご覧の通り実習中の教室でやってる感がよく出てます(笑)
もちろんフレットを打つのは初めてのKazukiさん。このときは夏フェスを控えた大事な時期なので手を叩いてしまったらと最初はヒヤヒヤしましたが、ESPギタークラフト・アカデミーのスタッフの指導の下で無事に全フレットを打ち込むことが出来ました。
そして最後にはみ出た部分を削って終了!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150825/12/gcatokyo/d0/3f/j/o0640048013406099680.jpg?caw=800)
フレット打ち込み完了です!やりました!
※KazukiさんはロックバンドFACTのギタリストで、職人ではなくアーティストです(笑)
というわけでネック加工はほぼ終わりに近づいてきましたところで今回はここまで。次回もお楽しみに!!
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