FACT Kazukiさんのギター製作6(ネック編4) | ESPギタークラフト・アカデミー東京校のブログ☆

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授業風景や製作・リペアを中心に楽器の事、日々の出来事をアップしていきます!

ESPギタークラフト・アカデミー&SCHECTER&FACTのコラボレーションで進めております、FACTのKazukiさんの手にによるシグネイチャーギター製作ですが、ネックの木工加工もいよいよ今回で終わります。

第5回目までの記事はこちら↓↓

さて、ここまでネックにポジションマークが入っていません。実は今回のギターの指板にはポジションマークを入れず、サイドポジションのみという仕様にすることにしました。

サイドポジションに入れるのはコチラです。






黒い表面の中に白っぽい丸が見えますね。コチラは夜光素材のLuminlayというものです。通常の夜光塗料などと比べても非常に明るく光り、ステージ上でのプレイヤーからの視認性も抜群なのでこれを使います。

素材が円柱状なのでボール盤を使ってドリルで穴を開け、接着剤を使ってその中に埋め込んでいきます。





円柱なので金太郎飴のように切っても切っても同じ断面なので、長い状態で埋め込んで接着しては余った部分切るということを繰り返してサイドポジションを埋めていきます。

全部埋め終わったら、はみ出た部分を刃物やヤスリで削って。ネック表面と同様に平滑にします。





そこから仕上げていくと、最終的にはこんな感じになります




このポジションマークは大きめなので、かなりの存在感ですね。ちなみに左写真の指板面の緑色はただの塗装用のマスキングテープです。

右の写真を見ると、暗闇の中でもかなり明るく光っているのが分かるかと思います。暗いところでの視認性もバッチリのようです!

ここまでくれば、後は最終的な研磨をして塗装工程に入ることが出来ます。仕上がりが楽しみですね!

ということで今回はここまで。次回からはボディの加工についてもアップしていこうと思いますのでお楽しみに!



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