赤い月、ポテトチップス。
ときどき娘とお酒を飲む予定のない週末の夜メイク動画を観ながら甘いお酒を飲む眉は下のラインから始めると形が決まるセザンヌのアイブロウペンシルを2人で使いだす途中から2人でずっと喋り続けてメイク動画は流れるだけ。ふたりしてふらふらする訳もなくくすくす笑うナッツとチーズがなくなって常備菜をおつまみにするポテトチップスが欲しくなって夜の10時にコンビニまで2人で行く近所のお稲荷様の前を通るとき2人して必ず小さく頭を下げるポテトチップスと缶チューハイを2本とプリンとアイスと明日の牛乳を買って帰るコンビニからの帰り道たまに娘と手を繋ぐこの子は少し心許ないのだろうと思う寂しさを受けとめてくれるひとがこの子にはいるのだと安堵するそれが母親でも、いないよりはずっといい