忘れてもいいことを、もう少しだけ。 35歳の恋、ずっと隠していた。
自分には市場価値なんてないと思っていた。恋なんて、遠い物語だと思っていた。もう自分には縁のないものだと思っていた。彼に触れられるまでは。数年前の出来事と、当時のポエムのような雑記。自分のための備忘録。
この年齢で恋を重ねて嬉しいのは
これが俺の最後の恋だと
あなたが俺の最後のひとだと
言われること。
わたしは
これが最後の恋だとは
確信が持てずにいるけれど。