苦手と思う相手ほど近づくこと
人間には相性というものがありまして、相性のいい人ばかりと仕事や共同生活を共にできるとストレスがたまらないのですが、必ずどんな職場や組織にも相性の悪い人がおりまして、相性の悪い人とのコミュニケーションというものは、避けることのできない人間に与えられた精神修行のような永遠のミッションです。 そこで、相性の悪い人とも仲良くやっていけたら苦労しないですし、みんな最初から仲良くする努力もしないわけではないのですが、どうしても合わない人が出てきてしまい、結局、仲の良い者同士が集まって派閥とうようなものができ、仲の悪い人はその人達はその人達で、また別の派閥を作ったりして、派閥対立というようなものが組織の中にはできるのが常です。 問題は、この派閥対立というものが人間を不幸にしているのです。 民主的に意思決定のできる組織においては、より大きな派閥を作れば、その組織においては過半数の原理からいって、物事の決定権を左右する勢力として、内部統制のできる強大な権力を行使することができます。 だから、マイノリティー勢力の中には造反者が出て、一大勢力に渋々くっついてくる人も出てくるのですが。 これは、派閥社会を作ろうとするから、組織の中で仲の良い人をいかに多く集められるかどうかだけで、結局は物事が決まってしまいますし、仲の良い人を多く集められなった人は自分の意図とは違う方向に組織運営がなされていき、不幸に追いやられてしまいます。 そこで、民主主義には少数意見の尊重という考え方もあるのですが、一般人の社会生活においては、あまり機能していないと言えます。会社や学校という組織においても派閥ができることが多いと思いますが、一大勢力の側からあえて苦手な反対勢力と言われるグループに対して積極的に近づいて、その勢力の意見や考え方も取り入れていくことができれば、派閥などを形成してお互いにいがみ合うことなく、平和な世の中を築くことができるのではないでしょうか。 みんな、苦手な相手を遠ざけて相性の良い気楽な相手としか付き合おうとしないから、争いごとが絶えないわけです。苦手を克服するから,平和や幸福が勝ち取れる。苦手と思う相手ほど、怖がらず、思い切って近づいて、友好関係を結ぶ勇者に大きなチャンスが訪れると思います。