介護施設の労務管理
「全国の政令市と県庁所在地、東京特別区の計74市区にある通所介護事業所(デイサービスセンター)の宿泊サービス「お泊まりデイ」で、宿泊時間帯に起きた転倒や誤飲などの事故が2010年度以降少なくとも296件あり、26人が死亡していたことが読売新聞の調査でわかった。 お泊まりデイは介護保険の適用外のため、施設側に事故の報告義務はなく、厚生労働省は「これまで夜間の事故の実態は把握していなかった」としている。」(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140119-OYT1T00197.htm お泊りデイ、3年で26人死亡・・・誤飲・徘徊で 1月19日 読売新聞) 私も社労士の資格の他にヘルパー2級(介護職員初任者研修)を所持しているので、介護施設は実習等で実際見学したこともあり、利用者とスタッフとのコミュニケーションの問題の難しさは実感しているのですが、特に宿泊の時間帯となる深夜の時間帯に事故やトラブルが発生しやすいように思います。 深夜の時間帯は職員の数も少ないので、職員側のモラルが低下しやすい時間帯となるなどが原因と思われますが、日頃からの職員の倫理教育の徹底や少人数でケアする際の介護技術の向上等、職員の教育コンサルや労務管理で社労士として安心・安全な介護施設運営のサポートもやっていけたらと思います。 そこで介護施設における労務管理で気をつけなければいけない事とは、職員が少ないからと言って自分の独断と偏見で行動を起こさずに、深夜においても上司の緊急の連絡先等へ冷静で失礼のない対応で確認を取ったほうがいいと思われる。 なぜならば、その時の施設側の上司への迷惑より、利用者の死亡事故に至ってしまったことのほうがはるかに重大で深刻な事態であるからである。 どちらの事実がより重いかの状況判断は、緊急時においては冷静さを欠くので難しいところであるが、日頃から、いろんな事態を想定しての模擬(シュミレーション)訓練をやっておくことが必要ではないだろうか。 どういった訓練を取り入れたら、より効果的な施設運営につながるかの提案を労務管理のプロ・社労士がやっていけばいいのではないかと思います。