停電時にクラウンスポーツPHEVを使う | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
62カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、日本は自然災害の多い国です。

 

今回の台風でも、地震でも停電になる可能性があります。

 

あと、テロ攻撃で電力網が攻撃された時なんかも考えられます。

 

電気自動車とかプラグインハイブリッド車(PHEV)は、家庭に非常用電気を供給できると宣伝されています。

 

クルマから家に電力を供給することをV2H(Vehicle to Home)と言います。

 

↓こんな感じです。

 

 

 

電気自動車は家庭から充電して走りますが、「動く蓄電池」でもあるのです。

 

クラウンスポーツPHEVのカタログを見ると、一般家庭の6.5日間給電できると書いています。

 

いいですよね。(^^)/

 

V2Hを実現するためには専用の装置と設置工事が必要になります。

 

いくらになるか調べると、

V2Hの機器費用だけで数十万円ほど30〜50万円。

設置工事は20万円~40万円程度

 

何だよ、非常時のために100万円近くもかかるのかよ。

 

しかし、国と自治体から補助が出るそうなんです。

 

国のCEV補助金(V2H充放電設):

機器代:1/3(上限30万円)

工事費:上限15万円

 

地方自治体(東京)の補助金:

50万円

 

色々と条件があるでしょうが、15+15+50=80万円くらいが使えるんですね。

 

差し引き20万円で設置できることになりますが、それでもいざという時のためだけに20万円払う気にはなりませんね。

 

そこで、太陽光パネルを設置すれば充電代がタダになるし、ひょっとすればバイデンじゃなくて、売電収入も可能になります。

 

しかし、太陽光パネルを設置する費用が出てきて、そこまで踏み切れません。

 

・・・・・・・

 

そうじゃなくて、イザというときだけ凌げればいいんです。

 

元に戻って「一般家庭の6.5日間給電できる」という意味は、車に付いているコンセントを使う前提でしょう。

 

そういえば車にはAC100V・1500Wのコンセントが備わっていて、キャンプなどで使えるんです。

 

でも、これで一般家庭の6.5日間も給電できるんでしょうか?

 

計算してみました。

 

データはクラウンスポーツPHEV​​​​​​​のものを使っています。

 

PHEVはガソリンエンジンとバッテリーの組み合わせで給電しますので、蓄電池オンリーのEV車とは違います。

 

1. バッテリー容量からの電力供給

バッテリー容量が18.1 kWhですので、これが満充電状態で供給可能な電力量です。

 

2. ガソリンエンジンからの電力供給

ガソリン1リットルあたりのエネルギー量は約8.9 kWh。

したがって、ガソリン55リットルで得られるエネルギーは:

 55 リットル×8.9 kWh= 489.5 kWh

ただし、これはガソリンの持つ総エネルギーであり、エンジンや発電機の効率を考慮すると、実際に使えるのは約25-30%と推定します。

 489.5kWh×0.25 =122.4 kWh

 

3. 総電力供給量

バッテリーとガソリンから得られる総電力供給量は次の通りです。

 18.1 kWh+ 122.4 kWh=140.5 kWh

 

4. 一般家庭の電力消費量

日本の一般家庭の1日あたりの平均電力消費量は約21.6 kWhだそうです。

どれくらいの期間を賄えるかは:

 140.5 kWh÷ 21.6 kWh/日=6.5 日

 

見事バッテリー満充電・ガソリン満タンの状態で、一般家庭の約6.5日分の電力が供給可能という計算結果が得られます。