
※この記事ではボンドルドの元になった人物を『オリジン』と呼んでいます
ここまでのオリジンの出自考察
・生まれは伝統を重んじる国の貴族
・その考えが肌に合わず、国に伝わっていたアビス信仰に傾倒する
・やがてアビスに強く憧れて探窟家を志すようになり、特に仲の良かったメンバーを連れ、出奔(転機は不明)
・オースに到着し、探窟家として活動開始。探窟家の頂点である白笛の1人(ワクナ?)のお目に適って直弟子に
・黒笛になり、自身の探窟隊『祈手(アンブラハンズ)』を結成
・現在より15年前に『精神隷属機(ゾアホリック)』を入手。それを用いて祈手達に自分の精神を植え付ける
・精神隷属機の多用の結果、精神を病み、祈手の1人に自分の殺害を指示。死亡直後に自らは命を響く石(ユアワース)となり、それを加工して白笛ができる

リアル「最後に、オリジンはいつから『ボンドルド』を名乗っていたのか、について考察しましょう」
砂塚あきら「その言い方だと、ボンドルドは生まれ持った名前じゃないってことになるね」
リアル「そうです。私はボンドルドは、探窟家になる時に名乗った名前ではないかと思います」

柊トウカ「祖国から逃れるために名乗った名前でしたね。仮面も付けていたのでしょうか?」
リアル「仮面は師事していた時には付けていなかったと思いますよ。かえって目立ちますから」
五十嵐響子「顔なら、他人の空似とも言えなくないですものね」
リアル「それと同時に、生まれ変わると言う意味も込められているのでしょう」

川島瑞樹「わかるわ。故郷を捨ててきたわけですもの」
小泉「⋯となると、ボンドルドの名前の由来も気になりますね。当時信仰していた神の名前でしょうか?」
リアル「少なくとも信仰と関係していた名前である可能性は高いね。神の名前ではなくて『黎明』を意味する言葉とかも考えられる」

大石泉「追手から『オリジン』であることを隠すためですね」
イオリス「あるいは、過去の自分と訣別するために『ボンドルド』と名乗ったのだろう」
白坂小梅「そこには名前を変えないといけない苦しみがあったんだろうね。彼は『喜びしか知らないものからは祈りは生まれない』って言っていた」

一ノ瀬志希「オリジンはボンドルドと名乗ってから探窟家になったみたいだけど、その時の仲間とは一緒になったのかな?」
リアル「黒笛になるまでは別行動でしょうね。仮面も黒笛になって探窟隊である『祈手』を率いるようになってからだと考えられます」
安部菜々「あんな仮面をずっと付けていたら目立ちますものね」
リアル「そして探窟隊を率いるようになってからボンドルドがしたことは特級遺物である『精神隷属機』の入手」
響子「どうしてボンドルドは精神隷属機を手に入れようとしたのでしょうか?」
リアル「ボンドルド本人の視点では、『死への恐怖』が考えられますね」
瑞樹「わかるわ。命あるものはいつか滅びますものね」
泉「精神隷属機で祈手達に自分の意識を植え付けることを繰り返していけば、精神の寿命は伸びますね」
小泉「リアル先生、ボンドルド本人以外の視点にはどのようなものがありますか?」
リアル「祈手の視点です。白坂(小梅)さん、彼等からすればどうですか?」
小梅「祈手達がボンドルドを心から尊敬するなら、彼等としては意識を植え付けられるのはご褒美だろうね」
菜々「ボンドルドが教祖みたいですね」
トウカ「これを多用した結果、今のボンドルドの意識は人からかけ離れたものになりましたね」
志希「もう、かつてのボンドルドの言動や目的意識を再現・継続させるプログラムに成り下がったんだよ」
菜々「プログラムに過ぎないから、ボンドルドを倒した後にナナチがいくら皮肉を言ってもお互いに刺さらないんでしょうね」
※メイドインアビス5巻146〜149ページ ハローアビス38『挑む者たち』
イオリス「そう考えると、ボンドルドは他者の探窟のサポートをする管理者になるのは相応しいな」
リアル「自分が先に行くのではなく、他者が先に行けるように開発・管理するのが黎明なんだろうな。⋯と言うところで、メイドインアビスシリーズはここで終わりにしましょう」