『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん4』(藤子・F・不二雄)
あけましておめでとうございます…って正月終わっとるがな!!
と、とにかく、今年もよろしくお願いいたします。(^^;;
正月早々ちょっと大きな仕事が複数あったり、デジカメがいかれて悲しかったりと色々ありまして。とはいえこのままだと世間から忘れ去られそうなので、暮に届いたブツをちょっとご紹介(ああ…これも猫だ)。
今回の『ドラえもん』は、「1964年度生まれ」の人が読んだ作品を集めたものだ(その年度に生まれた人が読んだであろう『小学○年生』に掲載された作品)。この人々はうらやましいことにあの「さようなら、ドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」をリアルタイムで読んだのだ。何度読んでも泣いてしまう(*^^*)「さようなら、ドラえもん」。
もはや言うまでもないだろうが、
ドラえもんが去る場面、布団で安らかに寝るのび太を涙を流して見つめるドラ、窓の外はまだ真っ暗。次のコマで、まったく同じ構図でドラが消え、日の光が差し込む。次のコマでのび太が起きると、机の引き出しが開いている。この3コマの間に、一体どのようにしてドラは去っていったのか、何を考えていたのか。
そして一番最後のコマ。ひざを抱え、寂しそうに微笑むのび太、
あああ、今こうして書いていても目が潤んでしまう。(^^;; この描写は凄い。実に凄い。
ちなみにこれが映画化された時も観に行ったのだけど、泣きましたよ。映画館はガキンチョだらけで一番後ろで立ち見でしたけどね。(^^;;
他にも「ぞうとおじさん」「オオカミ一家」や「弟をつくろう」、「Yロウ作戦」「ポータブル国会」「たとえ胃の中、水の中」など名作ぞろいなのであるが、今回の発見は、『小学六年生』3月号、つまり小学校卒業直前にこの人々が読んだ作品が「りっぱなパパになるぞ!」なことである。最後のほうのセリフを引用しよう(子どもののび太を「小」、大人ののび太を「大」としておこう)。
色々と耳が痛いのですが、^^;; それはそれとして。小学校を卒業し、大人への階段を一歩踏み出そうとする子どもたちにとって、最高のエールではないですかこれは。そういう目で見ると、この作品の見方も少し変わってくるなあ。
ちなみに今回の「解説」は大山のぶ代である。これも注目に値するだろう。
というわけで(?)、今年もよろしくお願いします!
と、とにかく、今年もよろしくお願いいたします。(^^;;
正月早々ちょっと大きな仕事が複数あったり、デジカメがいかれて悲しかったりと色々ありまして。とはいえこのままだと世間から忘れ去られそうなので、暮に届いたブツをちょっとご紹介(ああ…これも猫だ)。
今回の『ドラえもん』は、「1964年度生まれ」の人が読んだ作品を集めたものだ(その年度に生まれた人が読んだであろう『小学○年生』に掲載された作品)。この人々はうらやましいことにあの「さようなら、ドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」をリアルタイムで読んだのだ。何度読んでも泣いてしまう(*^^*)「さようなら、ドラえもん」。
もはや言うまでもないだろうが、
ぼくだけの力で、きみに勝たないと……。の3連続ズームアップ。そしてジャイアンに
ドラえもんが安心して……、
帰れないんだ!
知ったことか!と殴られつつも、粘りに粘ってジャイアンに負けを認めさせるのび太。
ドラえもんが去る場面、布団で安らかに寝るのび太を涙を流して見つめるドラ、窓の外はまだ真っ暗。次のコマで、まったく同じ構図でドラが消え、日の光が差し込む。次のコマでのび太が起きると、机の引き出しが開いている。この3コマの間に、一体どのようにしてドラは去っていったのか、何を考えていたのか。
そして一番最後のコマ。ひざを抱え、寂しそうに微笑むのび太、
ドラえもん、机の引き出しは開け放たれたまま、椅子の位置も朝起きた時と同じである。
きみが帰ったら部屋ががらんとしちゃったよ。
でも……、
すぐになれると思う。
だから……、
心配するなよ、ドラえもん。
あああ、今こうして書いていても目が潤んでしまう。(^^;; この描写は凄い。実に凄い。
ちなみにこれが映画化された時も観に行ったのだけど、泣きましたよ。映画館はガキンチョだらけで一番後ろで立ち見でしたけどね。(^^;;
他にも「ぞうとおじさん」「オオカミ一家」や「弟をつくろう」、「Yロウ作戦」「ポータブル国会」「たとえ胃の中、水の中」など名作ぞろいなのであるが、今回の発見は、『小学六年生』3月号、つまり小学校卒業直前にこの人々が読んだ作品が「りっぱなパパになるぞ!」なことである。最後のほうのセリフを引用しよう(子どもののび太を「小」、大人ののび太を「大」としておこう)。
小:ぼくはがっかりしたね。そして現代に戻るのび太。
小:もっとりっぱなおとなになるはずだったのに。
小:子どものぼくは大決心をしたのに、
小:おとなのぼくがちっとも守ってない!
大:すまん!
大:ゆるしてくれ…。
大:…………
大:…………
大:しかし!
大:それは無理というもんだぞ。
大:今の自分をふり返ってみろ。
大:たいした努力もしないで、ある日突然えらい人になれると思う?
大:失敗しては反省し、また失敗して反省し…。そのくり返しの毎日さ。
大:なおったのは近眼だけ。
小:じゃあ、いつになったらりっぱなおとなになれるの?
大:さあね…。
大:ひょっとして一生今のままかもね。
小:来るんじゃなかった。
大:そうがっくりするなって。
大:少しずつでもましにはなってきてるから。
大:それに……、
大:しずちゃんはすばらしい女性だ。
大:ノビスケも、なまいきだけどかわいいやつだ。
大:このふたりのためだけにでも、ぼくはがんばろうと思うんだよ。
小:じゃ、やる気はなくしてないんだね。
大:あたりまえさ。
大:人生はまだまだ長いんだ。これからが勝負だよ。
大小:しっかりやろうね、おたがいに。
色々と耳が痛いのですが、^^;; それはそれとして。小学校を卒業し、大人への階段を一歩踏み出そうとする子どもたちにとって、最高のエールではないですかこれは。そういう目で見ると、この作品の見方も少し変わってくるなあ。
ちなみに今回の「解説」は大山のぶ代である。これも注目に値するだろう。
というわけで(?)、今年もよろしくお願いします!
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『LOVE&THANKS』11月号:その他
大麻の話はこれくらいにして、『LOVE & THANKS』11月号に載ってた別の気になるネタを。
雑誌の中ほどに、「O.M.E. & I.H.M. TIMES」というページがある。目次には「IHMタイムス」と書いてあって齟齬があるのだが、この雑誌齟齬だらけなのでそこはおいとくとしよう。「O.M.E.」というのは、おそらく OFFICE MASARU EMOTO のことだと思われる。
で、このコーナー、最近の報告をしているところなのだけれども、その一つに以下のような記事が。冒頭だけ引用。(以下、太字強調は引用者による)
記事によると、中国の民間会社の会長さんが『水は答えを知っている』の中国語版を1500名の従業員全員に配ったとか、江本と対談したところ、
…あ、結局大麻の話になってもうた。しかし水の話を後にしてでも大麻の話をしたがるというのだから、熱の入れようが窺える。いっそ水の話はもうやめにして、大麻一本にしてくれた方がわかりやすくていいのではないかとも思うのだが。
雑誌の中ほどに、「O.M.E. & I.H.M. TIMES」というページがある。目次には「IHMタイムス」と書いてあって齟齬があるのだが、この雑誌齟齬だらけなのでそこはおいとくとしよう。「O.M.E.」というのは、おそらく OFFICE MASARU EMOTO のことだと思われる。
で、このコーナー、最近の報告をしているところなのだけれども、その一つに以下のような記事が。冒頭だけ引用。(以下、太字強調は引用者による)
10月14日、雑誌『ソトコト』さんからのご紹介で中国からお客様ご一行がお見えになりました。お話を聞いてわかったこと、それは、一行は中国でシャングリラ(理想郷)建設を目指すグループであったということです。『ソトコト』は今でもつながっとったんやなあ…。まあどういう形での「紹介」なのかはわからないけど。
記事によると、中国の民間会社の会長さんが『水は答えを知っている』の中国語版を1500名の従業員全員に配ったとか、江本と対談したところ、
江本代表は専門である水と健康のあり方については次の機会にするとして、何よりもまず同地における麻の栽培の積極的な展開を希望しました。そして麻の持つ高周波のエネルギーとしての側面と、石油に代わる代替エネルギーとしての産業大麻の有用性について語り、さらには高次元に繋がるアンテナとして麻の意味合いについて説明をしました。聞いてた方も呆気に取られたのではないかと思いきや、12月に江本を中国に招待したいと言ったそうであるから驚きである。
…あ、結局大麻の話になってもうた。しかし水の話を後にしてでも大麻の話をしたがるというのだから、熱の入れようが窺える。いっそ水の話はもうやめにして、大麻一本にしてくれた方がわかりやすくていいのではないかとも思うのだが。
『LOVE&THANKS』11月号:「大麻サイコウ。」(その2)
というわけで、前回のつづき。江本の文章。なお、予想外に沢山のブクマをいただきました。そのうち幾つかのものについて、一番下で御返事差し上げます。
さて、江本の文章がどれくらい電波かというのは、小見出しを抜き出せばよくわかるだろう。特に章番号などはついていないので(見開き2ページのみ)順に書いておく。なお記事自体のタイトルは「麻の復興は、世界平和への一番簡便な方法です」だ。
「麻の高周波」の最初の3パラグラフを引用しよう。
次の「言霊」は1パラグラフしかないのだけれども、全文が電波だ。変なところを引用していると全文引用にしかならないので、誰の目にも明らかなおかしなところだけ紹介しておこう。
さて、江本の文章がどれくらい電波かというのは、小見出しを抜き出せばよくわかるだろう。特に章番号などはついていないので(見開き2ページのみ)順に書いておく。なお記事自体のタイトルは「麻の復興は、世界平和への一番簡便な方法です」だ。
麻の高周波どうです、冒頭からズッコけるでしょう。これだけでも十分に目的を果たしたと言ってもよいのだけど、もう少し詳しく紹介してみましょうか。
言霊の周波数合わせ
宇宙との中継をする麻
小国日本の近代史
虚と実のエネルギー
大和魂は世界平和のこと
闇の勢力の終焉
アメリカよ、大麻を解禁せよ
「麻の高周波」の最初の3パラグラフを引用しよう。
我が国における大麻との共生は波動の理論そのものであると気づきました。ここまで意味のバランバランな文章が一つのロジックになっていると思っているらしいあたりが凄まじい。「神道=振動」て。「国家として一体になっての天皇制」が大好きなんだな、このヒトは。
日本における大麻は、国の歴史と同じくらい重要なものでした。古神道では神宮大麻とも言い、精神性を大麻が守護していたと考えていいでしょう。大麻の衣装を着ると、非常に、みそぎ的な、高邁な精神になりますね。「神道=振動」です。国家として一体になっての天皇制には、いつも麻がありました。神社の儀式には必ず麻が使われます。
私はそれを敢えて「麻の高周波」と呼んでいます。現象面としてはまったくそういうことなんです。私は、波動の三原則として、共鳴現象、純粋性、相似象を挙げます。それと言霊を併せ考えて、やはりこれは神、大いなる意志による仕業であるとも考えます。
次の「言霊」は1パラグラフしかないのだけれども、全文が電波だ。変なところを引用していると全文引用にしかならないので、誰の目にも明らかなおかしなところだけ紹介しておこう。
(…)古神道では言霊という周波数合わせをします。周波数が合う「共鳴」、また、ドレミファソラシドの理論、オクターブの法則によって、300メガヘルツのものは、3000、300000、300000メガヘルツは共振するという、相似象、純粋であればあるほどエネルギーの高感度が高くなるという純粋性が、古神道の儀式にみられます。…最後のところは頭痛が痛いが、それはおくとして。いやあんた、10進数で共振論じてどうするの。300だったら600、1200、…といかないといかんでしょ。しかもそれは「ドレミファソラシド」と関係ないよ。西洋音楽にどっぷりはまってる自分に自覚がないんだね。雅楽が「ドレミファソラシド」かよ。
「宇宙との中継をする麻」の冒頭。
神主さんの祝詞と、宇宙を中継するのが、麻の役割だと私は思っています。神主さんの声だけでは届きづらいから、麻で高周波に変換して中継させるんだって!なんでかって?それは…
麻は、高周波であると同時に、麻それ自体にドレミファソラシドが入っていると考えられます。どうも私には、麻は、ミやソなどの特定の音だけを持っているのではなくて、すべて含んでいるように思える。だから、麻からいろんなものができ、多様性がある。360度方向に共鳴する、ということは、360度方向の性質を持っている、ということです。何でもできちゃうんですね。360度方向、ということはもちろん、ドレミファソラシドのすべてを指します。「もちろん」と言われたって困るわい。このヒト、「音」とはなにかわかってないんだろうな。講演会では音叉を複数持ってきて共鳴の実験をやるそうだけど、目の前で自分がやってることがなんなのか理解していないんだろう。もちろん本人は理解したつもりになっているのだろうけれども。
さてここから歴史の話である。右翼思想と親和的であることがわかるだろう。
「近代史」の後半を引用する。太字強調は引用者による。
次は噴飯ものなので、全文紹介する。「虚と実のエネルギー」。これについては、関連する内容が前号にも載っており、このエントリで簡単に紹介した。
順番に見ていこう。
なにを指して「明らかになっていない部分」と言っているのか定かではないが、確実に言えることは、「虚実のエネルギー」などというわけのわからんもので解き明かすことは不可能である、ということだ。
次に、確かに当時の日本はある意味「神がかり的」であったろう。最後は神風が吹くと信じて-教育現場では教師が子どもに最後まで叩き込んでいた-戦っていたわけだから。しかしそれを「崇高」などと表現するのは歴史からまったく何も学んでいない者のみが言えることであろう。大体原爆が「天照大神のエネルギーの結界を破った」なんて出来の悪いファンタジーでしかない。
「では、原子爆弾というのは~」のところは意味がわからない。何が「最小単位」なのか?文章の構造からは「原子爆弾」ということになるが、どういうことだ?原子核に波動的な性質はもちろんあるが(江本の理解とは完全に違っているが、量子力学的にということ)、「怨念的な波動を組み込んで核分裂」などということはない。断固としてない。100%ない。原爆で苦しんだ(でいる)人々に対してこんな失礼な話はない。
さらに「3つの政策」であるが、「天皇制」が戦前の「絶対主義的天皇制」を指していると善意で解釈してあげるとして、この2つと大麻栽培の廃止を並べるところが江本の大麻中心史観のよくわかるところである。
さらに、戦後日本のアメリカ追随ぶりは実際目に余るものがあるが(この間の普天間基地撤去問題における岡田外相の態度などもそうである)、麻でどうこうなんていったいどこの世界に生きているんだ?
次の「大和魂」は飛ばして、「闇の勢力の終焉」。内容は昨日のエントリとほぼ被るので、最後の部分のみ。
「近代史」の後半を引用する。太字強調は引用者による。
(…)今度は第一次世界大戦です。ドイツと同盟を結び、またこれも大変な成果を上げて、アジアに日本ここにあり、というようなことになった。大東亜共栄圏が形づくられていくわけです。1917年から20年後の大東亜戦争まで、連勝、連勝、連勝ときたわけですが、最終的にアメリカが加担して、連合軍の巨大なる軍事力に押されていきます。日本はあの時、人口1億もなかったと思う。そういう国が、アメリカ、ロシア、ヨーロッパを含めて、すごい国の数と軍事力とを相手にほとんど一国で勝ってきたわけです。しかし最終的には広島と長崎に原爆が落とされて、敗れてしまいます。ここにはアジアの国々の視点が完全に欠落している。来年は日韓併合100年を迎えるわけだが、こんな発想でどうやって連帯していこうってんだろうね。大東亜共栄圏なんてものいまだに信じてるの?
次は噴飯ものなので、全文紹介する。「虚と実のエネルギー」。これについては、関連する内容が前号にも載っており、このエントリで簡単に紹介した。
あの時、なぜ原爆が使われたんでしょう。まだ歴史的に明らかになっていない部分があります。私はこれを、虚実のエネルギーという考えで解き明かそうと思います。…あやまれ。歴史学者と物理学者と被爆者にあやまれ。学者にはあやまらんでもいいけど、被爆者にはあやまれ。なんと失礼な。
神がかり的な日本のエネルギーは、天照大神を代表とする虚の宇宙エネルギーと共鳴しています。もう崇高な所までいっているから、それを打ち破るには、虚のエネルギーでは対抗できない。虚に対して実、物理的な強いエネルギーである原子爆弾で対応せざるをえないだろう、と考えたのではないでしょうか。そこで、二発の原子爆弾を使って日本の神がかり的な、天照大神のエネルギーの結界を破った。
では、原子爆弾というのは一体どういうものでしょうか。核という言葉があるように、現実の、いまの物理の世界で立ち入ることのできる物の世界の最小単位です。しかしそれは、やはり波動的な物理性を持っているはずです。そこに、殺略(原文ママ)や破壊などの怨念的な波動を組み込んで核分裂をさせるものだった。だから、原子爆弾は、ウィルスのように後世までも白血病などの病原菌的な働きをして、人々を苦しめた。
その後、アメリカは占領政策で日本へ乗り込みました。そしてその時に3つの政策を実行しました。1つは天皇制の廃止、1つは国家神道の廃止、1つは大麻栽培の廃止です。その3つを分析しますと、占領政策を考えた頭の良い人は、短い歴史で、世界に存在感を示した、強い日本国民の精神性や、日本のエネルギーを見事に理解していたと思います。
それが効を奏して、日本人の大和魂を破壊した。以来、日本がアメリカに対して追随せざるをえなくなった。ですから、麻の復活は、日本人の大和魂を復活させることでもあるわけですね。
順番に見ていこう。
なにを指して「明らかになっていない部分」と言っているのか定かではないが、確実に言えることは、「虚実のエネルギー」などというわけのわからんもので解き明かすことは不可能である、ということだ。
次に、確かに当時の日本はある意味「神がかり的」であったろう。最後は神風が吹くと信じて-教育現場では教師が子どもに最後まで叩き込んでいた-戦っていたわけだから。しかしそれを「崇高」などと表現するのは歴史からまったく何も学んでいない者のみが言えることであろう。大体原爆が「天照大神のエネルギーの結界を破った」なんて出来の悪いファンタジーでしかない。
「では、原子爆弾というのは~」のところは意味がわからない。何が「最小単位」なのか?文章の構造からは「原子爆弾」ということになるが、どういうことだ?原子核に波動的な性質はもちろんあるが(江本の理解とは完全に違っているが、量子力学的にということ)、「怨念的な波動を組み込んで核分裂」などということはない。断固としてない。100%ない。原爆で苦しんだ(でいる)人々に対してこんな失礼な話はない。
さらに「3つの政策」であるが、「天皇制」が戦前の「絶対主義的天皇制」を指していると善意で解釈してあげるとして、この2つと大麻栽培の廃止を並べるところが江本の大麻中心史観のよくわかるところである。
さらに、戦後日本のアメリカ追随ぶりは実際目に余るものがあるが(この間の普天間基地撤去問題における岡田外相の態度などもそうである)、麻でどうこうなんていったいどこの世界に生きているんだ?
次の「大和魂」は飛ばして、「闇の勢力の終焉」。内容は昨日のエントリとほぼ被るので、最後の部分のみ。
もともとは、大麻の主生産地はアフガニスタンであったといわれています。現在のアフガニスタンは、世界でもっとも疲弊した国と言われています。それは、国の植物と言われ、主農業生産物とも言われる、大麻を根底から根こそぎとられてしまったせいであろうと思います。アフガンの人々にも失礼だな。
これは、最後の「アメリカよ、~」の冒頭の文章と対になっている。
次のパラグラフは吸引についてのもの。
最後。
ここから、前回のエントリにいただいたブクマコメントについて、いくつか補足を。すいませんが敬称略で。すいませんすいません。
その他、植物についてコメントいただいた皆様、ありがとうございました。もちろん、それ以外の方々も!
なお、江本勝と大麻の関係については、以下のエントリでも取り上げています。
江本勝と大麻
「水からの伝言」に書いてあること(1)
ふんどしウェーブ(『Hado』9月号)
『共鳴によってのみ生命の音は振動し続ける』その5 (のコメント欄)
アメリカのオバマ大統領が、「アフガニスタンが一番問題であろう」と言っていますけれども、どうってことはない。自分たちが勝手に禁じた大麻の栽培を、また元に戻すだけで、簡単に解決できることなんですね。で、なんで「そういう、誰でも分かるような計画が否定されているのか」というと、「闇の勢力」のせいだ、と。
次のパラグラフは吸引についてのもの。
マリファナは、タバコよりもずっと被害のないものであるし、薬にさえなる。全世界的にみて、マリファナを吸って、凶暴な事件が起きたという事例は一件もない、ということです。中毒性も絶対ない。実際なんにも悪いことがない。じゃあなんで世界的に禁止されているのだ?禁止されているのは日本とアメリカだけじゃないぞ。
最後。
大麻を禁じる理由はたった一つ。現在の製薬業、林業・パルプ業、石油生産業などの擁護でしかない。我々の将来の子供たちに対して、麻以外の材料は、大変な害を与えるものでしかないわけです。麻をいかに上手に使うか、です。なぜ日本の官憲はエキセントリックに取り締まるのか。おかしいでしょう。というわけで、今後も大麻解禁論が主張されていくようだ。
どこでどういう所で、これを訴えていくか。やっぱり、これはもう、月刊『LOVE & THANKS』が中心になって訴えていくしかないですね。
ここから、前回のエントリにいただいたブクマコメントについて、いくつか補足を。すいませんが敬称略で。すいませんすいません。
north-pole ?? 戦前の日本人はおおいに大麻を吸引していた・・・ていいたいのか?どうも、戦前に吸引の習慣はなかったようですね。戦後に米軍とともに持ち込まれたようです。
felis_azuri 「心理的な依存」先が増えるの大歓迎みたいな調子だなぁ。さすが鋭い。(^^) 赤星氏は同じ記事の中でこんなことを言っています。
調べるうちに驚いたのは、薬物乱用を防止するのが正しい、という神話があることです。そういう視点では真実は見えません。薬物に限らず、人は何かに依存していかなければ生きていけない動物なんだ、という着眼点を持つ必要があります。薬物に限らず、恋愛、ゲーム、甘い物、スポーツに依存する人もいるわけです。依存する一つに薬物と言われているものがある。何かに依存する自由とそれを選択するのは個人の自由ではないでしょうか。長い歴史の中で市民権を得たかどうかの差があるだけのような気がします。「だって他の人だってやってるやん」メソッドですかね。「依存」というキーワードですべてを同列に扱い、大麻を相対化する。「市民権を得たかどうかの差」がどれだけ重要かということが意図的にぼかされていますね。
ezookojo 栽培による大麻繊維自体は日本の産業に必要だと思うんだが、このへんうまくどうにかならんもんかね検討の余地はあると思いますね。ヘンプとして品種改良もされているので。
goingzero 水が憎ければ大麻まで憎し?私の場合、水伝と大麻はそれぞれ批判の理由が全く違いますので、その点誤解なきよう。前回エントリの末尾にその旨書いております。水伝に批判的で大麻には肯定的、という方はもちろんいてもいいわけです。私はそうではない、ということです。
monono 江本みたいな人がナショナリズム肯定するのは意外。支持者層的に反国家で話すものだと思ってた。|"大麻を解禁した場合に何が起こるかは科学の問題になるが" これ科学じゃなくて社会では、と思った。むしろ、超国家主義的な臭いがしますね。行動規範を外部に設定し、それに従うことが素晴しい未来を開くものである、と。ただ論理的ではないので、ニューエイジというくくりで、「きくちゆみ」のような(一見)左翼的な人とも親和性があるように見える、と。後半については、自然科学という意味ではなくて、客観的に検討可能であるという意味で「科学」と表現しました。「価値」に対しての「科学」です。社会で何が起きるかは客観的に分析・検証することが(原理的には)可能である、という程度の意味です。わかりにくくてすいません。
その他、植物についてコメントいただいた皆様、ありがとうございました。もちろん、それ以外の方々も!
なお、江本勝と大麻の関係については、以下のエントリでも取り上げています。
江本勝と大麻
「水からの伝言」に書いてあること(1)
ふんどしウェーブ(『Hado』9月号)
『共鳴によってのみ生命の音は振動し続ける』その5 (のコメント欄)
『LOVE&THANKS』11月号:「大麻サイコウ。」(その1)
というわけで、前回予告したように、『水からの伝言』著者・江本勝らが発行する月間『LOVE & THANKS』の11月号の紹介。表紙に「【特集】大麻サイコウ。」と書いてあることは既に述べた。
話に入る前にひと言。以前ブクマコメントでもいただいたのだが、正直言って、私もこの雑誌を買うのに金を払うのは悔しい。江本らに金が行くのが悔しい。しかし、彼らが何を言っているのか、何を考えているのか、貴重な資料でもある。資料収集のため、やむなく購入しているのだ。古本で出ていれば、迷わずそちらで買うのだが、なかなか出てこない。で。当然批判する人々全員が読むべきとは思わないし、買ってまで読む物好きは一握りでいい。だから、買うからには問題となるところを公にして共通のものにしようと思うわけだ。…というのはまあ己に対する理論武装でもあるのだが、とはいえこうやって晒す原動力になっているのも確かで。
というわけで、興味があってぜひ自分でも見てみたいと思われる(物好きな^^)方は立ち読みをすすめる。内容は軽いのでパラパラめくるぐらいで大体何書いているかはわかる。置いてある本屋は、私が知っている範囲では新宿の紀伊国屋本店の精神世界コーナー(5階だったっけ?宗教とか哲学とか心理学のあるフロア)と、大阪・梅田の旭屋(西梅田のほう。曽根崎警察署の南ね)だけ。他にもあったら教えていただけると嬉しいです。最初はハズカシイが、そのうち堂々とニヤニヤしながら読めるようになる(そうなるべきかと言われれば返答に窮するが)。もっとも、同じコーナーで真剣にトンデモ本を吟味している人を見ると胸が痛むのだけれど。
さて。
この特集は二つのパートからなる。前半(そしてこれがメイン)は、赤星栄志氏へのインタビュー、後半は江本の文章だ。もっとも、そのスタンスは特集に先立つ以下の文章に端的に表れていると言える。
以下、順に問題のありそうな点をピックアップして紹介する。まずは赤星氏へのインタビューから。
最初は本題とは異なるが、ええっ?と思ったところから。
次に上の陰謀論に絡む話。
陰謀論からナショナリズムへ。
このインタビューの最後のところに小さいコラムがある。これがなかなか興味深いので全文引用しておく。タイトル以外の太字強調は引用者による。
これは、戦略としては正しい。どこかの自爆史観の連中がよその国の新聞に大々的に広告を出して日本の「国益」を損なうのに比べれば(そしてそういう連中ほど「国益」を口にしたがるのだが)、よっぽど理性的で論理的な戦略である。ただ、それはその目的がいいかどうかとは関係がない。
さて、後半の江本の文章に移ろうかと思ったが、力尽きたので続きは次回に。2ページしかないんだが、妄想前回全開でツッコミどころだらけである。まあいつものことだが。
最後に念のため述べておく。このブログでは、江本らが以前から大麻に執拗な関心を示していることを取り上げてきた。この問題は、ニセ科学の問題ではない。大麻を解禁せよという主張は、それはそれで成立し得る。もちろん、大麻を解禁した場合に何が起こるかは科学の問題になるが、解禁するかどうかは価値観の問題である。従って、ここでは江本らのニセ科学性を批判しているのではなく、その価値観を批判しているのである。その点誤解なきよう。
さらに付言するなら、「水伝」を取り上げてしまった教育者に向けて伝えたいわけである。「水伝」の江本という人物は、大麻をこんなふうに見ている人なんですよ、と。それでも「水伝」がいいですか?
→「その2」ヘ 。ブクマコメントに関連して補足もしてありますのでぜひご覧ください。
話に入る前にひと言。以前ブクマコメントでもいただいたのだが、正直言って、私もこの雑誌を買うのに金を払うのは悔しい。江本らに金が行くのが悔しい。しかし、彼らが何を言っているのか、何を考えているのか、貴重な資料でもある。資料収集のため、やむなく購入しているのだ。古本で出ていれば、迷わずそちらで買うのだが、なかなか出てこない。で。当然批判する人々全員が読むべきとは思わないし、買ってまで読む物好きは一握りでいい。だから、買うからには問題となるところを公にして共通のものにしようと思うわけだ。…というのはまあ己に対する理論武装でもあるのだが、とはいえこうやって晒す原動力になっているのも確かで。
というわけで、興味があってぜひ自分でも見てみたいと思われる(物好きな^^)方は立ち読みをすすめる。内容は軽いのでパラパラめくるぐらいで大体何書いているかはわかる。置いてある本屋は、私が知っている範囲では新宿の紀伊国屋本店の精神世界コーナー(5階だったっけ?宗教とか哲学とか心理学のあるフロア)と、大阪・梅田の旭屋(西梅田のほう。曽根崎警察署の南ね)だけ。他にもあったら教えていただけると嬉しいです。最初はハズカシイが、そのうち堂々とニヤニヤしながら読めるようになる(そうなるべきかと言われれば返答に窮するが)。もっとも、同じコーナーで真剣にトンデモ本を吟味している人を見ると胸が痛むのだけれど。
さて。
この特集は二つのパートからなる。前半(そしてこれがメイン)は、赤星栄志氏へのインタビュー、後半は江本の文章だ。もっとも、そのスタンスは特集に先立つ以下の文章に端的に表れていると言える。
「闇の勢力の時代は終わった。さあ次は大麻を復興させるしかないですよ。」要するに陰謀論である。石油で潤う一部の人間が、大麻の台頭により己の利権が失われるのを恐れ、アメリカで大麻を禁止し続けている、と。
とは、本誌主管の江本勝の言い分です。
石油をベースにした多国籍企業の台頭から、
麻をベースにした地域経済の復興への移行を図ろうというわけです。
以下、順に問題のありそうな点をピックアップして紹介する。まずは赤星氏へのインタビューから。
最初は本題とは異なるが、ええっ?と思ったところから。
(…)雄株と雌株がある。すべての植物で4%しかないんですね。ほかには、オリーブとか、銀杏があります。そういう作物は、気候に対する対応能力がもの凄く高いんです。高等植物の中でも高等です。どんなに環境が激変しても残っていく作物の一つではないかと思います。えーと、そうだっけ?進化の過程で一つの花におしべとめしべが同居するようになっていったんだと理解しているのですが、違うの?というか裸子植物と被子植物の関係はどう捉えられているのだ?それと、適応能力が高くないから強い個体になる方向で進化してきたのではないのかなあ?(詳しい方の解説をいただけると嬉しいです)
次に上の陰謀論に絡む話。
Q 日本政府が、またはGHQが大麻を取り締まった理由ってなんだと思われますか。
A 日本の政府の人たちは、単にアメリカに言われただけで、それ以外の理由はないでしょうね。
Q アメリカ政府はどうしてだと?
A アメリカ政府に関して、僕自身は、やはり化学繊維の需要を増やしたいという産業界の要望が背景にあったと思っています。また当時は、禁酒法をやめたばかりで、役人さんが余っていたんで雇用対策に、次のターゲットを大麻にすると好都合だったのでしょうね。
Q もし、GHQが麻を禁止していなかったとして、日本の社会は変わっていたと思いますか。禁止しなくても、便利なナイロン製の紐が出てきたら、麻は消えていったでしょうか。…日本も松根油の開発してたもんね!
A 日本でというより、アメリカの政策で大麻課税法ができていなければ、石油の時代は来ていないでしょう。石油に依存しない社会を模索していたと思います。その証拠に、1930年代にフォード自動車は、麻などの天然素材を使った燃料と原料で、車を走らせようというアイデアがあったんです。
当時は、天然物を燃料にしようと考えた時代でした。ところが、いいやこれからの時代は石油だって言った勢力がいて、見事にいまのような時代になっている。上のグラフを見てください。黒色が石炭で、茶色が石油で、灰色が天然ガスです。1930年代を境にエネルギーを石油や天然ガスの化石資源に頼る時代になっています。
A (…)アメリカでは刑務所は民間企業の経営なんです。アメリカの受刑者は、人口の1%いらっしゃる。(中略)つまり、一定以上の労働者である囚人がいないと、刑務所は倒産しちゃう。刑務所を倒産させないための囚人供給源の一つに、マリファナを取り締まっている。まあなんというか、都合の良い解釈の羅列という印象である。「大麻は悪くない、悪いのは大麻を悪者にしたがるヤツらだ」という大前提で議論が進められている。アメリカに限らず大麻は取り締まられているのにね。
陰謀論からナショナリズムへ。
大麻は日本の精神麻すげえ!!ってどこまで麻中心史観やねん。
Q 日本は神の国で、GHQがそれを恐れて日本の大麻を取り締まった、という説はどう思われますか。
A 海外の人から見ると、日本人の精神性は非常に不思議ですよね。多神教の世界がまずわからないし、八百万の神がいる中で、いったい何を神としているんだろうって疑問を持つことでしょう。当時は、国家神道で麻の栽培を推奨していましたから、この作物は何かあるだろうって考えるのは普通だったでしょうね。日本人の精神性を骨抜きにするために神話の時代から続く麻の呪術性を除こうとした、十分ありうる話です。ただ、そういうのが文書として残ってないので、証拠として出せないだけです。推測でしか話せない。
このインタビューの最後のところに小さいコラムがある。これがなかなか興味深いので全文引用しておく。タイトル以外の太字強調は引用者による。
!マリファナの吸入について「現状は」「現時点では」と繰り返されているように、また「みつめ直すことは」と書いてあるように、江本らは大麻をなんらかの形で解禁させることを目論んでいる。そして、そのために、吸入を控えるように、と要請している。もちろん、吸入を批判しているのではなく、批判している人が多いから、一時的な便法として、解禁されるまで控えていてくれないか、というわけだ。
日本は法治国家であり、現状は大麻が厳しく規制されています。大麻が産業用として、また医療用として有用であることから、本誌は大麻をみつめ直すことは、有益であると考えています。しかし、現段階で、心理的な依存のためにマリファナを吸入することは、違法です。また、多様な用途がある大麻の素晴らしい部分を、広く社会に普及する妨げになります。お酒の飲みすぎでアルコール中毒になる人は敬遠されるように、現段階の日本で、マリファナ・ハイになる人は、大麻の良さを知らない人に誤解を与え、本当にマリファナが必要な人、癌、末期エイズ、うつ病、緑内障などで苦しむ人から、有効な治療の手立てを奪うことになります。日本人が大麻の記憶をきちんと取り戻すまで、マリファナを吸入されている人はぜひお控えください。くどうようですが、違法行為です。
これは、戦略としては正しい。どこかの自爆史観の連中がよその国の新聞に大々的に広告を出して日本の「国益」を損なうのに比べれば(そしてそういう連中ほど「国益」を口にしたがるのだが)、よっぽど理性的で論理的な戦略である。ただ、それはその目的がいいかどうかとは関係がない。
さて、後半の江本の文章に移ろうかと思ったが、力尽きたので続きは次回に。2ページしかないんだが、妄想前回全開でツッコミどころだらけである。まあいつものことだが。
最後に念のため述べておく。このブログでは、江本らが以前から大麻に執拗な関心を示していることを取り上げてきた。この問題は、ニセ科学の問題ではない。大麻を解禁せよという主張は、それはそれで成立し得る。もちろん、大麻を解禁した場合に何が起こるかは科学の問題になるが、解禁するかどうかは価値観の問題である。従って、ここでは江本らのニセ科学性を批判しているのではなく、その価値観を批判しているのである。その点誤解なきよう。
さらに付言するなら、「水伝」を取り上げてしまった教育者に向けて伝えたいわけである。「水伝」の江本という人物は、大麻をこんなふうに見ている人なんですよ、と。それでも「水伝」がいいですか?
→「その2」ヘ 。ブクマコメントに関連して補足もしてありますのでぜひご覧ください。
小休止、してる場合じゃないけど
いろいろと忙しいのですが、なんだか一段落ついたような気分なので久々に更新(いや一段落ついてる場合ではなくて、あれもこれも〆切過ぎてるんですが。以前は「〆切は作業開始日」だったのが最近は「〆切は〆切のある作業があることを思い出す日」になりつつあってコワイ^^;;)。
更新つっても最近漠然と思っていたことを垂れ流すだけなのですが。(^^;;
更新つっても最近漠然と思っていたことを垂れ流すだけなのですが。(^^;;
- 『LOVE & THANKS』11月号ゲット。新宿紀伊国屋にて。12月の半ばだったのだけど、まだ11月号が何冊もありましたよ。12月号はなし。
表紙に「【特集】大麻サイコウ。」とあってズッコけた。中身を見ると吸引についても肯定的でした。これは後日エントリにします。 - 撤退するというWendy'sへ。実に久々で、味も忘れていたけど、マクド/ロッテリアと、モス/フレッシュネスの中間ぐらいの感じですね。ベーコンチーズなんちゃら(忘れた^^;;)のセットにポテト用につけるチーズを追加でつけたのですがうまかった。凶悪なカロリーと思いつつ、体に悪いものは健康に良いのだ(主に精神的に^^;;)ということで頼んでしまった。
- 名古屋のモーニングが食べ放題、というのはごく一部の店舗なのだな。昔行った店(名古屋駅の地下街?)では、パンが食べ放題で、ひたすらおかわりしたのであったが。とはいえ、コメダ珈琲店のトーストは美味しゅうございました。
- 駅地下(エスカだったっけ?)で昼飯を取ろうと入った味噌カツの店はカウンターのみ。カウンターの半分は常連さんで占められ、ビール瓶が並んでいた。(^^;; 悔しかった。<なにが?
- 外郎最高。特に白。あのシンプルかつ豊潤な味わいはそうそうあるものではない。もちろん名古屋以外の外郎も良し。最近食した山口の柚子外郎もまた格別。
- 「ヘリオス大阪」というところの電車広告がすばらしい。千堂あきほも苦労しておるなあ、と思いつつ、小さく出ている芸人さんが良い。特にみょーちゃん。この写真でしか見たことないのだが、あの突き抜け方はすばらしい。
- ちょっと前に「自衛」で盛り上がっていたが、元発言からなにからフォローできなかったのだけど、どうしても「自衛」を主張したい向きには、寝る前にはトイレに行きましょうと毎晩行ってあげるべきではないか、などと思ったり。毎晩忠告してあげないと、トイレに行き忘れる可能性が増大するでしょう! あなたの布団が汚されるのに耐えられないんですっ!!とか言ってあげたらいいのではないだろうか。いや全然問題の本質ではないのだけれども、それ以前のバカバカしさが目に余ったので、そんなことをツラツラと考えてたりしました。考える、というほどのものじゃないか。
- ABO FAN氏がダラダラとkikulogでがんばっているが、中心テーマとなっている論文自体は違うものの、内容的には以前このブログで「議論」になったものの繰り返しである。あれだけ指摘されてもまた同じことを繰り返しており、まさに「記憶力のないABO FAN氏」を体現してくれている。月の駱駝さんががんばっておられるが、本当に頭の下がる思いだ。ABO FAN氏に論理は通用しないので(三段論法などという高級な論理を繰り出しても無駄である!)、個別の事実関係を潰していくしかない。
ちなみにうちで展開されたのはここ とかここ とかここ とかここ とかここ 、あたりのコメント欄。 - 事業仕分けも忙しくてフォローできなかったのだが、仕分け人に対して官僚が答えるという形式がそもそもダメだったのではないか。予算縮減で減らされるのは本当に重要なところで天下りやら利権やらの部分は必死で確保するだろう。毛利さんがうまくやったのは毛利さんだから(つまり官僚ではないから)で、本来仕分けされてしかるべき無駄の部分を必死になって温存しようとする人が答えちゃったら削るべきところでない部分が真っ先に削られるよね。
- 今日は25日。そういや昨日はクリスマスイブだったっけ、と。(^^;; 25日は Boxing day ですが(boxを開けるので)、スポーツのほうの boxing の由来はなんなんですかね。「リング」が箱だから?とすると、英語圏の人がスポーツの boxing という単語で連想するものはなんなんだろう。私はどうしても「真っ白」しか出て来ませんが。^^;;