何時もご覧頂き有難うございます。

 

YardBurstの外見上の特徴を前回お伝えしました。

で、音はどうなの?の印象です。

 

一般的に思われているレスポールの音は甘くて太く、でも立ち上がりが遅いのでリズム表現には余り適さない、と言う感じでしょうか。

それは間違いです。

甘くて太いけど、分離感が良くて立体的。

そして切れの良さも併せ持つ、が正解です。

それを知らない人は良いレスポールに出会って無いです。

受講中のギターレッスンの先生も同じ印象を持っていました。

それが私のレスポールを経験する事で認識を変えました。

「これって私が知っているレスポールとは全然違います。

カッティングが実に気持ち良いです!」

そうなんです。

レスポールは本来はリズムを刻むのも得意なんです。

コードの分離感が良いので、シャキシャキとした印象のリズムギターが刻めます。

長いサスティーンは適切なミュートでいくらでもコントール出来ます。

故に、リズム演奏も得意なんです。

 

(RHYTHMって言うポジションが有ります)

 

今回購入したYardBurstも同じ特徴を持っていました。

トップの木目は見た目の豪華さに影響を与えるだけで音質には無関係です。

このYardBurstはR8より少し良い杢程度のメイプルです。

でも、バックとネックのマホガニーが良いんです。

レスポールの構成の大部分はマホガニーです。

レスポールってマホガニーのギターなんです。

だから上質のマホガニーが使われないと絶対に良い音は出ません。

そして良いローズウッド指板と膠接着で強固に組み上げる事によりレスポール本来の妙なるトーンが生れます。

 

良いレスポールを知らないのは非常に勿体無いです。

今でも良いレスポールが買えます。

どうか、その辺の適当なレスポールで満足する事無く良いレスポールを手にして下さい。

 

宜しくお願いします。

 

何時もご覧頂き有難うございます。

 

無事に届いたので報告します。

何時もの通りの厳重な梱包です。

この中に更に一回り小さい段ボール箱に入っています。

マトリョーシカ状態です。

 

Agedケースです。

本来ならばHeavy Aged以上にしか付属しません。

このケースはとても雰囲気が良いので大好きです。

 

蓋を開けると内部の養生も完璧です。

流石にShipping Sectionが有るだけの事は有ります。

プロの仕事なので通販での事故は起こり難いです。

何処かの業者にも見習って貰いたいです。

 

ようやくの対面です。

トグルスイッチノブが外されています。

これはお約束ですね。

 

ケース内のライニングが変更されました。

色味が変わったと同時に何故か匂いも変わりました。

接着剤が変更されたのでしょうか?

 

こんな姿です。

黒のPGと外されたポーカーチップが特徴です。

それ以外は如何って事ないR8の様です。

 

如何って事無い様に見えますが、そこは限定品ならでは差別化がされています。

レギュラー品とは一線を画す上質なマホガニーです。

光沢感の有るオリジナルバーストの様な材です。

 

そして指板も目の詰まった奇麗な木地のインディアンローズウッドが使われています。

色味も申し分ないです。

因みにWildwood Spec Les Paulもこれと同等の材が使われています。

 

ダブルホワイトボビンのカスタムバッカーはこのモデルが最初では無いでしょうか?

ディマジオに意匠登録をされているので本家Gibsonでさえ出来なかった筈です。

風向きが変わったのでしょうか?

これは大歓迎です。

ABR-1は近年形状がアップデートされた物です。

オリジナルに近いルックスは好感度が高いです。

年々地道にアップデートされているので最新のモデルが最善だと思います。

特にMurphy LabのAged具合は着実に進化しています。

現在でもTom氏自身によるAged物は高評価で高値が付いていますが、最新のMurphy LabのAgedの方が遥かに自然な仕上がりです。

本物の当時物の部品が搭載されたら新品とは思えない程のレベルになっています。

 

以上、ザックリとYardBurstの紹介でした。

 

宜しくお願いします。

何時もご覧頂き有難うございます。

 

先に海外通販で購入したGibson Custom Shop Jeff Beck YardBurstが無事に到着しました。

今回もWildwood Guitarsからの購入ですが、ここからは何本買ったでしょうか?

6~7本位だと思います。

もう、ハッキリと覚えていないです。

 

さて、このレスポールですがGibsonとしては画期的な事が有ります。

それはこのPUです。

マニアの方ならお分かりかと思いますが、このDouble WhiteボビンのPUはオリジナルPAF以降では不可能な仕様でした。

80年代にNew PAFと呼ばれるPAFリイシューを発表した時にはカバードでしたが、カバーを外すとこのDW仕様が有った様に記憶しています。

ですが、少なくともオープンPUでは無かったと思います。

何でもディマジオがこの仕様の意匠登録をしたので本家さえ作れなかったとか。

故に、Collector‘s Choice等でどうしてもDW仕様を使う時にはディマジオ製のPUを搭載していました。

 

それが如何言う理由か分かりませんがCustom BuckerでDW仕様を製作して搭載しました。

中身は普通の仕様ですが、これは画期的な事です。

これからはこの仕様のPU搭載モデルが発表されると思います。

 

何はともあれおめでたい事です。

 

宜しくお願いします。

何時もご覧頂き有難うございます。

 

Four Uncles Restorations ABR-1と言うABR-1ブリッジをご存じですか?

Best replacement parts for vintage Les Paul. Four Uncles ABR-1 bridge (youtube.com)

私的に最良のPAFクローンと評価している8Bombの動画で知りました。

異常な拘りでバーストの再現を目指している氏が究極と言うからには理由が有る筈です。

これは試してみないとイケマセン!

 

と言う事なのですが、所謂ネットショップは有りません。

Facebookで公開されているとの事なので確認します。

そこに掲載されている画像です。

非常に良い雰囲気です。

サドルの簾模様が再現されています。

頂部の形状もオリジナルに非常に近いです。

近年、アップデートされた本家のABR-1より遥かにオリジナルに近いです。

これは買ってみないとイケマセン。

 

メッセージを送ります。

「購入出来ますか?」

「出来ますよ。ブリッジ本体のポストとサムナットのセットが有ります。如何しますか?」

勿論、両方購入します。

これだけオリジナルに近いサムナットを見た事が無いです。

完璧です!

面取りの具合が素晴らしいです。

 

オリジナルABR-1は弦のテンションで中央部が変形します。

これは12や13ゲージを使用していたからで、その後の10ゲージなら変形しないと言われています。

それは偽りで、実はオリジナルの材料で有る亜鉛合金はバースト時代には柔らかい物だったとの事です。

勿論、サドルの真鍮も配合が違っていたと言われています。

それらも忠実に再現して製作されているそうです。

 

良く知られているようにブリッジ&サドルは音質に大きな影響を及ぼします。

いくら本体が良くてもこれがダメだと最良の音質は得られません。

見た目だけでレスポールを選んでいるように思われがちな私ですが、音質にも人並みに拘りが有ります。

とは言え、このABR-1も見た目がカッコ良いので欲しくなったのは否定出来ません。

 

この週末に到着予定です。

どのレスポールに載せるか思案中です。

超多忙なので散財で気を紛らわせています。

 

宜しくお願いします。

 

何時もご覧頂き有難うございます。

 

昨日購入したレスポールですが、何と発売日でした。

ほぼ毎日欠かさずに新入荷ページを確認していたから購入出来たものでした。

発見時のページがこちらです。

掲載直後だった様で、一番左に有ります。

これを確認して直ぐに何時もの担当者にメールしました。

「これって在庫はあるの?」

「有るよ」

「買うべき価値の物でお勧め出来るギターかな?」

「うん、とっても良いし買っておくべきギターだよ」

と言う事で直ぐに購入しました。

 

決済数時間後のページがこれです。

私のギターが消えて、その後に追加掲載されたギターが並んでいます。

購入時に掲載されていたギターはまだ売れていません。

それにしてもこのお店は廉価なギターはあまり扱いません。

そして、毎日この数が入荷しています。

恐るべきお店です。

 

今回、これを購入してから他の楽器屋のページで数本確認出来ましたが全て”Sold”になっています。

これから追加で供給されるのか不明ですが、大人気で有る事が伺われます。

今現在、GibsonのHPではOn Line購入が出来るようです。

Gibson Japanに供給されるか不明ですが、購入を希望される方は急いだほうが良いようです。

 

このギターは130本と言う中途半端な数ですが、Gibsonの130周年記念として企画されたのでその数字と言う事です。

明日には調整を終えて出荷される予定なので現物を拝むのが楽しみです。

 

宜しくお願いします。

何時もご覧いただき有難うございます。

 

とても多忙な日々を過ごしております。

中々休みを取れず、ギターも触れない日々です。

そんな中でも好きなギター屋の新着情報は欠かしません。

と言う事で本日帰宅後に上記のギターの入荷を知りました。

全く知らないモデルで、発売して間もないモデルです。

大好きなJeff Beckの初期愛器のレプリカと言う事で、小僧の頃に憧れたギターです。

130本の限定と言う事で、迷っている場合ではないので早速購入しました。

はい、何時ものWildwood Guitarです。

何時もの仕様で調整を依頼して、現地時間の木曜日(27日)に発送されるとの事です。

週末を挟むので、到着は週明けになると思います。

 

これでレスポールは何本になるのでしょうか?

30本位でしょうか?

もう面倒なので数を数えるのをやめました。

その他のギターを合わせると部屋の一角に高く積み上げられているので邪魔になって来ました。

真剣に種々選択をして数を減らした方が良さそうです。

本当に好きなギターは10本に満たないと思います。

それなのにまたしても増量した大馬鹿野郎です。

 

宜しくお願いします。

 

何時もご覧頂きありがとうございます。

 

まだ寒さが厳しい頃に、昨年購入したL-5CSENの売主に「何か良いアーチトップは無いですか?」と聞いたらこの話が出ました。

これが、その買えるかも知れないギターです。

Gibson L-5の最初のカッタウェイモデルL-5P(Premier)です。

1939年に発売され、戦争を経て1948年迄造られてその後はL-5Cに名称が変更されました。

L-5初のカッタウェイモデルでノンカッタウェイと併売され、Premierと言う名称で区別されて登場しました。

この個体は標準では無いPG一体式のマッカーティーPUが装着されています。

本来はPU無しのアコースティックギターです。

これがオリジナルのオプション装備かは現時点では不明です。

 

戦前スペックのL-5はバブルメイプルと呼ばれる玉杢が採用されています。

バーズアイより大きくて美しい杢です。

滅多に見掛けない材です。

当然、キルトやカーリーより希少で超弩級の高級材です。

サイドはカーリーメイプルです。

画像はその個体その物で、ご覧の通りの超絶極上MINTです。

約80年もの年月を経たとは思えない素晴らしいコンデションです。

そして、そのバックの杢も国宝級の極上材です。

その上ブロンドフィニッシュ(ナチュラル)のL-5PNは全部で53本しか出荷されていない超レア物です。

 

(この画像は他のギターから拝借)

ロゴは憧れのScript logoです。

近年の復刻版では無く、本物の戦前ロゴです。

CMIに買収される前のオリジナルのGibsonロゴです。

それもJ-45等の安っぽいシルクスクリーンでは無く、豪華なMOPインレイです。

超カッコ良いです。

 

L-5Pはエリック・クラプトンの愛器として広く知られています。

これは後付けPUのL-5PNコンバージョンです。

 

氏は、オリジナル仕様のL-5PNも持っています。

どちらもPGはレプリカが装着されています。

これは当時のセルロイド材が経年劣化に弱いので仕方の無い事です。

 

エリック・クラプトンは本当にL-5が好きで、もう1本のこれも知られています。

こちらは戦後の1953年のシングルPU仕様のL-5CESNです。

全てブロンドです。

好みも有りますが、より希少なので選んでいるのでは無いでしょうか。

そして、流石にどれもが素晴らしいコンディションです。

 

今回お話を頂いたギターは売主さんのお宝です。

この売主さんはヴィンテージギターショップを永年経営されていて、今はリタイヤされて悠々自適の生活を送っています。

その方から前に買ったL-5は奥様用で、こちらは氏ご自身の物です。

その時に「もっと良いL-5を自分用に持っているけど、それは絶対に売らない」と言っていました。

でも、取引を通じて仲良くなったので譲ってくれる気になったそうです。

メールのやり取りは軽く50回を超えています。

ギター以外の趣味の話まで膨らんで、本当に友達の会話になっています。

 

氏は現在カリブ海の別荘で優雅に過ごしています。

自宅周辺が暖かくなって、帰郷するまでL-5PNの話しはお預けです。

問題は私に買える金額かどうかです。

そろそろ暖かくなったのでその答えが出ると思います。

買えれば少なくとも国内にこれ以上のL-5は無いでしょう。

そもそも国内に何本のL-5Pが有るのかさえ不明です。

有っても10本位だと思います。

Gibsonギターとしてはバーストより遥かに希少で高級なギターです。

そろそろメールが来る頃です。

 

宜しくお願いします。

何時もご覧頂きありがとうございます。

 

お節介なギター紹介です。

新品で買えるレスポールの最高峰と信じて疑わないレスポールです。

Wildwood Spec by Tom Murphy 1959 Les Paul Standard - Murphy-Painted Gloss | Les Paul Inventory, Les Paul Standard, Murphy Lab, Wildwood Spec by Tom Murphy Les Paul Standard, Wildwood Spec Les Paul Standard | Wildwood Guitars

一番人気の59モデルはAged加減で価格が違います。

その中でも一番お求めやすいのがこのGloss仕上げです。

Aged仕上げをするのがMurphy Labの仕事なのに、何故かGlossです。

VOSですら有りません。

それはMurphyさんがご自身で、Murphy Lab専用の塗料を、これまたMurphyさんしか使わない色で塗っているからです。

 

塗装が音に影響するのは良く知られています。

そこで現在究極の塗料とされているのがMurphy Lab専用のラッカーです。

それをMurphyさんが塗ってくれると言う有難い仕様がこのシリーズです。

私は3本持っていますが、その内1本がこのGloss仕上げです。

Gloss仕上げは日本ではまず見掛ける事が無いので希少です。

Aged好きならお勧めしませんが、そうで無いならこの価格で最上のレスポールが買えます。

 

使われいてる材も格段の差が有ります。

滑らかな木肌の指板を見ただけでもその差を感じます。

ボディーは50年代物の様に光沢感の有るマホガニーが使われています。

良い音がしない訳が無いです。

日本仕様のMurphy Labなんか買っている場合では有りません。

此処にもっと良いレスポールが有ります。

 

送料・税金込みで180万円位でこんなに良いレスポールが買えます。

手にすればその差に納得で、安いとさえ感じる事が出来るでしょう。

私はそうでした。

是非とも本当のレスポールを体験して下さい。

 

宜しくお願いします。

何時もご覧頂きありがとうございます。

 

月二回のペースで通っているギター教室ですが、毎回違うギターを持ち込み、先生の評価を貰っています。

沢山有るので来年一杯掛かると思いますが、先生には返礼にギター本体の学習をして貰っています。

 

さて今回は、いよいよ至高のレスポールの1本、Wildwood Spec R4 1954 reissue Glossです。

日本向けには皆無と言って良いVOSでもAgedでも無い、Glossのスッピン・新品仕上げです。

このギターは比較の為に同時にGibson Japan物のMurphy Labと買いました。

同じ年式ですので、言い訳無しの評価が出来ます。

しかもこれはSTD ヒスコレのGlossで、日本向けは格上のMurphy Labモデルです。

当時の記事はこちらからどうぞ。

開封の儀 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

弾き較べ♪ | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

R4も良い、凄く良い! | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

Wildwood Spec VS Murphy Lab その1 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

Wildwood Spec VS Murphy Lab その2 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

Wildwood Spec VS Murphy Lab その3 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

Wildwood Spec VS Murphy Lab その4 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

Wildwood Spec VS Murphy Lab その5 | 無駄遣いは楽しいが、それでもやっぱり無駄遣い (ギターとその周辺) (ameblo.jp)

 

初めて弾いて貰うWildwood Specです。

勿論、先生はこのWildwood Guitarsを知りません。

裏の専用プレートを見て驚きます。

そしてアンプに繋いでいきなり感嘆の声です。

「何ですか、これ!?凄く良いんですけど」

当然の反応にこちらは冷静です。

先生は驚きの表情を含んだ笑顔で弾き続けます。

クリーン、クランチ、歪と試します。

どのトーン、PUでも同様に驚いています。

そして一般的には苦手と言われるレスポールのカッティングを試します。

その切れの良い発声に驚嘆です。

「これってボクの知っているレスポールとは全く違います!

と言うか、これこそがレスポール何ですね」

はい、その通りです。

良いレスポールとはこう言う物です。

皆が知らないだけで、本来はこう言う物です。

「Jazzに凄く向いていますね」

当然です、レスポールは元々Jazzギターです。

「此処まで鳴るとこれで何でもイケますね。この鳴りとアコースティック感を知るとES-335が不要に感じますね」

先生の愛器のES-335と比較してそう仰います。

そのES-335は極普通の日本向けのカスタムショップ製です。

当然、比較になりません。

「これっていくらで買えるんですか?マジで欲しいです」

大した金額では無いので気楽に買って下さい、とお答えしました。

 

他の受講生で素のヒスコレR9が一人いる様で、それとは当然別次元の素晴らしさ。

その他のGbson USA レスポールはもう更に如何でも良いレスポールと言う事でした。

 

次回は日本向けのMurphy Labを試して貰うので、この印象を忘れないようにお願いしました。

まだ先にR8、R9, R0と別格のリイシューレスポールが控えているので、本物のレスポールとは如何なる物かを知って貰います。

 

宜しくお願いします。