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フレットと指板です。

 

日本向けのMurphy Lab R4 PSLです。

Gibson Japanのオプションで59仕様の太いフレットが打たれてます。

ネックは標準の太い仕様です。

私は58モデルを含めてこのオプションは嫌いです。

59仕様のネックオプションも大きなお世話で嫌いです。

オリジナルと同じスペックの物を楽しむのが正しい姿だと思います。

Gibson Japanにのみ見られるオプションです。

日本のディーラーなのか、ユーザーなのか見識が低い証拠です。

こんな事をするからバカにされるのでは無いでしょうか?

残念な事です。

 

指板はDark Rosewoodをオプションしています。

これは大歓迎の選択です。

色味はかなり黒味が強く良い感じです。

でも、導管の詰まり、滑らかさは見慣れたそれで特に良いと言う事は有りません。

 

Wildwood Spec R4です。

こちらは59仕様のフレット打つような愚行はしていません。

オリジナル同様の細いフレットです。

流石に良く分かっている業者に因る発注です。

細いから演奏性が劣ると言う事は全く有りません。

こちらの方が立ち上がりが早い気がしますし、音質もシャープな印象を受けます。

 

指板の差も確認出来ます。

更に黒いのは勿論、目の詰まりが格段に良いです。

導管の状態が大きく違うし、滑らかです。

そして何よりもカッコ良いです。

Wildwood Specに共通した指板です。

専用COAには材質の選定と手巻きのPUがWildwood Specな事が記されています。

 

 

この差はGibson Japan物しか知らない人は大きな衝撃を受けると思います。

(Gibson USA物は問題外の駄材)

今迄は店頭で「これは茶色くてイマイチ」とか「黒くて良い材」とか評価していたのが無意味であった事を思い知らされます。

私も初めて見た時は驚きました。

同じインディアンローズウッドとは思えないです。

でも、本当にインディアンローズウッドとの事です。

低質なブラジリアンローズウッドより遥かに上質です。

 

因みにPRSはPrivate Stockを筆頭にグレードに因り非常に分かり易い材質の指板が使われます。

Private Stockに使われている指板材はどの材質でも最上級で、特にブラジリアンローズウッドは本当に綺麗な材です。

生産数が限られているので、Gibsonより更に良い材が使われています。

 

この要素からもWildwood Spec R4の方が良質なレスポールで有る事が理解出来ます。

 

次回に続きます。

 

宜しくお願いします。