何時もご覧頂き有難う御座います。

 

ピックアップです。

 

勿論見た目では差は分かりません。

でも、一応画像を貼ります。

 

Murphy Lab R4は標準のカスタムショップ P90です。

マグネットは当時のオリジナルに準じてアルニコ5だと推測します。

F & R、其々の抵抗値はF:7.82 R:7.84 です。

前後共同じ出力と言って良いです。

バランスは全く問題無いです。

標準のP90は所謂普通のCustom ShopモデルのP90です。

シングルコイルなのに太いが繊細さにはちょっと欠ける音です。

フェンダーの様な煌びやかな感じは希薄です。

 

Wildwood Specは専用のCustom P90です。

マグネットは同じくアルニコⅤです。

こちらの抵抗値はF:7.08 R:7.06です。

こちらも同じ出力と言って良いです。

Wildwood Spec PUはPAFタイプもGibson Customの標準より巻き数を減らしています。

手巻きとの事ですが、これは標準品と同じ巻き方だと推測します。

何時も思うのですが、Winding Machineで巻くのに手巻きとは、これ如何に?です。

 

さて、この低出力の筈のWildwood Spec P90ですが、不思議と出音が小さく感じる事は有りません。

クリーンでの比較でも音が小さいとは感じません。

鳴るギターは全てこうなりますし、FとRの出力差を設けなくても気になりません。

オリジナルのレスポールも同様で、Rの方が低出力なPUが搭載されている例が少なからず有るようです。

と言うよりも、前後を意識して搭載する事は無かったんだと思います。

 

Wildwood Spec P90の方が透明感を感じますが、高音成分が足されています。

そしてピッキングニュアンスが出やすく、色気が有ります。

特に感じるのはチョーキングに粘りが有り、倍音が乗って来る印象です。

こちらのPUの方が断然好みです。

 

PUは本体との相性が有るので一概に優劣はつけ難いですが、出音はWildwood Spec R4の方が好きです。

 

次回に続きます。

 

宜しくお願いします。