不思議な光景だ!?

よし子 が庭から石を持ってきた。
そして、小趾が団子の女性は石の上に乗るように指示された。
先日のパーソナルトレーニングの光景だが、「石の上にも三年」ということわざが思い浮かんだ。
意味は、つらくても辛抱して続ければ、いつかは成し遂げられるということ。
語源は、石の上にも三年居れば暖まるということからきているそうだ。
確かに成し遂げられそうだ。^^
「足三年」「趾(あしゆび)三年」というのもまんざら大げさな話ではないと納得!
「足三年」というのは、ある中国武術の話で足の鍛錬を三年やってからでないと技を教えてもらえないそうだ。それくらい足が重要だということだろう。
それで、私も「趾トレーニングを一日にどのくらいやればいいですか?」と質問があった時に「趾(あしゆび)三年、三年間片時も休まず鍛錬してください。」と答えている。
質問された方はきっと冗談だと思っているかもしれないが、私は真面目に答えているんです。^^;
私には足が簡単に出来上がるとはとても思えませんし...。
さて、構造動作・趾(あしゆび)トレーニングでの注意点について。
「足裏(足底)を刺激してはならない!」
しかし、解剖学を学んでいない一般の方たちとっては足裏(足底)を指圧・マッサージすると「気持ちいい」ということで足裏(足底)の刺激がいいと思っている方も少なくない。
民間療法で「青竹踏み」というのがある。
一般的には足裏(足底)を刺激するものとの認識が高い。
しかし、本来「青竹踏み」というのは足のMP関節より末端で乗るものだ。
つまり爪先、足のツボでいえば「湧泉」である。
足は昔から趾(あしゆび)が疎かになる歴史があるのだろう。
当然、足裏(足底)のアーチ構造が崩れる。
解剖学を学べば足裏(足底)のアーチ構造が重要ということは周知の事実だ。
足のアーチ構造は、親趾側の縦アーチ、小趾側の縦アーチ、中足趾節間関節(MP関節)の横アーチ、足根中足関節(リスフラン関節)の横アーチの4つのアーチから成る。
足のアーチ構造が崩れた足裏(足底)では足底筋や足底動静脈が伸張(伸展)している。
伸張された血管は弾力性に欠き、足裏(足底)への強刺激などは身体への破壊行為でしかない。
偏った加重のかけ方などの習慣で趾(あしゆび)が疎かになってアーチ構造が崩れる(「骨盤おこし」で身体が目覚める 1日3分、驚異の「割り」メソッド
アーチ構造が崩れるメカニズムを考えれば骨格構造の立て直が先決だ。
趾(あしゆび)トレーニングブロックはそのために開発した。
まず、ポジション力 ということである。
「気持ちいい」ことが精神面にプラスだとしても必ずしも肉体面にプラスになるとは限らないのである。
当然、その逆もあると思いますが...。