みなさんは、
カツサンドのカツが、
上のパンの下にあるのか、
それとも、
下のパンの上にあるのか、
……真剣に考えたことはありますか。
立方骨を上げるインソール
2012年2月、立方骨を持ち上げる構造のインソールを製作しました。
その後、同様の発想による特許出願が、
それより数か月前に行われていたことを知りました。
特許を取るつもりはなかったので、
それ自体は問題ではありません。
……ただ、
悔しさは、やはり残ります。
「俺と同じ仕事がっ
やれるもんならやってみろ!!」
それが職人の矜持だと思うのですが
やられちゃった(;_;)
そんな時が、一番悔しかったりします。
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しばらくすると、
その構造にも欠点が見えてきました。
フロント着地で走ると
機能しない場面があったのです。
そこで、前足部に新たな構造を組み込み、
特許出願を検討しました。
……ちょうどその頃、時間もあり、手続きを進めようとしたのですが、
同様の構造について、
すでに数か月前に特許出願が行われていることが分かりました。
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それを超えるものを──
そうして辿り着いたのが、イージスでした。
ただ、インソールに凸部を設けると、
足のサイズによって位置が合わないという問題が残ります。
それなら、足に直接貼ればいい。
……そう考えたところで、
薬機法の壁に当たりました。
カツサンドのカツは、
上のパンの下にあるのか。
それとも、
下のパンの上にあるのか。
……そのことを、真剣に考えたのは、あの時でした。
どちらも同じはずなのに、
中敷きの上に着けるのと、
足に着けるのとでは意味が変わる。
靴をつくるのか。
足をつくるのか。
……発想が変わったのは、そのときでした。
そして、何度もカツサンドを見つめる中で、
ひとつのことに気づきました。
そこに、キャベツがあるということに。
アーチを上げるインソールじゃなくて、
アーチが上がる靴下を作ればいい。
そんな発想にシフトしたのはその時です。
入谷誠先生が道を作り
法律が壁を作った。
おこがましくも
一度だけ、先生を超えたと感じたこともあります。
(スミマセン!!)
……ですが、
先生はその先を見据え、
後進のために、技能を技術として文献に残されました。
いつ寝たんでしょう?
永眠されるまで、寝なかったんでしょうね。
壁を超えるより
道を越えるほうが
遥かに大変だと感じている今日このごろです。
山の向こうに見える
空と同じ色をした山の色が
走破ブルー。











