開脚で足抜きをするとき痛い!股割りの改善方法
筋力も体力も関係ない。老いも若きも「末端」の感覚を高めれば身体は甦る! 身体に元々備わっている回復力こそが心身の健康の決め手。各部の骨格ポジションを整えて末端の感覚を磨き、全身がつながりを取り戻すことで、回復力の高い身体を手に入れる方法。
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代表 中村考宏
開脚で足抜きをするとき痛い!股割りの改善方法
先日、患者さんがご自身のパーソナルトレーニングに、ご家族を連れてみえました。話を伺うと、奥さんのストレートネックが気になるそうです。また、足の裏の親指と人差し指の間にタコができ、なぜ一点に集中してタコができるのか、なにか関連があるのか気になっているそうです。
正常な頸椎には生理的なS字弯曲があります。頭はボーリングの玉ほどの重量がありますから、正常な首は頸椎の弯曲のおかげで、最小限の力で頭を支えることができます。ストレートネックというのは脊柱の生理的な弯曲が減少した真っ直ぐな首の状態をいいます。ストレートネックの状態になってしまうと、頭が落ちて、首に負担をかけることになりますので、頸椎ヘルニアや頚椎症などの故障や不調の原因になってしまいます。
また、頸椎の生理的弯曲が崩れているということは、脊柱の生理的なS字弯曲も崩れているので、真っ直ぐに立つことができていません。そのため、足の裏に圧が集中し、動く度に、衝撃が摩擦になってタコができるのです。
ストレートネックと足の裏のタコを改善するには、自然な脊柱のS字弯曲を確保することが必要です。そうすることで、真っ直ぐに立つことができますので、首もタコも同時に改善することができるのです。
S字弯曲が崩れすぎている場合は、適切な脊柱の調整が必要です。私が施術をするときは、できる限り自然なS字弯曲を確保できる状態に脊柱を調整するようにしています。これは、その方の現状で、でき得る調整ということです。
脊柱を調整すると、バランス良く立つことができるようになります。人によっては、その場でストレートネックが治ったかのような錯覚を受けます。ですが、いつもの姿勢の習慣のままですと、すぐに元通りのストレートネックになってしまいます。姿勢は自分が意識しなければ治らないということです。しかし、自分では脊柱を調整することができませんので、脊柱の状態によっては、適切な調整施術が必要です。
その上で、姿勢は自分の意識次第なのです。