股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -2ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

【満員御礼】 3月の構造動作トレーニング・東京教室 今回もたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

昨年から股割りチャレンジに注目が集まり、股割りだけがすぐに定員オーバーとなる状況が続いています。4月もすでに受付を締め切りました。

 

 

はじめて参加される方には、 構造動作入門 → 所有感覚 → 出力系筋トレ → 股割り という流れでの受講をおすすめします。

股割りは、脚を開いて前屈するだけで身につくものではありません。 股関節の仕組みを理解し、その運動を訓練することが必要です。

参加される多くの方は、 ・体が硬い ・体が柔らかすぎる ・股関節が使えない といった悩みを抱えています。

そして、 「筋肉が硬いから股関節が使えない」 「だからストレッチやマッサージで柔らかくすればよい」 と考えている方がほとんどです。

しかし、真実は違います。

股関節を使えるようにするには、股関節の運動を訓練するしかありません。 これは生理学に基づく事実です。

筋肉の生理作用は

  1. 関節の運動

  2. 体温の発生

  3. 筋ポンプ の3つで、いずれも筋肉の収縮が必要です。

つまり、筋肉を伸ばす・緩める・ほぐすだけでは、股関節は使えるようになりません。

股関節に作用する筋肉を正しく収縮させるためには、骨、関節、神経、固有感覚など、複数のシステムを開放する必要があります。 これらを理解し、身体に落とし込んだうえで行うのが股割りです。

所有感覚、出力系筋トレ、構造動作入門では、 骨の役割、骨格位置、関節の運動方向、筋肉の生理作用、筋の起始停止、筋トレの3つの目的、腰仙神経叢、固有感覚など、身体を機能的に動かすための基礎要素を実習します。

これらを理解し、身体に落とし込んだうえで、初めて股割りにチャレンジできます。

「股割りは、理解で進む。」

 

 

■ 股割りは「股関節の運動」そのもの 股割りは、重心移動によって股関節を可動させ、可動域を広げていくトレーニングです。 骨、関節、筋肉、神経、感覚器といった複数のシステムが密接に関係しており、背景を理解したうえで動くことが不可欠です。

引き続き、日々のトレーニングに励んでください。

 

 

■ 構造動作入門エピソード

80代の女性。1か月半前に転倒し、膝蓋骨を不全骨折。 骨には問題がないはずなのに、階段を降りると膝が痛む。正座もできない。 ご本人も「年齢的に治りが悪いのは仕方ない」と思い込んでいたそうです。

しかし、教室が終わると、 「先生、もう大丈夫。痛くないです」 と笑顔で報告。 膝にしっかり体重をかけて見せ、正座もできるようになったと喜んでいました。

 

 

もう一人の参加者は、約10年ぶりの受講。 50代になり、五十肩、変形性股関節症、足底腱膜炎、下肢静脈瘤などの不調が重なり、 特に趣味の茶道で正座ができないことがつらいとのこと。

整形外科では「病院でできることはない」と言われ、 何か手立てはないかと久しぶりに参加されました。

教室終了後、正座が楽になり、手ごたえを感じたようで、 「パーソナルトレーニングも受けたい」と意欲的でした。

構造動作入門では、骨・関節・筋肉の基礎を学び、固有感覚のペアワークを実習します。

体の不調を改善に導く鍵は“固有感覚”。 固有感覚とは深部感覚とも呼ばれ、意識に上がらない体の中の感覚の流れのことです。

この固有感覚を体系立てて学ぶのがペアワークです。 自分一人で考えて悩んでいても、世界も体の奥も想像以上に広く深いものです。 ときには、人の知恵を借りることも大切。

ただし、改善するのは自分の力。 あきらめず、トレーニングに励んでください。

 

 

■ 4月の股割り入門は満員ですが… 4月の股割り入門は定員となりましたが、 所有感覚、出力系筋トレ、構造動作入門はまだお申し込み可能です。

股割りの効果を最大化したい方は、ぜひご参加ください。

 

【お申し込み】 ※東京教室世話役の動作術・中島章夫へお願いします。

  構造動作トレーニング・東京教室

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

 

 

開脚で左股が痛む原因と改善のポイント

継続参加の方のケースです。 1月は「左股が痛い」と訴えており、今回3月も同じく開脚で左股に痛みが出ていました。

痛みの原因は次の2つです。

  1. 体軸が通っていない

  2. 左脚の筋肉が適切に使えていない

     
     

改善のポイント

1. 体軸を通す

骨盤・胸郭・頭を一直線にそろえ、体軸を保持します。 体軸が通ることで、股関節の動きが安定します。

2. 左脚の筋肉を使えるようにする

  • 足関節背屈で前脛骨筋を働かせる

  • 膝関節伸展で大腿四頭筋を働かせる

特に 大腿直筋を正しく収縮させて骨盤を安定させることが重要 です。

改善の流れ

体軸が通り、脚の筋肉が働く状態をつくったうえで、

  • 重心移動による股関節の運動

  • 手押し車

  • 閉脚

  • プッシュアップ(体幹強化)

と段階的に進めていきました。

開脚で大切な2つのポイント

  1. 筋肉を使って股関節の運動をつくること

  2. 体軸を通し、重心移動で股関節を動かすこと

この2点がそろうことで、股関節は無理なく動き、痛みの軽減につながります。

多くの人が陥る「間違った対処」

開脚で付け根や内ももが痛むと、 「筋肉が硬いからストレッチやマッサージで伸ばす・ゆるめる」 という対処をする方が多くいます。

しかし、それは安易な考えです。

筋肉が硬いのであれば、 なぜ硬くなっているのかという原因を見抜き、そこに対処しなければ根本的な改善にはつながりません。

筋肉が硬くなる原因には、

  • 体軸が通っていない

  • 筋肉が働いていない

  • 腰仙神経叢の促通不足

  • 固有感覚の不全

など、さまざまな要因があります。

ストレッチやマッサージを加える前に、 まず原因を見抜くことが大切です。 原因を誤ると、逆効果になることも少なくありません。

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング https://sinbu.info/category8.html

構造動作トレーニング講座・股割り教室 https://sinbu.info/category7.html 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト https://sinbu.info/

 

 

股割りで骨盤前傾をつくり、腸腰筋を正しく使える身体へ導く前半・後半フェーズの実践内容をまとめました。 股関節の屈曲を取り戻し、日常動作の質を上げるための具体的な手順を紹介しています。 57歳でも身体は確実に変わる。そのプロセスを丁寧に解説しています。

■ 前半フェーズ:股割りの骨格ポジションをセットする

● 股関節外旋・外転 ● 膝関節伸展 ● 足関節背屈

この3つで脚を固定し、体軸を立てます。

さらに、 ● 大腿直筋を使って膝関節を伸展 ● 前脛骨筋と連動させて「全面ライン」を完成 ● 最終到達点は「完全な骨盤前傾」

● なぜ骨盤前傾が重要なのか

骨盤が前傾すると、股関節の屈曲に腸腰筋が正しく作用できる状態が整います。 股割りで開脚前屈を行う目的は、この腸腰筋の出力を取り戻すためです。

年齢とともに腸腰筋が使えなくなると、 ・足が上がらない ・ベッドから起き上がれない ・トイレでしゃがめない ・股関節でかがめない といった日常動作の不調につながります。

だからこそ、アスリートだけでなく誰にとっても、骨盤前傾と腸腰筋の活性化は欠かせません。

● 開脚前屈の後は「立位でもも上げ」

開脚ができて満足していては不十分です。 腸腰筋の正確な走行をたどり、実際の動作で使えるようにするため、立位でのもも上げを行います。

■ 後半フェーズ:中心軸を保ち、左右の股関節を均等に動かす

● 頭・胸郭・骨盤を一直線に並べる ● 中心軸を保ったまま、左右の股関節を均等に運動 ● 重心移動で股関節を動かす

● 開脚前屈の最終屈曲 → 脚抜きへ

骨盤前傾のまま、自分の限界まで股関節を屈曲。 その後、脚抜きで ・股関節内旋 ・内転 ・伸展 の動きを行います。

● 最後は再び立位でもも上げ

腸腰筋の走行をたどり、実際の動作で使える状態を定着させます。

■ まとめ

この動画では、 「股割り → 骨盤前傾 → 腸腰筋の出力 → 実動作への転用」 という流れを、前半・後半フェーズに分けて解説しています。

57歳でも、正しい骨格ポジションと動作の順序を守れば、腸腰筋は必ず使えるようになり、日常動作の質が大きく変わります。

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング https://sinbu.info/category8.html

構造動作トレーニング講座・股割り教室 https://sinbu.info/category7.html 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト https://sinbu.info/