股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -2ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

構造動作トレーニング・東京教室の世話役を17年間してくださっている動作術の中島章夫先生が70歳になりました。先日、中島先生は古武術研究家の甲野善紀先生をはじめ稽古仲間から盛大な誕生会でお祝いをしていただいた後でしたが、えにし治療院にてささやかではありますがお祝いをさせていただきました。今後も益々お元気で技を極めていってほしいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
 
 
武術に限らず、スポーツや日常生活の動作の元には「からだ」があります。「からだ」というのは自分にとって最も身近にありながら、自分にとってよく解らないものでもあります。ですが、そのような「からだ」を思い通りにコントロール出来るようになりたい、と思います。「からだ」というものをよく解らないまま試行錯誤している方が多いのではないでしようか。まずは「からだ」を理解することが必要です。よく解らないままでは、何事も先へは進めません。どのようにして「からだ」を理解していけばよいのか、「からだ」を動かしながら理解を深めていけばいいのです。「からだ」の動きで理解することが重要なのですが、それは、動きを感覚で理解するということですので、感覚を確かなものにしなければなりません。不確かな感覚というのは、自分が動きやすい、と思っている動作の方法が、実際にはそうでもないことが多々あります。これは「からだ」という良く解らないもの、そして、感覚というものの曖昧さから不確かさを招いているのです。感覚を確かなものにするためには、やはり「からだ」を動きで理解する必要があります。確かな感覚か、不確かな感覚か、「からだ」を思い通りにコントロールするための鍵なのだと思います。
 
 
【古武術】運動軸調整!動作術中島章夫先生70歳おめでとうございます!

 

 

【古武術】杖術!股割りで股関節均等化

 

 

 
 
老化は生きている限り誰にでも起こりますが、できれば、老化を遅らせたいと思う方も多いと思います。老化の原因ははっきりとは解明されていませんが、私は運動器の機能低下の観点から治療やトレーニングの指導を行うことで老化予防を考えています。
 
まず、老化予防で大切なことは、「歳だから」と諦めないことです。歳を重ねると背中が丸くなるもの、そのように思い込んでいる方が多いのですが、そうではありません。歳を重ねても背筋が伸びて姿勢の良い方はいらっしゃいます。そのような方は意識が高いのです。さらに健康になるための知識が深く、適切な運動と食習慣によって、歳を重ねても若々しいのです。老化予防は、老化を遅らせたいという、強い意識が必要だということです。
 
とはいえ、高い意識と、深い知識、適切な運動と食習慣があり、自分で出来ればいいのですが、そのような方ばかりではありません。
 
老化が進むと運動器の機能低下で、歩く移動範囲が狭くなり、老化に拍車をかけて動けなくなってしまいます。そうならず、生涯、自分の足で歩き続けたいものです。
 
では、どうすれば良いのか、というと、歩き方というのは人それぞれ体の状態も癖も違いますから、専門家にサポートしてもらうのが、良いと思います。長距離を歩いても、痛みなし、疲れなし、効率の良い動作を身につけて老化を予防しましょう。
 
 

60-70代の痛み疲れなし100歳まで自分の足で歩くための運動軸調整

 

 
日頃から猫背にならないように気を付けているのに腰は痛いまま、体の不調が一向に収まらない。姿勢は大事だというけれど、あまり効果を感じられない。 このような場合、単に背筋を真っ直ぐに意識するというだけの姿勢では、腰痛や不調を解消するのは難しいと思います。理想的な姿勢は、その姿勢が安定していて、強度があり、次の動作へ速やかに移ることができる機能的な姿勢です。この機能的な姿勢を身につけることができれば、腰痛や不調を解消することができます。
 
機能的な姿勢のトレーニング方法は、骨格位置を定めること、適切な関節の運動方向に筋肉が作用すること、重心移動を円滑にすること、以上の3つ項目をおこないます。元々、これらの項目ができている場合は、姿勢を意識するだけでも、腰痛や不調を解消する効果が得られるかもしれませんが、そうでなければ、機能的な姿勢を身につけるためのトレーニングが必要なのです。
 
そして、機能的な姿勢が身に付くと運動軸がそろいます。運動軸には上肢、下肢、脊柱、3つの運動軸があります。この3つの運動軸がそろうと中心運動軸がそなわり、動作を円滑におこなうことができます。姿勢を意識していたとしても、運動軸が途切れた状態では、腰痛や不調の原因になります。ですから、背筋を真っ直ぐにして、姿勢を意識していたとしても、必ずしも運動軸がそろっているとは限りません。腰痛や不調がある場合は、運動軸が途切れていることが多いのです。
 
腰痛や不調が解消されない場合は、機能的な姿勢を身に付け運動軸をそろえることが重要です。
 
 
 
腰痛、首肩痛、不定愁訴を一気に治す!