老化は生きている限り誰にでも起こりますが、できれば、老化を遅らせたいと思う方も多いと思います。老化の原因ははっきりとは解明されていませんが、私は運動器の機能低下の観点から治療やトレーニングの指導を行うことで老化予防を考えています。
まず、老化予防で大切なことは、「歳だから」と諦めないことです。歳を重ねると背中が丸くなるもの、そのように思い込んでいる方が多いのですが、そうではありません。歳を重ねても背筋が伸びて姿勢の良い方はいらっしゃいます。そのような方は意識が高いのです。さらに健康になるための知識が深く、適切な運動と食習慣によって、歳を重ねても若々しいのです。老化予防は、老化を遅らせたいという、強い意識が必要だということです。
とはいえ、高い意識と、深い知識、適切な運動と食習慣があり、自分で出来ればいいのですが、そのような方ばかりではありません。
老化が進むと運動器の機能低下で、歩く移動範囲が狭くなり、老化に拍車をかけて動けなくなってしまいます。そうならず、生涯、自分の足で歩き続けたいものです。
では、どうすれば良いのか、というと、歩き方というのは人それぞれ体の状態も癖も違いますから、専門家にサポートしてもらうのが、良いと思います。長距離を歩いても、痛みなし、疲れなし、効率の良い動作を身につけて老化を予防しましょう。
60-70代の痛み疲れなし100歳まで自分の足で歩くための運動軸調整