先日、母が救急病棟に運ばれました。 胸の痛みが強く、不安定狭心症の疑いとのこと。
今年の初めにも肺に水が溜まり、呼吸が苦しくなって入院したばかり。 ようやく退院して落ち着いたところでの出来事でした。
病院に駆けつけると、母は思ったより元気そうでしたが、 担当医師からは 「心臓のカテーテル検査が必要。血管が詰まっていれば手術も」 という説明がありました。
手術をするかどうかの判断
母は80歳を過ぎています。 以前、かかりつけ医からは 「心臓だけでなく全身の血管が梗塞状態。 手術するなら覚悟が必要」 と言われていました。
救急の医師の説明だけでは判断が難しく、 どうするべきか迷いがありました。
しかし、母本人は 「手術はしたくない」 とはっきり意思を示しました。
そのため今回は投薬治療で進めてもらうことに。 すると胸の痛みは落ち着き、表情も楽になったようでした。
退院の日
救急搬送が金曜日の夜だったため、 土日を挟んで月曜日に退院することに。
病院から「何時に退院されますか」と連絡があり、 午後の退院に決定。 服や靴、お薬手帳を持って迎えに行きました。
3日間ベッドで過ごしていたため、 自宅までの移動は慎重に考えました。 介護タクシーを探しましたが、どこも満席。 当日の予約は難しいようです。
結局、自宅の車で帰ることにし、 乗り降りには細心の注意を払いました。
自宅までの移動
自宅の駐車場からリビングまでの移動が心配だったので、 母をお姫様抱っこで運びました。
母は小柄で体重も軽いのですが、 使われていない筋肉が多いと、 身体は想像以上に重く感じます。
「しっかりつかまって」 そう声をかけると、母は私にしがみついてくれました。
無事にリビングまで運び終えたとき、 ほっと胸をなでおろしました。
実は、以前から伝えていたこと
母にはこれまで、 正しい動作の方法や体の使い方について何度も伝えてきました。 しかし、本人があまりやる気になれず、 「また今度ね」と先延ばしになることも多く、 ここまで体が弱ってしまったのが現実です。
今回、抱きかかえたときに感じた “使えない筋肉が多い身体の重さ”は、 単なる体重ではなく、 動けなくなるリスクそのものでした。
老後に向けての体づくりの大切さ
今回の一件で、 あらためて「老後の体づくり」の重要性を痛感しました。
・筋肉は使わなければ確実に衰える
・衰えた筋肉は“重さ”としてのしかかる
・動けない身体は、病気の回復力も落とす
・日常の動作ができなくなると、生活の質が一気に下がる
母の身体を支えながら、 「もっと早く、もっと丁寧に伝えておけば…」 そんな思いが胸をよぎりました。
しかし、今できることを積み重ねるしかありません。 母の意思を尊重しながら、 少しでも動ける身体を取り戻せるよう、 できる範囲でサポートしていきたいと思います。


