股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -3ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

旅立ちの朝、母と過ごす最後の時間

告別式は朝9時。集合は8時。 まだ陽が低い時間に、私は木曽三川の立田大橋を名古屋方面へ車を走らせた。

台風25号の影響で、青空には雲が渦を巻いている。 その合間から、珍しく御岳山がくっきりと姿を見せていた。 まるで母の旅立ちを見守ってくれているようにも感じられた。

◆ 会館に到着し、静かな準備の時間

会館に着き、事務手続きを済ませる。 母は相変わらず眠っているように見えた。 昨日と同じ、穏やかな顔。

告別式の準備が整い、海外在住の息子ともオンラインでつながる。 家族葬なので形式にとらわれず、家族だけの時間がゆっくり流れた。

告別式が始まり、母に感謝とお礼を伝える。 「ありがとね!」 その言葉は、家族みんなの気持ちだった。

◆ 出棺、そしてゆっくりとした道のり

母に花を飾り、日本一固いせんべいをそっと持たせた。 母が好きだったもの。 旅のお供にしてほしかった。

私は霊柩車の助手席に乗り、火葬場へ向かう。 制限速度よりもゆっくりとしたスピードで、なじみの街道を進む。

5か月前、母が病院を退院した時にも走った道。 そのとき母は「いい天気だね」と言っていた。 ついこないだのように思い出される。

◆ 火葬場での時間、そして母の帰宅

火葬場に到着し、待合室で1時間半ほど過ごす。 焼き上がった母の骨は奇麗に残っていた。

家族で分担しながら、足の骨から順に骨壺へ収めていく。 最後に頭蓋骨を納め、蓋を閉じた。

母を連れて自宅へ帰る。 仏壇はあるが、母のために新しい祭壇を作った。

そこにいる母は、笑顔で笑っている。 「ありがとう」 その言葉が自然と心の中から湧いてきた。

 

 

【股割りは“腕”で決まる】

股関節が硬い人ほど、腕が耳のラインまで上がらない理由

股割りがうまくいかない人の多くは、 「股関節が硬いから開かない」と思っています。

でも実際は── 腕が耳のラインまで上がらないことが、股割りを止めていることが非常に多いです。

 

■腕が上がらない人の特徴

腕を前に出して上げるとき、本来は 耳のラインを通って、耳の“後ろ”まで入るのが正常。

しかし股関節が硬い人は、 腕が耳の前で止まり、体幹がまとまらず、股割りの姿勢が崩れます。

  • 正常:耳の後ろへ入る

  • 異常:耳の前で止まる(胸鎖関節が使えていない)

腕が上がらない=股関節が硬い これは身体の連動が止まっているサインです。

■股割りの前にやるべきは「胸鎖関節のセット」

股割りは脚の柔軟ではなく、体幹のまとまりが最優先。

そのために必要なのが、胸鎖関節から腕を動かす準備です。

①腕を前に出す

胸鎖関節を起点に腕を動かす。

②耳のラインまで腕を上げる

肩ではなく胸鎖関節で上げる意識。

③そのまま横へおろす

上腕が体幹に沿い、体幹が“ひとつ”にまとまる。

左右両方行うことで、 体幹の軸が整い、股割りの準備が完了します。

■体幹がまとまったら、股割りが変わる

体幹がまとまった状態で、

  • 肘を伸ばす

  • 体軸をキープ

  • 重心を前へ送る

この3つを同時に行うと、 股関節が自然に動き出します。

胸鎖関節の可動域が広がるほど、 股関節の動きも深まり、痛みや詰まりが消えていきます。

■まとめ

股割りは「脚を広げる柔軟」ではありません。 胸鎖関節 → 体幹 → 股関節 この順番で連動が整うと、股割りは驚くほどスムーズになります。

腕が耳のラインまで上がらない人ほど、 股関節が硬く、体幹がまとまらない。

だからこそ、 股割りの前に“胸鎖関節のセット”が必須。

股関節は、腕が上がることで覚醒します。

 

 

■股関節覚醒チャンネルとは?

「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。

股関節覚醒チャンネル

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

骨盤が立たない原因と「大腿直筋」を使った骨盤セッティング

こんにちは。 えにし治療院の中村です。

今日は、股割りや開脚で悩む人の“共通の壁”である 「骨盤が立たない問題」について、専門的に解説します。

結論から言うと——

骨盤が立たないままストレッチしても、股関節は一生硬いままです。

これは脅しでも誇張でもなく、構造的な事実です。

 

■ 骨盤が立たないと何が起こるのか?

骨盤が後ろに倒れた「後傾」の状態では、

  • 股関節の前側が詰まる

  • 太もも裏が伸びない

  • そもそも“開く準備”ができていない

つまり、ストレッチのスタートラインに立てていない状態です。

どれだけ頑張っても、 「伸びているようで伸びていない」 という悪循環にハマります。

■ 骨盤を立てる鍵は「大腿直筋」

骨盤を“中間位”にセットするための最重要ポイントは、

太ももの前側にある『大腿直筋』が働いているかどうか。

大腿直筋は、骨盤と膝をつなぐ二関節筋。 ここが収縮すると、骨盤が自然と起き上がります。

多くの人は、 「骨盤を立てよう」と背中や腰で頑張ってしまいますが、 それでは絶対に安定しません。

■ 実践:股割りポジションからの骨盤セッティング

ここからは、実際の方法を紹介します。

Step 1:股割りをセットし、大腿直筋を収縮

太ももの前側にキュッと力を入れます。 この“前側のスイッチ”が入るだけで、骨盤の動きが変わります。

Step 2:骨盤がスッと立つ

大腿直筋が働くと、骨盤は自然と中間位へ。 背中を反らす必要はありません。

Step 3:重心を前へ送り、腸腰筋で前傾

骨盤が立ったら、重心を前へ。 お腹の奥の腸腰筋を使って、骨盤を前傾させていきます。

この流れができると、 股関節は“詰まり”が取れ、動きが一気に軽くなります。

■ まとめ:大腿直筋を使うと骨盤が覚醒する

骨盤が立たない人は、 無理に広げる前に 「大腿直筋を使う」ことを最優先してください。

  • 骨盤が立つ

  • 股関節のブレーキが外れる

  • 開脚・股割りが進む

  • 腸腰筋が使える身体になる

この流れが自然に起こります。

 

 

■股関節覚醒チャンネルとは?

「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。

股関節覚醒チャンネル

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト