愛車遍歴(その13)日産スカイライン(R34)2DCP 25GT-V | M3遣いのブログ

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今日は、13台目の愛車を紹介。R34スカイラインの2ドアクーペ25GT-V。保有期間は、1年と1カ月。17台中、新車で購入したのはこのクルマと、12台目のスカイラインの2台のみ。購入動機は、前の車を新車で買ったものの、小さくない不満点があり、この車が新たにラインナップされて、その不満点をピンポイントで解消していたから。


R34スカイライン(クーペ)は、先代R33の肥満体型から一転してシャープさを取り戻し、伝統のサーフィンライン(リアフェンダーのキャラクターライン(膨らみ))も復活。精悍なフロントマスクと、ワイド&ローのプロポーションは、私にとって新車での購入を決意させるに十分だった。


走りもR32しか知らなかった私には劇的な進化に思えたが、12台目(R34_25GT)の唯一の不満点が「足回り」。ボディ剛性の高さに比して、明らかに能力不足。


その不満点を解消すべく、追加投入されたのが、この13台目の愛車となる「25GT-V」。25GTとの違いは、足回りのみ。スカイラインは、上級グレードとしてターボを搭載した25GT-tをラインナップするが、エンジンはNA(自然吸気)のまま、ターボ用の足回り(16→17にインチアップ含む)に換装したのが25GT-V。


25GTと乗り比べると、「これが同じエンジンを積んだクルマか?」と思えるくらいの劇的な進化。まさに、手足の先にタイヤが付いているかのような、人車一体の走りを5速マニュアルで堪能・・・当時はしていたつもりだったが、後年、BMWに乗って、それがいかに低い次元での体験だったかを思い知ることになる。


スカイラインは、R34GT-Rという名車を最後に、次のモデル(V35)からL・RBと20年以上守ってきた直6をいとも簡単に捨て、V型エンジンを搭載してセダンもクーペも中途半端なラグジュアリー寄りに転向し迷走を始める。


日産車への愛着はひとしお(じつは、歴代保有17台中、10台が日産車)だが、スポーツを捨てたスカイラインにもう未練はない。モーターショーでお披露目された次期新型スカイラインも、上位車のシーマ・フーガを気持ち小さくしただけの、個性のないただの金満オッサン車。どこへ行くのか日産。


せめて、東京モーターショーで発表したコンセプトカー「IDx」(写真参照)を、デザインはそのまま、ライトウェイト(テンロクか、せめて2000ccまで)+FRレイアウトで市販して、往年の気概と意地を見せてくれ。

IDx

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