事件です。パソコンがトラブルに。正確には、iTunes(Appleの音楽管理ソフト)が起動しなくなった。僕のiTunesには、9,000曲近くの楽曲が。新しいプレイリストを作成しようと、久しぶりに立ち上げようとしたところ、エラーメッセージが出てiTunesが起動しない。
困った・・・でも、こういう時はあたふたしてもしょうがないことを、経験上知っている。今は違うが、以前、情報システムを管理する部署に10年近く在籍してた。冷静に、障害原因の切り分けを進めていく。
どうやら、10日ほど前のiTunesのアップデートが原因らしい。対処方法を調べると、「Apple関係のアプリを一旦全て削除して、iTunesをインストールし直す」とある。説明通り、やってみるけど、1コだけどうしてもアンインストールできない。仕方ないから、力技でシステムファイルのフォルダごと強制削除。それでも、再インストールがうまくいかない。
最後の手段と思って、システムの復元を試す。パソコンを、トラブルの元となったアップデート以前の状態まで戻せば、何とかなるはず。祈るような気持ちで、約1時間の復元を見守り、リトライしてみたが、やはりダメ。ここまで、約4時間の対応。疲れた・・・
僕が初めてパソコンを購入したのは1995年のこと。Windows95が世に出て、社会現象のように騒がれていた頃。ひと抱えもあるでっかいデスクトップ(IBM Aptiva)で、確か内蔵メモリは32MB、HDDは6GBだった。
ちなみに、今使っているノートPCは、5年前に購入したDELL製だけど、メモリだけで当時のHDD容量を凌駕する8GB、HDDは500GB。スペックだけ見れば、メモリは250倍、ハードディスクは100倍近く。CPUも、同等の進化を遂げているはず。
でも・・・、今日のようなトラブルに見舞われる度に思う。ハードウェアやOSやアプリがいかに進歩しようと、トラブルが発生した時の面倒さや、修復にかかる時間って、ほとんど変わってない。
違いがあるとすれば、なかなかつながらない電話サポートにイライラしながら待ってたのが、今はスマホやケータイでトラブルシューティングを探せるようになったことぐらい。
95年にパソコンを使い始めてはや20年近く。もし、当時の自分に、「20年後は、どんなパソコンになってると思うか?」って聞いたら、おそらくSFや007の映画に出てくるような近未来のガジェットの姿を語ったに違いない。20年って、当時の技術革新のスピードを考えれば、ものすごい進化を予測してもおかしくない。
現実はといえば、いまだに、iTunesは起動できず。特別な明日のために、どうしても新しいプレイリストが必要なのに・・・