のぉーぶるのクルマとグルメとホームシアター

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クルマ全般(自分はAMG C36とタントカスタムの2台持ち)、ホームシアター、スイーツ系中心のグルメなど、文字数多めのブログです。しっかり読んで感想お待ちしてます♪



BYD RACCO 200(試乗車)・300Premium(展示車)


はじめに


電気自動車の黒船?

満を持しての海外製の軽自動車?
日本で最も売れるスーパーハイト軽の真打ち?
…と言われている(誰が言ってる?)
BYDのRACCO(ラッコ)に試乗してきました。
言わずと知れた中国を代表する自動車メーカーですね。

普段は試乗そのものを目的として試乗しているのですが(いや、試乗でその気にさせてくれたら別ですよ)、
今回は普段の足として買い換えを検討している前提での試乗になります。
諸々の事情により、すぐの買い替えじゃないですけど、うちのタントの立ち位置ってほんとに電気自動車向きなんです。
実は過去にもサクラを検討したのだけれど、タントの利便性を犠牲にする気にならなかったんですよね。航続距離もやはりちょっとだけ足りない(ガソリン車の満タン距離から見劣りする)
でも今回は利便性ガチ、航続距離ガチなので。
これまで12年間保有しているタントでの実績として、満タンスタートして出先で給油した記憶はほとんど無いことから、今回の満充電の航続距離320kmはほぼ条件を満たすことになります。
それでは本編をどうぞ。






  諸元

まずは諸元の確認から。
ちなみに最近のクルマの紹介って、こういう数字の入る仕様や諸元が隠しページに入るようになってますね。(仕様が見たい方はこちらをクリック、みたいな)

グレード BYD RACCO 200 / 300Premium
本体価格 214万5000円 / 249万7000円

 仕様

寸法・重量

全長 3395mm

全幅 1475mm
全高 1800mm
ホイールベース 2520mm
車両重量 1230kg

モーター

駆動方式 FF
永久磁石同期モーター

モーター最高出力(ネット値) 47kw(64PS)
モーター最大トルク(ネット値) 160N・m

パワーバッテリー

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
総電力量 35.84kWh

一充電走行距離 320km
 

足回り系

フロントサスペンション マークファーソンストラット
リアサスペンション トーションビーム
フロントディスク ベンチレーテッドディスク
リアディスク ソリッドディスク
タイヤサイズ 165/65 R15

その他

最小回転半径 4.8m
乗車定員 4名

以下、それぞれの項目に沿って全くの私見でお送りします。

 ボディーカラー

チーズイエロー (200)




最初見た時は、なんだかレトロなホワイトだなあと。

明るいところでよく見たら、パステル調のイエローでした。
あまり国産車には無いカラーなのですが(ハスラーあたりにあったかも?)、なんかこの造形には合っていないように感じました。これならモビリティショーの時のホワイトでいいかなと。

ミッドナイトグリーン (300Premium)



ミッドナイトグリーンの300Premiumは展示車なので、屋内での撮影です。スズキのアルトにこんな感じの色があったような。

決して悪くはないですが、ラッコのイメージとは少し違う気がしました。

カタログで他の色を見ると、ミライースや先代フリードでよく見た光沢系の水色(アークティックブルー)があり、これなんかは似合いそうです。


これらを見て思うのは、2トーンカラーの選択肢が無いのは惜しいなと。ルーフトップを完全にガラスエリアで宙に浮かしているデザインなので、例えばルーフを黒、ボディを白とかすればそのままハマると思うんですけど。

多分マイナーチェンジ用に残しているんでしょうね。



ついでにエンジンの無いエンジンルーム(笑)

なんか結構、ガラガラです。写真では写りませんでしたが、奥の方は何もありません。

なんなら、300-500ccくらいの「発電用エンジン」が収まっちゃうんじゃないの?ってくらい。


あるんでしょうか、PHEV化?!

技術的に可能であっても、コスト的には難しいかもですけどね。



 

  外観

写真やモビリティショーでの印象は、現行タント(ノーマル、さらに言うとそのプロトタイプのDN U-SPACE)の顔立ちに、先代ルークスのサイドビュー、リアはノアかヴォクシーかなと言う印象でした。

現行タント
DN U-SPACE(ダイハツ公式より)





RACCO




ヴォクシーのリア(ネットから借用)



RACCOのリア



実車を間近で見てもその印象が大きく変わることはありませんでしたが、フロントマスクは思ったほど現行タントでは無かったですね。
と言うか、
タントでもう少しライト周りをグリルと整合させて、プロトタイプ寄りにデザインしたらどうかなと思っていたので、RACCOはむしろDN U-SPACEの正統な量産型に見えてきます。
ただ、全体的な「安物払拭の狙い(後述)」からすると、日本人が重視しがちなフロントマスク(の立派さ)へのコストのかけ方は少し甘いかもしれません。



サイドビューは良くも悪くも個性が少ないです。
無駄なキャラクターラインが無いのはむしろ好感が持てますが、その分このカテゴリーでは車種不明になりがちなのは仕方ない。
強いて言えばリアクォーターガラスの処理とドアハンドルあたりにデザインが垣間見えますが、まあそこに拘るユーザーが少ないのも事実でしょう。



ただし200のホイールカバーはいただけませんね。もう少し何とかならなかったのかと残念です。
展示車(300Premium)のホイールはこちら。



比べるとだいぶ良いですけど、なんかサクラっぽさを感じるのは、予備知識(主査がサクラの元開発者)によるバイアスですかね?


  内装

エアコン等の、走行中に操作したいスイッチが物理的に残されているのは良いです。実は先日、シトロエンC3を代車でお借りしたのですが、途中でコントロールパネルがブラックアウトしてしまって。まあフランス車ですから特に驚くほどのことでも無いのですが、さてこうなるとオーディオも空調もコントロール出来なくなるんですよ。いやあ、エアコンAUTOで入れておいて良かった〜となりました。

話をRACCOに戻すと
シフトレバーが電気自動車にあるまじき一等地に配置されてます。電気自動車のシフトの話を聞くに、ここまで存在感が無くても良かったのではないかと。


「電気自動車はその特性上、ニュートラルには入れたくない(空回しになるから)」と言う話を聞き、
じゃあこのシフトレバーのR-N-Dの並びは何のため??
と思うに至る訳ですよ。それならボタンでいいじゃんと。
確かにモーターを空回し(負荷ゼロ)するのは、モーターには良くない感じですよね。だったらエマージェンシー以外は入れる必要が無い。何なら普段ユーザーの選択肢から外しても良いくらいですよね。
エンジン車は順方向と逆方向(バック)のギアを切り替える際にどうしてもニュートラルの存在が必要になる瞬間があり、今や形骸化しつつあるとは言えR-N-Dの並びに意味があると言えますが、電気自動車でバックする時はモーターを逆回転させてるからニュートラルは不要なんですよね?だったらそれに応じたインターフェースにすべき。


  シート

これが意外と良かったです。
Premiumだとレザー(合皮)、それ以外はファブリックですが、どちらも頑張っているのがわかります。
表皮の張りと内部のクッションのバランスが絶妙で、現行車種の中でベストかなと思うのはルークスですが(先代(2世代目)NBOXの前席は格別でしたが現行はそれより明らかに劣る)、それとはちょっと方向性が違えど、なかなか良い勝負なのではないかと思わせるレベルです。安物とは言わせない、と言うことでしょうか。
展示車のレザー張りで試乗してみたかったですが、試乗車のファブリックは暑い日には良いなと改めて思ったり。
30分ほどでしたが、腰砕けのようなことにはならなかったです。これ、作りの悪い安いウレタンだとこんな短時間でもわかるものなので。
あとこれは実際に乗った状態での感想では無く、静的質感だけですが、後席がなかなか良いなと。軽自動車で後席をマトモに座れるようにしていたのはタント第2世代の頃のタントエグゼくらいしか思い浮かびませんが、RACCOの後席はやはり現行ではベストに近いルークス並みかそれ以上かも。ただし走らせてみてどうかは、今度後席試乗して確認してみます。

タントエグゼのリアシート(ダイハツ公式より)


そうそう、Premiumだと運転席のみですが電動です。シート前後上下・角度とシートバックの角度と言う、スタンダードなもの。メルセデスっぽい、座面とシートバックを模した形のスイッチが座面の右脇(ドアでは無い)にあり、操作感は良かったですね。軽自動車にありがちな、手動でシートを上に上げると斜め方向に前にせり出すみたいな変な動きもしないので、ポジションは決めやすかったです。ここにも安物感を払拭しようとする意志が。
そうなると電動でなくてよいので、ステアリングはテレスコを付けて欲しかった…これもマイナーチェンジ待ちでしょうか。(カタログを良く読むと、ステアリング手動4way調整とも書かれているので詳細は不明ながらテレスコはありそうです。ディーラーでテレスコがあればなと言った時に否定されなかったので、確認不足のまま記載してしまいました。すみません。)


  ドア開閉

今回の売りのひとつがスライドドア搭載なので、そこもコメントしておきます。
まず前席のドア。これが、良い。何が?音ですよ、音。
いかにも剛性高くて撓んでない感じの硬質な音がするんです。軽自動車全体と言っても過言では無いですが、少なくともスーパーハイトのなかではダントツですね。特にこれに関しては安物感など微塵もありません。


リアのスライドドア。まあこちらは電動だし普通です。が、ドアハンドルを引いて開閉させると、一拍遅れて動作するのがちょっともどかしい。それを伝えたところ、ドアハンドルにあるスイッチで操作してみてくださいと言われ、その通りにスイッチを押してみたところ、これがスッと動き始める。ドアハンドルに手が掛かった状態でいきなり動かすと危ないと言う判断なのかな?



 

  走行

ここの営業所のコースは毎回同じです。
幹線道路から少し外れたエリアにクローズドな周回コースがあります。もちろん公道ですが、信号が無く交差点もほとんど無いので、リスクは低いコースだと思います。残念ながらアップダウンは皆無なので、それは試すことが出来ません。路面は平滑なゾーンとやや荒れたゾーンがあり、NVHの確認はやりやすいです。
路面が同一な条件で複数の車種を試すことが出来て、かつ何周も回れることから繰り返し確認できるのはとても良いですね。
とは言え一般道ですから、高速域の挙動やパニックブレーキ、ダブルレーンチェンジなどは試していません。
その前提で、以下。

しばらく前に、ドルフィン/シーライオン6/シーライオン7を同じコースで試乗させてもらいました。その時感じたのは「BYDはユニットを買って単に組み付けるだけの安易なクルマ作りはしていないんだな」です。

電気自動車に関して今でも印象に残っている言葉は、初代86の主査をつとめた多田さんが講演で言っていたこと;「皆さんは電気自動車はつまらない、と良く言われる。でもそれは電気自動車だからでは無く、我々メーカーの責任です。なぜかと言うとエンジンを使うより遥かに忠実に、電気自動車は開発者の理想をよりリアルに実現できるからです。つまり、つまらないと言われているのは電気自動車ではなくメーカーであり設計者であり、私のような主査が「面白くないクルマ」を理想に置いているからであって、電気自動車を悪者にして嫌わないでください」
なんか昔のAKBみたいな話ですが(笑)、出力特性が自由になることや出力の取り出し方がシンプルになることなど、なるほどと思わされました。

そこでBYDに話を戻すと、どのモデルでも「走る曲がる止まる」が破綻せずに出来ている。これらは単に組み付けただけでも、机上の設計だけでもなかなか形になりにくい部分です。と言うことは、彼らはちゃんと彼らなりに作りたい理想を持って、それを実現するための努力(≒コストをきちんとかける)をしているのでしょう。
ハンドルを切りながらアクセルを開閉する、
ブレーキを踏んですぐまたアクセルを踏み替える、
公道でよく起こるこれらのことをやってみても、車重なりのイナーシャは感じることはあってもそれ以外は実に素直。もっと派手な味付けを想像していただけに、そこは意外でした。

そして今回のRACCOですが、これも基本的には同じファミリーの味付け。さらに言えば、ゼロ発進の加速はむしろ控えめ。これはエンジン車に慣れたユーザーへの配慮でしょうか。もちろん控えめと言ってもゼロ回転から160N・mありますからね(モーターは特性上、ゼロからの回転トルクが最大)、遅くはないです。一方で動き出してからの中間加速ははっきり速いです。体感で30km/hを超えたあたりで速さを感じます。ぜひ高速道路での100km/hレンジでも試乗してみたいですね!

足回りは、ドルフィンなどと比べるとややバタつくかなと言うところ。車重がドルフィンより相対的に軽い(軽自動車としてはタントやN-BOXより約300kg重い)のに対して、サスペンションの追い込みが少し間に合わなかったのかもと言う印象です。そのせいで収斂が少し遅れ、揺れ戻しを感じたため「足が柔らかいのでは?」と同乗している担当者に言ったところ「いや、硬いと言われることの方が多いです。普段乗っているクルマの違いでしょうか」
いやいや、その日もC36ではなくタントカスタムで乗りつけたんだけど?
確かにバネよりダンパーの問題のような気もするので、これで硬くしたらさらに酷くなるかも。年次改良に期待ですかね。

良い点としては静粛性。
これはドルフィンやその上のシーライオンなどで既に体験済みなのだけれど、遮音にはとても気を遣っているようです。
RACCOは流石に上級並みとは言えないけれど、サクラやN-ONE e:などよりひとクラスは上の静かさに感じました。いわゆるロードノイズの遮断も丁寧に処置している印象です。

  気になったところ

細かいところですが、明確にうーん、となったのは
警笛、ホーンの音。
これは実際に聞いてもらうしかないのですが、なんとも気の抜けた音がします。一番近いのが、幼児が乗るおもちゃのクルマのホーン。パプ、パプと言う感じの。あれです。
試乗中に警告ではなくサンキューで軽く鳴らしたのですが愕然としました。
試乗中に鳴らす人は少ないかもしれないので、買ってから気付く人も多いでしょうね。きっと評論家は指摘しないだろうし。

あとこれだけ後席シートを良くして居住性に気を遣ったのなら、なぜサーキュレーターが無いのかと。いっそ潤沢なバッテリーを活かして後席エアコンを付けていたら拍手ものでしたが。


まとめ

 
本文でも書いた通り、少し前に上級車種3台を同じコースで乗っているので、それとの比較をしながら乗ることができました。
少し落ち着いたら山坂道に駆り出して乗ってみたいと思いますが、少なくとも平地で乗り回す限りではほぼ完成している感じです。

特によく出来てるなと思ったのは、タントは3世代かけてようやく完成形に至った、スーパーハイトと言う異形のプロポーションでの動的質感が最初から合格レベルに達していたこと。タントは2世代目で上屋のロールが自然になり、3世代目でシャーシのブレが収まりました。N-BOXも完成形は2世代目ですよね。
RACCOは初代にしてそれらの最新世代に並んでいる(か、むしろ上)と思います。
この完成度のものをたった2年で出してくるなんて、国産勢はもっと危機感を持ってもよいのでは。

ただ、爆発的に売れるかと言うと、そうでもないかもしれません。

そう思う理由はいくつかありますが、
まずは中国メーカーであることがやはり挙げられるでしょうね。
イデオロギーを脇に置くとしても、「いつ無くなるかわからない」と言う不安。ヒュンダイ(ヒョンデ)、サーブ、オペルと日本人はこれらを見てきています。
しかもBYDの当面の狙いとなるアーリーアダプターと、撤退した個性的なブランドの購買層は被っていた可能性もあり、実際私も一時期オペルのアストラカブリオに乗っていたことはここのブログにも書いていることです。

次は価格です。
かつての「アルト47万円」に匹敵するプライスショックを与えるには、最上級グレードで乗り出し200万円未満が必要だったのでは。

それが見積書を出してもらうとこうですよ。


300Premiumで
約310万円
…100万円以上高い。

確かに航続距離320kmでこの質感なら妥当なんでしょう。
でも
「妥当」では足りないんですよ。
壁は壊せない。
価格だけで勝負するくらい、言い方は何ですが、見えない札束で購入者をひっぱたいて(えっ!そんなに安いの?!)と引かれるくらいでないと。

RACCOと言うクルマ自体の問題ではない。
このままトヨタブランドで同じ価格で出せば大ヒットでしょう。
でもBYDはトヨタの立ち位置とは全く違う。それはわかっていたはずでしょ?

さて、どうなりますかね。
皆さん、大変ご無沙汰しております。
久々の投稿がこんなものになってしまいました。
しかもだいぶ日が経ってますが、備忘録としてですね。
面白さは追求してませんので、そこはご了承を。

 1.最初は背部痛からだった


4月23日

背中が痛い。それも全面。
背中から落下した時の打撲痛や筋肉痛のような痛み。
それがずーっと続く。
でもまあ頑張ればなんとかなるくらい。
姿勢か?寝不足か?と、この時は思っていた。
熱は平熱。36.2度

4月24日

1日経過後、背中の痛みは半減した。
そのかわり、今度は腹部に鈍い痛み。
チリチリ、とした、
それほど強くは無いが気になるレベル。
この頃になると熱が少し上がり37.8度
風邪かなと思い、通常より少し早めに就寝

4月25日

日付が変わってまもなく、それは突然訪れた。

「痛っ!痛いぃぃぃ!!」

今まで味わったことが無い激痛が、腹部に。
(ただしこの後、何度も何度も痛さの上限が更新されていきます)

ただ事では無い様子に、家族は躊躇なく救急車を呼ぶ。
これは本当に助かった。自分だとなんとなく躊躇してしまうので。
到着までおそらく10分くらいだったと思うが、その間もどんどん痛みは上昇していったから、時間の過ぎるのが長いこと…

自宅玄関から(寝室から玄関まで這って辿り着いた)
ストレッチャーで運ばれ、救急救命窓口へ。


 2.緊急搬送から緊急手術


救急車効果か、トリアージ高めの扱いで診察してもらえたのは良かった。すぐに診察室に入れてもらえたので。

しかし診察してからがだいぶ待たされた(当然主観による)
その間、血液検査やエックス線撮影などいくつかの検査を実施。その都度「じっとしていてください」と言われるが、痛みで身体が勝手に捩れてしまうのを、意志のチカラで押さえ込まないといけない。これがまた精神的に消耗する。そしてそれらの検査結果が出ないと痛み止めも出せないと言われ、気が遠くなりそうな状況の中、とにかく待つ。待つ。待つ……
いっそ意識喪失したかったが、無駄に痛み耐性がそこそこあるのでそれもままならず。


 3.病名は急性虫垂炎からの急性腹膜炎


診断結果は急性虫垂炎。
が、虫垂に穴が開いて腹膜炎を併発し重症化してしまった。
なので病名としては「急性汎発性腹膜炎」となった。

単に虫垂除去だけなら腹腔鏡手術で済むところ、
膿が腹の中にばら撒かれてしまったため、開腹手術。ガッツリとハラキリされました。縦にね。

それで手術直後の回診の時に患部の写真撮ってもらったら、本当にハラキリ状態。先生は「いやあ、耐性ありますね♪直視できない方も少なくないですよ」と妙な感心され。
まあ、公開記事なのでモザイクかけるとこんな感じ。





 4.管だらけ


こういう、ガッツリ腹を切る系の手術って初めてなので、こんな何本も腹から管(チューブ)を生やすことになるとは知りませんでした。

多い時で5本。左右と術部、尿管、胃管。意外と腹から出てるのって、慣れると気にならなくなる。色々ぶら下げて、チューブの先のパックを点滴台にセットすれば、自分でウロウロするのも割と自由だし。

問題は胃管。手術後2日目あたりに吐き戻し対策として入れられたんだけど、、「くだらない駄洒落」が出そうになるくらい、あれはイカン、大変良くない。
鼻からチューブを入れて胃まで通すのだけれど、それがちょうど喉のあたりを常時刺激する訳ですよ。
飲み会で飲み過ぎかな?って時に、自分で指突っ込んでゲーゲーするのわかります?(学生時代に多用しました)
あの状態が、常時。これは流石に全く慣れず、主治医に訴えて2日で外してもらいました。この時点で生やしてるのはあと3本。
以降、1日1本のペースで管が減らされていき、めでたく解放されたのは手術後1週間でした。


 5.リハビリは好評価


管は色々ぶら下げながらも、「とにかく歩いてくださいね」と言う医師と看護師の指示に忠実に従い、歩数計アプリを活用しつつ毎日1000歩から1500歩を目安に歩いてました。


しかしこれが結構飽きる。
体力的にはたいしたことは無いし、不思議なほど痛みは少ないのだけれど、活動範囲が制限されているのがツライ。病室のあるフロアの、さらに限定的なエリアしか許されてない。これ、非常時に即人員把握するためとのことで、確かに理屈はわかるんだけど。
喩えて言えば15mプールをひたすら往復して1km泳げと言われてる感じ?
単純作業は得意ではないけれど、ココロのスイッチを切り替える技は大企業勤務時代に培われてるので、とにかく数値目標をクリアすることだけ考えてひたすら歩いていたら、「のぉーぶるさんはリハビリ一生懸命やられてて凄いですねー」と初対面の若い看護師さんにまで言われるようになりました。そうなるとやる気アップ、とまで単純でも若くも無いけれど、なんか手が抜けない気になってまた歩く訳です。
が、徐々に管が抜けてさらに点滴も無くなると、見た目はただの入院してる人。病院お仕着せのパジャマが無ければ健常者。見えるところに外傷がある訳ではないのでね。その時点でまだ(外からは見えない)腹は仮縫い状態なんですけども。
そうなると、廊下をひたすら歩いている姿って、客観的には徘徊か不審者みたいになっちゃう訳で。(個人の感想です)
体力や状態が回復するのと逆に、リハビリ意欲は退院に向けて右肩下がりでした。
で、切った傷口なんですけど、、全く痛くない
先生の腕が良かったんですかね。
なんなら腹筋しちゃう?ってくらい。

あとこの病院、窓からの景色が抜群なのですよ。
窓側と廊下側、室料が同じなのが不思議なくらい。
夕暮れ時は例えばこんな感じです。



さらに休憩室からは富士山が正面に!



 6.病院食


結局2週間の入院だったのですが、手術後5日間は点滴だけで絶食してました。めっちゃ空腹信号出るかなと覚悟したんですが、案外それは平気。空腹よりは食べると言う行為が何日も無いことの寂しさが勝りましたね。
最後の2日間くらいは普通食になるかな、と期待しましたが、結局最後までお粥。その割には、退院後の食事制限は特には無し。刺激物や炭酸とかは控えてね、と言われなくてもそうするレベル


 7.退院後


退院して最初の食事は一応「うどん」にしてもらいました。
蕎麦より消化が良いということで。
傷の具合が良いので、痛みはほとんど感じません。

で、やはり、家のベッドは良いですね〜
爆睡しましたよ。2週間ぶりに。

それでまあ、今に至る訳なんですけど、今から考えても「不可避」でした。予兆らしきものゼロ。
ちょっとしたホラーですよね。

救いは、手術以来(正確には麻酔から覚醒以来)、これといって特筆すべき痛みやトラブルが無かったことですか。
実際、あまりに順調なもので、退院後の術後検診すら「来なくても良いよー♪」と軽く言われてしまいました。一応、頼んで10日後にX線撮影してもらいましたけど。(当然のように経過良好)


これだけがブログの停滞理由では無いのですが、その一翼を担っているのは確かなような。
…まあ、そういうことにしておいて、別の記事でまたお会いしましょう。


本年も恒例の干支文字をお披露目して年始のご挨拶に代えさせていただきます。


まずはこれも恒例、昨年の確認から


昨年の「蛇」は、歴代巳年の中ではそれでも自己評価が高いほうでした。満足はしていないにせよ。

とにかくニョロニョロの姿(失礼!)では、まともな干支文字は難しく、

かつては蛇遣いでコブラを描いてみたとか蛇以外の装飾でどうにか表現してきました。
で、昨年は仮名文字の組み合わせでなんとか・・・というところ。

そして今年。

昨年、私はこう書きました。

来年の馬(午)にはご期待ください。」と。

・・・何故か声(フォント)が小さい(笑)


さてどうでしようか。

今年も結局は仮名文字の組み合わせになってしまい、アイディアが枯渇してるんじゃないかと謗られそうです。


ともあれ、こちらが今年の干支、馬(午)








  解 説 編  


今回も3組の仮名文字を組み合わせるパターン。
昨年と違うのは、組み合わせて作るのが造形物なので、漢字に逃げるよりは「干支絵文字」と言えるのではないかと。


今回はチェスの駒である「ナイト」をベースにして、生き物モチーフでありながら無機物であるというのを表現してみました。


あえて言えば、そこはささやかなオリジナリティかも。


今年の構成は以下の通り

①ひらがなの「うま」
「う」右耳とその下の輪郭線
「ま」目から口元にかけて
②ひらがなの「うま」
「う」左耳とその下の輪郭線
「ま」たてがみ
③カタカナの「ウマ」
「ウ」喉元から首筋
「マ」一番下の土台



気は早いですが、来年は羊。

これ、もふもふしてるので実は文字を仕込みやすいんですよ。

ということで、またもや「過去の高い壁」が存在してます。

最大のライバルは自分、と言えばカッコよく聞こえますが、成長してないんですよね、これが。


でもね、思うんですよ。


ここで公開しているデータは紛れもなくデジタルなので、生成AIがやりたい放題(笑)ですが

デジタルと違い、手書き/手描きなら「まだ」フェイクじゃない気持ちが伝わる・・・かな?


あとこの毎年恒例の「干支文字」ですが、

実は今年試しに生成AIに創らせてみたのですが、まだまだまだまだお話にならないレベルでした。

どのくらいお話にならなかったかと言うと、

「馬」と言う感じを組み込んで馬のイラストを描いて

とインプットしたところ

馬の鞍に筆文字で「馬」と黒々と書いてくれちゃいました。

あ、だめだ、今年も自分で考えるしかないなと思わされた瞬間でした。


「作る」はすっかりできるようになり(作文など)
「造る」もかなり重宝されている(設計補佐など)
けれど
「創る(創り出す)」はまだほんのちょっとだけ追い付いていないようです。時間の問題でしょうけど。


干支文字をいつまで続けるか考えていたのですが、

生成AIに自分で(自分の技量で)創らせてみて、自分より上手いものができたなと思ったその時が、干支文字の最後でしょうかね。



ともあれ本年もよろしくお願いいたします。

お待ちかね?JMS2025人物編


これまでシリーズ17回にわたってお届けしてきた「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」レポート。いよいよ恒例の「人物編」をもって、本シリーズ完結となります。今回はクルマの話も技術の話も一切出てきませんので予めご了承ください。

ともあれ
なんとか年を越さずに完結させることができました……!




 はじめに

最新のコンセプトカーや革新的なテクノロジーが主役のイベントですが、その魅力をさらに引き立て、私たちの質問に笑顔で応えてくれた「彼女たち」の存在は欠かせません。近年のモビリティショーでは"女性説明員"の存在感を抑える傾向にありますが、それでも会場に華を添える姿は健在でした。
一方、いわゆるカメコは激減してます。昔は鉄道写真撮るような白い長玉付けてウロウロしているのが目立ったものですが。これはとても良い傾向。

 今回の撮影と掲載について

特に今回は「撮影NG」の方も少なくなかったようですので、全て対面で撮影許可をいただいた方限定で掲載してます。
ちなみに、声かけする前に「撮影OKっぽいか・そうでないか」を雰囲気で判断しているのですが、今回声かけしてお断りされたのはわずか1名だけ。長年の「目利き」は生きていたようです(笑)(ただ、その断られた方も、どう見ても『撮ってください』という華やかな装いだったのですが……撮影者を見られたのでしょうか……泣)
また、ダイバーシティの影響か、今回は男性の受付担当も多く見かけたのが印象的でした。



これぞMAZDAのホスピタリティ


今回の人物編、最高の笑顔をいただいたのはマツダブースです。

 マツダ

記憶に残る方だったので「昨年もマツダにいらっしゃいましたね」と(周りに人がいない隙を狙って)声かけしたら、とても喜んでプライベートな笑顔をいただきました。おなじみの「Mサイン」も文字通りお手のもので、なんと言っても縦横比が完璧です。(右下のスーパーインポーズしたロゴと見比べてください)




二つの「三菱」


続いて、ブランド名は同じでも全く異なる方向性の「三菱」を並べてみました。

  三菱自動車

こちらは定番の制服スタイル。ブランドカラー・背景との親和性が高く、安心感のあるビジュです。


  三菱電機モビリティ

自動車とはうって変わって、眼鏡ビジュの知的かつクールなスタイル。白のダウンコートと相まって、これはササる層が確実にいるな、と思わされました。




安定の国産車群


 トヨタ系(センチュリー・レクサス・トヨタ・ダイハツ)

全体的に女性説明員の方は絞られており、平場は社員さんが中心の様子。そんな中、センチュリーの受付で凛とした表情をいただきました。


※ちなみに、センチュリーの開発についてお話を伺った男性の説明員(おそらく開発上位の方)の技術解説も非常に深く、印象的でした。


 日産

恒例通り「ミス・フェアレディ」がみなとみらい本社から参席。流石の慣れた説明ぶりは、スポット参戦組とは一線を画します。「ぜひ本社にも来てくださいね」との言葉に、ブランドのホスピタリティを感じますね。また試乗しに行きます!

それにしても、、、このダサいユニフォームはなんとかならなかったのか…



 スバル

受付の方々です。カメラを向けるとパッと華やかなポーズが決まる、慣れた立ち振る舞いが流石でした。




指サインで魅せます


比較しやすいよう、このコーナーはブランドロゴをスーパーインポーズしました。見比べてください。


 スズキ

指で作る「S」サイン。スーパーマンにも通ずるこのサインは難度高めっぽいですが、この方のは形が非常にキレイでした。
カチューシャの悪魔のツノはハロウィン仕様。




 ヤマハ(YAMAHA)

受付にて。これもブランドマークだと言われ、頭の中で?マークが並びました。確かに音叉マーク3つを両手の指だけで作るのは人類の関節的には至難の業ですが(笑)、精一杯の「ヤマハ愛」を感じるポーズを3人並んで見せてくれるのは、なんだか微笑ましく感じました。
観てる人は観ていた「量産型リコ(与田祐希主演)」の「ギブ・バース」を思い出したのは私だけでは無いはず。



 日野(HINO)

指サインのコンビネーション。指先の美しさまで含めて「Good Job」なお二人でした。目元の気だるげな色気が魅力的。


他にも先ほど紹介したマツダの彼女も、
もちろん印象的な指サインでしたね。



未来・知性・伝統・・・多彩な世界観


 いすゞ

白衣モチーフの衣装。動きやすさの中に知的な「理系感」が漂い、これはこれでフェチの気配を漂わせてます。



 BYD

前回の令和離れした大動員から一転、今回は技術陣が主体の構成に。でもスポーツカーの隣にはやはりね。スッキリモダンなスタイルを見せてくれました。




 SCSK

受付にて。こちらは未来的な展示内容と対照的に、ちょっと平成風なユニフォームとポージングです。



 ブリヂストン

黒のピシッとしたスーツで一見すると社員さん(もちろん良い意味で)。思い切って声かけしたらOKでした。
バスの隣というロケーションも相まって、ガイドさんのような佇まい。



 住友電工

「宇宙と宇宙人」がモチーフ?!
ハロウィンの仮装かと思いきや、これがデフォとのこと。少し懐かしい「平成の展示会」的なチープ、だが親近感の湧く楽しさがあります。



  トミカ

   不変であり、普遍とも言える王道のトミカカラーのユニフォーム。さらに決めていただいたこのポーズは、まさにモーターショーの伝統です。



 おわりに

最新技術を伝える「人」の力があってこそのモビリティショー。皆様、本当にお疲れ様でした!

ジャパンモビリティショー2025の記事は、これにて完結。
次回の「JMS2027」では、どんな進化と笑顔に出会えるでしょうか。

今回のシリーズ記事18本を通してのご感想など、ぜひ。



水素生産船・・・海の上なら水素作り放題って誰でも一度は考えるけど、本当にそうなるなら素晴らしいじゃないか





  WIND HUNTER


商船三井(MOL)が出展した「水素生産船(WIND HUNTER)」のコンセプトモデル


単なる輸送船ではなく、洋上風力をエネルギー源として水素を製造・貯蔵するエネルギー供給拠点として機能する、まさにサステナブルな未来型船舶です。





自動車やバイクの水素エンジン技術展示はこれまでもトヨタなどの例がありましたが、そもそもの燃料である水素を「つくる・運ぶ・ためる」をどうするかという課題に対するアンサーであり、サプライチェーンの根幹となり得る技術だと思います。  

陸上の水素ステーションや燃料電池車だけでなく、海上から水素を供給する新しいインフラモデル。

  

当然ですが水素生産船と水素輸送船の連携も強調されていました。  



しかし、素人目にも技術的課題をいくつか感じたこともまた事実。


 1.推進と発電の両立は

タービンを回して発電するのですが、それがブレーキになって速度低下すれば航行に支障が出る。そうなると供給計画が変動する。そうならないためには、水素生産量に与える影響を、気象・海象に応じた運航最適化とセットで考える必要がありそうです。うわぁ、変数多そう。


 2.ハイブリッド制御は

風が弱い時は蓄えた水素を使って燃料電池で発電し電動プロペラ推進という二重系統になっているようです。

ということは、自動車のハイブリッド駆動と同じように、切替時の負荷変動などの信頼性設計が求められますよね。

  

 3.燃料の淡水化は

実際に運用する時は、燃料となる水は周りに無限にあるよと言っても海水をそのまま使える訳ではないので、電極腐食、前処理(淡水化)などをどう処理してシステム化するのか。これに電力を使って淡水化する場合は核融合などの指標にもなる「使用するエネルギーと取り出すエネルギーの比率」が問われるはずです。


 4.安定的な供給は

風の状況の良い海域へ次々に移動して生産する運用思想となっていましたが、年間生産量の平準化、荒天回避、避泊とかどうするか、その間の乗組員の生活どうなるのとか。原子力空母(潜水艦)の乗組員みたいに、1年間ずっと洋上とか?


 5.洋上における安全性は

水素系統の安全性については、特にタンクや装置類に対する海水環境での腐食促進を踏まえた保全計画が必要になりますね。一発でドカン!です。 


 6.利用者までのインフラは

つくるだけでは使えない」ので、洋上や岸壁、洋上(水素運搬船)で水素を引き渡す相手のI/F(接続アタッチメント)の標準化が必須でしょうけど、それぞれの思惑があるので…

BEVの充電規格と同様に、規格の統一はとても大変だろうと容易に想像がつきます。


こうやって並べていくだけで(まだまだあるでしょうけど)、ハードルが多くて高いですね。


でも海洋国家たる日本に向いたエネルギーであることは間違いないので、ぜひ実用化に向けて頑張っていただきたいです。



当初「その他」で書く予定でしたが、ちょっと勿体無い内容になったので単独投稿しました。