厳しい指導と、いじめの境界線にあるもの | 福運おいでよ@宝地図

厳しい指導と、いじめの境界線にあるもの

宝地図ナビゲーターの

みぽりんです。


長男は、幼稚園の頃、

ゴジラが大好きになりました。


映画のタイトルと公開の年、

出演者などを

みるみるうちに 暗記して

そして、

ゴジラと戦い 地球を守る防衛軍になりたいと

真剣に考えるようになりました。


ある日 私に聞きました。

「お母さん 自衛隊になるには どうしたらいい?」


私は

「剣道をやれば 入れるかもよ。」

と 

思いつく限りのマメ知識で答えました。


すると息子は

小学校に上がると同時に

剣道を始めました。


あれから

7年間 続けていますが

運動神経が鈍いので 負け試合が多く

随分苦労しています。


今は 自衛隊に入りたいとは

言わなくなりました。

職業を 現実的なものとして 

考え始めたようです。


昨日の深夜番組で

自衛官の自殺についての

テレビ番組が ありました。


NNNドキュメント

自殺多発!!

自衛隊の闇 

沈黙を破った 遺族の戦い。

http://www.ntv.co.jp/document/


眠い目をこすりつつ

見ました。


一般社会と比較すると

自衛隊の自殺率は確かに高いようです。


テレビの内容は

先輩からのいじめで 命を絶ったと思われる

自衛官の方々の話でした。

自衛官が受けたと思われるいじめの実態、

裁判の内容が 放映されていました。


亡くなった自衛官は先輩から

執拗ないじめ、暴行・恐喝を受けていました。


「厳しい指導」と「暴行・恐喝・いじめ」の境界線は

どこにあるのだろうか?・・・。


もちろん ごくごく一部の

話だとは思います。

多くの自衛官の方は 

命をかけて国家の安全を護り

その方々のおかげで

私は

のん気に、のほほんと 

今日も安全に

暮らせていると思うのです。


特殊な世界 

最高レベルの守秘義務

強靭な心身が求められる仕事。

尋常ではないストレスの中で

国民を護るという崇高な使命に 

本気で 命をかけている方々がいる。

その一方では

そこで 起きている 

悲惨な現状が確かにあるようで……。


もし、息子が本当に自衛隊に入るなんて言ったら

心配になる内容が映し出されていました。

 

自衛隊だけではなく

社会に出たら きっと似たような事には

遭遇するかもしれません。


学校のいじめも 大・大問題ですが、

社会に出てからの いじめは

更に 複雑で、陰湿で、

しかも

自分で対処するしかない・・。

自分で防衛するしかない・・。


相撲界の「かわいがり」
時津風部屋のリンチ事件も思い出し、

いじめとは

決して子ども社会だけではない事を

改めて 痛感しました。


息子の剣道でも

「厳しい稽古」と「虐待(?)」の境界線を

じっと 見守らなければいけない時があります。

しかし、

不思議な事に

指導者の方の

厳しい稽古には「」が感じられ、

ぬるい稽古では「相手にされていない。」と

寂しさを感じてしまうのです。

そんな 事も実際にはあるのです。


保護者の見守る中での厳しい稽古は

(第三者の目があるからこそ)

指導者と保護者の「Wの愛」というもので

育てられているのかもしれません。


どんな社会でも

密室になってしまうと 

何が起きているのか

内部の人にしか 

絶対に わかりません。


大人社会のいじめを心理分析しよう―精神科医が明かす“魔の手”から抜け出す処方箋/小田 晋

この本には、こうあります。

脊椎動物には 3つの欲求があるそうです。

第一は 食欲

第二は 性欲

第三は 攻撃欲だそうです。


攻撃欲は食欲 性欲にも関連していて

エサを横取りされないように 異性を横取りされないように

攻撃欲は 生きる為に備わっている欲求のようです。

生きる為には 必要な本能のようです。


人間には この

攻撃欲を抑制する機能は持っていないようです。

抑制するためには

■しつけや教育

■いじめには 必ず罰を与える

■幼児期のスキンシップ

 (人の心の痛みを理解できるようになる)

等が 挙げられていました。


なるほど、、、、

食欲や性欲は 理性でコントロールできますが、

いじめては いけないというのも

学習しなければ 身につかない種類のもののようです。


生きる為に必要な分だけ 

食欲、性欲 攻撃欲をしっかり

コントロールできるのが

人間です。

過剰な部分は

それは 大きな問題行動になり、

犯罪になりうる場合もあります。


厳しい指導と いじめの境界線・・・

厳しくても そこに 

愛や相手に良くなって欲しいという願い、

相手を尊重する心があるのか?


動物として ただ本能のままに攻撃欲を

丸出しにしているだけのか?


そんな事は

すぐに わかると思うのです。

 
大人が

「いじめられる方にも原因がある。

 あなたも悪い」なんて言葉が

実は いじめを、

肯定しているようにも思うのです。


喧嘩だったら、仲直りができる。

いじめは ダメ 絶対に。

そこにあるのは 一方的な攻撃であり

アリ地獄のようなもの。


残るのは深い傷だけ。

歩み寄ることなんて 

もう二度とできない。


自分の限界、

苦痛で

人生が真っ黒になった時は

耐え続けるという選択意外に


転校 転職 場合によっては告発 という

環境を変えるという選択肢があることを

(大変な勇気ですが。)

心のどこかに 持っていて欲しいと思う

そして

子ども達は いじめる側には なっていないだろうか?

私は 子ども達をいじめては いないだろうか?


自分自身にも 問いかけてみる

今日 この頃です。




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