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各種調査によると高校卒業後に短大・大学・専門学校等に通う学生の半数が奨学金を受給しています。

 

こうなるともはや奨学金がないと進学できないとさえ言えそうです。

 

羊も大学時代に奨学金を受け取りましたが、卒業後10年かけて返済しました。

 

今の学生に比べると金額は少なかったものの一人暮らしをしていたので、やはりボーナスの中からまとまった金額を毎回返済するのは懐が痛かった覚えがあります。

 

新入社員の頃は給与の手取り額が思ったより少なく、給料日前になるとクレジットカードのキャッシングサービスをよく利用していました。

 

時効前に調べていたら過払い金があったかもしれないと思います。

 

 

さて、奨学金といっても給付型のものは少なく、結局は学費ローンのような借金です。

 

一般の貸付よりも金利が低いというだけ。

 

それでも銀行預金が超低金利の時代には、高い金利と言わざるを得ません。

 

学校を出ていざ奨学金を返済しようとした時に、その負担の大きさに驚かないように、奨学金を申請する際には、将来の返済額が毎年どれくらいになるのか、一回の返済額にも注意しながら検討しておく必要があります。

 

私たち保護者の立場では、入学時の一時金が不足して奨学金を借りるとするならば、在学中からその返済原資を蓄えて、子どもに援助して繰り上げ返済に当てるなどの援助を考えておくのもありだと思います。

 

羊の身の回りにもシューカツに失敗して非正規雇用となり、奨学金の返済がたいへんだという若者もいます。

 

 

 

中には学費は保護者が出せるけれども、大学生活の交際費等のために奨学金の給付を受ける人もいるみたいです。

 

それは、借金して遊んだりするお金を作っているという意識が薄く、後で困ることもあるようです。

 

また、奨学金を受けなくてもSNSで友達や先輩からネットワークビジネスや詐欺まがいのマルチ商法の勧誘があって、お金をつぎ込んでしまう学生もいるようです。

 

簡単に増やせそうだからアルバイト代や奨学金をそうしたビジネスに突っ込んで、結局はお金を失ってしまうことになりかねません。

 

18歳が成人扱いとなり、契約に保護者の同意が不要となったので、こうした被害が増えていると聞きます。

 

高校卒業後に困らない資金計画と、お金についての知識を子どもに与えておきたいものです。

 

下の記事で、羊家でも危うくお金のトラブルになりそうだった体験談を書いていますので、ご参考までに。(羊)

 

【若者のお金の知識不足についての関連記事はこちら】

 

 

 

文科省が9月7日警察に対して、「放課後の補導の対応は保護者に連絡を」という依頼をしました。

 

自治体の教育委員会に対しては翌8日に通知。

 

これまでは放課後に生徒が問題を起こして警察に補導された場合、多くは学校に連絡をして担任の教員が引き取りに行っていたそうです。

 

 

そう言えば身内の元教師もそんな話をしていました。

 

家に帰っても保護者から電話は来るし、子どもが店のガラスを割ったとか、夜出歩いていたとかで電話がかかってきて交番や警察署に行くことがあると。

 

学校の外で起きたことは、第一義的に保護者に責任があると思っていたので意外でした。

 

それは共働きが増え、保護者に連絡してもすぐに迎えに行けないなどの現代ならではの事情もあるのだと思います。

 

しかし、教師の責任範囲を超えた対応を先生方に求めるのは酷だと思います。

 

こうした場合には児童・生徒を引き取って終わりでは済まないでしょう。

 

保護者に連絡して子どもを引き渡すまでは付き添っていなくてはならないし、その後の対応も何かと時間がかかるでしょう。

 

おまけに翌日の授業の準備もしなくてはなりません。

 

 

 

生徒指導にしても、体罰でなくてもなんらかの罰を子どもに科することが難しい世の中です。

 

すぐに「教育委員会に言ってやる」という保護者が少なからずいるので。

 

体罰厳禁の欧米でも生徒がトラブルを起こしたら、それに対してなんらかのペナルティは与えられるのに。

 

教員志望の学生が減っていて、さらに教育学部卒でも教員にならない卒業生が少なくありません。

 

良質な指導者を育成するためにも、教員の働き方改革をもっと進めて欲しいものです。(羊)

 

 

レジリエンスという言葉をよく聞くようになってきました。

 

横文字にするときには日本語にない概念のことが多いのですが、新しさを装うために使うこともありますよね。

 

植物由来といえばいいところをボタニカルとか。

 

レジリエンスは、エンジニアとしては物理的な意味で使っていましたが、社会学的心理学的な意味としては元に戻る力、つまり粘り強さとか我慢強さに当たると思います。

 

さて、子どもがすぐに諦めるようになってきているのではないかというのは、もう10年以上前から言われていると思いますが、このレジリエンスを育てることがこれからの世の中を生きていく上で必要だと教育関係者は言います。

 

一つ前の記事で非認知能力について書きましたが、レジリエンスも非認知能力の一つですよね。

 

 

 

今の子どもはすぐにあきらめたり投げ出したりします。

 

タイパ=タイムパフォーマンスを求めるあまり、すぐに正解を知りたがる。

 

難しい問題には手を出さない。

 

全国学力テストでも難しい問題は空欄のままにするのはそれです。

 

羊が小学生の学習指導をしているときも、真の学力を知るために作ったオリジナルのテストでも、ちょっと難しい設問だと解答欄が空白な子どもがとても多かったです。

 

理由を聞くと曰く、「習ってない」「やったことがない問題」「意味がわからない」「間違えたくない」などと答えます。

 

良質の算数文章問題で力をつけた子は、自分で考えて解答欄を埋めます。

 

自力で困難を解決した経験の違いが表れるのですね。

 

 

どうすればレジリエンスを育てることができるのでしょうか。

 

それは最近のスポーツの指導でも言われているように、頭ごなしに否定して自尊心をくじくのではなく、努力を認めて挑戦する姿勢を励ますと良いのです。

 

正解に至らなくても、「ここまでいい線いってるじゃない」「あきらめないでよく頑張ったね」と努力を認める。

 

そうすることで、結果が出なかったとしても挑戦して良かったと思えます。

 

すると難題にもくらいつこうとする姿勢が生まれるのです。

 

子どもって身近な大人に認めてもらいたがっています。

 

だからそこを見逃さない言葉かけが大事なのです。

 

親世代が行きてきた30年よりも、これからの30年は社会がより大きな変化を遂げるはずです。

 

どんな新しいことが出てきてもそれを受け止められるように子どもたちを育ててやりたいですね!(羊)

 

 

 

 

 

 

 

テストで図れる学力は認知能力ですが、最近の研究で将来の学力や所得に大きく影響するのは非認知能力だということが知られてきました。

 

 

文部科学省が20年間にわたり生まれてから成人するまで追跡調査した結果を今年(2023年3月)に発表しました。

 

非認知能力が高くなった子どもは、どんな生活をしてそうなったのか興味のあるところですね。

 

調査によると次のことがわかりました。

 

 

小学校高学年で様々な体験をすることが、非認知能力を伸ばす方向に働く

子どもの自己肯定感を高め、がまん強さを伸ばすという結果が出ています。また、精神的健康度も体験をしていない人に比べて高いです。

 

ここでいう体験とは、自然と触れ合う活動やボランティア等の社会的活動、博物館を訪れたり芸術鑑賞をしたりスポーツ観戦をしたりすることです。

 

子どもなんかにはわからないと決めつけず、体験させることに意味があると思います。

 

もちろんいやいや連れて行くのは逆効果ですので、おとなが面白がって楽しそうにしていれば、子どもは「なんだか面白そう」と思うはず。

 

そのように前向きな気分にさせて連れて行くとよいでしょう。

 

 

学力が高くても生活体験が少なくて頭が固い子を何人も見てきました。

 

逆に低学年ではそれほど学力が高くなかったのに、生活経験が豊富な子が小学校高学年、中学となって伸びた例も知っています。

 

生活体験、社会体験が豊富な子は地頭が良いと感じます。

 

知らないこと、わからないことにも真剣に取り組むし、諦めずに粘り強いです。

 

そこに学力が伴ってくると鬼に金棒です。

 

幼児から小学生の間、つまり思春期を迎えて親と一緒のお出かけを嫌がるようになる前に、様々な体験・経験をさせてやるようにしたいものです。(羊)

ハリー・ポッターと呪いの子に掛けました。

 

夏休みで孫羊の面倒を見ているのですが、こんなことがありました。

 

英語の学童まで送って欲しいとLINE通話で本人が言ってきました。

 

迎えに行くから「インターフォンを鳴らしたら下りてきてね」と言いました。

 

ところがインターフォンを何度か鳴らしても応答がありません。

 

そこで部屋まで迎えに行くといません。

 

再び下へ降りるとやはりいません。

 

清掃の方が「階段で下りてきたけれどエレベーターで上がって行きました」と教えてくださりました。

 

再び上がると行き違いになる可能性が高いので、そのまま待つと階段で下りて来ました。

 

曰く、「下で待ってようと思った」。

 

時間がぎりぎりと思ったらしく自分で判断して下りてきてしまったそうです。

 

 

後で母親に聞くと「◯時までに行かなくちゃだめ」と言ったから焦っていてのかもとの話。

 

つまり、母親に言われた言葉で遅刻しちゃいけないという呪いにかかったのです。

 

実際は送迎バスで来る子もいるので、そこまで時間ぴったりには全体プログラムが始まるわけではないのに。

 

さらに、ハリー・ポッターでも見られるように、小学生くらいの頭で考えて最善だと思う方法が、かえって事態を悪くするマッチポンプ的な動きをしますよね、子どもって。

 

だから、まさにハリー・ポッターと呪いの子じゃないかと思ったわけです。

 

 

こうした失敗を叱るのは簡単なのですが、われわれおとなも彼らにかける言葉をよく吟味する必要があると思います。

 

言外の部分、暗黙の了解は彼らとの共通認識がある場合にだけ通用するので、明確に具体的に指示しないといけないのです。

 

だから羊も「インターフォンを鳴らしたら下りてきてね」ではなく、「インターフォンを鳴らすから、返事をしてから荷物を持って鍵をかけて下りてきてね」とより具体的に指示すべきでした。

 

返事をするまでいれておけば、勝手に出ることはなかったと思います。

 

小学生ぐらいって大人と話している感覚になりがちですが、実は良くて大人の8割程度の理解力だと考えておくべきなのです。

 

あらためてそれを認識しました。(羊)

国立教育政策研究所のWEBサイトに令和5年度全国学力・学習状況調査の報告書が上がっていたので読んでみました。

 

 

調査対象は小6と中3ですが、小5の算数に注目しました。

 

新聞などでも取り上げていますが、小学生の算数で三角形の面積に関する問題が2問あり、2問とも正答率が20%台だったのが衝撃的です。

 

4~5人に1人しかできなかった。

 

この調査の問題は、単純な計算問題ではなく、使う知識は基本的な良問ですが、算数としても考え方が理解できているかを問う問題になっています。

 

例えばかけ算とわり算の問題になる1(4)は次のとおりです。

 

いす4きゃくの重さをはかると7kgでした。

このいす48きゃくの重さは何kgですか。

求め方を式や言葉を使って書きましょう。

また答えも書きましょう。

6年生なので分数とかけ算にしてもよいし、48きゃくが4きゃくの何倍かを求めて7をかけてもいいですね。

 

採点基準を見ると、式や言葉で表していればよいので、必ずしも言葉での説明は必要ないようです。考え方がわかる式が書けていれば。

 

最近はこうしたタイプの問題を児童たちは解いているので、必ずしも難しいものではありません。

 

しかし、この問題の正答率は55.8%です。

 

半数近くの児童が正答できていません。

 

 

つぎに2(3)(4)はテープの上で三角形を作る図形の問題。

 

(3)テープを使って正三角形を作る場合に角度を答える問題。これは作り方が図解されていて二等辺三角形の例があげられています。

 

その上で、半分に折られた状態で頂角を何度にするかと問われているので、30度と容易に答えられるはずです。

 

しかし正答率は25.3%でした。

 

 

(2)テープの幅方向を高さとする三角形で底辺の長さが同じ三角形の面積について、正しい記述を選び理由を書く問題。

 

三角形の底辺と高さが同じならばどんな形でも面積が同じになると理解していれば簡単な問題。選択問題+記述式なので理由の説明ができないと正答にならないことを割り引いて正しい選択肢を選べた児童の割合を見ても37.6%、理由まで書けているのは21.1%の5人に一人でした。

 

そして3割強が無回答。

 

こうした問題で無回答になるのは、小学生の学習指導をしていた時にもよくありました。

 

ちょっと難しいと感じたら、間違った答えを書きたくないから無回答にするのです。

 

この間違い恐怖症も困ったものですが、正答者が5人に一人は悩ましい状況です。

 

AI時代にAIに負けてしまっては、将来社会に出る際にどうなるのでしょうか?

 

先日スタンフォード大学の入試問題をEテレで取り上げていましたが、エッセイで評価されるためには、具体性と理由がちゃんと記述できていることがポイントだそうです。

 

子どもたちには、どんなものにも理由があること、その理由に関心をもたせることが大事だと思うのです。(羊)

 

現代新書のサイトでタイトルの記事を読みました。

 

2001年と古いデータではありますが、小学生の国語と算数、中学生では国語と数学のあるテストでの得点について、塾に通う生徒とそうでない生徒を比較したものがあります。

 

小学生では5~6点、中学生では国語が約9点、数学ではなんと20点も違いが有りました。

 

もちろん通塾生の方が得点が高かったのです。

 

中学生で国語で10点近く、算数で20点だと2強化で30点の差がつきます。

 

これはとても大きな違いです。

 

高校でこの学力差を埋めることはかなり大変です。

 

塾に通う生徒とそうでない生徒の差がこれだけ顕著だというのは初めて知りました。

 

 

家庭の経済的理由で塾に通えない生徒がこの差を埋めるのは相当な努力を必要とします。

 

身近に勉強法を教えてくれる人がいないと生徒個人の力ではどうしようもないかもしれません。

 

この調査から20年以上経った今は状況が改善しているのでしょうか。

 

この間指導要領の改定がありましたが、本質的には変わっていないと思います。

 

これは日本の教育が抱える大きな問題点の一つだと思います。

 

教育格差の是正に政府として取り組んで欲しいものです。(羊)

 

ハリウッドの俳優組合がストライキに突入しました。

 

脚本家組合は5月からストライキに入っています。

 

交渉の条件は複数ありますが、焦点が当たっているのはストリーミング配信とAIの規制です。

 

UnsplashManny Becerraが撮影したイメージ写真

 

まずストリーミング配信について。

 

これまで映画俳優等は劇場公開⇒DVD等のパッケージ化⇒テレビ放映の各段階で収入を得ています。

 

特にパッケージは売上が上がれば収入が増える。

 

ところがストリーミングでの契約の詳細は不明ですが、配信が決まる時点で一回支払われるのでしょう。

 

しかし今の契約では何回視聴されても収入は増えません。

 

ここを組合は問題視しているのです。

 

ストリーミングでのギャラが高くない理由は簡単です。

 

ストリーミングが悪いのではなくて、サブスクリプションの仕組みのせいです。

 

映画1本見たら2000円近くするのに、サブスクの月額が同じくらい。

 

1本あたりを計算したらその金額は微々たるもの。

 

アクティブな作品に限ったとしてもです。

 

すでにミュージシャンが音楽ストリーミング配信で収入が激減したと言われています。

 

これもストリーミングのサブスクがパッケージに比べて格安だからです。

 

音楽や映画・舞台等の関係者の生活のためにはサブスクの料金が上がっても仕方がない気がします。

 

 

 

さて2番めのAI規制について。

 

映画スタジオがすでに始めているのは、俳優の全身をスキャンして1日分の日当を払い、データの使用権はスタジオ側が半永久的に持つというもの。

 

つまり演技はコンピュータとAIを使って行う。

 

主要なキャラクターでなければそれで済ますということなのでしょう。

 

でもストライキが解決してもこの流れは止められないと思います。

 

演技しないのであれば俳優である必要はないので、一般人をアルバイトで雇ってスキャンすれば済む話。

 

さらには生成AIを使えばスキャンする必要すらない。

 

おそらく映画やドラマの撮影スタッフのかなりの仕事はAIを使ってできるようになってしまうでしょう。

 

人が演技しないとだめだと思われていた映画産業でこれですから、もうオフィスでするような仕事の大半はAIに置き換わってしまうのではないかと思うのです。

 

 

 

まず最初に打撃を受けるのが、事務系の派遣社員の方々でしょう。

 

私が現役の時代に、社員数人~10人程度のチームから1人の社員が派遣社員を動かすチームに変化しました。

 

それが社員と大規模言語システム+生成AIのチームになることが予想されます。

 

雇用の数で言えば数分の1~10分の1になってしまうでしょう。

 

 

次に、いえすでにターゲットとされているのが専門知識を必要とする人々。

 

○○士の業界です。

 

調査や書類の作成などをAIに任せればスタッフの数を減らせます。

 

アメリカではすでに起こっています。

 

こうなると残るのは、一部のキーパーソンと人対人の仕事のみ。

 

さて、そんな時代に子どもをどうやって育てて飯を食えるようにしたら良いのか真剣に考える必要があります。

 

アーカイブですがご参考までに↓(羊)

 

 

 

時々ニュースなどで話題に上ることはありますが、公立学校で先生が不足しているのが常態化していることはあまりみなさんご存知ないのでは?

 

10年以上前から続いていて当たり前すぎて話題にもならないのか。

 

それとも生徒の方にはそれがなかなか伝わりにくいのが原因かもしれません。

 

 

先生が足りないことが明らかになるのは、担任や担当教科の先生の補充がつかなくて、副校長(教頭)や他の担任を持たない先生が教壇に立つようになってはじめて目に見えるようになるからです。

 

私の親族も定年退職した元教員で再雇用も終えてから2年ほどで知り合いの先生に呼ばれて再び小学校の教壇に立つようになりました。

 

本来不足した教員の補充は教育委員会の仕事ですが、それではなかなか見つからないため、個人の人脈をたどって元教員の親族に声がかかったものです。

 

まだ60代だからいいようなもの、70代に入ったら教員はできないと彼は言っています。

 

 

世間ではコロナ禍を経て需要回復しても人手不足で困っていると言いますね。

 

その原因のひとつは非正規雇用の人たちはいつまでも元の職場にしがみついたりせず、働き口があればさっさと他に移ってしまうからです。

 

学校現場も似たようなものなのです。

 

教員の給与の総額の上限が決められているなかで、特別支援学級など教員を手厚く配分しなくてはならないクラスがあり、人数を確保するために学校現場でも非正規の教員が増えているのです。

 

つまり民間と同じように人手が不足したら派遣で補い、落ち着いたり景気が悪くなったら人員削減する。

 

それが全て非正規雇用にしわ寄せがきます。

 

学校の職員も正規採用を抑制してきたので、非正規雇用の先生がいないと成り立たない現場になっているのです。

 

その中で、産休で休む先生が出たり、心の病で出勤できなくなったりする先生がいたりしたら、途端にその穴が埋まらなくなるのです。

 

 

 

そのしわ寄せは結局生徒のところに来ますよね。

 

代替教員が見つかるまで自習になったり、専科の先生が形だけ教室にいるようになったり。

 

そうしている間に、クラス内で問題が起こったらもう手がつけられなくなります。

 

1カ月もまともな授業が受けられないケースもあるそうで、その分の進度の遅れはどうしてくれるのでしょうか。

 

これはいつどこの学校、どこのクラスで起こってもおかしくないのです。

 

生徒や保護者が声をあげないと、本当の解決にはいたらないのではないでしょうか。

 

異次元の少子化対策をかかげていますが、子どもを産まない理由の大きな要因のひとつが子どもの教育です。

 

なんとかしなくてはいけないはず。

 

この国は根本的な問題解決を先送りする癖があるので、先生不足をAIで補うなんて言い出しかねませんよ。

 

AI先生でいいんでしょうかね?(羊)

 

 

 

 

 

 

東京都教育委員会は各学校に夏休みの宿題における生成AIの取り扱いについて通知したそうです。

 

 

おそらく他の道府県でも同様の通知がなされることでしょう。

 

しかし内容をみたら通知するだけで効果があるのか疑問になります。

 

通知の内容に以下の文言がありました。

 

▽夏休みの宿題を出す際には、生成AIの回答をコピーして、そのまま提出させないことや、
▽レポートを課題として出す際には生成AIに頼らず授業中に教員が説明した内容を踏まえて書くよう注意喚起することが必要だとしています。

具体的に注意を促す例として、▽日記や読書感想文のほか、▽プログラミング、▽校内コンテスト用のポスターの作成などを挙げています。

 

コピーしてそのまま提出させないと言っても、書き写して手描きにしたらAIで作らせたかどうかわからないですよね。

 

「授業の内容を踏まえて書くこと」と注意しても、生成AIに「教科書の内容にそって」という指示を加えたらそれほど高度な内容は含まれなくなりますし。

 

ポスターも一度生成AIに書かせて、写して描くやり方もあります。

 

子どもの成長を考えて生成AIを使わせない家庭がある一方で、「宿題なんか提出すればいいよ」と手抜きを推奨する家庭もあるでしょう。

 

むしろ、生成AIでは作れないような課題を考えることが大切になってくるのではないでしょうか。

 

先生方は苦労する時代になりましたね。(羊)

 

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