9月といえば暦の上では立派な秋。
秋といえば食欲の次に?芸術の秋?
サブスクのコンサートだけでは飽き足らず、美術館や博物館めぐりもしたいなと思いたち、東京都の「ぐるっとパス」を購入しました。
東京都内に加えて千葉・さいたま・神奈川県のいくつかの施設も対象となっていて、入場無料や割引料金での入場が可能な、有効期限が使用開始日から2ヶ月で2500円のQRコードチケットです。
博物館・美術館・科学館+庭園・公園・動物園などが含まれています。
1200円くらいの入場料を2回払ったらほぼ元が取れてしまいます。
スマホで示してもいいし、プリントして紙で持参してもOKです。
対象の施設は103上に及び、パスだけで入場できる施設は半数よりやや多いくらいかな。
大きい美術館は割引料金のところが多いですが、マイナーな施設がこんなにあったのかと思いました。
おそらくパスがなかったらわざわざ入場料を払って見に行くこともない施設も多いと思います。
その理由は小規模な施設は展示を見るのにさほど時間がかからず、いわゆるタイパとコスパがよくないからです。
でもこのパスならだいじょうぶ。
なんなら都営交通や東京メトロの1日乗車券と組み合わせて回れるだけまわってもいいですしね。
そこで早速ぐるっとパスを使って、前々から気にはなっていても足を踏み入れたことのない、池袋サンシャインシティにある古代オリエント博物館に行ってきました。
羊は理系なもので世界史には疎いのですが、なんとなく中高の教科書で見た記憶があるような展示物も多数ありました。
ハンムラビ法典のレプリカは大きく迫力がありました。
面白かったのは現代にも通じるシステムがすでに考案されていたことです。
例えば商売をするときにツボの蓋を閉じて、その紐を粘土のバッジのようなもので封止する仕組み(これが壊れていなければ未開封とわかる)とか、小さな瀬戸物の欠片をチケットとして渡していたとか。
他には羊皮紙を紐で綴じて製本した聖書のレプリカなどもおもしろかったですね。
ワンフロアだけの展示なので古代オリエント文明に関するビデオを見ても小一時間で回れてしまいます。
サンシャインシティの一番奥の文化会館のしかも7階という立地は博物館にとっては良いものではないでしょうが、平日の昼前にもかかわらず、それなりに入場者はいました。
余談ですがサンシャインシティの動く歩道への入口がハンズからニトリに変わっていたのは時の流れを感じました。
まだ夏休みの子ども向け企画展でしたが、その体験コーナーにはほとんど人がいなかったので、ご自分で体験してみたい人にはかえって良いかもしれません。
石器の模造品を握ってみたり、コインの鋳造体験をしてみたり。
さて、2ヶ月の間にいくつ回れるか、挑戦してみます!(羊)