年長児も小学校一年生も見ていますが、今の時期に必要なことはなんでしょうか。
先取りでひらがなカタカナを書ける子に多く見られるのがいいかげんな書き順です。
子羊もそうでした。
「私は書ける、知っている」となれば直すことを拒否するので大変です。
教えるのなら正しい筆順でなければいけません。
せめて基本は上から左からは知っていないと。
ゆっくり丁寧に書くためには字の形よりも運筆と指先のコントロールです。
・縦横の線がちゃんと書けること
・斜めの線がちゃんと書けること
・それぞれの線がトメとハライで書けること
・丸が右回りでも左回りでもちゃんと書けること
・四角が角を持って書くことができ、端を閉じられること
そして何より大切なのは、言葉のインプット
語彙、慣用句、言葉遣い全てをひっくるめて言っています。
何度も書いていますが、書き言葉は学習しない限り身につきません。
自分で書けるようになるには10倍以上インプットしなくてはなりません。
学校の勉強は「書き言葉」中心に進んでいきます。
先生の話す言葉、教科書に書かれた文、テストの問題、すべて書き言葉かそれに準じた言葉です。
一学期にひらがな、カタカナの練習をしている間に、正しい言葉づかいをインプットしてやってください。
・読み聞かせ(物語だけでなく説明的文章も)
・親子の会話を豊富にする
・主語を省略せず、主語と述語をセットにして話しかける
・ら抜き言葉を使わない
・辞書が引けるようにする
中学年、高学年でも語彙や熟語、慣用句の知識は大きな個人差があります。
これが国語の成績に影響します。
漢字を先取り学習しても、熟語の言い回しを聞いたことがないと、読めないし書けません。
知らない言葉が出てきたら、自分一人で辞書を引いて意味がわかれば語彙が豊富になります。
自学自習させたいなら辞書の使い方を教えたいです。
でも無理強いはいけませんよ。
次回は算数編です。↓(羊)
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