たくさん歩いた子は、賢くなるという説があります。
人は歩くことによって大脳が進化してきたからというので。
また、歩きながら何かを記憶すると忘れにくいと言うし、実際に歩いてセリフを覚える俳優さんや落語家は多いでしょう。
ところで、羊家の東大卒の子羊3号は、1歳の幼児期からよく歩いていました。
ひとたび散歩に出ると、家に帰りたがらなかったのです。
当時東京文京区の茗荷谷というところに住んでいて、すぐ近くに元の東京教育大学のキャンパス跡がありました。
当時そこには、放送大学の施設と公園がありました。今もそうかもしれません。
ほぼ四角いキャンパスの周りを一周すると1.2kmほどありました。
そこを毎日のように歩いていましたし、公園の中でも遊んでいました。
「帰らないなら先にいくよ」と置いて来ても振り返らずにどんどん先に行ってしまいましたっけ。
そんなですから、3歳くらいの時に一人でJR山手線の大塚駅まで2㎞弱を歩いて都電荒川線の路面電車を見に行ってしまったことがあります。
鉄道が好きで、よく自転車で見に行っていたからです。
さて、その効果があったかどうか、長じて大学入試では東大合格しました。
他の子羊も3号ほどではないですが、散歩は好きですし毎日のように近所の公園に歩いて行っていました。
また、夏休みなどの家族旅行では、母羊が計画を立てて、でかけた先では1日10kmくらい歩くのが当たり前で、みんな足が強くなったと思います。
今は、「歩育」という言葉もあるようです。
「歩くことは、子どもにいいですよ」と言っている人は、たくさんいるということですね。
歩くことが知能の発達を促すだけでなく、粘り強さやガマン強さも育ててくれると言う人もいます。
長い距離を歩くと、「疲れた~」とすぐにグズグズ言う子と、楽しそうにグングン歩く子といます。
しっかり歩ける子の方が、しっかりしているのは確かです。
また、歩くと言っても、ただ歩いているわけではなく、色々なものを目にしているし、興味のあるものは立ち止まって触ったり、拾ったりします。
こうした探求行動の機会も多くなるので、これも脳の発達をうながします。
ですから、総合的に歩くことが脳を育てるというのは、確からしいと思えます。
科学的エビデンスはこれからかもしれませんが。
いずれにしても、子どもを歩かせて悪いことはないので、どんどん歩いて、歩くことを好きにさせたいですね。(羊)