無意味な計算を次々する生徒 | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

勉強熱心な家庭の生徒です。純粋な計算問題は得意です。

ところがこの生徒の学習を見ていると「?」と思うことが多々あります。

文章題に出てきた「100-4」の計算。筆算するか、見えないそろばんを指ではじかないと96と出てこない。

これが100-4=という計算問題なら瞬時に答えられる。違いは式が目にみえないだけ。

人数と長さのように単位の異なる数字を足したり引いたりしている。

「これはどういう意味?」と聞くと、「ちがった○○」とまた適当な計算をでっちあげる。

問題の意味を立ち止まって考えたりせず、常に頭を回転させている感じがします。

けれどもそれが空回りしているのです。

「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」ではないのですが、常に何かに急かされているように見えます。

じっくり考える習慣が身についていないので少し歯ごたえのある問題に出会うと「これ何?わかんない?」とアイドリング状態に陥ります。

低学年の時の学習姿勢に問題があったように思うのです。

今リハビリしておかないと計算力だけでは勝負できない5,6年生で困ると思います。

そんな彼にも試行錯誤するパズルを与えたら、ああでもないこうでもないと考えるのです。

これをもっと早くやっていたならと思うのです。(羊)

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