北京妄想王国 -16ページ目

枸杞(クコ)の実


春節が終わって以降、異常に乾燥する我が肌。

静電気が、すごい勢いで発生する。

初対面の人と握手もできん!!

 

 

水分不足!

ミネラル不足!

ビタミン不足!


 

日ごろの食生活で思い当たることしきり・・・。 


 

こりゃイカン・・と、しばらく飲むのをやめていた

モノを復活させた。

 

「女性は毎日摂るとイイ!」と教えてもらったモノ

 

それは・・

 

 
『枸杞(クコ)の実』

 

 

中国医学を習っているときに、薬膳や漢方で

しばしば登場した枸杞。

 

「動脈硬化」「眼精疲労」「滋養強壮」「貧血」「美肌」・・。

効果はいろいろ。

古代中国では「不老長寿の妙薬」とも言われる木の実だ。

  

日本では、杏仁豆腐の上に一粒添えてあるのを食べるくらいで、

積極的に食べることも無いし、食べ方もイマイチわからなかった。

 

 

中国人は日々の料理で枸杞を食べている。

お粥、炒め物、スープ、チャーハンなどなど・・。

なんとなくデザートのイメージだったワタクシには

カルチャーショックだった。

 

 

でも・・やっぱり料理をするって難易度高いな~・・

と思っていたときに、

中医学の老師に教えてもらったのが

 

「お茶に入れて飲む」

 

という至って簡単な方法。



7~10粒を茶葉と一緒にグラスに入れ、お湯を注ぐ。

何杯か飲んだ後、枸杞が柔らかくなったらそれを食べる。

 

 

いや~・・簡単。

モノグサなワタクシでも続けられる方法だ。

ビタミンがたっぷり含まれているので、

美肌効果に期待大!

しっとりお肌に変身だ!!

 

 

その枸杞の実。

中国は寧夏の名産品。

 

北京のスーパーなどでは小分けになったものが

お手ごろ価格で手に入る。

ちょっとしたお土産にオススメだ。

 

 

クコの実


 

男と女の会話術

以前、殿とある日本人のお宅にお邪魔した。

彼は妻子を日本に残し、ひとり北京に赴任中だ。

そこでワタクシは目ざとく見つけてしまった!

 


日本人駐在員(男)はみんな持ってるんじゃないか、

と、常々思っていた本。

 

 

 

男と女の会話術

男と女の会話術

 

 


・・・実は殿も持っている。

 

 

北京に赴任する前、中国関係本を物色中に殿が見つけてきた。

ナニするつもりじゃ~!!

と思ったものの、ワタクシも興味が湧いて買ってきたのだ。



内容は・・・

 


第一章 出会いの会話

から始まり、

デートの会話、恋人同士の会話、結婚の会話・・。

 

中には結構エロい表現もあって、生々しい・・。笑


 

 

周りには、中国人(女)と日本人(男)で結婚している人が結構いるので、

そういう真面目に恋愛してきた人にとっては

ありがたいテキストなのかもしれない。

日本鬼子 の時にも書いたように、言葉の行き違いで

おおきなトラブルになることもあるし。


 

しかし・・。



ワタクシには真剣な恋愛のために利用している人は

ごく少数だろうな~と思うのだ。


 

 

 

飲み屋で、日本人ビジネスマンのグループの近くに座ると

たいてい女ネタで盛り上がっている。

かなり下品で、生々しい。

まるで遊び盛りの大学生のような会話が聞こえてくる。

 

 

引越しを考えていたとき、 

あのマンションは日本人単身者が多くて

小姐を連れ込むから、住まない方がいい・・

なんてアドバイスをもらったこともある。
 

  

 

何かとストレスの多い中国での生活。

殿方諸君は、ストレス発散・性欲処理に女遊びをするのだろう。

出張者は、海外で後腐れないお遊びを期待するのだろう。

日本よりもお手軽だし、まわりに流されてモラルも低下し

ついつい羽目をはずす・・。

 

 

だが、中国は怖い。

性病・肝炎・HIVのリスクは当然ある。

ちょっとしたお遊びをネタにユスリ、結婚強要なんてのもありそう。

先日話題になった上海領事館員自殺の件も、

噂で聞いた日系ビジネスマン実刑判決の件も

女絡みの事件だ。

 

 

 

「海外生活は健康管理、リスク回避を踏まえて行動しろ!」

 

 

体調を崩す度に、殿にいつも言われるこのコトバ。

 

「アンタもな!!」

 

と言いたくなるのが、中国の下事情である。

 

 

というわけで、

「男と女の会話術」はワタクシの管理下に置かれている。


苦~いお茶

ひょんなことから知り合いになった、

仏人マダムエマ(仮名)

  

黒人の血が混ざった褐色の肌にグラマラスな肢体、

タイトジーンズをかっこよく着こなす、

ハル・ベリーのような美人だ!

 

 

 

そのエマ(仮名)が「大好きだ!」と言っていたお茶。

  
 

苦丁茶 (kudingcha)

 

 

 

聞いたことも飲んだことも無いお茶。

どんなものか気になって、早速お茶屋さんに行ってみた。


 

お店のお姉さん曰く、

  

「とても苦いけれど、体にとてもいいのよ~」

 

 

ほほぅ~。

 

前回に引き続き、またまた説明を受ける。

当然イマイチ効能を聞き取れないので、

紙に書いてもらった。

 

 

眼、ほてり、解毒、コレステロールを下げる、

血圧を下げる、糖尿病、減脂


 

 

これでもかというくらい効能がある。

本当かな~??

ま、味を拝見。

お願いして、試飲をさせてもらう。



「・・・にが~っ!!!!」

 

 



正直ワタクシは、お店の人の言葉を舐めていて、

「苦い」と言っても、濃い緑茶程度だろう・・と思っていた。


が、全然苦さのレベルが違う!

っていうか、お茶の味じゃない!!!

 

 

 

例えるならば、 

 



小さい頃のおままごとで、無理やり飲まされた雑草汁の味

 

もうひとつ例えると・・

 

風邪を引いたとき病院で処方される、抗生物質と一緒に飲む胃薬の味

コレのほうが近いかな。

 

 

 


ただ、飲みなれてくると、後味がほんのり甘い。

甜茶・・とまでは行かないけれど、

最初の口当たりが苦い分、かすかな甘さが心地よい。

 

 

亀ゼリーが好きな人なら、たぶん癖になる味だ。

 

 

 

・・ワタクシは、はまってしまった!!


 

 

50グラム=50元 → 60グラム=50元

と、少々ねぎって購入。

たぶん外人居住区エリアのお茶屋さんだったから

相場よりは高いだろう。


 

 

 




その後、中国人にこのお茶についてたずねたところ、

苦丁茶は体に良いと言われ、特にダイエット効果があるので、

オススメですよ!とのこと。

 

実際中国人も、中年太り、肥満気味、または年配の人は

結構飲んでいたりするらしい。

エマ(仮名)もこのお茶で、あの体を維持しているのかも!


 

 


苦丁茶

 

 

海南島産のお茶、苦丁茶」

 

見た目は初め、小さな緑の乾燥ひじき。

お湯を入れると、鮮やかな緑の葉っぱが

グラスの中で舞い踊り、とてもキレイ。

 


中国に来た際は是非お試しあれ!


 


男の春よ、もう一度!!

我ながら・・

なんじゃこりゃタイトルでお届けするのは、


お疲れ気味殿方に朗報!

中国衛生部が誇る媚薬!!

 

 

男の希望!!!

『巨浪片』

 

 

巨浪



殿と一緒に、ワタクシの行きつけ薬局へ

お土産を買いに行ったときの事。

 

お世話になった殿の先輩に漢方湿布でも・・と思い、

店内をウロウロと物色していた。

 

連日の接待で、お疲れモードの殿。

寝不足も加わって、顔色は悪く、隈までできている。

と、そこに店のおばちゃんが殿に話しかけてきた。

 

 

「疲れているときにいい薬あるヨ~」

そういって出してきたのがコレ。

 

 

そのおばちゃん曰く、


「仕事で忙しい男性にはコレが一番効く!

日本人の会社員はみんな買っていくよ。

お土産に10個、20個買っていく人もいる。

日本人に大人気の薬だ!」



ほう・・。

日本人の男性ねぇ。

 

人気商品のようで、

大量にショーケースに並んでいる。

 

 

ちょっと興味が湧いて説明を聞くことにする。

・・がしかし、なかなか専門的で聞き取れない。

それを見ておばちゃんは、ワタクシたちが日本人だと気づき、

日本語の説明書を出してきた。


 

以下説明書抜粋


 
男の希望  巨浪片


巨浪片は2002年国家衛生部から生産許可を受けた

男性専用の強壮剤です。

巨浪片は純粋植物製品なので無毒、安全、依頼性のない

男性疲労回復剤です。

・・・・中略

巨浪片は仕事に疲れたために引き起こされた

男性の機能障害、例えばインポテンツ、早漏、

遺精、勃起不良などに優れた効き目があります。

 

単なる保健のためなら一週一回、一回一粒。

男と女との●●●の必要なら房事の一時間前に一粒服用。

 

青春を取り戻し、長寿の妙薬です。


 

おおお~~!


中国版バイアグラ?!

一箱 69元 

 

たった2粒しか入っていないのに1,000円弱。

た・・高い!

 

で、その中国版バイアグラを買っている多くが日本人!

日本語の説明書を用意しているほどに!!


 
 

殿はこの薬をオススメされたことに、ちょっとショックを受けていた。

確かにその年じゃ飲んじゃいけない・・。


でもとても気になる・・。効果が!

ということで、先輩には湿布とともにこの薬も送ることにした。

もちろんこの説明書を付けて。

使う使わないは自由だが、使った際には感想を聞こうと。笑



中国へご出張の皆様。

若さを取り戻したいと思う貴方!

もうひと花咲かせてみたいと思う貴方!!

 

家庭崩壊・・いや、夫婦円満の妙薬「巨浪片」

お土産にいかがでしょう?

効果はまだわかりません。

 

 

ただし、この薬の有効成分の中に、

税関でひっかかる成分が含まれており、

中国からの郵送はできません!

 

 

・・・ 

 

仕方なくこのお土産は、殿の日本出張の際に

直接持って行くことになったのであった~。


釣りバカ雑誌

また変なものを買ってしまった。

 

中国釣魚

中国釣魚 

 

 

その名の通り、中国の釣り雑誌だ。

この雑誌を本屋で見つけたとき、とても意外だった。

 

国土の大きさに対して、海に面している場所が少ない中国。

釣り人口なんて少なかろう。

短気な中国人が、悠長に魚がヒットするのを待てるわけない。笑

・・と思っていたから。


中をざっと見て納得。

ほとんど淡水魚釣り情報だった。

中国には長江、黄河、そして数々の大きな湖・・

があったんだった。

魚も沢山いそうだし。



本誌は活字だらけ。

釣り情報、釣り日誌、仕掛け方法などなど

専門的すぎて、ちょっと訳す気が失せる~・・。

 

でもやっぱりあるんだな。

魚自慢。

釣った魚を持ち上げて、にっこり笑っている~の図。

 

ただ、その魚が何と言う魚かわかりません!!

見たことありませ~ん!!!

カジキマグロサイズのデカイ鯉風、ナマズ風・・。


鮎、山女、岩魚といった日本の淡水魚が

可哀想に思える大きさだ。

中国は何でもデカイな~。



そして、この雑誌でも、

ニッポン企業はスポンサーになっております。


つれるエサづくり一筋 

マルキュー

商品は、荒喰(あらぐい)、天下無双

・・確かに釣れそうです。

 

さらに表4は釣り針で勝負している

がまかつだ!!


 

ニッポン企業の皆様!頑張ってください!!

 

釣り男


青空に魚の首飾り!

かっこよさを狙っているのか?!

微妙だ・・・。


バレンタイン観察 西単

今日はバレンタインデー。

中国では 『情人節』

なんか演歌みたい。笑

 

 

今日は恋人達のための一日。

なかなか盛り上がっておりました。

 

 

西単

 

西単


ここに来るのは二度目。

家から遠いのと、人が多いのとで

あまり行きたいと思わない場所のひとつ。

が、最近中国人に

「買い物に行くなら西単!今はバーゲン!!!」

と強力プッシュがあり、ついに思い腰を上げた。

 

 
西単は若者の街。

東京で言うと渋谷なのかな?

確かにどこを見ても、若者若者若者・・・。

しかも気づけばカップルだらけ。

そう、バレンタインのデートに繰り出しているのだ!!


生活圏でバレンタインの盛り上がりがなかったので、

西単に来てから、今日がそうだと気づいた。

でも様子は日本とちょっと違うみたいだ。

 

 

バレンタインは日本と違って、どうも男→女の図式。

見ていると、男が女の子にプレゼントを買ってあげている。

通りにはいたるところに花を売る老若男女。

女の子にバラを贈るのがお約束のようだ。

 

いろいろデーパートを見て回ると。

日系の百貨店だと、チョコレートを申し訳程度に並べているが、

「絶対チョコレート!」

ってワケでもないようで、ショボい品揃え。

中国人は、もっと見栄えのするプレゼントを贈るんだろう。

 

まるで日本のクリスマスのようだ!! 

 

 

それにしても街中はイチャイチャカップルだらけ。

欧米のそれよりも結構きわどい・・気がする。

 

エレベーターでディープな抱擁・・。

レストランに入ると抱き合いながら食べてる。

ちょっとしたベンチでは言わずもがな。

 

 
激しいな~・・。

そんなカップルにまぎれて、

ワタクシは一人買い物にいそしんだ。

 

でちょっとオモシロイ風景に出会った。

 

 

西単


デパートの一角で、

アイドル歌手みたいな二人組みが踊ってる!!

遠巻きに見ている客・・の中に一人、

カメラ小僧がいる!!


モーターショーでも見たことのあるジャンルの男!

これでもかと女の子の写真撮りまくってる!!

踊っている彼女たちとぶつかりそうになっても撮ってる!!!


秋葉だ~・・。

 

いや、ちょっと北京では新鮮な風景。

 

若者の町西単

また行きたくなったぞ~。


 

マンズー

春節休みが終わってから、

ワタクシはまた懲りずに家庭教師を再開した。

 


以前の老師(先生)とは別の方なのだが、

たまたま話があり、これも縁と家庭教師をお願いした。

 

その老師、

「私はマンズーです」と言った。


マンズー?

マンズーって何だ?


音で聞いても分からないときは

字を書いてもらうのが一番。


老師がノートに書いてくれたのは

族」

 

なるほど!

「私は満族です!」ってことだ。



以前の老師は朝鮮族、今回は満族

今まで考えたこともなかったけれど、

中国は多民族国家なんだ~・・。


   

 

マレーシアでは顔立ちや服装で、

明らかに民族が違う!というのが分かった。

・・が、北京では、言われないとわからない。

  

 

前金を払うに当たって、 

その老師は、身分証明のために、

成人中国人なら必ず持っている

身分証明書を見せてくれた。

パスポートみたいなものだろう。


名前の横に民族の欄がある!

ついでに18桁!のID番号!これ覚えてるのかな~?)



今回の老師も前回の老師も、

街中を歩いている人と全然違いがない。(ように見える)

話す言葉は北京語だし、宗教的な制約や文化的習慣もなさげ。

見たところ、今どきのオシャレな北京っ子だ。

 

 

自分から「私は満族です」と申告するのは、

それが自分のアイデンティティによるものか

中国人の義務なのか、今のところ分からない。

 

 

その辺を、今後いろいろ聞いてみたいと思う。

 

 

 

殿は現地スタッフの雇用面接に同席する。

(面接は日本語で行われるのだ。)


履歴書にも、やはり「民族」の欄がある。

殿の会社の中国人はその履歴書を見て、

「ああ~●●族かー」

と、続けて民族的特徴をポロリとこぼすらしい。



満族の場合は

 

「満族だから酒強いはずですよ、きっと。」 笑

 

 

老師は若い頃(今も若いが・・)は

白酒を一本飲んでいたと言う。(アルコール度50度くらい)

そしてお酒大好き!らしい。

ちなみに老師は女性。

 

 

漢民族文化に同化してしまったように見えて、
満族の血は脈々と受け継がれているんだね。
 

 

清朝
清朝は満族の王朝だ!


みん-ぞく 【民族】

 

文化の伝統を共有することによって歴史的に形成され、

同属意識を持つ人々の集団。文化の中でも特に言語を

共有することが重要視され、また宗教や生業形態が

民族的な伝統となることも多い。社会生活の基本的な

構成単位であるが、一定の地域内に住むとは限らず、

複数の民族が共存する社会も多い。

広辞苑より

 

羊の季節

中国では、今日は旧正月の終わり。

通りでは、また花火や爆竹をバンバン鳴らし、

正月最後の夜を楽しんでいる。

 

ワタクシもボチボチ北京の王国に戻らねば~!! 

 

 

旧正月が明けるともう春・・。

 

中国人はそう言うけれど、

ワタクシにはまだまだ寒い北京の2月。

もうすぐシーズンも終わるであろう

好物を久しぶりに食べに行った。



寒い季節に美味しい北京の味。

毎回下痢確実とわかっていながら、

食べたくなる鍋。


火鍋!!!

 

火鍋

重慶火鍋

 

 

四川料理文化圏、重慶市の名物。

劇辛です!!


鍋が真ん中で仕切ってあり、

片方は劇辛、もう片方はマイルドなスープ。

辛い物好きも、嫌いな人も一緒に楽しめる鍋なのだ。
 

 

鍋と名前がついているが、

コレシャブシャブ」



羊肉

 

シャブシャブする肉の基本は

オーダーすると、キレイに巻かれて

ピラミッド状に積みあげられた羊肉が運ばれてくる。


その肉を、好きな方のスープにシャブシャブ。

ゴマ油におろしニンニクがたっぷり入ったタレを付けて食べる。

薬味にどっさりパクチーを入れるのが一般的。

(ワタクシは胡麻ダレ)

 

 

もともとワタクシは羊嫌い。

羊の本場北海道でさえ、食べることができなかった。

なのに、この火鍋は別。

新鮮で、羊特有の乳臭さもなく、いくつでもいけそう。

 

 

その羊たち、

モンゴル自治区あたりから牧草を食べながら

万里の長城近くまで移動してくるのが11月。

そしてそこで1ヶ月くらい放牧して休ませると、

どんどん脂がのってくる。


そして脂ののり切った羊が食卓にのぼるのが

1,2月・・と、聞いた。


 
まさに今が旬!(の終わり・・・に近いか?)


羊肉は体を温める作用があるらしく、

寒い北京の冬では、好んで食べられる。

 

「蒙古火鍋」「北京火鍋」などなど

お店によって味やスタイルは様々。

通年営業で、もちろん夏場でも食べることができるものだが

やっぱり寒いときに頂きたい一品。



南国の、華やかな色彩にあふれた料理に比べて

ちょっと粗野で無骨な感じのするメニューだけど

まさにソレが大陸テイスト!かな。

 

美食の国

マレーシアに行っていた数日間で

ワタクシは太った。

とにかく美味しいものだらけで、食いまくりだったから。


スパイシーなものを食べまくっていたのに、

北京のそれと違って下痢になることは無かった。

 

 

どうもマレーシアの食は

ワタクシと相性がよかったみたい。




そのマレーシアの美食の数々をご紹介~!

 

 

ニョニャ料理


ニョニャ料理

 

かつてマレーシアに渡った華人の文化と

マレーの食文化が融合、発展した料理。


カレー味の麺料理。 

LAKSA(ラクサ)というメニューだった。

だしに海鮮を使っているのか、ほんのり魚介の風味。

ココナッツミルクが入って、甘いのに辛い!という絶妙な味。

スープ飲み干せます!!!

 



蟹


新鮮な魚介


コタキナバルでは新鮮な魚介が

リーズナブルにいただけました!

 

これ、1キロほどの渡り蟹。

千円くらいじゃなかったかな~。


水槽の中から食材を選び、味付けも数種類から選べるシステム。

基本は中華だったけど、日本風なんてのもあった。


オマール海老に、見たことも無い大きさのシャコ、

貝やらピッチピチの魚・・・。


やっぱり海の近くっていいな~。


南国デザート


南国デザート

 

SAGO(サゴ)という名前だったかな?


雪印のバニラアイスを溶かしたような味!

例えが変?

 

いや、美味しいんですよ!! マジで。

 

 

中には小さめのタピオカが入っている。

ワタクシはオリジナルで、ガンガン南国フルーツを入れて食べた。

 

このフレッシュな南国フルーツってのも

マレーシアだからこそ味わえるもの。

マンゴープリンも食べたけど、北京のソレとは大違い。

あのマンゴーの濃厚な味は、北京にはありません!(今のところ)


 

 

美食を尽くしたマレーシアの旅。

 

 

最後の夜、ワタクシ達は、疲れた体を癒すべく、

広東料理屋で漢方スープを頂いた。


 

漢字で書いてあるメニューの中から、

体に良いとされる素材が入ったものを選んだところが・・・。



薬草スープ



スープ真っ黒!!

腐ったゴボウみたいな臭いがする・・・。


一口すする・・・


苦っ!!!



朝鮮人参特有の、土臭い味と香りに加え、

ニガウリの苦味がプラスされたような

口にしたことの無い味!!!!


うっげ~・・・。


・・このくらいパンチのある方が、体にいいんだよ。

きっと・・。

 

 


その後、

街角でさかんに呼び込みをかけていた

脚底マッサージのおばちゃんに拉致られ、

マレーシア按摩を体験。

力のありそうな福建省出身のおばちゃんの按摩。

絶叫するほど痛かった・・。 


 
・・・

マレーシアボケから大陸の現実へ呼び戻された

最後の夜だった・・・。


インドなお土産

北京でカレーを食べたくなったら、

日本料理屋に行くか、もしくは市販のレトルト。


正直言ってマズイ・・。

 

 

自分で作るときは、

現地生産のルーは薄く、薬っぽい味がするので、

帰国時に大量に買い込んだ日本のルーを使う。

 

カレー粉を調合したくても、

北京では、カレーに使うスパイスが手に入りにくく

お店にあるスパイスは限られている。

(八角や花山椒は安く大量に手に入るのだが・・・。)


 

ということで、

マレーシアに行ったら絶対スパイスを買って帰る!

と心に決めていた。


 

他民族国家、マレーシア。

 

インド人がたくさんいる!!

思ったとおり市場にはスパイス専門店がある!!!


早速スパイス物色だ。

 


市場

 

あるある~・・。


 

見たことが無いスパイスもいっぱいだ。

いろいろありすぎて、

どれがカレーに使うスパイスかよくわからない。


 

仕方なく、お店のおじさんに

「カレー粉が欲しいんですけど~」

と言うと、

「調合してやる」

とのこと。


おお!

本場の調合か~。

これはお任せしない手は無い!

 

 

おじさん曰く、

何のカレーにするかで調合が違う

ということなので、


『鶏肉カレー』


をリクエスト。

 

 

スパイス調合

 


慣れた手つきで、いろんなスパイスを

目分量で調合していく。


 

「辛くしてね!」

とお願いしたら、

「まかしとけ!!」

 

頼もしいお言葉だ。


 

スパイス



で、調合してくれたのは画像手前の

ビニール袋に入っているもの。

10リンギ(310円位)

 

 

おじさんは、サービスで袋にニワトリの絵を描いてくれた。

 

 

「コレで鶏肉カレーってわかるだろう?」

 

 

いい人だ~~~!!

 

 

シンプルだけど味のあるニワトリの絵。

かなり嬉しい。


 

さらにスーパーでたんまりスパイスを買い込んで

北京に持って帰った。


スーツケースはスパイスの香りぷんぷん。

 

マレーシアの思い出の香りだ。