羊の季節 | 北京妄想王国

羊の季節

中国では、今日は旧正月の終わり。

通りでは、また花火や爆竹をバンバン鳴らし、

正月最後の夜を楽しんでいる。

 

ワタクシもボチボチ北京の王国に戻らねば~!! 

 

 

旧正月が明けるともう春・・。

 

中国人はそう言うけれど、

ワタクシにはまだまだ寒い北京の2月。

もうすぐシーズンも終わるであろう

好物を久しぶりに食べに行った。



寒い季節に美味しい北京の味。

毎回下痢確実とわかっていながら、

食べたくなる鍋。


火鍋!!!

 

火鍋

重慶火鍋

 

 

四川料理文化圏、重慶市の名物。

劇辛です!!


鍋が真ん中で仕切ってあり、

片方は劇辛、もう片方はマイルドなスープ。

辛い物好きも、嫌いな人も一緒に楽しめる鍋なのだ。
 

 

鍋と名前がついているが、

コレシャブシャブ」



羊肉

 

シャブシャブする肉の基本は

オーダーすると、キレイに巻かれて

ピラミッド状に積みあげられた羊肉が運ばれてくる。


その肉を、好きな方のスープにシャブシャブ。

ゴマ油におろしニンニクがたっぷり入ったタレを付けて食べる。

薬味にどっさりパクチーを入れるのが一般的。

(ワタクシは胡麻ダレ)

 

 

もともとワタクシは羊嫌い。

羊の本場北海道でさえ、食べることができなかった。

なのに、この火鍋は別。

新鮮で、羊特有の乳臭さもなく、いくつでもいけそう。

 

 

その羊たち、

モンゴル自治区あたりから牧草を食べながら

万里の長城近くまで移動してくるのが11月。

そしてそこで1ヶ月くらい放牧して休ませると、

どんどん脂がのってくる。


そして脂ののり切った羊が食卓にのぼるのが

1,2月・・と、聞いた。


 
まさに今が旬!(の終わり・・・に近いか?)


羊肉は体を温める作用があるらしく、

寒い北京の冬では、好んで食べられる。

 

「蒙古火鍋」「北京火鍋」などなど

お店によって味やスタイルは様々。

通年営業で、もちろん夏場でも食べることができるものだが

やっぱり寒いときに頂きたい一品。



南国の、華やかな色彩にあふれた料理に比べて

ちょっと粗野で無骨な感じのするメニューだけど

まさにソレが大陸テイスト!かな。