《前編》より
【オリオン座のミンタカ星】
もともとオリオンは緑豊かで、宇宙でも類を見ないほど多くの植物が生息している場所だったのです。
オリオン人は、巨体で背中に羽が生え、胸より下は獣の半身を持つ半人半獣のスフィンクスのような身体をしていて、不屈の精神を持つ存在たち。
彼らは自然の中で共に生き・・・(中略)・・・、平和な星だったのです。
中でもオリオンの中心の三つ星の一番右に位置するミンタカ星はあふれる水をたたえ、人魚のような水中生物が住み、そこで歌い、遊び、泳ぎ、すべての存在たちが感謝とともに暮らす日々がありました。(p.70-71)
オリオン座の象徴として描かれている半身半獣の絵は、そこに住む生命体の形そのもの。広大な宇宙には、ヒューマノイド型(人間型)の以外の生命体も、数多存在する。「ヒューマノイド型以外は、知的生命体ではない」と思い込んでいるとしたら、意識の進化が遅れてい過ぎる証拠。
《参照》 『覚醒への道』サアラ(徳間書店)《前編》
【さまざまな宇宙種族】
《参照》 『覚醒への旅路』 坂本政道 (ハート出版)
【宇宙における生命形態】
《参照》 『レムリアの叡智』オレリア・ルイーズ・ジョーンズ(太陽出版)《後編》
【宇宙の兄弟たち】
【オリオン大戦】
ところが、いつしかこの星は光と闇という両極の争う戦場となり、・・・(中略)・・・、ここにいる存在たちは戦いで使用される兵器によって、身体だけでなくエーテル体やアストラル体などオーラ全体までが破壊されるほどの攻撃により闇に支配されてしまいました。
そして、彼らの身体は一度破壊されると、・・・(中略)・・・惑星外で転生できないようになってしまったのです。
彼らの惑星の周囲には見えない網が張り巡らされて逃げられず、何世代、何世紀にもわたり戦争に従属させられる支配システムが構築されてしまったのです。(p.71)
ここにある “見えない網” とは、下記リンクにある “オリオンの網” のこと。
《参照》 『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《前編》
【オリオンの網】
【オリオンの記憶:『スター・ウォーズ』と『デューン砂の惑星』】
意識の力を使って争いの場から文字通り姿を消して網の目をかいくぐり、惑星外へと転生を果たす魂の錬金術も支配下の目を盗んで発達しました。(p.75)
【アンドロメダから見たオリオン】
私たちアンドロメダからたどり着いた一行は、その惨状を目の当たりにすると圧倒されてしまいました。
遠く離れたところから見るそれらの営みは鮮烈で華々しく映ってはいたけれど、実際にその渦中では苦しみと痛み、血と涙に覆われたすさまじい光景がそこにはあったのです。
すべてを受け入れてとろとろに溶けている私たちとは違い、こちらの世界の人々は、バキバキに浮き上がって、ぶつかり合い、火花を散らしていることに驚くばかり。
これが命の表現なのかと、目を見開き呼吸するのを忘れるほどです。(p.75-76)
アンドロメダから見た現在の地球も、まったく同じだろう。
存在形態が流動体から固体(肉体)へと移行し、精神が未発達のままだと、どの星系であれオリオン大戦のような事態へと向かってしまう可能性は常にある。
だからこそ、そのような崩壊を防ぐために地球生命圏には、アンドロメダのエネルギーを濃く受け継いでいる日本人が住むように計画されたのであり、その役割が期待されているのである。
《参照》 『至高神 大宇宙大和神の教え』松久正(青林堂)《1/3》
【神国・日本の大本:大宇宙大和神】
《参照》 『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《後編》
【一体意識への先導役】
【日本人:地球を統合する使命】
宇宙史的に、類稀なる時のタイミングに居合わせながら、このまま呆然と生きているだけなら、多くの日本人は、チコちゃんに叱られるだろう。
「(時が迫ってんのに、いつまでも)ボーっと生きてんじゃねえよ!」って。
【今はなきミンタカ星】
夜空を見上げると発見できるオリオン座の真ん中三つ星の一番右の星が、ミンタカ。
ミンタカ星は、地球にまだ光を届け続けているけれど、実際に今ではもう悲しみの中で破裂してしまっている。・・・(中略)・・・。
夜空を見上げたときに見えるその光に、あなたはどのような一言をかけるでしょうか?
また、犠牲になった大勢の戦士たちの魂も、故郷を失ったオリオン人たちの魂も、まだその場所からミンタカと共に光を届けています。
その魂たちに、あなたはどのような声をかけるのでしょうか? (p.82)
地球とミンタカの距離は、三次元物理学の指標ではおよそ700光年。故に、破裂した時から700年の間は、いまだに存在している星であるかのように見ることができる。
星々は、すべて寿命によってその生涯を終えるわけではない。ミンタカもマルデックも宇宙戦争によって破壊されたのである。現在の地球もミンタカやマルデック同様、闇の勢力が行使する科学力で消すことはできてしまうのである。
《参照》 『アセンションプロ集団「ラー一族」』ラリア(ヒカルランド)《4/4》
【地球人類に必要なもう一つの学び】
【オリオン大戦の第2の舞台】
そんな中、地球へと度々訪れているプレアデス人の話を聞くことになります。
太陽系には、地球という惑星があること。
そしてそこは、オリオン大戦の第2の舞台となる可能性があるだけでなく、光と闇の最終局面の戦いが行われていて、破滅へと向かうか、統合へと向かうかの岐路に立っている、と。(p.93-94)
オリオン大戦の生き残りは、プレアデス以外にも他の星々へと散らばり、支配帝国軍は太陽系のマルデック星へと転生し、再びそこは戦場となりミンタカ星のように砕け散ったということを知りました。
また、その隣の火星も焼け野原となり、火星の隣の地球がその犠牲になりはじめていたのです。(p.94)
マルデック星は、かつて火星と木星の間にあった太陽系惑星の一つ。現在は粉々の帯状小惑星帯となって太陽の周りを廻っている。(p.95)
スターウォーズ(星間戦争)は、現在の地球でも行われている真っ最中。
【プレアデスにて】
さて私は、ここでもまだアンドロメダ人でした。
身体を天の川銀河仕様に変化させていたとはいえ、水溶性の身体は完全に物質的なものにはなっていませんでした。
そこで、自らが水の状態になって湖の中で漂い、水を送信機としてアンドロメダの意識とつながりました。(p.92)
追跡GPSで検出されないように微細な高周波を使って、天の川銀河で体験したデータをアンドロメダの家族へ送ると、反対にアンドロメダの家族の方は、私への癒しと完全なる受容と愛を送ってきてくれました。
そのような暮らしがどれほど続いたでしょうか。
私たちはとても平和でしたが、やはり、そこでは怯えたように身を潜めながら暮らしていたのです。
その頃の私は、アンドロメダ型プレアデス人になっていて、自身の溶ける性質を用いて皆の固まった心を溶かしていくのが仕事となっていました。(p.92-93)
この個所を書き出しておいたのは、宝甕宮の2000年期に入って行くこれからの地球人類は、水の特性を知ることで、より優れた超高度な文明を築くことになっているから。
《参照》 『覚醒への道』サアラ(徳間書店)《後編》
【人工知能のもとは、プラズマ=水】
【水の世界】
【地球にて】
私はオリオンで戦争が終わった時のように、地球惑星内にイズネスと一体である波動を注入することが一番良い方法だと思えました。
そのためには、アンドロメダの受容エネルギーをシャンバラと地上につなぐことが、最も私らしいやり方だと感じました。
それには、たくさんの宇宙意識が出入りするインドという土地が一番適していると考えました。(p.127)
地球での次の人生として、私は南インドのある地方で「デーヴァダーシ(デーヴァ=神、ダーシ=仕えるもの)」と呼ばれる踊り子として生まれることにしました。
私の特性である、すべてと溶け合うアンドロメダの個性は、この地球では空気の中を泳ぎながら踊ることがとっても合っていると思ったからです。(p.130)
インドで舞踏といえば、旅の途上で観た旋回を主としたセマーのような舞踏を想起するのだけれど、旋回舞踏は、宇宙流動エネルギーを取込むための舞踏だろう。
《参照》 『狂の精神史』中西進(講談社文庫)
【狂ほす】
《参照》 『トニー流 幸せを栽培する方法』トニー・ラズロ(ソフトバンククリエイティブ)
【セマー】
《参照》 『ガイアの法則』千賀一生(徳間書店)《中編》
【意識領域の拡大とスピン(回転)運動】
《参照》 『人体と宇宙のリズム』ルドルフ・シュタイナー(風濤社)
【踊りと体操】
額の汗が頬を伝うときすべては混じり合い、大きなうねりとなって宇宙へと放たれ、そのうねりは地上を浄化し、地球の中心のシャンバラのエネルギーを汲み上げ、イズネスと一体となるエネルギーとして地上と人々の心の中へとあふれ出すのです。(p.131)
【 “アンドロメダの常識” とかけ離れた “地球のルール”】
地上は、なんて“個であること”に固執しているのでしょうか。
私はアンドロメダの常識とはかけ離れたこのルールに驚きました。(p.132)
きっとそれは物理的な肉体という性質がそうさせるのでしょう。(p.133)
流動体としての生命形態を持っているアンドロメダでは、
皆が自分のすべてを他者に明け渡し委ね、信頼して愛し合い同化したうねりの中で終わることない、めくるめくエクスタシーが私たちの生命力でした。
男女の性別や個性などの違いはあるものの、その人の男性的側面と女性的側面のバランスとして、私たちは男女という区別もなく自由に交わっていました。(p.133)
一方、肉体としての生命形態を持っている地球では、
1人の特定の人とセックスすることが美徳とされ、結婚という制度が重要視されていました。そうすることによって、個人のエネルギーの変化は最小限にとどめられ、血統や家庭、階級というシステムやその中にある哲学、ルールが守られるからです。
私は “守る” という概念が抜け落ちており、これにとても戸惑いました。アンドロメダでは守るべき相手や他者、枠組みや所有などは存在しておらず、変容は毎瞬歓迎されるものだったからです。(p.133)
地上における歴史を通して見るなら、唯物史観と宗教的倫理観は並走的に進展することで、地球は急速に物質的繁栄を築き上げてきたといえる。“個の概念” と “所有という概念” の進展に応じてきたとも言い換えることができる。これこそが、肉体という生命形態を持つ地球人が陥った罠ともいうべき隘路逢着過程だったのだけれど、それに気づいている人々はそれほど多くない。
【地球における結婚制度のメリット】
一方で、アンドロメダ的生き方が、地球社会においてはデメリットとなってしまう点も確かに存在する。
アンドロメダの流動的生き方は、肉体を持つ地球では交わった人々のさまざまなエネルギーが流れることなく溜まってしまい、次第にそれが溜まると穢れとなっていきました。
その時私は、この穢れを嫌うためにここでは結婚制度が重要視されているのだなと気がつきました。
それまで、イズネスの純粋エネルギーで穢れは流せていたのですが、黒魔術で縛られた私の身体はイズネスのエネルギーを受容することが難しくなり、次第に、あらゆる不調が襲いかかり、人々の念が私の中を食い荒らすようになってゆきました。
私はやがて息も絶え絶えとなり、生きた屍になっていったのです。(p.134)
イズネスの純粋エネルギーと定常的につながれるのは、よほど霊的に優れた資質の人のみだろう。故にこそ、乱脈な交わりは、自らの霊性を損なう致命的な行為という結果になってしまう。
《参照》 『ガイアの法則[Ⅱ]』千賀一生(ヒカルランド)《後編》
【天性と霊性を損なう乱脈なセックス】
《参照》 『神界からの神通力』深見東州(たちばな出版)《後編》
【プレイボーイの末路】
《参照》 『いい女は、セックスしない』石崎正浩(なあぷる)
【セックスの落とし穴】
現在の地球は、闇の支配者(DS)たちが計画してきた作為に嵌って、経済的窮状の中にある人々が大多数だろう。故にこそ、糊口を凌ぐ為に春を商う女性たちはアンダーグラウンドで間違いなく増えている。そのような人々と交わるのは、双方にとって穢れの累積にしかならず、いずれかがコロナのワクチン接種を受けているなら、他方も終わりの印を打刻されることになることは、重々知っておくべき。
結婚相手の選択に関しても、ワクチン接種を受けているもの者同士、受けていない者同士という2つに分かれてゆくだろう。
本書は、イズネスから分かれて、いくつもの星々を巡りながら愛を学んでゆく過程が描かれている良書であり、終盤には魂の片割れとの出会い体験についても書かれているけれど、長い読書記録になり過ぎたので、ここで終わりにします。
<了>