スピリチュアルの本質を踏まえている人なら、「私たちの魂は、自分自身を知るために、根源から別れ出て、数多の星を経由しつつ、現在は二元性の窮まった特異点上にある地球での体験をから学んでいる」という認識を持っているはず。そんな人なら直ぐに引き込まれるだろう。

 副題は「多次元の記憶で綴った星たちの物語」となっているけれど、これぞまさに「星間を巡ってきた魂のオデッセイ」そのものであり、具体的であるからこそ、分かりやすく惹き込まれる内容になっている。2023年3月初版。

 

 

【天の川銀河とアンドロメダ銀河】

 私の魂は、地球から約250万光年離れているアンドロメダ銀河から、この地球へとやってきました。

 地球を含む天の川(ミルキーウェイ)銀河とアンドロメダ銀河は、約40億年の時をかけて今、少しずつ近づいています。

さらに、秒速100km以上の速さで強烈にお互いが引きつけ合い、約40億年後には2つの銀河は衝突し、そこからは約20億年かけてひとつに融合して、合体するとミルコメダ銀河となる運命の中にいるようです。

 実際には、銀河を含むエーテル体である「銀河ハロー(銀河全体を包み込む希薄な星間物質)」同士は、すでに衝突をしています。

アンドロメダ銀河の魂と天の川銀河の魂は今、互いに熱烈に恋をして惹かれ合い、愛し合い、溶け合い、ひとつになる道の途上の素晴らしい愛の中にいます。(p.20)

 以下のアンドロメダ関連のリンクには、同様なことや、地球進化の鍵となる+αが記述されている。

  《参照》 『2012人類大転換』坂本政道(ハート出版)

         【結合による創造エネルギー】

  《参照》 『シャンバラからの超レッスン』ぺガサス(ヒカルランド)《前編》
         【金星vs火星 どころじゃない】

  《参照》 『地球を救う愛のスイッチ』ペガサス(ヒカルランド)《前編》

         【宇宙のバランサー:天の川銀河とアンドロメダ銀河】

  《参照》 『なぜ天変地異は起こるのか』アマーリエ(ヒカルランド)
         【天の川銀河の役割】

  《参照》 『シャンバラからの超レッスン』ぺガサス(ヒカルランド)《中編》

         【地球進化の波動元】

 下記リンクには、日本人とアンドロメダ銀河との特別な関係が記述されている。

  《参照》 『天の岩戸開き アセンション・スターゲイト』Ai(明窓出版)《前編》

         【「光のシナジー」を起こすべきアセンション・リーダー国】

 これから60億年という時の中でアンドロメダ人とミルキーウェイ人は出合い続け、恋のはじまりのように初々しく交流を深め、たくさんの愛を交わして、新しい愛の形を作り上げていくことでしょう。

 私はそのためにアンドロメダから、このミルキーウェイへと愛の証として贈られたひとつの命。

 アンドロメダがミルキーウェイにひとつの優しいキスを送りたくて、私を遣わせたのです。(p.21-22)

「アンドロメダ銀河と天の川銀河は、長い時間の中で惹かれ合い合体し、やがて壮大なイズネスとなる」

 イズネスは、アンドロメダ銀河と天の川銀河の融合の運命についても教えてくれました。(p.55)

 

 

【イズネス】

 大いなるすべてである“ひとつなるもの”は、自分を分割させることで私たちを生み出しました。

 そこから、大いなるすべてのいいところをそれぞれが分け合い、数え切れないほど無数に分かれたのです。そう、私たちは素晴らしい体験をするためにバラバラの存在になったのです。

 私たちが生まれた時、大いなるすべては、ようやく自分を認識し、自分を発見することができました。

 自分を知ること。大いなるすべてが永久の中で求めてきたことが、今ここに創造されたのです。

 大いなるすべてから分かれた私たちは、自分たちを生み出した親である、すべての創造主を「イズネス」と呼びました。(p.27)

 「イズネス」= “ひとつなるもの” = “一元性世界”

 

 

【2つのルール】

イズネスの子どもたち、いわゆる小さなイズネスの“魂”として生れ出た私たちは、その時からまだ一度も死んだことはありません。

「私」が生まれると「私じゃないもの」も、同時に生まれました。

「ひとつ」から「ふたつ」という考え方、聖なる“2つのルール”が誕生したのです。(p.28)

 “2つのルール” とは、“二元性世界” のことを言っている。

 それは愛でしかない私たちが皆、たったひとつだけのイズネスという絶対的な完全無欠の永久の中では味わうことのできなかった素晴らしい試みだったのです。(p.29)

 

 

【3つのルール】

「1つ」から「2つ」という考え方が生まれると、当然「3つ」という考え方も生まれてきました。

「ここ」と「あそこ」が存在するためには、それを包み込む3つ目のものが必要なのです。

 そうなると、さらに物事は複雑に展開していきました。三位一体“3つのルール”がここで生まれました。

 それは、「知る」「体験」「存在」の3つ。

 私たちはまず知り、体験を味わい、自らが選んだ存在になる。

 3つで回りながら完成させて、また3つを繰り返しながら、その輪は終わることなく循環し続け、輪が回るほどに大きく進化していくことができます。

 イズネスもまた、私たちの創造を通して自らの無限を知り、体験し、存在し、また自らの愛を知り、体験し、存在し、・・・・と、果てしなく創造していくという冒険旅行にワクワクしてきました。(p.29-30)

 この記述から、私たちの魂が遍歴する理由が分かるだろう。

 そう、私たちの魂は、二元性世界で様々な体験をするためにこそ、大いなるすべてから分かれ出てきたのだということ。様々な体験を集め、それらを大いなるすべてに持ち帰る。そのために魂は転生を繰り返してきた。

 魂は、二元性の両方(両極)を体験することで、より深い学びを得ることができる。成功する体験、失敗する体験。殺す体験、殺される体験。超富豪で生きる体験、ド貧困で生きる体験。それぞれの体験を、自惚れたり、憧れたり、妬んだり、嘆いたりだけで終わっているのなら、あまりにも視点が低すぎるだろう。“高い視点=魂の視点” で観ることができなければ、この二元性世界で生きている意味など到底見いだせはしない。

 《参照》 『覚醒への旅路』 坂本政道 (ハート出版)

       【 I/There の目的<体験を集める>】

 

 

【素晴らしい旅】

 皆が創造主となって2つのルールと3つのルールを使いこなしながら、この宇宙の内部を思い思いに彩り創りはじめたのです。

この旅の行き着く先はイズネスのもとへ行き、また再びにひとつなるものへと帰ってくること。

 どの道を通っても、ペースはバラバラでも帰る場所はみんな同じで、ひとつ。

 故郷に帰りつくまでの道すがらを存分に味わい、自分自身を十分に体験して、何にでもなれる素晴らしい旅です。(p.32)

 ワンネスから分離した魂の旅路に関するこのような内容は、下記リンク著作でも主題として記述されている。

  《参照》  『神との対話 フォトブック』ニール・ドナルド・ウォルシュ(サンマーク出版)

 

 

【リラの遺伝子研究所にて】

 自分の名前を持った私は、物理次元へと降りて人間という身体を持つことを決め、まずはこと座(リラ、またはライラ)へと旅立ちました。・・・(中略)・・・。

 こと座は、イズネスの純粋エネルギーが細分化した魂の遺伝子を瞬時に解読、分解、結合して、炭素から様々なヒューマノイド型(人間型)生命体を創造する研究の場となっていました。(p.40)

  《参照》 『覚醒への道』サアラ(徳間書店)《前編》

         【ヒューマノイド型人類の起源】

  《参照》 『プリズム・オブ・リラ』リサ・ロイヤル&キース・プリースト(ネオデルフィ)

         【タイトル解題:『プリズム・オブ・リラ』 】

 私はその部屋の中心に立ち、自分の望む形、匂い、音、感覚を細かくイメージしました。・・・(中略)・・・。

 私は3つのルールの想像、言葉、在り方の3段階で、イズネスに与えられたイマジネーションによる想像力を使って、私の身体という初めての物質創造を行いました。(p.41)

 その結果できた身体について、担当したリラの研究員は、以下のように言っている。

 

 

【アンドロメダ仕様】

「柔らかさと質感を重視したあなたの身体は、物質と非物質の中間のアンドロメダ型プラズマ仕様です。あなたの身体は、両手、両足、頭部を持つヒューマノイド型ではあるのですが、水と気体とプラズマで構成されている流動体で、波動を調整しながら自由自在に身体を変形させることができます。この種はもともとアンドロメダ銀河に住んでいる種族です。あなたと同じような魂を持つ人たちが住んでいるので、その星をあなたのホームにするといいですよ。また、アンドロメダはすべての物質が水や空気、プラズマの間を一定に止まることなく柔らかく流れる星で、心とエネルギーの状態で自身の身体だけでなく惑星の物質全体が変化し続ける創造と芸術の星です。水性が強いために他者と混じり合い、溶け合う力が強いです。寿命はおおよそ2、3万年で、大切に扱えばそれ以上の耐性があります。どうか、あなた自身を表現した身体として末長く大切にしてください」(p.42)

 アンドロメダの特質がよくわかる内容だったので書き出しておいた。

 身体(存在形態)の特徴と、星の文明の在り方は、当然のことながら強く相関している。

 その解釈例として、「彼ら(肉体を持つ地球人)は、私たち(流動体のアンドロメダ人)のように、融合しながら愛に漂うのではなく、ぶつかり合いながら愛を絞り出している」とも表現されている。

 アルクネーメ(著者)は、このような相違点に惹かれたからこそ、アンドロメダから地球にやってくることを選んだ。

 アンドロメダ星系の魂を持つ人々は、地球文明圏にあっても、芸術系の才能を持ち、芸術に関わる人生を選択し営んでいる人々が多いことだろう。

 

 

《後編》